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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №100 [ことだま五七五]

       読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆ 11月18日、25日放送分

       川柳家・コピーライター  水野タケシ

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」
2020年11月18日放送分です。

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11月とは思えない陽気!!

「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/JCD-h3kSkoQ

【質問】
いつも親子でお世話になってありがとうございます。
質問ですが、先日プレバトで9、8の破調の句をいくつか見ました。
川柳においてもありなのでしょうか?(うさぎの小雪さん)
https://youtu.be/JCD-h3kSkoQ

(みなさんの川柳)※敬称略 今週は159句の投稿がありました!
・お隣りもそのお隣りも冬支度(名人・重田愛子)
・メルカリで父の宝を売る娘(東孝案)
・質問にまともに答えないのが政治(ホッと射て)
・ 9時半が近づくこれはやな予感(おむすび)
・ユリコなら2年連続マスク賞(パリっ子)
・気が付けば同じ話をまたしてる(模名理座)
・母さんのボンキュッボンのキュッはむね(名人・わこりん)
・言い訳と愚痴は妻より犬が聞き(名人・やんちゃん)
・飲む塗る差す薬いろいろ30分(名人・龍龍龍)
・眞子さまはこんなお齢と知りました(大名人・平谷妙子)
・何ごともなく終わる夜にあった幸(じゅんじゅん)
・京セラでホークス優位乞うご期待(ベルマーレあんちゃん)
・対立と分断を産む民主主義(司会者=名人・あさひろ)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。今週は 紅葉・落葉を句材に、しみじみとした句も。先週 気象庁は花の開花や鶯の初鳴きなどから季節の移ろいをとらえる『生物季節観測』を廃止、縮小すると発表。そこでボツのツボ『初鳴き日初見遠くかすむ四季』里山わらびさん。コンピュータデータだけで無く、肌感覚も大切ですよね。」

・晩秋の洋服迷う寒暖差(大名人・アンリ)
・一人部屋叶わぬままに歳をとり(大名人・ポテコ)
・素の自分トイレに置いてさあ仕事(名人・マルコ)
・ファンブック紅・白ときて次は何? (ワイン鍋)
・厳寒と猛暑のお詫び紅葉燃え(柳王・光ターン)
・若隆景早口言葉のような四股名(のりりん)
・いつの日かGoTo宇宙キャンペーン(うさぎの小雪)
・わたしもね翻弄されて舞う落ち葉(和こころ)

☆タケシのヒント!
「和こころさん、これで3回目の秀逸です。名人昇進です。おめでとうございます!コロナ禍でみんな翻弄されていますが、道に落ちてから結構しぶといのが落ち葉でもあります。しぶとく生き抜いてまいりましょう。」

・遠回り枯れ葉踏む音を聞きたくて(大名人・けんけん)
・GoToに行くはあなたと言う政府(ペンギン)
・霜月に夏日が続くヘンな年(名人 ・はる)
・ダンボール猫と子供はすぐ入る(柳王・入り江わに)
・紅葉の掃く手を止める鮮やかさ(名人・不美子)
・バッハ氏は割と飛沫の飛ぶ名前(柳王・ユリコ)
・大関の喜びを知るカド番で(soji)
・消毒をひたすらしてるおもてなし(名人・ぼうちゃん)
・マッチでも恋の火遊びするんだね(紗月めい)
・菅さんの監視カメラのような両目(しゃま)
・五十路過ぎ宇宙まで行くフロンティア(黒耀舎)
・紅白は横文字だらけ顔知らず(大名人・フーマー)
・駄々こねる自分ファーストだったのね(里山わらび)
・大相撲気になるワあのワンピース(大名人・かたつむり)

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◎今週の一句・わたしもね翻弄されて舞う落ち葉(和こころ)
◯2席・何ごともなく終わる夜にあった幸(じゅんじゅん)
◯3席・素の自分トイレに置いてさあ仕事(名人・マルコ)

【お知らせ】
コロナ禍にも負けずに9月の終わりから編集作業を行ってきた
毎日新聞の「仲畑流万能川柳ファンブック」109号(12月号)、
この月曜日に校正を終了、あとは印刷するだけとなりました!!
予定通り、12月の初めにはお手音に届きますので、どうぞお楽しみお待ちくださいませ!!

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【放送後記】
仲畑流万能川柳ファンブックは
基本的には5人で制作しているのですが、
そのうち2人がこのコロナ禍の経済的な理由で
離脱することになってしまいました。
コロナがなければこんなことにならなかったのに……本当に残念です。(タケシ拝)

◆2020年11月25日放送分です。 

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来週は師走。。。

放送の音源・・・https://youtu.be/XjvI0C91lj0

【お知らせ1】
今年6月1日から7月いっぱいまで募集していました、
第47回沼津市芸術祭 文芸部門「ぬまづ文芸」が発刊になりました!!
受賞された皆様、おめでとうございます!!
ぬまづ文芸は1冊1,000円。
購入申し込みは、沼津文化協会、電話055-952-6597
(月曜を除く平日13:00~16:30) までお願いいたします!!

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(みなさんの川柳)※敬称略 今週は192句の投稿がありました!
・青い空コロナで疲れ寝かせてよ(初投稿・金太郎丸)
・焼き芋は落ち葉だけではとても無理(東孝案)
・一巻と絵柄が違う最新刊(おむすび)
・起立礼着席君の声が好き(うさぎの小雪)
・ラクじゃないらくらくノート入りません(名人・わこりん)
・庭先のススキが揺れる見て飽きぬ(模名理座)
・ボジョレー飲んでみたけどこんなもの(名人・キジバト交通)
・青空も雲も夕日も無い宇宙(名人・龍龍龍)
・ぱみゅぱみゅに若隆景と黄巻紙(居酒屋たつみ)
・15日溜りの女性(ひと)の違う服(柳王・雷作)
・初恋の人に会わない方がいい(名人・六文銭)
・ポイントにつられ節約また忘れ(名人・やんちゃん)
・ 五つの小も一つオマケに小池の小(司会者=名人・あさひろ)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。192句の投稿ありがとうございます。今週は15才の若者の参加も。新風を吹き込んで下さい。11月22日は“いい夫婦の日” 夫婦関連句も多数。ボツのツボ『相づちの無きにも慣れて夫婦の日』重田愛子さん。結婚生活何年かも解らなくなる頃、不自然さが“自然な関係”になるのかもしれませんね。

・漬物とご飯に納豆昭和の子(じゅんじゅん)
・サポーター見ぬ照ノ富士見てみたい(大名人・東海島田宿)
・土曜日は仕事なんですポテコさん(soji)
・水道代ぎょっとするほど手を洗い(ワイン鍋)
・ああついに菊人形までマスク掛け(名人・不美子)
・GoToは自分いいけど他人はダメ(大名人・荻笑)
・国か都かゆずりあってる時じゃない(ペンギン)
・強すぎるソフトバンクがつまらない(柳王・春爺)
・おいおせちステイホームを知ってるな(柳王・鵜野森マコピイ)
・週明けのだるさにキツイ向かい風(名人・はる)
・軟骨の唐揚げ何羽分想う(名人・ぼうちゃん)
・パンティの前にマスクを剥ぎ取られ(柳王・ユリコ)
・3連休予想通りだどこも密(のりりん)
・ストレスの爆発先の嵐山(しゃま)
・「すごい人」そういう君も旅の人(大名人・けんけん)
・Go to or not go to菅如何に(パリっ子)
・鷹の前子うさぎとなる原巨人(大名人・フーマー)
・忘れてた見上げる事を冬花火(大名人・かたつむり)  

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・感染が紅葉してる日本中(大名人・アンリ)

☆タケシのヒント!
「『感染が紅葉してる』がとにかくうまい。映像が見えてきますね。感染も早く散って、枯れ葉になってくれると良いのですが……。」

・のちの世に恥じない施策して欲しい(柳王・入り江わに)
・待ったなし看板の綱しめなおし(里山わらび)
・全集中やればできると知るワクチン(名人・マルコ)

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・いい夫婦亭主黙っていい夫婦(恋するサボテンちゃん)

◎今週の一句
・感染が紅葉してる日本中(大名人・アンリ)
〇2席・「すごい人」そういう君も旅の人(大名人・けんけん)
〇3席・ストレスの爆発先の嵐山(しゃま)

【お知らせ2】
テレビ朝日の「川柳居酒屋なつみ」、先週でウエンツ瑛士さんの放送分が終わり、
今週からは今大人気のお笑い芸人、納言のみゆきさんとラランドのサーヤさんの回がスタートします!!
来年大ブレーク確実の納言とラランドですので、ぜひこの機会に覚えておきましょう!! 

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【放送後記】
放送が終わってビックリ!!
雨の中、けんけん大名人が遊びに来てくださいました!!
けんけん大名人は今朝2席。アンリ大名人の一句を見るまでは、
秀逸だったのですが、残念!!
秀逸あと1句で柳王昇進のけんけん大名人。
「私には(柳王は)荷が重い」なんて謙遜せず、ますます楽しくご健吟下さいね!!(タケシ拝)
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」http://ameblo.jp/takeshi-0719/ 





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日めくり汀女俳句 №70 [ことだま五七五]

七月二十三日~七月二十五日

       俳句  中村汀女・文  中村一枝

七月二十三日
水中花急ぎ心が開かしむ
          『軒紅梅』 水中花=夏
 汀女が一人っ子であったことをとてもよくわかると思うことがあった。私も十五の年、弟が生まれる迄一人っ子だった。きょうだいと言うふだんの生活での子供同志のふれ合いがないのはとても不幸なことだ。子供はそこでさまざまの人間関係のわざを経験する。体の弱かった私は、ほとんど家の中で大人だけが相手だった。愛され、ちやほやされ、好きな事ができた。私はとても我ままな子だった。
 汀女にも同じ面はあったろう。只彼女の周りにはふんだんに自然があり、子供達もいた。我慢も又教えられた。一人っ子の長所、一つだけある。それは決して意地悪でないこと。

七月二十四比
へらへらとネオンまづ点き蚊喰鳥
            『紅白梅』 蚊喰鳥=夏
 汀女の句集を見ていて夏の項目の中に蚊喰鳥(蝙蝠・こうもり)の句の多いのに驚いた。夫に「昔、この辺にも蝙蝠がいたの?」と聞くと「ああ、そこいら中にいた」という返事だった。今この辺りで蝙蝠など見かけたことはないが、二十年くらい前には近くの大井町駅の引込線の辺りに蝙蝠が住んでいた。今はいかがなのだろう。蝙蝠など山の洞くつに住むものと思いこんでいた私には、蝙蝠が人のざわめく町の周辺をさまよい歩いている光景など想像もつかない。姿形が不気味だからと、つい人はどんどん自然を遠ざけていく。

七月二十五日
ちんどんや疲れてもどる夏の月
           『汀女句集』 夏の月=夏
 ちんどんやを最近見たことがない。町の角からあの独特のリズムと哀愁を帯びたメロディが聞こえるとつい体をゆすりたくなる。
「私、ちんどんや大好き」と言ったら、ちょうどその場に居合わせた古本屋の関口さんが「えっ、奥さんちんどんや好き? 実は私はちんどんやには目がないの」
 関口さんは変人奇人で通る古本屋さんで、文人の知己が多く一寸とした有名人だった。二十年前亡くなったが、ちんどんやの書を開くと、私は関口さん愛用の大ぶりの骨格の自転車と唐草模様の風呂敷が目に浮かぶ。

『日めくり汀女俳句』 邑書林


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草木塔 №76 [ことだま五七五]

 孤寒 1

             俳人  種田山頭火

  だまつてあそぶ鳥の一羽が花のなか

  春風の蓑虫ひよいとのぞいた

  ひよいとのぞいて蓑虫は鳴かない

  もらうてもどるあたたかな水のこぼるるを

  とんからとんから何織るうららか

  ひなたはたのしく啼く鳥も蹄かぬ鳥も  


『草木塔』 青空文庫

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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №99 [ことだま五七五]

    読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆ 11月4日、11日放送分

       川柳家・コピーライター  水野タケシ

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」
2020年11月4日放送分です。 

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今年もあと2か月(汗)

「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
放送の音源・・・https://youtu.be/36_C5V9rsIo

【質問】
みなさまの川柳を読んでいますと、良い川柳というのは、
頭が良くなくてはできないのかなあというため息にも似た疑問が湧いてきます。
頭が良い方が良いのでしょうか?(平谷妙子さん) 

(みなさんの川柳)※敬称略 今週は165句の投稿がありました!
・ファンブックでお会いしました辰五郎さま(名人・重田愛子)
・気が付けば平均以下の金と髪(東孝案)
・ため息をつき過ぎたかな疲れたよ(恵庭弘)
・赤提灯コロナに負けて灯が消える(柳王・入り江わに)
・顔写真二度見されウツ抜け実感(初投稿=ねぎ)
・ソフトバンク スマホのセールやって欲し(名人・グランパ)
・ 100億を10日で稼ぐ炭治郎(おむすび)
・カレンダー今年も2枚になっちゃった(模名理座)
・たたき上げ民の味方と限らない(柳王・雷作)
・食べたいな落ち葉で焼いたさつまいも(名人・キジバト交通)
・句集歌集自費出版だョ辰五郎(辰五郎)
・土曜日も学校?! ピエンをこえパオン(名人・わこりん)
・早口で同時通訳聞き疲れ(大名人・東海島田宿)
・避けていた日向拾って歩くよに(名人・龍龍龍)
・歩けない歩かないから歩けない(大名人・ポテコ)

☆タケシのヒント!
「食欲の秋ということで、食べものの句、そしてダイエット系の句も多く寄せられました。ポテコ大名人の句もダイエット系の一句でしょうか。リフレイン(繰り返し)が効果的で、共感、笑いを誘いますね。」

・捜索をするのもされるのも捜索犬(名人・キャサリン)
・コワいなぁ生体実験始めたよ(大名人・平谷妙子)
・鳥想い眠れなくなる羽毛布団(柳王・光ターン)
・平等に町を照らしたブルームーン(名人・ぼうちゃん)
・仮装した渋谷センター街 サブい(うさぎの小雪)
・厚着して検温ピピピが聞こえない(ワイン鍋)
・コロナ禍で仲違いさえ感染し(じゅんじゅん)
・不祥事と不倫が盛んアスリート(柳王・春爺)
・都会ではハロウィンだなと月愛でる(柳王・ユリコ)
・このくら痩せてみろよとひめくりが(soji)
・逢える日の時計の針はゆっくり目(大名人・けんけん)
・駅伝のタスキが重い名門校(名人・はる)
・ブルームーン鷹と兎を祝福し(パリっ子)
・米選挙先進国と思えない(のりりん)
・課長にはみんなで守るディスタンス(しゃま)
・ヒュンヒュンヒュン良い事あるよ言うヤカン(大名人・かたつむり) 
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・あの頃を思い出させるヒット曲(大名人・アンリ)
・うちの飯ウマイマズイがあり飽きず(ペンギン)
・はやぶさのワクワク詰めた帰り道(里山わらび)
・東京と同じ仕組みはとらへんで(司会者=名人・あさひろ)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。今週はアメリカ大統領選挙、大阪都構想関連句など165句。コロナ関連句は相変わらず多く、季節の移ろいが感じられる句も。中で、ボツのツボは『山ほどにお金はあるが愛に飢え』やんちゃん。飢えてはいても、なんか、かっこいい!あさひろもこんなフレーズ一度でいいから言ってみたい!」

◎今週の一句・歩けない歩かないから歩けない(大名人・ポテコ)
◯2席・はやぶさのワクワク詰めた帰り道(里山わらび)
◯3席・逢える日の時計の針はゆっくり目(大名人・けんけん)

【お知らせ】
リニューアルオープンした、テレビ朝日の川柳居酒屋なつみ、
ついに10月30日金曜日の深夜0時50分、
タモリ倶楽部の後にスタートしました!!
ゲストはウエンツ瑛士さん!!
リニューアルということで、皆さんものすごく張り切っていましたねえ。
私も大爆笑して、何回も繰り返し見てしまいました
「川柳上達の道のり」なんて新企画もありました。
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『放送後記】
日曜日や祝日は少し早起きして、
のんびりゆったり朝風呂を楽しみます。
気に入りのラジオを聴きながらお風呂に入っていると「無」になれます。
コロナが収まったらスーパー銭湯に行きたいなあ。(タケシ拝)

○11日の放送です。

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立冬を過ぎました。。。。
放送の音源・・・https://youtu.be/HrqXW-QYjx0

【質問】
タケシ師匠に質問です。タケシ師匠は、多くの句の中から良い句を選ぶ機会が
多数あると思います。その時のコツを教えていただけますか。(平谷妙子さん) 

(みなさんの川柳)※敬称略 今週は183句の投稿がありました!
・葉が落ちるしかしぜい肉落ちません(初投稿=面食いヅカロック)
・菅さんも養成しているイエスマン(東孝案)
・デジタル化人との会話失くしてき(大名人・平谷妙子)
・今年こそ終わりにしたい年賀状(名人・キジバト交通)
・芋を焼き落ち葉天寿を全うす(うさぎの小雪)
・もう少し生きるつもりの冬支度(名人・重田愛子)
・ストーブを点けずに我慢まだしてる(恵庭弘)
・ 4(フォー)アウトまでと言い張る最終回(柳王・雷作)
・冬隣あたたかマスクに衣装替え(和こころ)
・タケシ師匠アベマのアプリ入れました(居酒屋たつみ)
・トランプの再選阻むエースのジョー(名人・あまでうす)
・妹が生まれ退くスターの座(じゅんじゅん)
・格好よく去ること出来ず悪あがき(名人・六文銭)
・出たくない寒い季節の落ち葉掃き(大名人・ポテコ)
・諦めるきっとあなたは諦めぬ(大名人・アンリ)
・立ち話する人最近増えたなぁ(ワイン鍋)
・プロ野球指名の分だけ斬られゆく(大名人・フーマー)
・なぜ私かくもヤキモキ米選挙(柳王・光ターン)
・心まで換気できそな高い空(里山わらび)
・コメントは差し控えると丁寧に(司会者=名人・あさひろ)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。今週も米大統領のトランプ氏、日本の新首相 菅総理関連句が多くありました。他に季節の移ろいを読んだ秀句も。ボツのツボは 重田愛子さんの『灯油売り愛の賛歌を響かせて』この時期特有の寂寞とした季節感、灯油と愛の賛歌の取り合わせの妙がいいですね。♪あなたぁの燃える手でぇ~」

・人妻と知らず追いかけ来た男(模名理座)
・禁足もニ度目になれどもまた君と(パリっ子)
・大物になると言われてこの体重(大名人・荻笑)

☆タケシのヒント!
「大物は大物でもカラダが大物だった、というのが面白いですね。『太った』『ヤセたい』だけでは句になりません。一工夫、必要なのです。」

・マスクして北風小僧やってくる(柳王・春爺)
・参ったな自分で書いた字が読めぬ(大名人・けんけん)
・墓場まで持ってく秘密また増えた(柳王・入り江わに)
・うちの子のすっぴん見たことない彼氏(名人・ぼうちゃん)
・ちょい油断してるとすぐに月曜日(名人・はる)
・来年もあるのかマスクニスト賞(柳王・ユリコ)
・居酒屋がハナキン復活させてくれ(名人・不美子)
・テレワークメール見たかもメールされ(しゃま)
・流行語くらいは明るい言葉がいい(よっきゅん)
・マスクつけ慣れたら恥ずかしい素顔(ペンギン)
・横綱がいないが普通になってきた(大名人・かたつむり)
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・親分が決まり安堵の菅総理(soji)
・夫よりメラニンが夫人潔い(のりりん)

◎今週の一句・大物になると言われてこの体重(大名人・荻笑)
◯2席・ 4アウトまでと言い張る最終回(柳王・雷作)
◯3席・芋を焼き落ち葉天寿を全うす(うさぎの小雪)

【お知らせ】
今年もやりますよ!!「そこで一句!川柳でふりかえるこの一年」
今年最後の水曜日、30日です!
まあ、今年は押し詰まってからの放送になりますね。
もう大掃除も終わってるかもしれませんから、
ノンビリしみじみ今年を振り返りながらお聴きいただきたいです。
  
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ラジオの後、今夜はテレビ朝日へ、
「川柳居酒屋なつみ」の収録に参加してきます。
ゲストが2人ということにぎやかな番組になりそう。
楽しみです!!(タケシ拝)
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」http://ameblo.jp/takeshi-0719/ 


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日めくり汀女俳句 №69 [ことだま五七五]

七月二十日~七月二十二日

     俳句  中村汀女・文  中村一枝

七月二十日
いづこへか兜虫(かぶとむし)やり登校す
         『汀女句集』 兜虫=夏
 一学期が終わった。新一年生にははじめての通知表。今は評価の仕方もつけ方もいろいろ変わっているらしいが、それでも通知表が新一年生にとって最初の社会の関門であることは間違いない。
 今も昔も子供の通知表の成績に一喜一憂するのは親の習い。私などいい成績などほとんど取らなかったが、五年生で東京から伊東に疎開で転校した途端、ずらっと優が並んでいるではないか。そのうれしかったこと、自分のやったことを認めて貰えた喜び、自信。通知表の意味はひとえにそこにつきるのだ。

七月二十一日
野茨や母は齢(よわい)を日に重ね
         『都鳥』 菜の花=夏
 昭和十九年、戦争は敗色の濃くなる一方でも、汀女は日本の勝利を信じていたのだろうか。
 その年、父平四郎が亡くなった。平四郎との別れも辛かったが、汀女にとって何よりの気がかりは、とうとう母が一人になってしまったということだった。一人娘の切なさを身にしみたであろう。
 この年、長女淳美子が結婚した。空襲はいよいよ激しく物資は窮乏するが、汀女は句を作り続ける。四十四歳という年齢は力も活力も備わっていた。近所中が疎開した中、汀女は東京に息子たちと残ったのだ。

七月二十二日
冷奴故郷の月はとく昇り
        『紅白梅』 冷奴=夏
 珍しく豆腐屋のラッパの音がした。暑い日の夕方、今夜のおかずは?などとたいていの主婦が少々うんざりと考えている時だから、反射的に表へとび出した。以前は自転車で回る豆腐売りを何度か見かけたが最近全く姿を見ない。
 通りには一台の白い乗用車、この車、二カ月ほど前、品川の方で見たことを思い出した。車で豆腐を売って歩く広域商売かと面白がっていたのだ。あっちの家、こっちの家から奥さん達がこぼれ出した。
 この暑さに誰もが同じ思いを。ひやっこい冷奴をたっぷり食べた。

『日めくり汀女俳句』 邑書林


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猿若句会秀句選 №111 [ことだま五七五]

              猿若句会2020年10月例会(10月17日)特選句集

            猿若句会会亭  中村信

鮭番屋鱗の光るゴム長靴   川上登美枝
刈田道転がってゐる猫車   高橋 均
久し振り慶事の靴を磨きおり   古明地昭雄
リハビリの父の掌に鳴る鬼胡桃   花柳小春
なかなかに去なぬ刈田の夕童子   丸本 武
銀座線べたら市より帰る人   宮島久代
横浜の港秋晴れ赤い靴   長谷川英夫
流れゆく胡桃どこまでも海までも   大橋一火

◆猿若句会十月例会の特選句集です。
  例によって一句だけ[鮭番屋鱗の光るゴム長靴 登美枝]の短評から始めます。今月の巻頭句は異色と云えば異色でしょか。「鮭番屋の軒先にゴム長靴が干してある。長靴には幾つもの鮭の鱗がこびり付いて光っている。」句意はそんなところでしょうか。問題は「番屋」をどこまで理解して作句されているかでした。席題「靴」(即興)句ですので、焦点は別になっています。そこが問題になりました。何となく「番屋」とはどんなものなのかイメージは他媒体から解かっているような気はします。しかし、それ以上に詳しくは知りません。句会に出席する人は、最低国語辞典と歳時記は携行しています。そこで、早速調べてみますがどれも頼りになりません。最近のスマホは小さな百科典的な機能を持つものもあります。しかし、これもあてになりませんでした。結局は自分の持てる知識の範囲内で、先の句意のイメージをどれだけ広げられるかになります。まさに「群盲、象を撫でる」(失礼)の図です。季語は「番屋」だけなのか? 「鮭番屋」は『デジタル辞泉』の鮭の副題だけにありましたが「鮭の番屋」としか書かれておらず問題になりません。「番屋の大きさは?」「何人くらいはいれるの?」「飲食は出来るの?」どこから仕入れた知識か「女人禁制?」[博打はいつ行われるの?]どんどん俳句とは関係ない方向にいきはじめました。「作者はどこまで知っていて作句しているの?」いい機会がきたと、会亭は機会を逃さず「種々あるでしょが、作者は何方でしょう?」すかさず「網走出身の登美枝です」本人と会亭・久代はわかっていたので沈黙を守っていたのですが解き明かしました。番外編ですが番屋の真実と詳細が明かされました。番屋はあくまでも禁漁の時間中・深夜に、鮭の盗漁を見回るための基点です。以上、一部のノンフィクション入りの番屋解説で終ります。
◆特選以外の秀作・佳作については、新ブログ[パソコミ誌『あ』の電脳版]http://a-houshin.hatenablog.com/に掲載しています。まだテスト版ですが、おいおい充実させてゆくつもりです。ご覧いただき・ご支援ください。




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草木塔 №75 [ことだま五七五]

銃後 5

           俳人  種田山頭火

     ほまれの家
  音は並んで日の丸はたたく

     歓送
  これが最後の日本の御飯を食べてゐる、汗
  ぢつと瞳が瞳に喰ひ入る瞳
  案山子もがつちり日の丸ふつてゐる

     戦傷兵士
  足は手は支那に残してふたたび日本に

『草木塔』 青空文庫

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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №98 [ことだま五七五]

   読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆10月14日、21日、28日放送分

        川柳家・コピーライター 水野タケシ

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
2020年10月14日放送分です。

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もう年末特番の告知。。。。

ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
放送の音源・・・https://youtu.be/yYqwu4ZqL-s

【お知らせ・その1】
今年もやりますよ!!「そこで一句!川柳でふりかえるこの一年」
今年最後の水曜日、30日です!
まあ、今年は押し詰まってからの放送になりますね。
もう大掃除も終わってるかもしれませんから、
ノンビリしみじみ今年を振り返りながらお聴きいただきたいです。

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(みなさんの川柳)※敬称略 今週は171句の投稿がありました!
・いつだってお友達です赤ポスト(名人・重田愛子)
・自己中は人も自分も守れない(うさぎの小雪)
・イライラはツイツイ甘い誘惑へ(大名人・ポテコ)
・アイドルもじわじわ進む高齢化(東孝案)
・コロナ禍がムダな会議をあぶりだす(おむすび)
・お断りかコロナだからと理由つけ(名人・キジバト交通)
・全国のはんこ屋さんは黙ってる?(恵庭弘)
・亡き夫のシャツをパジャマの上羽織り(模名理座)
・扇風機横にストーブ並ぶ居間(柳王・雷作)
・母連れて今が見頃の菊花展(名人・やんちゃん)
・値上げ機に禁煙します今度こそ(名人・グランパ)
・鉄面皮しかも鉄人トランプ氏(柳王・光ターン)
・義父逝って義母は理想のインテリア(たごティ)
・リモートの運動会はつまんない(柳王・鵜野森マコピィ)
・子供でも一人になりたい時がある(名人・わこりん)
・しゃべりたい口聞かされる耳(名人・六文銭)
・電線のトンボにもあるディスタンス(ワイン鍋)
・柳王になれどもくらう全句没(柳王・入り江わに)
・今になりゃアベさんの方可愛な(大名人・平谷妙子)
・死ぬ日まで子の教育をしてた母(名人・不美子)
・秋になり湯船で三番まで歌い(柳王・ユリコ)
・トランプ氏いなけりゃ困るワイドショー(大名人・けんけん)
・愛犬の瞳につらさ吸い込まれ(しゃま)
・総合的俯瞰的という誤魔化し語(司会者=名人・あさひろ)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。朝の情報番組には「今日の運勢」のコーナーが欠かせないようですね(モーニングワイドにはありませんが)アレを信じている人,どれ位いるのでしょうか?没の壺『3秒で忘れる運勢今日も見る』マルコ。そう中身よりもチェックするルーティーンが大事なのかも。今日のラッキーカラーは赤!」

・満腹でスーパー行くと買い過ぎず(のりりん)
・ウィルスは敵か味方かトランプ氏(soji)
・新人がマスクはずした顔新鮮(ぼうちゃん)

☆タケシのヒント!
「ぼうちゃんはこれで3回目の秀逸で名人昇進です。おめでとうございます!ちょっとした驚き、発見を素直に五七五にまとめました。ボツが続いている方、もっと素直にシンプルに、発見を五七五にまとめてみましょう。」

・鳥貴族貴族じゃないズルをする(よっきゅん)
・来年の師匠の句会楽しみに(大名人・アンリ)
・知恵しぼりコロナに負けない運動会(恋するサボテンちゃん)
・あの曲もこの曲も筒美京平氏(大名人・かたつむり) 
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・2粒の巨峰で朝のチャージする(名人・マルコ)
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・新米の夕餉しみじみ平和賞(里山わらび)
・初バイト秘宝館での電話番(辰五郎)
・ドラマ化で原作いじり不興買う(クッピー)

◎今週の一句・新人がマスクはずした顔新鮮(ぼうちゃん)
◯2席・死ぬ日まで子の教育をしてた母(名人・不美子)
◯3席・愛犬の瞳につらさ吸い込まれ(しゃま)

【お知らせ・その2】
テレビ朝日の「川柳居酒屋なつみ」、
しばらく改装のためお休みをいただいておりましたが、いよいよ、
テレビ朝日とインターネットTVのアベマTVにて営業再開いたします!!
第1回はテレビ朝日にて10月30日金曜日24時50分にリニューアルオープン!!

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50分というのは、あの有名なタモリ倶楽部の後ですね!!
以前よりずっと見やすくなると思います!!

【放送後記】
お酒の美味しい季節になってきました(いつもだろ!笑)。
そういえば、2月からお酒を飲みに行ってません。
コロナが収まったら、川柳仲間と飲みに行きたいなあ。
一日も早くまたそんな日が来ますように。(タケシ拝)

◆21日の放送です。

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寒暖のアップダウンが激し過ぎ。。。。
放送の音源・・・https://youtu.be/PgF9LsIY6eQ

【質問】
タケシ先生、あさひろ様、おはようございます。
質問です。タケシ先生は川柳作家ではなく川柳家を名乗っておられるようですが、
なぜですか?何か深い意味があるなら、教えてください。
またよかったら夢や野望など、あれば知りたいです。
お体に気を付けて、楽しい放送をお願いします。(アッチャンさん)

(みなさんの川柳)※敬称略 今週は176句の投稿がありました!
・栗ごはんただそれだけで嬉しくて(名人・重田愛子)
・マスクでもあなたの笑顔伝わるよ(おむすび)

☆タケシのヒント!
「シビアな句が多い中、今週の秀逸はおむすびさんの句です。やさしいつぶやきが、心にしみてきます。ほっこりとやさしい気持ちにさせていただきました。」

・コロナ禍で不安と体重増えていく(よっきゅん)
・済ませたい夜中のトイレリモートで(名人・キジバト交通)
・哀しみを誤魔化してきた笑い皺(恵庭弘)
・名人の娘にどうかと句を見せる(うさぎの小雪)
・母さんのせんりゅう心にひびかない(名人・わこりん)
・安倍が辞めトランプ辞めたら寂しいな(名人・六文銭)
・直売所並ぶ野菜で四季を知る(名人・キャサリン)
・なに着よう悩んでるまに冬がくる(初投稿=りんご)
・弔意とは他人(ひと)が指示するものじゃない(柳王・ 雷作)
・バイデン氏堅いマスクとグレタ付け(せきぼー)
・景色見てのむ生ビール最高よ(大名人・ポテコ)
・オシッコの近さで秋を実感し(柳王・ユリコ)
・都合よく打破と踏襲使い分け(ワイン鍋)
・前門のコロナ後門のイスラム(パリっ子)
・布団から出れず句作り寒い朝(柳王・光ターン)
・話したらすぐに見つかる探し物(じゅんじゅん)
・菅夫人三歩下がって影踏まず(柳王・鵜野森マコピイ)
・隠し場所変えたってこと覚えてる(大名人・萩笑)
・ウソみたい昨日クーラー今日暖房(のりりん)
・居酒屋の新装開店楽しみだ(名人・不美子)
・柿くれた通りかかって誉めただけ(大名人・けんけん)
・ハロウィーンと伸ばされるのが耳障り(soji)
・もう二度と言わないを聞く3回目(名人・はる)
・支持者までなんか似ている本人に(大名人・アンリ)
・レクチャーを孫から受けている鬼滅(大名人・フーマー)
・トランプさんカルトの教祖めいてきた(名人・ マルコ)
・幼稚園と園児の声は闇知らず(プチトマト)
・秋の夜に「おいで」の言葉だーいすき(大名人・かたつむり) 
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・ラジ川のエリザベスです重田さん(辰五郎)
・コロナなら騒ぐがウツはほっとく社(しゃま)
・立てこもるつもりなどなかったねクマ(ペンギン)
・政治家の覚悟も自ら改ざんし(司会者=名人・あさひろ)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。今年の「TOTOトイレ川柳」はラジ川リスナーのペンギンさん優秀賞、けんけんさん入選。おめでとう!そのせいか今週は“オシッコ”関連句が多数。あさひろも血圧の薬の他、夜中のオシッコを抑える薬を常用。ボツのツボ『水だけが落ちて錠剤口残り』龍龍龍。薬飲むの下手な人、僕の他にも。」

◎今週の一句・マスクでもあなたの笑顔伝わるよ(おむすび)
◯2席・哀しみを誤魔化してきた笑い皺(恵庭弘)
◯3席・都合よく打破と踏襲使い分け(ワイン鍋)

【お知らせ】
ラジオ万能川柳でもPRしていました
第16回東京トイレ川柳、10月15日に発表となりました!

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今年はなんと3万6,451句も集まりました。
コロナ禍ということもあって募集期間が短かったんですがたくさん集まりましたね。

【放送後記】
久しぶりに、本当に久しぶりに、ランニングシューズを買い替えました!!
新しいシューズはいいですね!!走るのがさらに楽しい!!
コロナにインフルエンザと見えない敵に囲まれていますが、
カラダを鍛えて乗り切りたいと思っています!!(タケシ拝)

◆28日の放送です。

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秋らしい穏やかな日が続きます。。。
放送の音源・・・https://youtu.be/vVSa3ACF6MI

【質問】
川柳には句読点(、)(点)や「。」(丸)は使ってもいいものでしょうか。
もし使えるなら、何か条件はありますか。
また、「?」や「!」や「……」のような記号はいかがでしょうか。
私は基本的には使わないほうがいいと思うのですが。教えてください(soji さん)

(みなさんの川柳)※敬称略 今週は175句の投稿がありました!
・筒美さん数々の曲ありがとう(模名理座)
・やられたら母の教えはやり返せ(東孝案)
・心地いい布団のぬくもり寝道楽(名人・キジバト交通)
・どこからが介護どこまでお手伝い(うさぎの小雪)
・出したはずエクセル見たら忘れてた(柳王・入り江わに)
・太るのもみんなコロナが悪いのよ(名人 ・グランパ)
・落ち葉はき朝の仕事が一つ増え(名人・やんちゃん)
・苦笑する新様式の運動会(大名人・東海島田宿)
・Go Toで先ずは総理が外遊し(名人・キャサリン)
・払いたくなる番組を作りゃいい(ワイン鍋)
・舌戦はアメリカらしい見苦しい(名人・六文銭)
・特売を買いすぎタクシー呼ぶ羽目に(柳王・光ターン)
・キラわれた気がしてくるボツ続き(大名人・平谷妙子)
・焼きイモを懐に入れキミ想う(じゅんじゅん)

☆タケシのヒント!
「どこもかしこもギスギスしている中、今週も先週に引き続きほっこり系の句です。誰しもがこんな経験したことがあるのではないでしょうか。読み手まで心温かくなる句ですね。」

・ sojiさん不在句会はもの足りず(大名人・ポテコ)
・地球儀を消毒したい心持ち(柳王・春爺)
・風船の嵐に予報士も唖然(柳王・ユリコ)
・何だそれ鬼滅を見たらパパ涙(柳王・鵜野森マコピイ)
・さスガって言われる政治してほしい(大名人・荻笑)
・押入れのアルバム祖父の幼少期(名人・はる)
・Go Toは平気通勤だと不安(しゃま)
・何故だろうマスクをしても鼻毛伸び(soji)
・今もピカピカ才色兼備(大名人・けんけん)
・去年よりハンドクリーム使いそう(名人・ぼうちゃん)
・ワタクシも宮崎美子に負けられん(のりりん)
・換気扇一番強くしサンマ焼き(名人・不美子)
・独禁法触れているのかググッてる(司会者=名人・あさひろ)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。今週はGoToキャンペーンから岡村隆史さん結婚、宮崎美子さん還暦ビキニの話題まで幅広い題材になりました。なかでも鬼滅の刃関連も多数。そこでボツのツボ『ウィルスを退治されたし炭次郎』春爺。なお、あさひろもタケシ師匠も現在のところ“GoToなんちゃら”の恩恵は一切受けてません。」

・Go Toであった日常を買い戻す(黒耀舎)
・ドラフトは一回だけの運試し(大名人・アンリ)
・結婚はナイナイ思っていたけれど(よっきゅん)
・インフルは無料と言われ年痛感(大名人・フーマー)
・神無月ヒヤヒヤ続く神無月…(大名人 ・かたつむり)? /
・タラップで自助に共助に内助見え(里山わらび)
・とばしあいあったら核でなくジョーク(ペンギン)
・休肝日水揚げされた魚となり(パリっ子)

◎今週の一句・焼きイモを懐に入れキミ想う(じゅんじゅん)
◯2席・Go Toは平気通勤だと不安(しゃま)
◯3席・タラップで自助に共助に内助見え(里山わらび)

【放送後記】
いろいろな仕事がひと段落してお休みモードです。
気候も秋らしく穏やかになって来たので、
旅にでも出たいところですが、まだまだコロナが心配で、
近所を走るくらいがいいところです。せめて映画でも観に行きたいなあ。(タケシ拝)
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」


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日めくり汀女俳句 №68 [ことだま五七五]

七月十七日~七月十九日

       俳句  中村汀女・文  中村一枝

七月十七日
送火の名残の去年に似たるかな
              『春雪』 送り火=秋
 昭和十二年、汀女は再び慌ただしく荷造りをする。東京税務監督局長に転任した夫についてようやくなれ親しんだ仙台を後にする。
 サラリーマンとは無縁の家に育った私には命令一下家族が移動する情況がなかなかのみ込めなかった。今なら夫一人の単身赴任ですませてしまうのだろうか。そのために四回も小学校を変わった夫は、性格がゆがんだと今でも言う。子供が転校するたびにどんなに傷ついたか、汀女が知らなかったとは思えない。彼女自身も未知の土地や人間の間で心細い思いを句に託したのだろう。

七月十八日
汗ぬぐふ人の話を待つ聞かな
              『薔薇粧ふ』 汗=夏
 バーゲンの季節である。どこへ行ってもSALEの赤い札。近くのスーパーのセールの初日、毎年夏、冬のことだが、他のどこの店よりもブランドのタオル屋が大人気だ。山のように積み上げられたタオルの山の底からタオルを引っ張り出し、右に手を伸ばし、左手でかき回し、おばさんの本領発揮。
「うちの戸棚もうぎっしりなんだけど」後ろで話し声がしている。それでも買いたいこの気持ち。多分男にはわかるまい。戦争中、薄いぺらぺらのタオルをけばか立つまで使っていたことをふと思い出してしまった。

七月十九日
朝顔や水梓(みさお)引摺(ひきず)り来て落とす
           「汀女初期作品」 朝顔=秋
 汀女が泳ぎを覚えたのは小学生の時。「せめて手拭いはまいてるけど水の中に入れば裸じゃないの」。寒くなると繋留されている舟にたまった雨水に体を沈めて温まった。祖母から「あんた、すみら(煮ると真っ黒になる球根)んごたる。そぎゃん黒うなってどうするかな。嫁に行けんばい」と言われるほど野性にあふれた女の子だった。
 その頃の江津湖は、藻やホテイアオイが増殖していて、農家は藻刈り舟を持って川底の
浚渫(しゅんせつ)をした。汀女の思いのつくる所はいつも水辺にもどる。

『日めくり汀女俳句』 邑書林


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草木塔 №74 [ことだま五七五]

銃後 4

              俳人  種田山頭火

     遺骨を迎へて

  いさましくもかなしくも白い函

  街はおまつりお骨となつて帰られたか


     遺骨を抱いて帰郷する父親

  ぽろぽろしたたる汗がましろな函に

  お骨声なく水のうへをゆく

  その一片はふるさとの土となる秋

  みんな出て征く山の青さのいよいよ青く

  馬も召されておぢいさんおばあさん  


『草木塔』 青空文庫

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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №97 [ことだま五七五]

     読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆ 9月30日、10月7日放送分

        川柳家・コピーライター  水野タケシ

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
2020年9月30日放送分です。
 
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秋の空気に入れ替わりました!!

ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
放送の音源・・・https://youtu.be/JgaSKdscCSg

【質問】
川柳の勉強はしないよりはした方が良いのですが、他人の句を読むことは
「他者の匂いをまとう」(仲畑氏の毎日新聞のコメント)ことにもなります。
新聞の見出しのようにならず、自分だけの言葉を紡ぐにはどうすればいいですか?(辰五郎さん)

(みなさんの川柳)※敬称略 今週は173句の投稿がありました!
・欲しいもの気づけば「元気」だけとなり(重田愛子)
・花見とか海水浴もせず秋に(恵庭弘)
・はんざわでパパえらぶならどれもムリ(わこりん)

☆タケシのヒント!
「わこりんさん、これで3回目の秀逸で名人昇進です!初の小学生名人、おめでとうございます!パチパチパチパチ!お子さんらしい思い切ったつぶやきが良いですね!納得の一句でした!」 

・残業をしないあなたはできる人(おむすび)
・録画した川柳居酒屋見てラジ川(模名理座)
・金無くも時は多分にゆとり有る(名人・キャサリン)
・孫さけぶちぎれているよイワシ雲(大名人・東海島田宿)
・倍数がどんどん増えてく日曜日(居酒屋たつみ)
・ローカリティあって楽しい地方局(名人・龍龍龍)
・松茸はどんな味かと孫が聞く(名人・やんちゃん)
・家事をする今日も笑顔の奥で泣く(うさぎの小雪)
・くまモンも着ぐるみ脱いで祝い酒(柳王・春爺)
・行きつけも対策強化酒類消え(大名人・ポテコ)
・それを言うアンタは女じゃないんかい(ワイン鍋)
・キスマイもさがみ聴き聴き勉強し(司会者=名人・あさひろ)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。今週は、大相撲秋場所で優勝した正代関の関連句が多くあった一方、俳句のテレビ番組プレバトでのキスマイ北山君関連句も。ノリノリで皿を洗った句、いっぺんで北山君のファンになった句等。ボツのツボ『プレバトでFMさがみネタになり』のりりん。『キスマイの俳句秋夜の興奮』でした。」 

・スッキリとオレもしたいな倍返し(金☆玉三郎)
・咳ひとつ待合室の目が赤い(大名人・けんけん)
・小さい秋見つける間なく木枯らしに(パリっ子)
・わが上司トイレ制限時間決め(しゃま)
・庶民だけ右往左往のビール税(柳王・光ターン)
・生者より死者に税金使う国(柳王・入り江わに)
・亜土さんのイラストほしいアクリル板(ぼうちゃん)
・被災地に笑顔咲かせた正代関(名人・はる)
・いっぺんで北山君のファンになり(のりりん)
・秋の日に南瓜の種を干せる幸(大名人・かたつむり)  

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・キスマイが流れノリノリ皿洗い(柳王・ユリコ)
・鈍感に生きろと語る鈍感さ(名人・マルコ)  

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・捨てること考えから買い物を(名人・六文銭)
・故郷に賜杯を抱いて恩返し(大名人・アンリ)
・涙味サッポロ一番を啜る(大名人・フーマー)
・秋が来て寝やすい夜がやって来た(白ポロ)
・敗れても飛んで笑顔のまた明日(里山わらび)
・脱税をフェイクニュースと言うトップ(つや姫)
・秋の日も暑さも釣瓶落とすよう(大名人・荻笑)
・コロナ禍の不安痛みも連れてくる(じゅんじゅん)

◎今週の一句・はんざわでパパえらぶならどれもムリ(わこりん)
◯2席・鈍感に生きろと語る鈍感さ(名人・マルコ)
◯3席・家事をする今日も笑顔の奥で泣く(うさぎの小雪)

【お知らせ】
私がオフィシャルで主宰している句会は今2つありまして、
毎日文化センターの「笑って上達!仲畑流万能川柳句会」、これは毎月第二土曜日と
「楽しい!やさしい!初めての川柳句会」毎月第三金曜日なのですが、
この10月から、もう一つ句会が増えます!!
第3土曜日の17日15時から行う
「オンラインでも笑って上達!仲畑流万能川柳」です!! 

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コロナ禍でますます大人気の仲畑流万能川柳。
「読むだけじゃなく応募してみたいな」という方、ぜひご参加ください!!

【放送後記】
明日からもう10月なのですね!!びっくり!!
今年ももう3カ月、コロナ禍ではありますが、
年末の川柳特番も行う予定です!!
また皆さんにお電話しますよ!!どうぞお楽しみ!!(タケシ拝)

○2020年10月7日放送分です。  

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朝晩はヒンヤリ。。
放送の音源・・・https://youtu.be/ZBySiADal5k

【質問】
いつも楽しみにしてます。
川柳の本を沢山読んでいると、比喩を使った句をよく目にします。
私も比喩を使い、ひと味違う句を詠んでみたいのですが、なかなか上手くいきません。。
何かコツなどがあれば教えて下さい。(うさぎの小雪さん)

(みなさんの川柳)※敬称略 今週は181句の投稿がありました!
・疲れたらラジ川テープ再生す(名人・重田愛子)
・つらいけど大丈夫だよ深呼吸(離らっくす)
・うちのパパいい男です黙ってりゃ(うさぎ小雪)
・休みます石原さとみが結婚で(よっきゅん)
・彼岸花自分の時を知っている(おむすび)
・散歩やめFMさがみ聴く水曜(柳王・雷作)
・せんりゅうでママと立場がぎゃくになる(新名人・わこりん)
・いわし雲となりに浮かぶサバ缶雲(大名人・東海島田宿)
・買いだめのビールを飲んで愛でる月(居酒屋たつみ)
・印鑑を辞める稟議に印もらい(司会者=名人・あさひろ)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。今週のボツのツボ『あとひとつ秋の七草出て来ない』のりりん。セリ・ナズナ・・。そう春に比べて秋の七つは出にくいですよね。憶良方式がいいようで。“萩の花 尾花葛花撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花”字数がリズムに乗りにくい?記憶能力?それにしてもかたつむりさんの松茸立派!」 

・秋深し隣の人は指を折る(大名人・平谷妙子)
・名人のわこりんの句に大絶賛(名人・やんちゃん)
・ペダル踏む先にスイスイ赤とんぼ(初投稿・トミー)
・男性もいくらでもウソつけますよ(名人・龍龍龍)

☆タケシのヒント!
「龍龍龍さん、これて5回目の秀逸で、大名人昇進です!おめでとうございます!パチパチパチパチパチパチ!杉田議員のネタは多かったのですが、このトボけた味わいがグッドです。杉田議員も思わず笑っちゃうかも。」 

・秋来ても侘び寂びの無い元気者(桐山榮壽)
・スケジュール不要不急で埋まってる(じゅんじゅん)
・秋朝のエフエムがみ最高や!(金☆玉三郎)
・タケシさんZoom飲み会まぜてよう(恵庭弘)
・かぜ耕士話すテンポが変わらない(辰五郎)
・独裁は小さくそっとやって来る(柳王・光ターン)
・釈放の前にお辞儀の稽古する(ワイン鍋)
・まとめ買いすぐになくなる酒タバコ(名人・キジバト交通)
・録画されてなくてがっかり最終回(模名理座)
・一般人どんな奴だとさとみロス(大名人・フーマー)
・惜しまれつ涙をこえて巨星墜つ(大名人・けんけん)
・インフルがコロナやっつけられないか(ぼうちゃん)
・防弾のクルマの中にいるコロナ(柳王・春爺)
・句と相撲自分の型があるんだね(しゃま)
・九時になりサッサと寝ちゃう日曜日(soji)
・どうしましょ週に2回もまつたけさん(大名人・かたつむり)  

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・アンタでしょ嘘をよくつく女って(柳王・ユリコ)
・携帯があれば違っていた現在(みらい)(名人・はる)
・きゃ〜誰か助けて止めて食欲を(のりりん)
・響きますハンコ要らぬと太鼓判(里山わらび)
・マスクでもキンモクセイの香る道(大名人・アンリ)
・会う人に合わせて選ぶ秋マスク(名人・マルコ)

◎今週の一句・男性もいくらでもウソつけますよ(名人・龍龍龍)
◯2席・防弾のクルマの中にいるコロナ(柳王・春爺)
◯3席・スケジュール不要不急で埋まってる(じゅんじゅん)

【放送後記】
コロナも少しずつ落ち着いてきたのでしょうか、
リアルな句会の情報なども入ってくるようになってきました。
晩秋から冬に向かって、このままさらに落ち着いてくれるといいなあと心底思います。(タケシ拝)
===============================
水野タケシ(みずの・たけし)

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1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」


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日めくり汀女俳句 №67 [ことだま五七五]

七月十四日~七月十六日

        俳句  中村汀女・文  中村一枝

七月十四日
あひふれし子の手とりたる門火かな
               『春雪』 門火=秋

 私の母は律義な人だったから、お盆お彼岸といった仏事をこまめにやった。父はまるで
無頓着で、仏壇に手を合わせることなど一生に何度あったことか。
 杉並区和田堀にある中村家の墓の前に立つと、私は舅垂書が亡くなった年の確か新盆の
法要の時のことを思い出す。
 お坊さんのちっとも面白くないお説教にうんざりして上目使いに見回すと、目の前の汀
女が気持ちよさそうにこっくりこっくりしている。時々目をあけ、また無心にかえる。そ
の自然体のおおらかさ、胸がすーっとした。

七月十五日
摘まむ指まざと見たりし螢かな
            「汀女初期作品」 螢=夏

 山桃の実が道に落ちて道路に赤い汁がしみ出していた。小学生の時初めて山桃のなる木
を見て感動した。桃も杏もぶどうも、そして伊東は蜜柑の産地でもあった。
 東京生まれ、根っからの都会っ子にとって木になる実をそのまま口に入れられるなんて
ウソみたいと思った。田園というものも、稲が青々とそよぐさまも、黄金の穂の垂れる光
景も初体験だった。疎開は都会の子供たちに大きい試練を課したが、カルチャーショック
という点では、感受性の強い時代に受けた影響ははかり知れぬほど大きい。


七月十六日
朝すでに山の烈日夏進む
          『紅白梅』 夏=夏

 七月十六日の朝、門前で送り火をたく光景は都会ではすっかり姿を消した風物詩になっ
た。火をたくのにも一々気を使う時代だから、やがては消えていく風習に違いない。子供の性格が変わった、若
の生き方が違ったというけれど、古くから続いている何げない日常や習俗、私たちのまわりでは殆ど、見られな
なった。人が変質していくのは当然である。
 言葉にすれば風物詩だが、それはたたずまいであり、あわいであり、形にはならない、
そこいらに点在している空気のゆとりのようなものなのだ。人工的によび戻すことは不可
能、余りにも全てが変わってしまったのだ。


[日めくり汀女俳句』邑書林




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猿若句会秀句選 №110 [ことだま五七五]

猿若句会2020年9月例句会(9月19日)特選句集

                   猿若句会会亭  中村 信

丹精に報いて熟るる黒葡萄   丸本 武
報告も願いもありて秋彼岸   児玉竹子
椋鳥の黒き渦なす日暮かな   長谷川英夫
恙なし報せも嬉し良夜かな   柴田弘道
子規忌には酌み交わす酒獺祭か   古明地昭雄
生きるとは迷ふことなり獺祭忌   高橋 均
糸瓜忌や根岸の風に律の声   花柳小春

◆猿若句会九月例会の特選句集です。
 例によって一句だけ[丹精に報いて熟る黒葡萄 武]の短評から始めます。やっと句会らしく話題に出来る句が揃っての賑わいが出てきました。句意も判り易く、読んでそのままでしょう。季語も「(黒)葡萄」で、巨峰などと固有名詞(実は商標名)などを入れようとすると無季になってしまいます。コロナ禍と異常気象で手入れもたいへんだったでしょう。丹精こめて世話した甲斐があって黒葡萄が熟れました。ご賞味ください。実は、この句は兼題「報」句のひとつでした。一見、何でもなく素直に詠んでいる句で云うことはありま。結果的に上記句集には、他に「報告も……」「……報せも」二句もあります。また席題の「子規忌=獺祭忌」の句も特選が三句もあり案配よく採られており、さらにもうひとつの席題「天」も特選こそ無かったが秀作は数句ありました。佳句が増えると、選句・感想も活発になり句会も楽しくなります。久々に来月の句会が待ち遠しくなりました。その成果も、兼題(会亭がこれから作る会員向けの会報・9月号と共に考えます)、席題(句会当日の開会前に会員が皆で決める=文字通り即興創句)次第かもしれませんね。
◆特選以外の秀作・佳作については、新ブログ[パソコミ誌『あ』の電脳版]http://a-houshin.hatenablog.com/に掲載しています。まだテスト版ですが、おいおい充実させてゆくつもりです。ご覧いただき・ご支援ください。


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草木塔 №73 [ことだま五七五]

銃後 3

           俳人  種田山頭火

   遺骨を迎へて

いさましくもかなしくも白い函
街はおまつりお骨となつて帰られたか


   遺骨を抱いて帰郷する父親

ぽろぽろしたたる汗がましろな函に
お骨声なく水のうへをゆく
その一片はふるさとの土となる秋
みんな出て征く山の青さのいよいよ青く
馬も召されておぢいさんおばあさん


『草木塔』青空文庫

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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №96 [ことだま五七五]

  読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆ 9月16日、23日放送分

       川柳家・コピーライター  水野タケシ

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
2020年9月16日放送分です

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めっきり秋らしくなりました

ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。

エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/OSvKOrF9lQg

【お知らせ1】
笑いあり、しみじみありの「シルバー川柳」最新刊の第14弾
「いつでも夢を」編が、8月20日に出ました!!
今回は全国の60歳から101歳までの大傑作195句を掲載。
101歳の方の作品はもううまいへたじゃないですね。
ただただ、めでたいありがたい一句です。

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(みなさんの川柳)※敬称略 今週はお題「敬老」で210句の投稿がありました!
 ・また来てね特養の母涙声(東孝案)
・刻まれる笑いと苦労祖母のシワ(初投稿・むーむー)
・ああついに長生きしてと言われちゃう(柳王・雷作)
・思い出をかなり美化して語る祖父(おむすび)
・敬老のお祝いすると怒られる(初投稿・ウサミ)
・ババ会の内緒話は噛み合わず(うさぎの小雪)
・ばあちゃんにママの言葉を説明し(わこりん)
・老テクのハンコ通帳で貯金死守(辰五郎)
・爺ちゃんの命をつなぐ酒二合(名人・やんちゃん)
・敬老にゃまだまだ若い言う米寿(柳王・入り江わに)
・自分より孫に使うよ年金は(恋するサボテンちゃん)
・老人会小僧扱い六十代(名人・キジバト交通)
・人生のフィナーレ見せてくれる爺(名人・マルコ)
・我の名を祖母の訛りで呼んでみる(たごティ)
・娘がカレー持ってきたから日曜日(じゅんじゅん)
・爺ちゃんの指にスマホが震えてる(せきぼー)
・出合いからまさかまさかの金婚式(名人・はる)
・母電話祝いを出来ず言葉だけ(大名人・ポテコ)
・ジジの髪ふさふさ描いた孫の愛(柳王・春爺)
・爺ちゃんに出世払いを断られ(ワイン鍋
・じいちゃんの弱みサプリの箱で知る(大名人・東海島田宿)
・もう一度聞いてみたいなあの話(大名人・アンリ)
・還暦のピンクレディーに興奮し(soji)
・ありがとうあなた居たから在る私(名人・不美子)
・還暦ははなたれ小僧と古希が言う(司会者=名人・あさひろ)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。久々のお題《敬老川柳》という事で210の投句。秀逸は初投句の“ねこねこっち”さんでした。おめでとう。高齢者のボケ防止には100~7を引いていく暗算がいいとの事。今週のボツのツボ『余命から日々引き算をする脳トレ』東海島田宿。何度やっても1ケタの2に行ったためしがない。」 

・雷鳴に助け求める「亡母(おかあ)さん」(柳王・光ターン)
・祖父と祖母出会ってくれたおかげです(ぼうちゃん)
・おばあちゃん手料理が又食べたいよ(大名人・けんけん)
・爺ちゃんとどんぐりひろい今孫と(里山わらび)
・母想う逢いたいときは鏡見る(模名理座)
・遠い日は遠き日のまま母の恩(名人・重田愛子)
・垂れてるが婆ちゃん乳Gカップ(柳王・ユリコ)
・チグハグな会話成り立つ老夫婦(のりりん)
・何度でも言います耳元ありがとう(初投稿・ねこねこっち)

☆タケシのヒント!

「ねこねこっちさん、初投稿・初秀逸おめでとうございます!感謝の気持ちがストレートに伝わってきます。敬老関連の言葉を使わず表現したところも巧みです。」

・近所の子みんな叱った明治人(大名人・フーマー)

◎今週の一句・何度でも言います耳元ありがとう(初投稿・ねこねこっち)
◯2席・我の名を祖母の訛りで呼んでみる(たごティ)
◯3席・じいちゃんの弱みサプリの箱で知る(大名人・東海島田宿)

【お知らせ2】
6月中旬から編集作業を行ってきた
交流誌「毎日新聞・仲畑流万能川柳ファンブック」108号(9月号)、ただいま配本中です!!

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今号の目玉その1は、なんと、仲畑流万能川柳に3人目の「殿堂」が誕生しました!!
万能川柳は11月で30年目に入りますが、その中で「殿堂」は3人しかいないのですね。
万能川柳にとって最大のお祝い事です!!
さて、その栄えある3人目の殿堂とはいったい誰か??
詳しくは、ファンブック108号でご確認ください!!

【放送後記】
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよくいったもので、
9月も半ばを過ぎてようやく秋めいてきました。
サンマの季節なのですが、サンマは高いですねえ。
この高値では、目で食べるのが精いっぱいですね(苦笑)。(タケシ拝)

○9月23日の放送です

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スマホを変えました!!
放送の音源・・・https://youtu.be/b8pXwpGZHGs

【質問】
毎週水曜日のラジ川、楽しみにしています。
さて質問なのですが、先日タウンニュースの「タケシの万能川柳」
8月の秀逸句重田愛子さんの「八月のコップの水はこぼせない」をバレリアさんが、
原爆の被害で、少しの水でも飲みたかった被災者の姿を解説なさっていました。
私は、句を読み取るということが苦手です。
戦争も原爆も知ってはいますが、この句がそのことを表していることに考えが及びません。
どのような勉強すれば、わかるようになるんでしょうか?(平谷妙子)

https://youtu.be/b8pXwpGZHGs


(みなさんの川柳)※敬称略 今週は166句の投稿がありました!
・柿食えばコロナ減るなり本当に?(よっきゅん)
・G o To eatコロナ太りを助長する(うさぎの小雪)
・病名に拭えぬ不安秋の風(素人)
・偉そうに親孝行を子には説く(ひがし孝案)
・勝負より勝ち星望むはたきこみ(おむすび)
・あんこでも少しの塩で甘くなる(大名人・平谷妙子)
・ケチってる場合じゃねえぞ先がねえ(辰五郎)
・うふふ川柳明日も捜そう笑うこと(名人・重田愛子)
・大臣がホラを吹いてるこの国は(名人・キジバト交通)
・母ちゃんに似てきたねえと言う弟(模名理座)
・老人会?いや役員の写真です(パリっ子)
・幸せを重ねたようなミルフィーユ(名人・やんちゃん)
・もうすぐにおでん熱燗やってくる(名人・六文銭)
・騒がしい駄菓子落ち着かせる和菓子(せきぼー)
・そうめんも直ぐには落ちていかぬのど(名人・龍龍龍)
・携帯の値下げにすべて目を向かせ(大名人・東海島田宿)
・気がつけば画面は見るが空見ない(名人・グランパ)
・G o To は安くなるけどタダじゃない(ワイン鍋)
・どんな世も命燃やせと曼珠沙華(里山わらび)
・ターンしたフィギュアじゃないよ土俵上(柳王・光ターン)
・幸せは不要不急の中にある(じゅんじゅん)
・「仕事」って当たり前でしょ新内閣(ぼうちゃん)

☆タケシのヒント!
「『国民のために仕事する内閣』という新内閣のキャッチコピーを早速皮肉っています。これまでの内閣はいったい何をやってたんでしょう?ひょっとして政治ドラマの主人公を気取ってた?!」

・鈴虫が秋のバトンを受けて鳴き(しゃま)
・人が出た私も出た4連休(大名人・けんけん)
・秋の虫どこで鳴いてる家の中(柳王・入り江わに)
・支払いのように置かれた松ぼっくり(柳王・ユリコ)
・涼しいと言ってるうちにもう寒い(soji)
・秋実感水道水の冷たさで(のりりん)
・敬老の日には居ないのジジとババ(大名人・かたつむり)
・麻生太郎わざと言ってるカン総理(大名人・フーマー)
・大食いに自粛は無いと教えられ(大名人・アンリ)
・地球儀が最近小さく見えてきた(恋するサボテンちゃん)
・ああ焦る締め切り時間あとわずか(大名人・荻笑)
・賑わいが戻る嬉しさ恐怖感(居酒屋たつみ)

☆あさひろさんのボツのツボ

「ラジオ万能川柳。新内閣、コロナ、大相撲、半沢直樹、独走巨人、GO TOトラベルなど広範囲に渡るテーマが。一方身近なテーマや季節の移ろいを読んだ秀作も。金木犀 確かな秋を教えてる不美子。『急な秋告げるよに咲く彼岸花はる。個人が抱える問題も社会が抱える問題もまた同等に重い。頑張ろう!

◎今週の一句・「仕事」って当たり前でしょ新内閣(ぼうちゃん)
◯2席・どんな世も命燃やせと曼珠沙華(里山わらび)
◯3席・偉そうに親孝行を子には説く(東孝案)

【お知らせ】
私がオフィシャルで主宰している句会は今2つありまして、
毎日文化センターの「笑って上達!仲畑流万能川柳句会」、これは毎月第二土曜日と
「楽しい!やさしい!初めての川柳句会」毎月第三金曜日なのですが、
この10月から、もう一つ句会が増えます!!
第3土曜日の17日15時から行う
「オンラインでも笑って上達!仲畑流万能川柳」です!!

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コロナ禍でますます大人気の仲畑流万能川柳。
「読むだけじゃなく応募してみたいな」という方、ぜひご参加ください!!

【放送後記】
いろいろ新しく始まる10月を前に、スマートフォンを新しくしました!!
5年ぶりの新機種、いやあ、まあ、その進化ぶりにビックリ!!
スマホに負けないように、私も進化せねば!!(タケシ拝)

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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」
http://ameblo.jp/takeshi-0719/ 


                

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日めくり汀女俳句 №66 [ことだま五七五]

七月十一日~七月十三日

       俳句  中村汀女・文  中村一枝

七月十一日
父思ふ縞(しま)の浴衣(ゆかた)はなど悲し
            『薔薇粧ふ』 浴衣=夏
 「奥さん、『北の国から』やってるしょ、見ないと終わっちゃうよ」。ガスの点検に来た人に言われて思わず「あなたもあれ好きなの?」と言ってしまった。二十年前から続いているテレビドラマ「北の国から」、もう何度見たことか。
 若者のファンも多いそうで、それも地方出身、高卒の子が見ているそうだ。田中邦衛の、かっこ悪い、誠実なお父さんに人気がある。
 見栄も張らず、あるがままのぶざまな生きざまを見せる父親は今、少ないのかも知れない。何につけてもかっこうにこだわる時代への反語だろう。

七月十二日
遊船の指し来し小島蛙鳴く
           「汀女初期作品」 遊船刊夏
 川まつりは、汀女の少女時代の最大の行事だった。いわゆる水神さまのお祭りである。
 水神さまを祭るとき、心の中にだれもがカッパを想ったという。お供えに瓜を竹に突き刺し、川の真ん中に立てたらしい。
 「夜、舟を出すとね、江津湖でね、舟がぐるぐる、ぐるぐる廻ってなかなか帰れないのよ。どうもカッパがついてたろうってな」
 伝説の妖怪は、ここではとても親しみのある、温かいものに変わっている。子供の心には、自分たちの守り神でもあり、遊び友達でもあった。

七月十三日
蟇(ひき)歩く到りつく辺(へ)のある如く
              『汀女句集』 蟇=夏
 鼠の行方という小説でも書いたら、と思うほど鼠の出没はまだ続いている。例の鼠仕掛人の工作でしばらく鳴りをひそめていたのが、青葉の風と共にまたまた天井裏を騒がせ始めた。さらに行動はエスカレート。エアコンの管に大穴をあけ、電気のブレーカーの壁にも。いたずらは網戸にまで及ぶに至って再度仕掛人の登場となった。古い家が取り壊される度に住家を求めてわが古家にやってくるらしい。
 鼠の出る家に地震はないと聞くのだが。

『日めくり汀女俳句』 邑書林


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草木塔 №72 [ことだま五七五]

銃後 2

           俳人  種田山頭火

   戦死者の家

ひつそりとして八ツ手花咲く

   遺骨を迎ふ

しぐれつつしづかにも六百五十柱
もくもくとしてしぐるる白い函をまへに
山裾あたたかなここにうづめます
凩の日の丸二つ二人も出してゐる
冬ぼたんほつと勇ましいたよりがあつた
雪へ雪ふる戦ひはこれからだといふ
勝たねばならない大地いつせいに芽吹かうとする

『草木塔』 青空文庫


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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №95 [ことだま五七五]

読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆ 9月2日、9日放送分
               川柳家・コピーライター  水野タケシ
川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ、エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
2020年9月2日放送分です。  

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急に涼しくなってちょっと夏バテ。。。

ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
放送の音源・・・https://youtu.be/ZkvOHE5WB0g

【お知らせ】
皆さん、テレビ朝日で大好評放送中の
「川柳居酒屋なつみ」ご覧いただいていますでしょうか?
先ほど終わった放送には、
なんと、今話題の半沢直樹で、大和田常務こと香川照之さんとの
「顔芸」で日本中の話題となった、
東京中央銀行・証券部の伊佐山部長こと市川猿之助さんがゲスト!!
スパイラルの瀬名社長・尾上松也さんとの夢の共演が実現しました!!

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(みなさんの川柳)
※敬称略  今週は164句の投稿がありました!
・口元のマスクで10才若返る(和こころ)
・やる気なら無いがねる気はめっちゃある(わこりん)
・三密とあれこれ隠し辞職する(名人・キャサリン)

☆タケシのヒント!
「「三密」の使い方が巧みです。こちらの「密」は秘密の密なんですね。森友に加計、桜といったところでしょうか。」 
・最長の在任期間を決め辞める(よっきゅん)
・空気読み出馬する人やめる人(名人・グランパ)
・災害に備え外せぬ乳バンド(たごティ)
・50年に一度が三年続き降る(名人・龍龍龍)
・レガシィは改ざんされた公文書(司会者=名人・あさひろ)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。突然の首相辞任会見。今週はこの題材句が多数。中で、このテーマはこれだけ。『みずほ 紙の通帳に 千百円』模名理座。今週の没の壺。銀行で通帳記入が趣味!と言う人も。我が亡母は通帳に出納の記録をこまめに記入していたっけ。預金通帳はある種の個人史・家族史の記録でもあるのに。」 

・希望って凄い力と知らされる(名人・不美子)
・ぽこぽこと句ができる日とできぬ日と(ワイン鍋)
・このままじゃ何も変わらぬ令和秋(大名人・東海島田宿)
・ラジ川を軸に私の一週間(重田愛子)
・温暖化どころではない熱帯化(ぼうちゃん)
・寝室でチロリンの声聴いて寝る(模名理座)
・家飲みは何かが足りずもう一杯(名人・六文銭)
・いきなりの椅子取りゲーム次わたし(里山わらび)
・安倍よりもやめてほしいわこの残暑(柳王・入り江わに)
・熱中症よりも恐いな電気代(大名人・光ターン)
・コロナさん口紅売れず困ります(鵜野森マコピイ)
・練習の祭囃子がせぬ九月(柳王・ユリコ)
・ライブ毎髪が増えてた老ロッカー(辰五郎)
・コロナから総裁選へワイドショー(つや姫)
・観光地閉鎖で菓子も半額に(名人・はる)
・暑いわと言えてるうちはマシだった(soji)
・10分の突発花火で夏終わる(居酒屋たつみ)
・合唱で秋が近いと虫の声(大名人・アンリ)
・今週は敢えて安倍ネタ止めておく(のりりん)
・池江さん強い心が美しい(大名人・けんけん)
・辞めるのに支持率アップビミョーだな(大名人・秦野てっちゃん)
・テレビ局美化ばかりするアベ辞任(大名人・フーマー)
・夫婦かな二匹のハエが台所(大名人・平谷妙子)
・主婦業を辞意表明叫ぶ妻(恋するサボテンちゃん)
・陽が落ちて涼しくなってセミが鳴く(大名人・荻笑)
・小田急会またもコロナにうっちゃられ(しゃま)
・半沢が二倍返しで全沢に(パリっ子)
・台風にコロナインフル腹いっぱい(名人・かたつむり)  

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◎今週の一句・三密とあれこれ隠し辞職する(名人・キャサリン)
◯2席・暑いわと言えてるうちはマシだった(soji)
◯3席・希望って凄い力と知らされる(名人・不美子)

【お知らせ】
笑いあり、しみじみありの「シルバー川柳」最新刊の第14弾
「いつでも夢を」編が、8月20日に出ました!!
今回は全国の60歳から101歳までの大傑作195句を掲載。
101歳の方の作品はもううまいへたじゃないですね。
ただただ、めでたいありがたい一句です。

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【放送後記】
コロナにおびえているうちに早くも9月。
カレンダーも残り4枚になってしまいました。
あまりにも早く過ぎすぎて、ゾッとします。
残り4カ月もあっと言う間なんでしょうね。
一日一日たいせつに、充実した日々にしたいものです。(タケシ拝)

◆9月9日の放送です  

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テレビ朝日「川柳居酒屋なつみ」よろしくねッ!!
放送の音源・・・https://youtu.be/yUTxupIn9j0

【お知らせ1】
これまでもお知らせしてきましたが、
来週16日のラジオ万能川柳にはお題があります!!
おじいちゃんおばあちゃんありがとう!「敬老川柳です」。

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秀逸から3席までの3作品にはステキな賞品がありますので
奮ってご応募ください。川柳だけでなく、賞品の送り先もどうぞよろしくお願いしますね。
なお、優秀作品は21日(月)に放送される、エフエムさがみの敬老特番でも放送されますよ!!

(みなさんの川柳)
※敬称略 今週は163句の投稿がありました!
・迫力の顔しか記憶に無いドラマ(うさぎの小雪)
・この歳で胸躍るって変ですか(名人・重田愛子)
・新総理ネタにならない人望む(東孝案)
・台風だ分かっちゃいるけど大騒ぎ(初投稿=おむすび)
・コロナより熱中症が命取り(名人・キジバト交通)
・買いたいなステキなオカミいる飲み屋(居酒屋たつみ)
・台風に地震にコロナそして核(辰五郎)
・報道も勝ち馬に乗る総裁選(司会者=名人・あさひろ)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。台風10号による被害の心配をしてくださる方が多数。九州、四国地方の川柳子から無事ですとの報告も。台風の他に総裁選、コロナ関連句がありました。ボツの壺『おじいちゃん貯金じゃないよ除菌だよ』鵜野森マコピイ。さ~て来週のラジ川は・・。お題《敬老川柳》です。じゃ~んけ~ん!」 

・災害に目こらし探す友の土地(大名人・平谷妙子)
・突然の雨より怖いゲリラ義母(ワイン鍋)

☆タケシのヒント!
「「ゲリラ義母」のワンワードにやられました(笑)。たしかに雷雨より怖いですね。」 

・居酒屋に行きたい気持ち膨らんで(大名人・ポテコ)
・特別を夏から秋に引き継いで(大名人・アンリ)
・穏やかに過ごせる日本にしてくれよ(恵庭弘)
・記者座り病気の総理立つ会見(模名理座)
・継承しまた捨てるのか公文書(柳王・雷作)
・合流はしない党首のままがいい(大名人・東海島田宿)
・格差より段差が老いの敵になる(名人・やんちゃん)
・つきすぎたウソの整理が追いつかず(名人・龍龍龍)
・シミとシワ消えてきました老眼で(じゅんじゅん)
・台風に乗っ取られたねNHK(大名人・光ターン)
・メルマガに敬老の日を煽られる(柳王・入り江わに)
・夢を見るマスクはずして大笑い(里山わらび)
・昨今は備えにラジオよりスマホ(柳王・ユリコ)
・暑くてもお菓子コーナーにはハロウィン(ぼうちゃん)
・わが上司まとめるほどに課はばらけ(しゃま)
・嵐まえ養生テープ大人気(名人・はる)
・台風の真っ最中に投句する(のりりん)
・葬儀にも早割があり唖然とし(名人・不美子)
・怖かったでしょう紀凛さん(大名人・けんけん)
・台風も来るのを自粛してほしい(よっきゅん)
・この頃は弱い台風聞かないね(soji)
・誤魔化しのきかぬ相棒影法師(素人)
・菅さんの鏡に映る安倍の貌(大名人・フーマー)
・ご無事です?皆々さまはご無事です?(大名人・かたつむり)

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◎今週の一句
・突然の雨より怖いゲリラ義母(ワイン鍋)
〇2席・菅さんの鏡に映る安倍の貌(大名人・フーマー)
◯3席・記者座り病気の総理立つ会見(模名理座)

【放送後記】
九州からの参加者も多いこの「ラジオ万能川柳」、
この度の台風の被害に遭われたすべての方にお見舞い申し上げます。
まだまだ避難所で不自由な暮らしをされる方もいるとのこと、
一日も早く元の生活が戻るようにと心からお祈りしてます。(タケシ拝)
=====================================
水野タケシ(みずの・たけし)
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1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」


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日めくり汀女俳句 №65 [ことだま五七五]

七月八日~七月十日

         俳句  中村汀女・文  中村一枝

七月八日
宵はなやか白靴きそふ飾窓
             『薔薇粧ふ』 白靴=夏
 夏の白い靴がへったなと思う。お酒落上手な最近の若い人は、夏だからと、こと更白い靴をはかなくなった。だから店先でたまに白い靴をみかけると、それはそれで新鮮にみえる。年をとっても適当にヒールのある、細身の靴をはきこなしている人を見るとちょっと羨しい。
 中広のべたんこ靴になれてしまった身には細いデザインの靴ですっ、すっと足を伸ばして歩く姿がとても女っぽくって、顔は老けても足は老けたくないと思ってしまう。たまに真似してみたくて古い靴を引っ張り出し、はいてみるが、「痛っ」というわけで、今更に不格好に変形した足を恨めしく眺めている。

七月九日
合歓(ねむ)咲きし夜を来るといふ大蛾かな
               『都鳥』 合歓=夏
 子供の時から大の蛾ざらい。蝶々と違って胴体が太く、羽根や目が毒々しく光っていたりやっぱり不気味である。
 二十年前八ヶ岳にきた頃は蛾が群をなしていた。私は枕カバーの古いのに目だけあけてすっぽり頭からかぶり、部屋の出入りをした覚えがある。それがここ数年めっきり蛾が少ない。まして大きい蛾と逢わなくなった。半分嬉しいが、これも環境汚染がこんな山の中まで浸透してきたと思うと不安だ。それが今年朝ガラス戸に緑色の三角形の大きさのが、べたっと三つはりついている。さすがに昔日の如くきゃあと言わなかったが、やっぱり不気味。

七月十日
ハンカチはたたみて目し旅をつぐ
            『紅白梅』 ハンカチ=夏
 木綿のハンカチーフを首のまわりに結ぶのが好きである。ブランドものでも千円から三千円止まりで買える所がいい。洋服の気分も変わるし。それに、首の級もかくせる。
 首のまわりにくる色で人は印象が変わる。鮮やかな赤も、清々しいグリーンもまったく違った雰囲気をもたらす。日本人はネッカチーフや小物の扱いが下手と言われてきたが、最近時々これは、と思うお酒落な中高年女性に出会う。年をとることを逆手にとった小粋な装いが、身についてきた人が増えている。
『日めくり汀女俳句』 邑書林


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猿若句会秀句選 №109 [ことだま五七五]

猿若句会2020年8月例句会(8月15日)特選句集

             猿若句会会亭  中村 信

 桐一葉虫のかばねを覆いけり     柴田弘道
 夕餉にはゴーヤチャンプル敗戦忌     高橋 均
 迎へ火を焚く門虚し老の街   古明地昭雄
 終戦日もうこの道にもどらぬぞ     川上登美枝
 逆の峰投句箱置く行者宿     中村克久
 十五日何と云われよと敗戦日     中村呆信
 熊蝉が箱根の関を超え来たり     丸本 武
 ただ祈ることが供養の終戦日     児玉竹子

◆猿若句会八月例会の特選句集です。例によって一句だけの短評から始めます。[短評][桐一葉虫のかばねを覆いけり 弘道] 句意については何方でもわかるでしょう。珍しいのは、葉の落ちていく状態または落ちた時の状態ではなく、落ちた葉の状態を詠んでいることです。ある意味、[桐一葉]の季語を選んだ時に苦吟が始まっているのかもしれません。季語は「桐一葉」が三字熟語になっている所為だと思います。歳時記に載っているのは「桐」でもなく「桐の葉」でもないのです。それだけでなく、「桐一葉が(落ちてきた時に)秋がきたなぁ」とまでもが文意に入っているような季語だからです。中国古代の書『淮南子』の「桐一葉落ちて天下の秋を知る」が原典で、三文字の熟語なっての季語です。さらに、「……落ちて」までもが一連語になっているとも云えるし、「……天下の秋を知る」の十七文字全部までが原典ですので手に負えません。桐の一葉が落ちた時に虫のむくろの上に落ちたのか、落ちた葉が風で動いて虫を覆ったのかは不明です。虫も一般名詞なので何虫なのかわかりません。後で分かったことでは「蝉」でした。具体的な虫名にすると<季重なり>になることを恐れたようですが、主季語が重い季語ですので、この句の場合は許されるのではないでしょうか。
句意の一語一語はすべて解かったのですが、何となく納得がいきません。推敲が必要なようです。
なお、知の木々舎のブログhttp//blog.so-net.ne.jp/chinokigi/月前半期(1~から14日)には「猿若句会秀句選」が連載されています。


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