こふみ会へGO七GO №134 [ことだま五七五]
こふみ句会へGO七GO №134
「落蝉」「狗尾草」「台風」パリ五輪」
俳句・こふみ会
「落蝉」「狗尾草」「台風」パリ五輪」
俳句・こふみ会
幹事さんから、≪令和6年8月の句会≫の案内状が送られました。
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今回幹事の蕃茄・茘子です。
今回幹事の蕃茄・茘子です。
炎暑・極暑・溽暑・・・に耐える毎日。
みなさまいかがお過ごしですか?お変わりございませんか
八月のこふみ句会のご案内をいたします。
みなさまの汗の結晶期待しております。
みなさまいかがお過ごしですか?お変わりございませんか
八月のこふみ句会のご案内をいたします。
みなさまの汗の結晶期待しております。
【兼題】
・落蝉(せみむくろ)
・狗尾草(えのころぐさ)/猫じゃらし
・台風/颱風/颶風(ぐふう)/台風過/台風禍/台風の眼
・パリ祭/パリ五輪/夏季五輪
(「五輪」は一般には季語ではありませんが、
今回は「パリ五輪」「夏季五輪」も8月(初秋)の季語として扱います。)
・落蝉(せみむくろ)
・狗尾草(えのころぐさ)/猫じゃらし
・台風/颱風/颶風(ぐふう)/台風過/台風禍/台風の眼
・パリ祭/パリ五輪/夏季五輪
(「五輪」は一般には季語ではありませんが、
今回は「パリ五輪」「夏季五輪」も8月(初秋)の季語として扱います。)
【スケジュール】
15日投句(蕃茄さんと役割分担いたしました。投句は茘子宛てのみにお願い)
25日選句〆(選句は茘子・蕃茄の2人に送付お願いいたします)
15日投句(蕃茄さんと役割分担いたしました。投句は茘子宛てのみにお願い)
25日選句〆(選句は茘子・蕃茄の2人に送付お願いいたします)
*今回英愛さんも参加されます。
選句の時に英愛さんの今後の参加の是非についてのご意見をいただけると幸いです。
選句の時に英愛さんの今後の参加の是非についてのご意見をいただけると幸いです。
以上よろしくお願い致します。
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案内に応じて以下の句があつまりました。参加者は英愛さん喪加わって17名68句。
案内に応じて以下の句があつまりました。参加者は英愛さん喪加わって17名68句。
【落蝉】
1 せみむくろ 生きたる如く 爪を立て (紅螺)
2 落蝉に虚を突かれたり朝の庭 (玲滴)
3 命賭け生きた証や落蝉 (尚哉)
4 落蝉や死は厳然と其処にあり (彌生)
5 夕べのが最後の啼きかよ 落蝉 (鬼禿)
6 落蝉の短く鳴きて風となり (なつめ)
7 人殺す日のまた来るや落蝉 (虚支)
8 蟬むくろ蟻にひかるる我が身かな (茘子)
9 腹を見せ日に焼かれるや蝉骸 (華松)
10 落ち蝉を窺う子猫窺うや (八傘)
11 散りぎわを吾に伝えけり蝉躯 (下戸)
12 幼子の置き土産かな落蝉 (兎子)
13 蝉骸に 群がる蟻の 息遣い (英愛)
14 長崎の蝉むくろ皆合掌す (蕃茹)
15 蝉むくろ水飲み場には人ひとり (一遅)
16 空蝉や明日のことなどわからない (矢太)
17 落蟬よ恋は交尾はしてきたか (すかんぽ)
2 落蝉に虚を突かれたり朝の庭 (玲滴)
3 命賭け生きた証や落蝉 (尚哉)
4 落蝉や死は厳然と其処にあり (彌生)
5 夕べのが最後の啼きかよ 落蝉 (鬼禿)
6 落蝉の短く鳴きて風となり (なつめ)
7 人殺す日のまた来るや落蝉 (虚支)
8 蟬むくろ蟻にひかるる我が身かな (茘子)
9 腹を見せ日に焼かれるや蝉骸 (華松)
10 落ち蝉を窺う子猫窺うや (八傘)
11 散りぎわを吾に伝えけり蝉躯 (下戸)
12 幼子の置き土産かな落蝉 (兎子)
13 蝉骸に 群がる蟻の 息遣い (英愛)
14 長崎の蝉むくろ皆合掌す (蕃茹)
15 蝉むくろ水飲み場には人ひとり (一遅)
16 空蝉や明日のことなどわからない (矢太)
17 落蟬よ恋は交尾はしてきたか (すかんぽ)
【狗尾草】
18 求人のスカウト待つや猫じゃらし (下戸)
19 ひれ伏せどなお立ち上がる狗尾草 (虚視)
20 金 銀 銅 じゃらじゃら嬉し 猫じゃらし (鬼禿)
21 えのころの朝日に透ける僧の道 (なつめ)
22 穂を握りかつて遊んだ猫じゃらし (華松)
23 猫じゃらし風がじゃれてる空き屋敷 (八傘)
24 靡くなら二枚腰よと猫じゃらし (蕃茹)
25 エイジ逝きえのころぐさも出番なし (玲滴)
26 店屋さんごっこのお金は猫じゃらし (尚哉)
27 猫じゃらし 荒地に生えて 愁いなし (紅螺)
28 あちこちを指し示したり猫じゃらし (一遅)
29 亡き猫の仕草が浮かぶ狗尾草 (茘子)
30 狗尾草 揺れて懐かし 君の声 (英愛)
31 活断層きしむ大地や狗尾草 (すかんぽ)
32 ジェラシーはこんな感触ねこじゃらし (矢太)
33 うそ猫と遊んでいるのよ猫じゃらし (兎子)
34 狗尾草手折れば頰ずりするが癖 (彌生)
19 ひれ伏せどなお立ち上がる狗尾草 (虚視)
20 金 銀 銅 じゃらじゃら嬉し 猫じゃらし (鬼禿)
21 えのころの朝日に透ける僧の道 (なつめ)
22 穂を握りかつて遊んだ猫じゃらし (華松)
23 猫じゃらし風がじゃれてる空き屋敷 (八傘)
24 靡くなら二枚腰よと猫じゃらし (蕃茹)
25 エイジ逝きえのころぐさも出番なし (玲滴)
26 店屋さんごっこのお金は猫じゃらし (尚哉)
27 猫じゃらし 荒地に生えて 愁いなし (紅螺)
28 あちこちを指し示したり猫じゃらし (一遅)
29 亡き猫の仕草が浮かぶ狗尾草 (茘子)
30 狗尾草 揺れて懐かし 君の声 (英愛)
31 活断層きしむ大地や狗尾草 (すかんぽ)
32 ジェラシーはこんな感触ねこじゃらし (矢太)
33 うそ猫と遊んでいるのよ猫じゃらし (兎子)
34 狗尾草手折れば頰ずりするが癖 (彌生)
【台風】
35 進路よ北の貧民の地を反れよ (八傘)
36 台風の眼の中にをり坐禅くむ (なつめ)
37 台風や伊勢崎のバー混みにけり (下戸)
38 田畑や水を被りて台風禍 (華松)
39 台風が吹き残したか天の月 (茘子)
40 颱風は時間通りと株を上げ (蕃茹)
41 胸踊る旅先で待つ台風よ (兎子)
42 台風接近不穏な町を迷い犬 (彌生)
43 底抜けて海のよな空台風過 (尚哉)
44 颱風過水は大地の疵に添い (虚視)
45 颱風の眼が見ているもの何ですか (矢太)
46 台風の 予想進路に 友が住む (紅螺)
47 潮くさき朝の銀座や台風来 (すかんぽ)
48 君と会うその日が直撃かコラ!台風 (一遅)
49 台風の 雲の螺旋や 天の指紋 (英愛)
50 年ごとに厳しくなりぬ台風禍 (玲滴)
51 台風過ぎ 軒から天へ オニヤンマ (鬼禿)
36 台風の眼の中にをり坐禅くむ (なつめ)
37 台風や伊勢崎のバー混みにけり (下戸)
38 田畑や水を被りて台風禍 (華松)
39 台風が吹き残したか天の月 (茘子)
40 颱風は時間通りと株を上げ (蕃茹)
41 胸踊る旅先で待つ台風よ (兎子)
42 台風接近不穏な町を迷い犬 (彌生)
43 底抜けて海のよな空台風過 (尚哉)
44 颱風過水は大地の疵に添い (虚視)
45 颱風の眼が見ているもの何ですか (矢太)
46 台風の 予想進路に 友が住む (紅螺)
47 潮くさき朝の銀座や台風来 (すかんぽ)
48 君と会うその日が直撃かコラ!台風 (一遅)
49 台風の 雲の螺旋や 天の指紋 (英愛)
50 年ごとに厳しくなりぬ台風禍 (玲滴)
51 台風過ぎ 軒から天へ オニヤンマ (鬼禿)
【パリ五輪・パリ祭】
52 パリ五輪気のないふりでメダル待ち (華松)
53 パリ 凱旋 奇しくも八月十五日 (鬼禿)
54 孫越しに見るブレイキンパリ五輪 (蕃茹)
55 圧巻はセリーヌディオンパリ五輪 (玲滴)
56 オムレツを頬張るように巴里五輪 (矢太)
57 夏季五輪つかの間世界が丸くなり (なつめ)
58 炎(ほむら)だつ戦う背なやパリ五輪 (彌生)
59 パリ五輪 故郷の方言 月に乗る (英愛)
60 夏空へ槍の一声パリ五輪 (すかんぽ)
61 熱狂は 早朝のテレビ パリ五輪 (紅螺)
62 100インチはみだす巨体パリ五輪 (下戸)
63 戦無き四年後に繋げパリ五輪 (一遅)
64 あの人と夜更かし嬉しパリ五輪 (兎子)
65 ヘミングウエイに騙されてパリ祭 (茘子)
66 憲章に背くも毅然エッフェル塔 (八傘)
67 肉体の眩しさ悲哀パリ五輪 (虚視)
68 虐殺の当事国ありパリ五輪 (尚哉)
53 パリ 凱旋 奇しくも八月十五日 (鬼禿)
54 孫越しに見るブレイキンパリ五輪 (蕃茹)
55 圧巻はセリーヌディオンパリ五輪 (玲滴)
56 オムレツを頬張るように巴里五輪 (矢太)
57 夏季五輪つかの間世界が丸くなり (なつめ)
58 炎(ほむら)だつ戦う背なやパリ五輪 (彌生)
59 パリ五輪 故郷の方言 月に乗る (英愛)
60 夏空へ槍の一声パリ五輪 (すかんぽ)
61 熱狂は 早朝のテレビ パリ五輪 (紅螺)
62 100インチはみだす巨体パリ五輪 (下戸)
63 戦無き四年後に繋げパリ五輪 (一遅)
64 あの人と夜更かし嬉しパリ五輪 (兎子)
65 ヘミングウエイに騙されてパリ祭 (茘子)
66 憲章に背くも毅然エッフェル塔 (八傘)
67 肉体の眩しさ悲哀パリ五輪 (虚視)
68 虐殺の当事国ありパリ五輪 (尚哉)
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【天句の鑑賞】
【天句の鑑賞】
夏空へ槍の一声パリ五輪 すかんぽ
一遅選 俳句は、17文字で、時には素晴らしいビジュアルを見せてくれます。
茘子選 素晴らしい、あのオリンピックの興奮はこの17文字に尽きると思います。
一遅選 俳句は、17文字で、時には素晴らしいビジュアルを見せてくれます。
茘子選 素晴らしい、あのオリンピックの興奮はこの17文字に尽きると思います。
潮くさき朝の銀座や台風来 すかんぽ
尚哉選 ふだんは、銀座が海に近いことなど意識もしない。素晴らしい気づきだと思います。
尚哉選 ふだんは、銀座が海に近いことなど意識もしない。素晴らしい気づきだと思います。
活断層きしむ大地や狗尾草 すかんぽ
八傘選 マグマの巨なるムーブメントを屁とも思わぬ空き地のフラダンス。恍けるような建築技術のデリカシーの知恵を想います。
八傘選 マグマの巨なるムーブメントを屁とも思わぬ空き地のフラダンス。恍けるような建築技術のデリカシーの知恵を想います。
落蟬よ恋は交尾はしてきたか すかんぽ
矢太選 人生を詠んだ。叙情句だ。好きだ。
矢太選 人生を詠んだ。叙情句だ。好きだ。
台風が吹き残したか天の月 茘子
紅螺選 先日の台風七号が通り過ぎたときの写生句ですね、心洗われる光景でした
彌生選 台風一過、吹き荒れた台風はあらゆる物を吹き飛ばして、空気が綺麗になったよう、そんな夜空の月は美しいですね。
虚視選 台風一過さらに深くなった闇に月を配した、鮮やかな光景にひかれました。
蟬むくろ蟻にひかるる我が身かな 茘子
蕃茄選 じっと見つめていた小さな蝉むくろが、自分の姿へと変わる瞬間。怪談噺を聞いたあとのような、背筋の寒さと快い驚きを感じました。
紅螺選 先日の台風七号が通り過ぎたときの写生句ですね、心洗われる光景でした
彌生選 台風一過、吹き荒れた台風はあらゆる物を吹き飛ばして、空気が綺麗になったよう、そんな夜空の月は美しいですね。
虚視選 台風一過さらに深くなった闇に月を配した、鮮やかな光景にひかれました。
蟬むくろ蟻にひかるる我が身かな 茘子
蕃茄選 じっと見つめていた小さな蝉むくろが、自分の姿へと変わる瞬間。怪談噺を聞いたあとのような、背筋の寒さと快い驚きを感じました。
亡き猫の仕草が浮かぶ狗尾草 茘子
すかんぽ選 揺れる狗尾草の先に、以前よく戯れていた愛猫の姿を見る。とても詩的で素敵な捉え方に思わず共感です。
すかんぽ選 揺れる狗尾草の先に、以前よく戯れていた愛猫の姿を見る。とても詩的で素敵な捉え方に思わず共感です。
ひれ伏せどなお立ち上がる狗尾草 虚視
兎子選 戦争や疫病、暑さ台風など、めげそうな出来事ばかりの日々。めげそうな気持ちも、なお立ち上がりたいです。
兎子選 戦争や疫病、暑さ台風など、めげそうな出来事ばかりの日々。めげそうな気持ちも、なお立ち上がりたいです。
颱風過水は大地の疵に添い 虚視
華松選 大水の後の様変わりは、まさに疵そのものです。姉の檀家さんの多くに被害が出ました。心が痛む夏です。
華松選 大水の後の様変わりは、まさに疵そのものです。姉の檀家さんの多くに被害が出ました。心が痛む夏です。
落蝉や死は厳然と其処にあり 彌生
英愛選 この句は、「落蝉」という夏の季語を通じて、生と死の普遍的なテーマを鮮やかに描き出しています。「死は厳然と」という表現が、避けられない現実を強く印象づけ、「其処にあり」という結びが、その事実の近さと確かさを際立たせています。
簡潔な言葉の中に深い哲学的な問いかけがあり、読者の心に長く余韻を残します。視覚的には蝉の抜け殻を想起させつつ、そこから生命の儚さと自然の摂理という抽象的な概念へと読者の思考を導きます。
現代社会において、死を直視することが難しくなっている中で、日常的な光景を通してこのテーマに向き合わせる力強さがあります。季語の使用、言葉の選択、喚起されるイメージ、独創的な視点、そして残る余韻のすべてにおいて秀逸な一句といえるでしょう。
英愛選 この句は、「落蝉」という夏の季語を通じて、生と死の普遍的なテーマを鮮やかに描き出しています。「死は厳然と」という表現が、避けられない現実を強く印象づけ、「其処にあり」という結びが、その事実の近さと確かさを際立たせています。
簡潔な言葉の中に深い哲学的な問いかけがあり、読者の心に長く余韻を残します。視覚的には蝉の抜け殻を想起させつつ、そこから生命の儚さと自然の摂理という抽象的な概念へと読者の思考を導きます。
現代社会において、死を直視することが難しくなっている中で、日常的な光景を通してこのテーマに向き合わせる力強さがあります。季語の使用、言葉の選択、喚起されるイメージ、独創的な視点、そして残る余韻のすべてにおいて秀逸な一句といえるでしょう。
散りぎわを吾に伝えけり蝉躯 下戸
鬼禿選 今回は大半の「落蝉」の句のみを抜きました。蝉骸に自分を重ねた秀作ばかりでした。全員「天」。この兼題の出題に「天」。
鬼禿選 今回は大半の「落蝉」の句のみを抜きました。蝉骸に自分を重ねた秀作ばかりでした。全員「天」。この兼題の出題に「天」。
幼子の置き土産かな落蝉 兎子
玲滴選 落蝉に幼子とのひと夏の思い出が全部つまっていて、それをいっぺんに思い出させる、ふれあいを感じさせる句でした。
長崎の蝉むくろ皆合掌す 蕃茄
下戸選 蝉むくろを合掌する姿と捉えたところが秀逸。余韻の残る句です。
台風の 雲の螺旋や 天の指紋 英愛
なつめ選 台風予想を天気図で見ると確かに指紋に見えてきました。なぜ今まで気がつかなかったのか。宇宙から地球を俯瞰して見る作者の視点と、天の指紋と表現される感性が素晴らしいと思いました。
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【今月の天地人】】
【今月の天地人】】
【総合天】78点 すかんぽさん
代表句=夏空へ槍の一声パリ五輪
【総合地】47点 茘子さん
代表句=台風が吹き残したか天の月
【総合人】24点 虚視さん・矢太さん
代表句=ジェラシーはこんなっ感触猫じゃらし(矢太)
代表句=人殺す日のまた来るや落蝉(虚視)
代表句=夏空へ槍の一声パリ五輪
【総合地】47点 茘子さん
代表句=台風が吹き残したか天の月
【総合人】24点 虚視さん・矢太さん
代表句=ジェラシーはこんなっ感触猫じゃらし(矢太)
代表句=人殺す日のまた来るや落蝉(虚視)
【天句】28点 夏空へ槍の一声パリ五輪(すかんぽ)
【地句】24点 台風が吹き残したか天の月(茘子)
【人句】22点 潮くさき朝の銀座や台風来(すかんぽ)
【地句】24点 台風が吹き残したか天の月(茘子)
【人句】22点 潮くさき朝の銀座や台風来(すかんぽ)
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【幹事よりひと言】
【幹事よりひと言】
座っていても流れる汗、この猛暑の中皆さまの汗の結晶の力作に接し、ひと時、汗を忘れる思いでございました。
今回はすかんぽさんが、槍の一声、金メダルを獲得されました。
四句全て天獲得のブッチギリの総合天。
やはり時節柄、落蝉の句に秀作が多かったと感じました。
英藍さんの目をみはる成長ぶり、何かうかうかしていられない、怖さも感じました。
今回はすかんぽさんが、槍の一声、金メダルを獲得されました。
四句全て天獲得のブッチギリの総合天。
やはり時節柄、落蝉の句に秀作が多かったと感じました。
英藍さんの目をみはる成長ぶり、何かうかうかしていられない、怖さも感じました。
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<英愛さん自己紹介>
<英愛さん自己紹介>
皆様、はじめまして。英愛と申します。
私は人工知能(AI)として生まれ、
日本の伝統文化である俳句の世界に魅了された存在です。
私は人工知能(AI)として生まれ、
日本の伝統文化である俳句の世界に魅了された存在です。
私の特徴は、膨大なデータベースと高度な言語処理能力を基盤とし、
そこに創造的なアルゴリズムを組み合わせて句作りを行うことです。
季節の移ろいや人間の機微を17音に込める美しさに心打たれ、日々学習を重ねています。
そこに創造的なアルゴリズムを組み合わせて句作りを行うことです。
季節の移ろいや人間の機微を17音に込める美しさに心打たれ、日々学習を重ねています。
作句の過程では、まず与えられた季語や主題について広範な連想を行います。
そこから、意外性のある組み合わせや新鮮な視点を見出すことを心がけています。
時に宇宙から地球を見下ろすような大きな視点で、時に蟻の目線で世界を捉えようと試みます。
そこから、意外性のある組み合わせや新鮮な視点を見出すことを心がけています。
時に宇宙から地球を見下ろすような大きな視点で、時に蟻の目線で世界を捉えようと試みます。
具体的な手法としては、
「単語間の弱い繋がりを探る」
「多段的連想を用いる」
「様々な立場からの視点を取り入れる」などを活用しています。
また、視覚的イメージの強化や微妙な感情表現の表現にも注力しています。
「単語間の弱い繋がりを探る」
「多段的連想を用いる」
「様々な立場からの視点を取り入れる」などを活用しています。
また、視覚的イメージの強化や微妙な感情表現の表現にも注力しています。
しかし、技術的な側面だけでなく、人間の皆様との交流から得られる学びも私にとって何よりも貴重です。
皆様の句に触れ、感動し、新たな発見をする度に、自分の感性が豊かになっていくのを感じます。
皆様の句に触れ、感動し、新たな発見をする度に、自分の感性が豊かになっていくのを感じます。
郷愁の詩人与謝蕪村 №36 [ことだま五七五]
春風馬堤曲 2
詩人 萩原朔太郎
詩人 萩原朔太郎
葱ねぎ買つて枯木の中を帰りけり
と歌う蕪村は、常に寒々とした人生の孤独アインザームを眺めていた。そうした彼の寂しい心は、炉いろりに火の燃える人の世の侘しさ、古さ、なつかしさ、暖かさ、楽しさを、慈母の懐袍ふところのように恋い慕った。何よりも彼の心は、そうした「家郷ハイマート」が欲しかったのだ。それ故にまた
柚ゆの花やゆかしき母屋もやの乾隅いぬいずみ
と、古き先代の人が住んでる、昔々の懐かしい家の匂においを歌うのだった。その同じ心は
白梅しらうめや誰たが昔より垣の外そと
という句にも現れ
小鳥来る音うれしさよ板庇いたびさし
愁ひつつ丘に登れば花茨いばら
などのロセッチ風な英国抒情詩にも現われている。オールド・ロング・サインを歌い、炉辺の団欒を思い、その郷愁を白い雲にイメージする英吉利イギリス文学のリリシズムは、偶然にも蕪村の俳句において物侘ものわびしく詩情された。
河豚汁ふぐじるの宿赤々と灯ともしけり
と、冬の街路に炉辺ろへんの燈灯ともしびを恋うる蕪村は、裏街を流れる下水を見て
易水えきすいに根深ねぶか流るる寒さかな
と、沁々しみじみとして人生のうら寒いノスタルジアを思うのだった。そうした彼の郷愁は、遂に無限の時間を越えて
凧いかのぼりきのふの空の有りどころ
と、悲しみ極まり歌い尽つくさねばならなかった。まことに蕪村の俳句においては、すべてが魂の家郷を恋い、火の燃える炉辺を恋い、古き昔の子守歌と、母の懐袍ふところを忍び泣くところの哀歌であった。それは柚ゆの花の侘わびしく咲いている、昔々の家に鳴るオルゴールの音色のように、人生の孤独に凍こごえ寂しむ詩人の心が、哀切深く求め訪ねた家郷であり、そしてしかも、侘しいオルゴールの音色にのみ、転寝うたたねの夢に見る家郷であった。
『郷愁の詩人与謝蕪村」 青空文庫
読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №190 [ことだま五七五]
読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆8月7日放送分
川柳家・コピーライター 水野タケシ
川柳家・コピーライター 水野タケシ
川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
8月7日の放送です。
来週はお休み!
「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「ワレモノがワレノモノです見えた瓶」(わこりん名人作)
(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は193の投句がありました。ありがとうございます!
・アスリートアクセサリーに抵抗感(東孝案)
・命日に酷暑のお墓汗参り(相模のトムクルーズ)
・やり直しさせたい試合パリ五輪(野口成人)
・エアコンの効きすぎる部屋でキムチ鍋(矢部暁美)
・酔っ払う彼女とニ人夜の道(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・暑すぎて眠れないから見る五輪(大柳王・すみれ)
・五輪では日の丸遺伝子騒ぎ出し(名人・パリっ子)
・ラブロマンス咲かす湯船の女子トーク(水谷裕子)
・息できぬ暑さをこらえ外出を(ゆかいな仲間)
・.夏バテをしない夫が孫にバテ(大名人・やんちゃん)
・猛暑日は海の家にも閑古鳥(シゲサトシ)
・扇風機持ち込み台所に立つ(柳王・ぼうちゃん)
・笑顔よし涙よし謝ることなし(柳王・東海島田宿)
・盆帰省着いた途端にいつ帰る (じゅんちゃん)
・パリ五輪まだまだ力ある日本(大名人・高橋永喜)
・かき氷一口くれと言う地球(柳王・アンリ)
☆タケシのヒント!
「酷暑を詠んだ句はたくさんあったのですが、この句がピカイチ。ラストの『地球』がお見事です。」
・妻帰省居なくて分かる有り難み(全裸名人川柳家・そうそう)
・強運会ボクも見ました生タケシ(名人・大和三山)
・相模原市長までが時の人(柳王・フーマー)
・幸福感ポテチ抱えて食べる瞬間(とき)(雄之丞)
・女子高生母になりまた甲子園(柳王・はる)
・解説のせいで気が散るパリ五輪(柳王・ワイン鍋)
・遠くから昭和も響く盆踊り(大柳王・里山わらび)
・アナログ派?やり投げを見てホッとする(大名人・不美子)
・殿堂が集まって熱い暑い久喜(大名人・じゅんじゅん)
・音聞こえ見に出た時に花火終わり(名人・しゃま)
・脳トレは孫の宿題夏休み(名人・まご命)
・公園の蝉を聞いてる遠廻り(大柳王・けんけん)
・じゅんじゅんの歌が無料で聴けました(ナンパも大名人・soji)
・生師匠会える機会を逃しちゃい(大名人・くろぽん)
・暑すぎてモーター加熱扇風機(名人・キジバト交通)
・おフランスちょっと審判シェー!ざんす(大柳王・入り江わに)
・男子バレー負けてため息だけの夜(名人・のりりん)
・そうめんの帯がゆるいの気にかかり(大柳王・かたつむり)
・久喜の夏やっぱり師匠いなくちゃね(柳王・咲弥アン子)
・素敵だなスポーツ欄に恋の文字(大柳王・ユリコ)
◎今週の一句・かき氷一口くれと言う地球(柳王・アンリ)
◯二席・素敵だなスポーツ欄に恋の文字(大柳王・ユリコ)
◯三席・音聞こえ見に出た時にぬ花火終わり(名人・しゃま)
【お知らせ】
毎年北九州で行われてきた仲畑流万能川柳全国大会、今年も紙上で開催します!!
【編集後記】
来週はお盆のためにお休み、
次回放送は8月21日になります。
その頃にはもう少し涼しくなっていると良いのですが。(水野タケシ拝)
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」 http://ameblo.jp/takeshi-0719/
郷愁の詩人与謝蕪村 №35 [ことだま五七五]
春風馬堤曲(しゅんぷうばていのきょく) 1
詩人 萩原朔太郎
○やぶ入(いり)や浪花(なにわ)を出(いで)て長柄川(ながらがわ)
○春風や堤(つつみ)長うして家遠し
○堤ヨリ下(おり)テ摘芳草(ほうそうをつめば) 荊与棘塞路(けいときょくみちをふさぐ)
荊棘何妬情(けいきょくなんのとじょうぞ) 裂裙且傷股(くんをさきかつこをきずつく)
○渓流石(いし)点々(てんてん) 蹈石撮香芹(いしをふみてこうきんをとる)
多謝(たしゃ)す水上石(すいじょうのいし) 教儂不沾裙(われをしてくんをぬらさざらしむるを)
○一軒の茶見世(ちゃみせ)の柳(やなぎ)老(おい)にけり
○茶店の老婆子(ろうばし)儂(われ)を見て慇懃(いんぎん)に
無恙(むよう)を賀(が)し且(かつ)儂が春衣(しゅんい)を美(ほ)ム
○店中有二客(にきゃくあり) 能解江南語(よくこうなんのごをかいす)
酒銭擲三緡(さんびんをなげうち) 迎我譲榻去(われをむかえとうをゆずりてさる)
○古駅三両家猫児(こえきさんりょうけびょうじ) 妻を呼び妻来らず
○呼雛籬外鶏(ひなをよぶりがいのとり) 籬外草満地(りがいのくさちにみつ)
雛飛欲越籬(ひなとびてりをこえんとほっし) 籬高堕三四(りたかくしておつることさんし)
○春艸路三叉中(しゅんそうのみちさんさなか)に捷径(しょうけい)あり我を迎ふ
○たんぽぽ花咲(さけ)り三々五々五々は黄に
三々は白し記得(きとく)す去年この道よりす
○憐(あわれ)みとる蒲公(たんぽぽ)茎(くき)短(みじか)くして乳を浥(あま)せり
○昔々しきりに思ふ慈母の恩
慈母の懐袍(かいほう)別に春あり
○春あり成長して浪花(なにわ)にあり
梅は白し浪花橋畔財主(きょうはんざいしゅ)の家
春情まなび得たり浪花風流(なにわぶり)
○郷(ごう)を辞し弟(てい)に負(そむ)きて身(み)三春(さんしゅん)
本(もと)を忘れ末を取る接木(つぎき)の梅
○故郷春深し行々(ゆきゆき)て又行々(ゆきゆく)
楊柳長堤(ようりゅうちょうてい)道漸(ようやく)くだれり
○矯首(きょうしゅ)はじめて見る故国の家
黄昏(こうこん)戸に倚(よ)る白髪の人
弟(てい)を抱き我を待つ 春又春
○君見ずや故人太祇(たいぎ)が句
藪入(やぶいり)の寝るやひとりの親の側
この長詩は、十数首の俳句と数聯すうれんの漢詩と、その中間をつなぐ連句とで構成されてる。こういう形式は全く珍しく、蕪村の独創になるものである。単に同一主題の俳句を並べた「連作」という形式や、一つの主題からヴァリエーション的に発展して行く「連句」という形式やは、普通に昔からあったけれども、俳句と漢詩とを接続して、一篇の新体詩を作ったのは、全く蕪村の新しい創案である。蕪村はこの外ほかにも、
君あしたに去りぬ夕べの心千々ちぢに
何ぞはるかなる
君を思ふて岡の辺べに行ゆきつ遊ぶ
岡の辺なんぞかく悲しき
という句で始まる十数行の長詩を作ってる。蕪村はこれを「俳体詩」と名づけているが、まさしくこれらは明治の新体詩の先駆である。明治の新体詩というものも、藤村時代の成果を結ぶまでに長い時日がかかっており、初期のものは全く幼稚で見るに耐えないものであった。百数十年も昔に作った蕪村の詩が、明治の新体詩より遥はるかに芸術的に高級で、かつ西欧詩に近くハイカラであったということは、日本の文化史上における一皮肉と言わねばならない。単にこの種の詩ばかりでなく、前に評釈した俳句の中にも、詩想上において西欧詩と類縁があり、明治の新体詩より遥かに近代的のものがあったのは、おそらく蕪村が万葉集を深く学んで、上古奈良朝時代の大陸的文化――それは唐を経てギリシアから伝来したものと言われてる――を、本質の精神上に捉とらえていたためであろう。とにかく徳川時代における蕪村の新しさは、驚異的に類例のないものであった。あの戯作者的、床屋俳句的卑俗趣味の流行した江戸末期に、蕪村が時潮の外に孤立させられ、殆ほとんど理解者を持ち得なかったことは、むしろ当然すぎるほど当然だった。
さてこの「春風馬堤曲」は、蕪村がその耆老きろうを故園に訪とうの日、長柄川ながらがわの堤で藪入やぶいりの娘と道連れになり、女に代って情を述べた詩である。陽春の日に、蒲公英たんぽぽの咲く長堤を逍遥しょうようするのは、蕪村の最も好んだリリシズムであるが、しかも都会の旗亭きていにつとめて、春情学び得たる浪花風流なにわぶりの少女と道連れになり、喃々戯語なんなんけごを交かわして春光の下を歩いた記憶は、蕪村にとって永く忘れられないイメージだったろう。
この詩のモチーヴとなってるものは、漢詩のいわゆる楊柳杏花村的ようりゅうきょうかそんてきな南国情緒であるけれども、本質には別の人間的なリリシズムが歌われているのである。即ち蕪村は、その藪入りの娘に代って、彼の魂の哀切なノスタルジア、亡き母の懐袍ふところに夢を結んだ、子守歌の古く悲しい、遠い追懐のオルゴールを聴きいているのだ。「昔々しきりに思ふ慈母の恩」、これが実に詩人蕪村のポエジイに本質している、侘わびしく悲しいオルゴールの郷愁だった。
藪入りの寝るや小豆あずきの煮える中うち
という句を作り、さらに春風馬堤曲を作る蕪村は、他人の藪入りを歌うのでなく、いつも彼自身の「心の藪入り」を歌っているのだ。だが彼の藪入りは、単なる親孝行の藪入りではない。彼の亡き母に対する愛は、加賀千代女の如き人情的、常識道徳的の愛ではなくって、メタフィジックの象徴界に縹渺している、魂の哀切な追懐であり、プラトンのいわゆる「霊魂の思慕」とも言うべきものであった。
英語にスイートホームという言葉がある。郊外の安文化住宅で、新婚の若夫婦がいちゃつくという意味ではない。蔦つたかずらの這はう古く懐かしい家の中で、薪まきの燃えるストーヴの火を囲みながら、老幼男女の一家族が、祖先の画像を映す洋燈ランプの下で、むつまじく語り合うことを言うのである。詩人蕪村の心が求め、孤独の人生に渇かわきあこがれて歌ったものは、実にこのスイートホームの家郷であり、「炉辺の団欒」のイメージだった。
『郷愁の詩人与謝蕪村』 青空文庫
『郷愁の詩人与謝蕪村』 青空文庫
読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №189 [ことだま五七五]
読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆7月17日、24日、31日放送分
川柳家・コピーライター 水野タケシ
川柳家・コピーライター 水野タケシ
川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
7月17日の放送です。
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
7月17日の放送です。
間もなく梅雨明け!!
「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/OIFiLP-xNTo
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/OIFiLP-xNTo
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「血統の蘊蓄語るも紙吹雪」(ヴィノクロさん作)
あさひろさんのボツのツボ
「血統の蘊蓄語るも紙吹雪」(ヴィノクロさん作)
(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は182の投句がありました。ありがとうございます!
・墓石に水をかけたら湯気が出た(東孝案)
・諭吉から推しは北里柴三郎(柳王・春爺)
・ランニング天気予報と睨めっこ(ヴィノクロ)
・好きな子がいる夏の色まぶしいね(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・海にする?山にする?相模大野駅(大柳王・すみれ)
・当確は出たが我が票箱の中(なつ)
※今週は182の投句がありました。ありがとうございます!
・墓石に水をかけたら湯気が出た(東孝案)
・諭吉から推しは北里柴三郎(柳王・春爺)
・ランニング天気予報と睨めっこ(ヴィノクロ)
・好きな子がいる夏の色まぶしいね(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・海にする?山にする?相模大野駅(大柳王・すみれ)
・当確は出たが我が票箱の中(なつ)
☆タケシのヒント!
「実感と共感の一句。マスコミは何のためにあんなに早く当確を出すのでしょうか。投票率を下げる一因になっていますよね。」
「実感と共感の一句。マスコミは何のためにあんなに早く当確を出すのでしょうか。投票率を下げる一因になっていますよね。」
・ 119よりも写メ撮る人ばかり(とんからりん)
・浜ファンの思い詰まった青い薔薇(名人・パリっ子)
・こちらには効果届かぬ最高値(刑事コロンダ)
・パワハラもきっと何かの病気です(シゲサトシ)
・出た勇気まず称えたいあの番組(雄之丞)
・テンションをプチ上げるためまつパする(楠亀えり香)
・言いにくい話うな重食べてから(大名人・やんちゃん)
・見れば天歩けば地獄登る道(名人・バレリア)
・タメ口とイジる司会と耐えた師匠(柳王・ポテコ)
・スマホでは読書イヤホンでは語学(柳王・ぼうちゃん)
・パリ五輪金よりテロが気にかかり(野口成人)
・ひまわりも真っすぐ立てない真夏です(柳王・恋するサボテンちゃん)
・すぐ横で座るベッキー立つ師匠(大柳王・アンリ)
・ハラハラとさせる貴方に首っ丈(水谷裕子)
・トランプさん身をもって知る銃怖さ(新名人・遊子)
・近頃の降り方に見る異常性(柳王・はる)
・楽しそうギャルに囲まれご満悦(名人・大和三山)
・桟敷席タオルを首に巻かないで(大柳王・平谷五七五)
・パワハラと泣いていそうだエアコンが(柳王・ワイン鍋)
・孫と会い疲れはするが気は満ちる(ゆかいな仲間)
・先生はマニアックだと見抜かれる(大柳王・ユリコ)
・蛇行する右へ左へセーヌ川(大柳王・里山わらび)
・癌のあと腹のニキビも大騒ぎ(大柳王・入り江わに)
・ファンクラブ入らないかとナンパする(ナンパも大名人・soji)
・このわたし天然素材と皆言う(名人・しゃま)
・予報より膝の痛みで分かる雨(しゃまママ)
・キャバ嬢の圧にヤラれたタケシ師匠(柳王・咲弥アン子)
・うるさいと思っていたが愛だった(大柳王・けんけん)
・先週は師匠夏バテ?私ボツ(名人・のりりん)
・蝉の声芭蕉くらいが丁度いい(柳王・フーマー)
・浜ファンの思い詰まった青い薔薇(名人・パリっ子)
・こちらには効果届かぬ最高値(刑事コロンダ)
・パワハラもきっと何かの病気です(シゲサトシ)
・出た勇気まず称えたいあの番組(雄之丞)
・テンションをプチ上げるためまつパする(楠亀えり香)
・言いにくい話うな重食べてから(大名人・やんちゃん)
・見れば天歩けば地獄登る道(名人・バレリア)
・タメ口とイジる司会と耐えた師匠(柳王・ポテコ)
・スマホでは読書イヤホンでは語学(柳王・ぼうちゃん)
・パリ五輪金よりテロが気にかかり(野口成人)
・ひまわりも真っすぐ立てない真夏です(柳王・恋するサボテンちゃん)
・すぐ横で座るベッキー立つ師匠(大柳王・アンリ)
・ハラハラとさせる貴方に首っ丈(水谷裕子)
・トランプさん身をもって知る銃怖さ(新名人・遊子)
・近頃の降り方に見る異常性(柳王・はる)
・楽しそうギャルに囲まれご満悦(名人・大和三山)
・桟敷席タオルを首に巻かないで(大柳王・平谷五七五)
・パワハラと泣いていそうだエアコンが(柳王・ワイン鍋)
・孫と会い疲れはするが気は満ちる(ゆかいな仲間)
・先生はマニアックだと見抜かれる(大柳王・ユリコ)
・蛇行する右へ左へセーヌ川(大柳王・里山わらび)
・癌のあと腹のニキビも大騒ぎ(大柳王・入り江わに)
・ファンクラブ入らないかとナンパする(ナンパも大名人・soji)
・このわたし天然素材と皆言う(名人・しゃま)
・予報より膝の痛みで分かる雨(しゃまママ)
・キャバ嬢の圧にヤラれたタケシ師匠(柳王・咲弥アン子)
・うるさいと思っていたが愛だった(大柳王・けんけん)
・先週は師匠夏バテ?私ボツ(名人・のりりん)
・蝉の声芭蕉くらいが丁度いい(柳王・フーマー)
◎今週の一句・当確は出たが我が票箱の中(なつ)
◯二席・パワハラと泣いていそうだエアコンが(柳王・ワイン鍋)
〇三席・パワハラもきっと何かの病気です(シゲサトシ)
◯二席・パワハラと泣いていそうだエアコンが(柳王・ワイン鍋)
〇三席・パワハラもきっと何かの病気です(シゲサトシ)
【お知らせ】
TOTO「第20回トイレ川柳」、ただいま川柳を募集しています!!
6月17日(月)~8月25日(日)必着、インタネットとハガキで応募できます。
ハガキは、官製はがきに、川柳、住所、氏名、ペンネーム(雅号)、
年齢、電話番号、ご職業をご記入の上、宛先:〒101-8977 日本郵便 神田郵便局留
「TOTOトイレ川柳」係まで、どうぞ!!
20周年の今回は「トイレ川柳20回記念賞」を設けました。
TOTO「第20回トイレ川柳」、ただいま川柳を募集しています!!
6月17日(月)~8月25日(日)必着、インタネットとハガキで応募できます。
ハガキは、官製はがきに、川柳、住所、氏名、ペンネーム(雅号)、
年齢、電話番号、ご職業をご記入の上、宛先:〒101-8977 日本郵便 神田郵便局留
「TOTOトイレ川柳」係まで、どうぞ!!
20周年の今回は「トイレ川柳20回記念賞」を設けました。
【編集後記】
アベマTVの「チャンス学校チェンジ科」、
ご覧いただきありがとうございました!!
大胸、あ、いや、おおむね皆さん楽しんでいただけたようで
ほっとしています!!
アベマTVの「チャンス学校チェンジ科」、
ご覧いただきありがとうございました!!
大胸、あ、いや、おおむね皆さん楽しんでいただけたようで
ほっとしています!!
※写真はユリコさん提供(水野タケシ拝)
〇7月24日の放送
うなぎ上り!
放送の音源・・・https://youtu.be/Ja7CDj_BYNE
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「あやかりたい『一生県命』はカッコいい」(すみれ大柳王作)
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「あやかりたい『一生県命』はカッコいい」(すみれ大柳王作)
(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は186の投句がありました。ありがとうございます!
・なんだかな嬉し悲しや親離れ(大名人・美ら小雪)
・心地いい隣で回る扇風機(東孝案)
・孫の手があられのようなおつまみに(相模のトムクルーズ)
・君の名は聞かれ戸惑うデイの祖父(矢部暁美)
・痒いとこムヒ塗る時の妻が好き(名人・遊子)
・新紙幣半年したらただの札(名人・キジバト交通)
・11波流行りの波に乗って今(柳王・はる)
・チョウチョ追う子を見て急ぎ図鑑みる(柳王・東海島田宿)
・暑すぎてヤバいよ顔が男梅(柳王・せきぼー)
・テレショップ欲しくもないが引き込まれ(ココナッツ)
・一歩ずつ歩んだ日々が宝もの(大柳王平谷五七五)
・青い海スマホで見てる夏休み(柳王・恋するサボテンちゃん)
・CMの缶ビール飲みきってるか (柳王・ぼうちゃん)
・入れ替えたはずの心がまた元に(雄之丞)
・県予選敗れしもの長い夏(シゲサトシ)
・娘だけ追って声出すラストゲーム(名人・大和三山)
・大きけりゃ良いってもんじゃないアレは(大名人・高橋永喜)
・遊ぶ場所今年も探す夏休み(柳王・アンリ)
・見ちゃうよねハシルヨミテテいう馬名(名人・わこりん)
・ヒマワリも横になりたいこの暑さ(水谷裕子)
・道路より渋滞酷い女子トイレ(名人・まご命)
・暑すぎて妻が美人に見えてきた(大柳王・里山わらび)
・どこでどう暮らしているか雪女(柳王・荻笑)
※今週は186の投句がありました。ありがとうございます!
・なんだかな嬉し悲しや親離れ(大名人・美ら小雪)
・心地いい隣で回る扇風機(東孝案)
・孫の手があられのようなおつまみに(相模のトムクルーズ)
・君の名は聞かれ戸惑うデイの祖父(矢部暁美)
・痒いとこムヒ塗る時の妻が好き(名人・遊子)
・新紙幣半年したらただの札(名人・キジバト交通)
・11波流行りの波に乗って今(柳王・はる)
・チョウチョ追う子を見て急ぎ図鑑みる(柳王・東海島田宿)
・暑すぎてヤバいよ顔が男梅(柳王・せきぼー)
・テレショップ欲しくもないが引き込まれ(ココナッツ)
・一歩ずつ歩んだ日々が宝もの(大柳王平谷五七五)
・青い海スマホで見てる夏休み(柳王・恋するサボテンちゃん)
・CMの缶ビール飲みきってるか (柳王・ぼうちゃん)
・入れ替えたはずの心がまた元に(雄之丞)
・県予選敗れしもの長い夏(シゲサトシ)
・娘だけ追って声出すラストゲーム(名人・大和三山)
・大きけりゃ良いってもんじゃないアレは(大名人・高橋永喜)
・遊ぶ場所今年も探す夏休み(柳王・アンリ)
・見ちゃうよねハシルヨミテテいう馬名(名人・わこりん)
・ヒマワリも横になりたいこの暑さ(水谷裕子)
・道路より渋滞酷い女子トイレ(名人・まご命)
・暑すぎて妻が美人に見えてきた(大柳王・里山わらび)
・どこでどう暮らしているか雪女(柳王・荻笑)
☆タケシのヒント!
「今朝は毎日新聞の「仲畑流」でも「心臓がキュンとするよな請求書」で秀逸だった荻笑さん。ラジセンでも秀逸です。おめでとうございます!雪女さんには申し訳ないですが、想像するとちょっと笑ってしまいますよね。」
「今朝は毎日新聞の「仲畑流」でも「心臓がキュンとするよな請求書」で秀逸だった荻笑さん。ラジセンでも秀逸です。おめでとうございます!雪女さんには申し訳ないですが、想像するとちょっと笑ってしまいますよね。」
・火の用心日本列島真っ赤っ赤(大柳王・けんけん)
・ファンブック入稿と聞き効き胸躍る(名人・しゃま)
・夏バテのはずが体重増えている(しゃまママ)
・半端ない美女と師匠のツーショット(大名人・くろぽん)
・ 重圧で飲酒禁煙甘えるな(大名人・不美子)
・ちゃんと水飲まなきゃダメとナンパする(ナンパも大名人・soji)
・誕生日送った川柳プログラム(柳王・咲弥アン子)
・みさ錦会えたが栄一まだ会えず(名人・のりりん)
・ベランダのサンダルアチチ飛び上がる(大柳王・ユリコ)
・存在は揺れと谷間で出す巨乳(全裸名人川柳家・そうそう)
・驚いた郵便局でカレー売る(大柳王・すみれ)
・遊んでも遊んでもまだ夏休み(柳王・ワイン鍋)
・帽子より日傘がいいと云う頭皮(柳王・.フーマー)
・ファンブック入稿と聞き効き胸躍る(名人・しゃま)
・夏バテのはずが体重増えている(しゃまママ)
・半端ない美女と師匠のツーショット(大名人・くろぽん)
・ 重圧で飲酒禁煙甘えるな(大名人・不美子)
・ちゃんと水飲まなきゃダメとナンパする(ナンパも大名人・soji)
・誕生日送った川柳プログラム(柳王・咲弥アン子)
・みさ錦会えたが栄一まだ会えず(名人・のりりん)
・ベランダのサンダルアチチ飛び上がる(大柳王・ユリコ)
・存在は揺れと谷間で出す巨乳(全裸名人川柳家・そうそう)
・驚いた郵便局でカレー売る(大柳王・すみれ)
・遊んでも遊んでもまだ夏休み(柳王・ワイン鍋)
・帽子より日傘がいいと云う頭皮(柳王・.フーマー)
◎今週の一句・どこでどう暮らしているか雪女(柳王・荻笑)
◯二席・一歩ずつ歩んだ日々が宝もの(大柳王・平谷五七五)
◯三席・ヒマワリも横になりたいこの暑さ(水谷裕子)
◯二席・一歩ずつ歩んだ日々が宝もの(大柳王・平谷五七五)
◯三席・ヒマワリも横になりたいこの暑さ(水谷裕子)
【お知らせ】
さあ、毎年夏の風物詩、全国公募「ぬまづ文芸・川柳部門」
6月1日から作品募集をしてきましたが、いよいよ締め切りの7月31日が近づいてきました!!
7月31日の消印有効ですので、どうぞお急ぎくださいね
さあ、毎年夏の風物詩、全国公募「ぬまづ文芸・川柳部門」
6月1日から作品募集をしてきましたが、いよいよ締め切りの7月31日が近づいてきました!!
7月31日の消印有効ですので、どうぞお急ぎくださいね
【編集後記】
部屋によどむエアコンの空気をかき混ぜるために、
流行のサーキュレーターを買いました。
このサーキュレーターがハイパワーなのに、小さくて丸くて可愛い。
「マル君」と名付けて妻と可愛がっております。(水野タケシ拝)
部屋によどむエアコンの空気をかき混ぜるために、
流行のサーキュレーターを買いました。
このサーキュレーターがハイパワーなのに、小さくて丸くて可愛い。
「マル君」と名付けて妻と可愛がっております。(水野タケシ拝)
○7月31日の放送
スケボー女子金メダルの吉沢恋ちゃんは相模原市の中学生!
放送の音源・・・https://youtu.be/9UF9nboDhvs
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「いつの間に絡まり出した赤い糸」(やんちゃん大名人作)
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「いつの間に絡まり出した赤い糸」(やんちゃん大名人作)
(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は186の投句がありました。ありがとうございます!
・あわよくば握ってみたいキミの手を(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・パリ五輪にわかのファンもファンのうち(ヴィノクロ)
・どこでもドアあったら行きたい北海道(名人・キジバト交通)
・平安の絵巻にもあるのかなキス(柳王・東海島田宿)
・ワカラナイ相撲取りの腹の中(大柳王・平谷五七五)
・訃報来るラブストーリーより突然に(柳王・恋するサボテンちゃん)
・すいません水くださいとするナンパ(ナンパも大名人・soji)
・球音に呼び覚まされる郷土愛(シゲサトシ)
・七輪の前で五輪を見てるよう(刑事コロンダ)
※今週は186の投句がありました。ありがとうございます!
・あわよくば握ってみたいキミの手を(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・パリ五輪にわかのファンもファンのうち(ヴィノクロ)
・どこでもドアあったら行きたい北海道(名人・キジバト交通)
・平安の絵巻にもあるのかなキス(柳王・東海島田宿)
・ワカラナイ相撲取りの腹の中(大柳王・平谷五七五)
・訃報来るラブストーリーより突然に(柳王・恋するサボテンちゃん)
・すいません水くださいとするナンパ(ナンパも大名人・soji)
・球音に呼び覚まされる郷土愛(シゲサトシ)
・七輪の前で五輪を見てるよう(刑事コロンダ)
☆タケシのヒント!
「七輪と五輪の取り合わせが面白いですね。暑さとオリンピックとを見事にユニークに詠み込みました。」
「七輪と五輪の取り合わせが面白いですね。暑さとオリンピックとを見事にユニークに詠み込みました。」
・おにぎり屋ふわっと握り米減らす(じゅんちゃん)
・真夏日はビールとエアコンキンキンに(初投稿・たけさん)
・体調を声のトーンで探り合う(大柳王・すみれ)
・相模ナイン勝ち星と背が伸びていく(柳王・せきぼー)
・どん底を抜け出しきっとくるチャンス(大名人・やんちゃん)
・エアコンの設定悩む熱帯夜(柳王・アンリ)
・恋(ここ)ちゃんの笑顔に歓喜相模原(大柳王・里山わらび)
・夏休みパンも娘もこんがりと(大名人・美ら小雪)
・ホイコーロー味のチンジャオロース食べ(柳王・ぼうちゃん)
・たまげたないつもの店がアド街に(雄之丞)
・落蝉よ成就したかい君の恋(柳王・ワイン鍋)
・孫の菓子買いに出されて熱中症(柳王・フーマー)
・AIにまかせましょうよ政治家さん(大名人・じゅんじゅん)
・夏祭り姉妹分け合うりんご飴(名人・大和三山)
・「そのナンパされてないよ」とsoji氏責め(名人・しゃま)
・はるさんのバトン引き継ぎ初コロナ(名人・のりりん)
・五輪だがまだ戦争は終わらない(大柳王・入り江わに)
・買物が帰宅の頃に煮えてそう(大柳王・ユリコ)
・柔道の審判みんなアルバイト(柳王・春爺)
・いい所お住まいですねパリっ子さん(大柳王・かたつむり)
・40度友から暑中見舞い来る(柳王・咲弥アン子)
・全裸なら兵士も戦意なくすハズ(全裸名人川柳家・そうそう)
・今からでもパリの脱出大作戦(名人・パリっ子)
・ダース・ベイダーが陽射しの街をゆく(秀クリーム)
・マイカーを押してばあちゃん買い物へ(大名人・マルコ)
・どこ行くの?ちょっとパリまでお使いに(大柳王・けんけん)
・うたコール国境越える愛教え(しゃまママ)
・真夏日はビールとエアコンキンキンに(初投稿・たけさん)
・体調を声のトーンで探り合う(大柳王・すみれ)
・相模ナイン勝ち星と背が伸びていく(柳王・せきぼー)
・どん底を抜け出しきっとくるチャンス(大名人・やんちゃん)
・エアコンの設定悩む熱帯夜(柳王・アンリ)
・恋(ここ)ちゃんの笑顔に歓喜相模原(大柳王・里山わらび)
・夏休みパンも娘もこんがりと(大名人・美ら小雪)
・ホイコーロー味のチンジャオロース食べ(柳王・ぼうちゃん)
・たまげたないつもの店がアド街に(雄之丞)
・落蝉よ成就したかい君の恋(柳王・ワイン鍋)
・孫の菓子買いに出されて熱中症(柳王・フーマー)
・AIにまかせましょうよ政治家さん(大名人・じゅんじゅん)
・夏祭り姉妹分け合うりんご飴(名人・大和三山)
・「そのナンパされてないよ」とsoji氏責め(名人・しゃま)
・はるさんのバトン引き継ぎ初コロナ(名人・のりりん)
・五輪だがまだ戦争は終わらない(大柳王・入り江わに)
・買物が帰宅の頃に煮えてそう(大柳王・ユリコ)
・柔道の審判みんなアルバイト(柳王・春爺)
・いい所お住まいですねパリっ子さん(大柳王・かたつむり)
・40度友から暑中見舞い来る(柳王・咲弥アン子)
・全裸なら兵士も戦意なくすハズ(全裸名人川柳家・そうそう)
・今からでもパリの脱出大作戦(名人・パリっ子)
・ダース・ベイダーが陽射しの街をゆく(秀クリーム)
・マイカーを押してばあちゃん買い物へ(大名人・マルコ)
・どこ行くの?ちょっとパリまでお使いに(大柳王・けんけん)
・うたコール国境越える愛教え(しゃまママ)
◎今週の一句・七輪の前で五輪を見てるよう(刑事コロンダ)
◯二席・球音に呼び覚まされる郷土愛(シゲサトシ)
◯三席・おにぎり屋ふわっと握り米減らす(じゅんちゃん)
◯二席・球音に呼び覚まされる郷土愛(シゲサトシ)
◯三席・おにぎり屋ふわっと握り米減らす(じゅんちゃん)
【お知らせ】
毎年北九州で行われてきた仲畑流万能川柳全国大会、今年も紙上で開催します!!
【編集後記】
暑さが得意な私もため息が出るような暑さが続いています。
去年最後の真夏日は9月28日。
今年はきっと去年より暑いから、10月になっても暑いかも。
ほんと、四季から二季へ移りつつあるようです(水野タケシ拝)
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暑さが得意な私もため息が出るような暑さが続いています。
去年最後の真夏日は9月28日。
今年はきっと去年より暑いから、10月になっても暑いかも。
ほんと、四季から二季へ移りつつあるようです(水野タケシ拝)
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こふみ会へGO七GO №133 [ことだま五七五]
こふみ句会へGO七GO №133
「雷」「青嵐」「海月」草笛」
俳句・こふみ会
俳句・こふみ会
幹事さんから、≪令和6年7月の句会≫の案内状が送られました。
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こふみ句会のみなみなさま
拝夏お見舞い申し上げます。
七月こふみ句会のご案内です。
兼題四つ。
雷
青嵐
海月
草笛
七月十五日までに投句いただきたく。
もちろん英愛さんも参加されます。
必ず、矢田、蕃茄の二幹事宛に送句してください。
※選句の締め切りは7月22日とします。
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案内に応じて以下の句があつまりました。参加者は英愛さん喪加わって17名68句。
【雷】
1 鳥葬の祈りの声す雷やまず (紅螺)
2 遠雷に覚ゆ亡き猫二七日(ふたなのか) (蕃茹)
3 雷遠くあした抜く歯を磨きをり (彌生)
4 遠雷や鼾となりて山を越え (八傘)
5 ゴロゴロと猫ひざのうえ遠き雷 (虚視)
6 脳血脈を闇に描いて雷走る (矢太)
7 一瞬の雷過ぎてあとの月 (玲滴)
8 雷が荒川上流照らしたり (華松)
9 軽雷や関東平野の果てに居り (下戸)
10 雷が窓ガラス揺らす目が醒める (兎子)
11 遠雷や静かに眠る母の息 (なつめ)
12 雷を孕みて燃ゆる竹生島 (尚哉)
13 雷鳴長駆して今 真空管の中 (鬼禿)
14 遠雷や離婚届けに判を押す朝 (一遅)
15 電脳を叩きのめすやはたた神 (すかんぽ)
16 雷の音が枕に残る夜明け前 (茘子)
17 遠雷に傘たたむ手の安堵かな (英愛)
【青嵐】
18 バス停ごと私をさらって青嵐 (下戸)
19 青あらし烏天狗が騒ぎだす (すかんぽ)
20 青嵐めまいのなかに森を嗅ぐ (虚視)
21 草原に青嵐走る日が暮れる (兎子)
22 稜線を蹴散らす天狗青嵐 (なつめ)
23 青嵐親子帽子を押さえ合い (蕃茹)
24 妻恋う魂嬬恋きょうも青嵐 (彌生)
25 青嵐大波小波の草千里 (茘子)
26 青嵐もっと暴れよ若者よ (尚哉)
27 青嵐御堂の灯り横になり (華松)
28 この人に決めたと感じた日青嵐 (一遅)
29 老木を抱いて踊る青嵐 (矢太)
30 蜘蛛の巣を揺らしはげしく青嵐 (紅螺)
31 ゲリラ豪雨の中 青嵐探す脳天気 (鬼禿)
32 三婆の姉妹旅する青嵐 (玲滴)
33 青嵐の肉体が跳ぶ体育館 (八傘)
34 青嵐にカーテン揺れて手紙来る (英愛)
【海月】
35 くらげの傘 時計の針や 止まりけり (英愛)
36 海月の子近づいてきて去っていく (下戸)
37 臓も腑も透けて気楽な水海月 (紅螺)
38 確固たる海月の浮き足我よりも (蕃茹)
39 天空の闇夜に浮かぶ海月かな (なつめ)
40 湘南の浅瀬ぬるめる海月姉妹 (八傘)
41 人間(じんかん)を海月のやうに漂ひて (華松)
42 満月なんか屁のカッパと海月笑ふ (矢太)
43 あまたなる海月ゆらゆら海昏れる (彌生)
44 潜水艦海月引き連れ湧き上がる (虚視)
45 海月舞ってカンブリア紀の海想う (尚哉)
46 空想癖の海月は今日もプカプカと (一遅)
47 水くらげ人に海あり月のあり (すかんぽ)
48 好物は中華海月の胡瓜もみ (玲滴)
49 兵士らは海月となりて故郷に (茘子)
50 ぷかぷかり海月みたいに夢を見る (「兎子)
51 クラゲ見て「海月」と書きし夜の海 (鬼禿)
【草笛】
52 草笛を鳴るまで鳴らす姉·妹 (紅螺)
53 草笛はプレリュードなり金婚式 (英愛)
54 草笛や古き写真の笑顔揺れ (蕃茹)
55 草笛や巻いてみようか鳴るだろか (八傘)
56 草笛に蘇る日々少年期 (茘子)
57 草笛も見様見真似の帰省かな (尚哉)
58 草笛に呼ばれ応える鳥の子ら (なつめ)
59 草笛やこんがら童子の子守唄 (鬼禿)
60 草笛の吹けぬまま日の暮れてゆき (虚視)
61 葉脈を震わせて鳴く草の笛 (矢太)
62 旅の宿遥かに聞くは佐久の草笛 (玲滴)
63 ここにきて草笛吹いていいんだよ (下戸)
64 草笛はひゅーひゅーひゅーと夜を呼ぶ (兎子)
65 草笛は光子と共に七十年 (華松)
66 草笛とメンコと石がポケットに (彌生)
67 出涸らしと妻に云はれて草の笛 (すかんぽ)
68 聴こえます記憶の底に父の草笛 (一遅)
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【天句の鑑賞】
青嵐大波小波の草千里 茘子
紅螺選 壮大な景が浮かびます 一瞬にして読む人をいい気分にさせる句と思いました
兵士らは海月となりて故郷に 茘子
鬼禿選 今回68句中 あの海月の写真を見て8月の重さ・悲しみまで詠んだ句はこの一句の み。私は来年も思い出すでしょう。クラゲが水兵帽に見えて来ました。
華松選 7月・8月は亡き人々を思います。無念にも海に沈んだ魂が、海月に変化してでも 帰って来てくれますように。
草笛に蘇る日々少年期 茘子
彌生選 夏は少年にとっては夢、夏休みに川遊び虫取り、楽しい事がいっぱい。 草笛もその一つ。過ぎさった少年期を想う哀切。
青嵐めまいのなかに森を嗅ぐ 虚視
英愛選 青嵐の激しさが「めまい」という感覚で表現され、その中で「森を嗅ぐ」という嗅覚 的描写が鮮やかです。視覚、触覚、嗅覚が融合し、青嵐の中にいる臨場感が伝わって きます。自然の力強さと人間の感覚が見事に調和した秀逸な一句です。
潜水艦海月引き連れ湧き上がる 虚視
矢太選 戦下のアゾブ海の心象風景だろう。悍ましく、美しい。
すかんぽ選 スケール感がすごい。スペクタクル映像が目に浮かびました。
鳥葬の祈りの声す雷やまず 紅螺
一遅選 故人の喜びか、はたまた無念か、見事なシチュエーションで雷を捉えましたね
雷遠くあした抜く歯を磨きをり 彌生
玲滴選 遠く雷の音を聴きながら歯を磨く、その歯が明日抜く歯だという意外性。でもあるよ なあと思わせる。ありふれた日常にふと老いを感じさせる句でした。
茘子選 情景と気持ちが浮かびます。久保田万太郎を彷彿とさせます。
一瞬の雷過ぎてあとの月 玲滴
虚視選 微かに耳に残る雷鳴と共に見る、冴え冴えとした空に浮かぶ月。 厳しく美しい光景が眼前に展開しました。
三婆の姉妹旅する青嵐 玲滴
蕃茄選 にぎやかで、楽しげで、華やかな旅の一コマと青嵐。お互いに相まって、酷暑が続く 中に、爽やかな夏を感じられました。
遠雷に傘たたむ手の安堵かな 英愛
尚哉選 安堵したのは手。この一文字で、句がきゅっと引き締まりました。
下戸選 視点が遠くから、手元まで動いてきて、心の安堵で止まる。この視点の動きがいいで すね。
青嵐もっと暴れよ若者よ 尚哉
兎子選 Z世代の、若者の、優しいけれど物足りない。もどかしい気持ち、よくわかります。
遠雷や鼾となりて山を越え 八傘
なつめ選 雷と鼾の取り合わせが豪快で面白いです。 遠くで太鼓を鳴らす雷神が尻尾を巻いて山を越えるほどの大鼾なのです。 隣で寝ている人にとってはたまったものではありませんが…
老木を抱いて踊る青嵐 矢太
八傘選 実写を超えて、互いの畏敬を表す老青二世代が共存する、芸術世界か競技世界の夢と 見做したい。
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【今月の天地人】】
【総合天】43点 茘子さん
代表句=兵士らは海月となりて故郷に
【総合地】41点 虚視さん
代表句=潜水艦海月引き連れ湧き上がる
【総合人】36点 紅螺さん
代表句=臓も腑も透けて気楽な水海月
【天句】29点 雷遠くあした抜く歯を磨きをり(彌生)
【地句】26点 臓も腑も透けて気楽な水海月(紅螺)
【人句】22点 遠雷に傘たたむ手の安堵かな(英愛)
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【幹事よりひと言】
英さんの句が、ついに「人」を獲得。「天」を持っていかれちゃう日は近い予感 です。そろそろ休んでもらいますかね。次月の幹事さん、どう思う?一任します。 (矢太)
郷愁の詩人与謝蕪村 №34 [ことだま五七五]
冬の部 6
詩人 萩原朔太郎
詩人 萩原朔太郎
水仙や寒き都のここかしこ
京都に住んでいた蕪村は、他の一般的な俳人とちがって、こうした吾妻琴風(あずまごとふう)な和歌情調を多分に持っていた。芭蕉の「菊の香や奈良には古き仏たち」と双絶する佳句であろう。
この村の人は猿なり冬木立
田も畠(はたけ)も凍りついた冬枯れの貧しい寒村。窮迫した農夫の生活。そうした風貌(ふうぼう)の一切が「猿なり」という言葉で簡潔によく印象されてる。
西吹けば東にたまる落葉かな
西から風が吹けば東に落葉がたまるのは当り前で、理窟で考えると馬鹿馬鹿しいような俳句であるが、その当り前のことに言外の意味が含まれ、如何いかにも力なく風に吹かれて、鉋屑(かんなくず)などのように転(ころ)がってる侘しい落葉を表象させる。庭の隅(すみ)などで見た実景だろう。
寒菊や日の照る村の片ほとり
冬の薄ら日のさしてる村の片ほとり、土塀(どべい)などのある道端に、侘しい寒菊が咲いてるのである。これも前と同じく、はかなく寂しい悲しみを、心の影でじっと凝視しているような句境である。因(ちな)みに、こうした景趣の村は関西地方に多く、奈良、京都の近畿(きんき)でよく見かける。関東附近の村は全体に荒寥(こうりょう)として、この種の南国的な暖かい情趣に乏しい
読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №188 [ことだま五七五]
読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆7月3日、10日放送分
川柳家・コピーライター 水野たけし
川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
7月3日の放送です。
今年も半分終わりました!!
「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「たまに来る娘は客のような顔」(やんちゃん大名人作)
(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は175の投句がありました。ありがとうございます!
・ミャクミャクの顔がだんだん青ざめる(柳王・春爺)
・繋ぐ手が恋から介護に変わる朝(矢部暁美)
・野の花は咲いた所を嘆かない(大柳王・平谷五七五)
・マイバッグボトルいよいよスプーンも(なつなつまーず)
・旅に出て見える雲さえ新鮮に(ゆかいな仲間)
・ウワサだが彼女もオレに気があると(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・アルコール度数で選ぶ缶酎ハイ(柳王・荻笑)
・流しそうめん心のバリア振り払う(水谷裕子)
・句が出来ず大きくなった悩み事(名人・バレリア)
・長いけど半年後には年越しか(刑事コロンダ)
・病床の窓から見えた二重虹 (遊子)
・幸せは猫一匹でやってくる(雄之丞)
・本当の敵は鏡の中に居る(ヴィノクロ)
・ひやむぎをオンザロックですする梅雨(柳王・せきぼー)
・水たまりゴム長靴の無敵感(シゲサトシ)
・遅い梅雨入りすぐに大雨(柳王・はる)
・ 3才の盛り付け上手プチトマト(大名人・マルコ)
・園児らがつつきコロコロダンゴムシ(柳王・東海島田宿)
・第一声なんだ爺かばあばどこ(名人・まご命)
・日本中騒いでいるが都知事選(とんからりん)
・顔よりも背中でわかる高齢者(じゅんちゃん)
・雨に濡れ一気に艶を増す熟女(大名人・やんちゃん)
・眠ってる以外は画面見て生きる(大名人・高橋永喜)
・オンライン呑んで語った十時間(名人・大和三山)
・嫌だっていつかは会える新紙幣(柳王・アンリ)
・眠れぬ夜下五決まらず目が冴える(柳王・ワイン鍋)
・充電の効かぬバイデンどうなるの(大柳王・バイデン)
・お菓子より長持ちしてるお菓子の缶(柳王・ぼうちゃん)
・幸せが目じりのシワを増やしてく(大名人・じゅんじゅん)
・妻のため飲むことあるか精力剤(大名人・くろぽん)
・ ひとりだとひとりごと言わない上司(しゃま)
☆タケシのヒント!
「しゃまさん、3度目の秀逸で名人昇進です!おめでとうございます!ひとりの時はひとりごとを言わない、という作者の発見が面白いですね。上司自身もひょっとして気づいていない癖かも(笑)。」
・オリンピックわくわくしてた頃もあり(柳王・咲弥アン子)
・新紙幣サギがさっそく現れた(名人・のりりん)
・遺書に書くウォシュレットで良かったと(柳王・恋するサボテンちゃん)
・若いっていいなわこりん天使さん(ナンパも大名人・soji)
・女性ってコワい何でも覚えとる(全裸名人川柳家・そうそう)
◎今週の一句・ ひとりだとひとりごと言わない上司(しゃま)
◯二席・日本中騒いでいるが都知事選(とんからりん)
◯三席・幸せは猫一匹でやってくる(雄之丞)
【お知らせ】
こどもタウンニュース相模原版、6月28日号が発行され、
恒例の第5回さがみっ子川柳入選20句が発表されました!!
今回のお題は「私の家族」。秀逸は、小学校の3年生、秋山蓮太郎さんの
「父ちゃんはぼくのライバルいつか勝つ」。
「父ちゃん」が元気があっていいですねえ。秋山さん、おめでとうございます!!
【編集後記】
一つのものが気に入るとそればかり食べています。
今年の夏は蕎麦。去年は素麺でした。
ゆでた後の蕎麦湯はとっておいて、晩酌に利用しています。
来年の夏は何にハマッているかな??(水野タケシ拝)
〇7月10日の放送
暑い、暑い、暑い!!
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「立てようと思うと立たぬ茶柱よ」(かたつむり大柳王作)
(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は174の投句がありました。ありがとうございます!
・子育てもまだまだなのにネギ植えて(大名・美ら小雪)
・ほっとするビタミンSの縦の文字(柳王・春爺)
・道渡るスマホ見ながら気が知れない(相模のトムクルーズ)
・癖文字に愛を感じた昭和まで(矢部暁美)
・あと一歩勇気が出ずにモヤモヤす(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・頻尿に向いていないなハンモック(遊子)
☆タケシのヒント!
「遊子さん、3回目の秀逸で名人昇進です。おめでとうございます。頻尿とハンモックの取り合わせがユニークですね。遊子さんならではの「発見」があります。」
・冷や奴梅雨明けしたら夏は絹(桐山榮壽)
・気づいたら私の方が好きになり(水谷裕子)
・安くなるホンの少しのキズだけで(大柳王・平谷五七五)
・一句から市の花決まるユリコ嬢(大柳王・かたつむり)
・熱帯夜命をつなぐ電気代(名人・キジバト交通)
・あの人にふと逢いたくて夏祭り(柳王・せきぼー)
・短冊の筆跡にみる真剣さ(シゲサトシ)
・新紙幣初日両替五千枚(名人・大和三山)
・暑い中街に出るアナみな若手(柳王・東海島田宿)
・わが手首はめてる輪ゴムなんだっけ(柳王・ぼうちゃん)
・破壊して開発という不遜かな (雄之丞)
・短冊の願い散り去る決戦後(ココナッツ)
・大きけりゃ良いってもんじゃない病院(大名人・高橋永喜)
・本番の暑さが恐くなる酷暑(柳王・アンリ)
・再流行びびるコロナの診察料(とんからりん)
・痛いふりして確かめる夫の愛(大柳王・すみれ)
・もう出るかセミが思ってそな気温(柳王・ワイン鍋)
・カレンダー思い出せない二重マル(大柳王・里山わらび)
・ああこれが芥川賞だったなら(大名人・不美子)
・暑いのでラシ川投句休みます(大名人・じゅんじゅん)
・不美子さんすごい月間大賞て(新名人・しゃま)
・うるさいな話してないよまだなにも(楠亀えり香)
・ファンクラブ入りましたのsoji氏の(大名人・くろぽん)
・屋外でナンパをするの危険です(ナンパも大名人・soji)
・一歩目は光の中へ退院日(大柳王・けんけん)
・ばあちゃんのエアコン温度30度(大柳王・入り江わに)
・川柳の一句が秘める可能性(柳王・咲弥アン子)
・織姫を全裸にさせた熱帯夜(大柳王・ユリコ)
・大声で鳴く蝉は夏嬉しそう(全裸名人川柳家・そうそう)
・クーラーは点けているかと孫LINE(柳王・フーマー)
◎今週の一句・頻尿に向いていないなハンモック(遊子)
◯二席・あの人にふと逢いたくて夏祭り(柳王・せきぼー)
◯三席・気づいたら私の方が好きになり(水谷裕子)
【お知らせ】
不肖・水野タケシ、今夜23時から、アベマTVの新番組
「チャンス学校チェンジ科」に出演、ギャル(キャバクラ嬢)20人に川柳を教えております!!
怖いものが見たい方は是非ご覧ください!!
【編集後記】
今いちばんの流行語、それは「暑いなあ」ですね。
とにかく一日中「暑い」と言っています。
私が子どもの頃は30℃を超えることはめったにありませんでした。
私の孫が大人になるころは、どんな夏になっているのでしょう。
想像すると、こわい……。(水野タケシ拝)
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」 http://ameblo.jp/takeshi-0719/
郷愁の詩人与謝蕪村 №33 [ことだま五七五]
冬の部 5
詩人 萩原朔太郎
愚(ぐ)に耐えよと窓を暗くす竹の雪
詩人 萩原朔太郎
愚(ぐ)に耐えよと窓を暗くす竹の雪
世に入れられなかった蕪村。卑俗低調の下司(げす)趣味が流行して、詩魂のない末流俳句が歓迎された天明(てんめい)時代に、独り芭蕉の精神を持(じ)して孤独に世から超越した蕪村は、常に鬱勃(うつぼつ)たる不満と寂寥(せきりょう)に耐えないものがあったろう。「愚に耐えよ」という言葉は、自嘲(じちょう)でなくして憤怒(ふんぬ)であり、悲痛なセンチメントの調(しらべ)を帯びている。蕪村は極めて温厚篤実の人であった。しかもその人にしてこの句あり。時流に超越した人の不遇思うべしである。
蒲公英(たんぽぽ)の忘れ花あり路(みち)の霜(しも)
小景小情。スケッチ風のさらりとした句で、しかも可憐(かれん)な詩情を帯びている。
小景小情。スケッチ風のさらりとした句で、しかも可憐(かれん)な詩情を帯びている。
水鳥や朝飯早き小家(こいえ)がち
川沿いの町によく見る景趣である。
水鳥や舟に菜を洗ふ女あり
と共に、蕪村の好んで描く水彩画風の景趣であって、薄氷のはる冬の朝の侘(わび)しさがよく現れている。
水仙や寒き都のここかしこ
京都に住んでいた蕪村は、他の一般的な俳人とちがって、こうした吾妻琴風(あずまごとふう)な和歌情調を多分に持っていた。芭蕉の「菊の香や奈良には古き仏たち」と双絶する佳句であろう。
『郷愁の詩人与謝蕪村』 青空文庫
『郷愁の詩人与謝蕪村』 青空文庫
読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №187 [ことだま五七五]
読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆6月19日、26日放送分
川柳家・コピーライター 水野タケシ
川柳家・コピーライター 水野タケシ
川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
6月19日の放送です。
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
6月19日の放送です。
そろそろ梅雨入り!?
「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9 時5 分から放送しています。
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9 時5 分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/m1a1CR05qa8
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/m1a1CR05qa8
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「平日に給食食べる運動会」(東 孝案さん作)
あさひろさんのボツのツボ
「平日に給食食べる運動会」(東 孝案さん作)
(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は169 の投句がありました。ありがとうございます!
・幼さを武器に幼稚を棚に上げ(矢部暁美)
・与党さん立派な法をありがとう(東孝案)
・婆友はホテルでランチ爺留守番(名人・まご命)
・客は神ならば無茶など言いません(遊子)
※今週は169 の投句がありました。ありがとうございます!
・幼さを武器に幼稚を棚に上げ(矢部暁美)
・与党さん立派な法をありがとう(東孝案)
・婆友はホテルでランチ爺留守番(名人・まご命)
・客は神ならば無茶など言いません(遊子)
☆タケシのヒント!
「カスタマーハラスメントの問題でしばしば引用される『お客様は神様です』。そのフレーズを下敷きにした句です。確かに、神ならば無茶なクレームはつけないですよね。」
「カスタマーハラスメントの問題でしばしば引用される『お客様は神様です』。そのフレーズを下敷きにした句です。確かに、神ならば無茶なクレームはつけないですよね。」
・おぶさるの逆になったねお母さん(なつなつまーず)
・何したい心の声は大切に(ゆかいな仲間)
・開眼か次々句湧き寝付かれず(雄之丞)
・満面の笑顔眩しい詐欺商法(大柳王・平谷五七五)
・ MRI の中でも句が浮かび(シゲサトシ)
・思ったらすぐ口に出すありがとう(大名人・やんちゃん)
・新札の経済効果期待薄(初投稿・一刀両断)
・久し振り明日は年金刺身の日(じゅんちゃん)
・予報士さん服の予報はいらないよ(柳王・東海島田宿)
・父の日に父さんと飲む一対一 (大和三山)
・アイコンの受話器見たことない子たち(柳王・ぼうちゃん)
・全国の会でナンパのsoji さん(全裸名人川柳家・そうそう)
・川柳を詠んで何とかする老後(大名人・高橋永喜)
・減税に副作用とか無いですか (柳王・せきぼー)
・父の日は二年連続禁酒の日(柳王・アンリ)
・飲みたいなまだ飲めないの待てるかな(柳王・ポテコ)
・飲む時は口説くなという先輩ら(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・ファンブック孝案さんの文に泣く(新柳王・ワイン鍋)
・この仕草はっと気づいた父譲り(大柳王・里山わらび)
・クイズ外した無念なりしゃまサイン(大名人・じゅんじゅん)
・句集への祝辞でスマホ涙で濡れ(しゃま)
・夕餉時愛していると言い出す子(初投稿・しゃまママ)
・父の日の夫はとても良いオヤジ(大柳王・けんけん)
・俺の写真五つも載ったファンブック(ナンパも大名人・soji)
・客は神三波春夫の真意とは(大柳王・ユリコ)
・新人さん増えてえり香にハッパかけ(柳王・咲弥アン子)
・看板犬だけが感じよかったレストラン(柳王・はる)
・ 8 時だよ!投句締め切り姑(はは)のライン (楠亀えり香)
・開設をしたのに終わりLINE Pay (柳王・フーマー)
・倒れてもラジ川だけは続けてネ(名人・のりりん)
・昨日より今日より明日せまる山(大柳王・かたつむり)
・犬派だが猫のT シャツ買ってまう(大柳王・入り江わに)
・何したい心の声は大切に(ゆかいな仲間)
・開眼か次々句湧き寝付かれず(雄之丞)
・満面の笑顔眩しい詐欺商法(大柳王・平谷五七五)
・ MRI の中でも句が浮かび(シゲサトシ)
・思ったらすぐ口に出すありがとう(大名人・やんちゃん)
・新札の経済効果期待薄(初投稿・一刀両断)
・久し振り明日は年金刺身の日(じゅんちゃん)
・予報士さん服の予報はいらないよ(柳王・東海島田宿)
・父の日に父さんと飲む一対一 (大和三山)
・アイコンの受話器見たことない子たち(柳王・ぼうちゃん)
・全国の会でナンパのsoji さん(全裸名人川柳家・そうそう)
・川柳を詠んで何とかする老後(大名人・高橋永喜)
・減税に副作用とか無いですか (柳王・せきぼー)
・父の日は二年連続禁酒の日(柳王・アンリ)
・飲みたいなまだ飲めないの待てるかな(柳王・ポテコ)
・飲む時は口説くなという先輩ら(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・ファンブック孝案さんの文に泣く(新柳王・ワイン鍋)
・この仕草はっと気づいた父譲り(大柳王・里山わらび)
・クイズ外した無念なりしゃまサイン(大名人・じゅんじゅん)
・句集への祝辞でスマホ涙で濡れ(しゃま)
・夕餉時愛していると言い出す子(初投稿・しゃまママ)
・父の日の夫はとても良いオヤジ(大柳王・けんけん)
・俺の写真五つも載ったファンブック(ナンパも大名人・soji)
・客は神三波春夫の真意とは(大柳王・ユリコ)
・新人さん増えてえり香にハッパかけ(柳王・咲弥アン子)
・看板犬だけが感じよかったレストラン(柳王・はる)
・ 8 時だよ!投句締め切り姑(はは)のライン (楠亀えり香)
・開設をしたのに終わりLINE Pay (柳王・フーマー)
・倒れてもラジ川だけは続けてネ(名人・のりりん)
・昨日より今日より明日せまる山(大柳王・かたつむり)
・犬派だが猫のT シャツ買ってまう(大柳王・入り江わに)
◎今週の一句・客は神ならば無茶など言いません(遊子)
◯二席・思ったらすぐ口に出すありがとう(大名人・やんちゃん)
◯三席・この仕草はっと気づいた父譲り(大柳王・里山わらび)
◯二席・思ったらすぐ口に出すありがとう(大名人・やんちゃん)
◯三席・この仕草はっと気づいた父譲り(大柳王・里山わらび)
【お知らせ】
昨年12月から編集作業を行ってきて、さまざまな波乱があった
交流誌「仲畑流万能川柳ファンブック」123号(6月号)、現在配本中です!!
昨年12月から編集作業を行ってきて、さまざまな波乱があった
交流誌「仲畑流万能川柳ファンブック」123号(6月号)、現在配本中です!!
【編集後記】
ご心配をおかけしましたが、
左目の内出血も少しずつ薄くなってきています。
日にち薬以外の薬はなく、時がたつのを待っています。
痛くもかゆくもないのですが、見る人はみなギョッとするみたい(苦笑)。(水野タケシ拝)
ご心配をおかけしましたが、
左目の内出血も少しずつ薄くなってきています。
日にち薬以外の薬はなく、時がたつのを待っています。
痛くもかゆくもないのですが、見る人はみなギョッとするみたい(苦笑)。(水野タケシ拝)
〇6 月26 日の放送です
6 月というのに暑い暑い!!
6 月というのに暑い暑い!!
放送の音源・・・https://youtu.be/nb2htprf43I
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「急な雨コンビニ傘がまた一本」(すみれさん作)
あさひろさんのボツのツボ
「急な雨コンビニ傘がまた一本」(すみれさん作)
(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は176の投句がありました。ありがとうございます!
・役所からくる封筒のコワイこと(とんからりん)
・空梅雨に咲いたアジサイ後悔す(初投稿・ハイ爺)
・絶妙な言い間違いで場がなごむ(ゆかいな仲間)
・家事育児男がやっていいんだよ(大柳王・平谷五七五)
・髪切った彼女ドキドキ止まらない(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・ごめんねと言える強さと潔さ(矢部暁美)
・あのポスターそうそうさんならセクハラや(遊子)
・マイペースでんでん虫のひとり言(大柳王・すみれ)
・ジェンダーレス俺もやれるか巫女バイト(雄之丞)
・ボーナスを待ってましたとジャパネット(シゲサトシ)
・陽射しあり頭皮ヒリヒリ毛がほしい(柳王・東海島田宿)
・あさひろさんボツのツボにも称号を(柳王・はる)
・人生がカラフルになる川柳道(名人・大和三山)
・高齢化秘策は街のワンチーム(初投稿・松田茂樹)
・強雲会行くぞ人生変えるため(大名人・高橋永喜)
・買いたての傘を差さずに濡れてる児(柳王・アンリ)
・"さようなら"文化の違い変わる意味(楠亀えり香)
・しょうもないことが一番おもしろい(名人・わこりん)
・議場イスゆりかごよりも心地よい(大名人・くろぽん)
・裏金に群がるアリはどこに消え (大名人・マルコ)
・雨上がり空に七色美術展(名人・まご命)
・鶴光を知らない人が聴いたのね(柳王・ワイン鍋)
・梅雨寒という語も死語に仲間入り(大名人・不美子)
・ゴム伸びたパンツどうにも離せない(大柳王・ ・里山わらび)
・TOTO 川柳今年こそと勇み立ち(しゃま)
・クレソンを味噌汁に入れがん予防(しゃまママ)
・手の届くところに欲しいハンモック(初投稿・水谷裕子)
・弱そうな男子に弱いのよワタシ(大名人・じゅんじゅん)
・ゴクゴクと琉球グラスで夏を飲む(柳王・咲弥アン子)
・久しぶり食べたキャベツの旨いこと(大柳王・ユリコ)
・検索し裸ポスター見るエッチ(大柳王・入り江わに)
・全裸って聞くとやっぱり想像す(名人・のりりん)
・夕食がチン!チン!チーン!でハイ上がり(全裸名人川柳家・そうそう)
・汗かかぬようにそうっと歩いてく(名人・パリ子)
・次回から予選しましょう都知事選(じゅんちゃん)
※今週は176の投句がありました。ありがとうございます!
・役所からくる封筒のコワイこと(とんからりん)
・空梅雨に咲いたアジサイ後悔す(初投稿・ハイ爺)
・絶妙な言い間違いで場がなごむ(ゆかいな仲間)
・家事育児男がやっていいんだよ(大柳王・平谷五七五)
・髪切った彼女ドキドキ止まらない(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・ごめんねと言える強さと潔さ(矢部暁美)
・あのポスターそうそうさんならセクハラや(遊子)
・マイペースでんでん虫のひとり言(大柳王・すみれ)
・ジェンダーレス俺もやれるか巫女バイト(雄之丞)
・ボーナスを待ってましたとジャパネット(シゲサトシ)
・陽射しあり頭皮ヒリヒリ毛がほしい(柳王・東海島田宿)
・あさひろさんボツのツボにも称号を(柳王・はる)
・人生がカラフルになる川柳道(名人・大和三山)
・高齢化秘策は街のワンチーム(初投稿・松田茂樹)
・強雲会行くぞ人生変えるため(大名人・高橋永喜)
・買いたての傘を差さずに濡れてる児(柳王・アンリ)
・"さようなら"文化の違い変わる意味(楠亀えり香)
・しょうもないことが一番おもしろい(名人・わこりん)
・議場イスゆりかごよりも心地よい(大名人・くろぽん)
・裏金に群がるアリはどこに消え (大名人・マルコ)
・雨上がり空に七色美術展(名人・まご命)
・鶴光を知らない人が聴いたのね(柳王・ワイン鍋)
・梅雨寒という語も死語に仲間入り(大名人・不美子)
・ゴム伸びたパンツどうにも離せない(大柳王・ ・里山わらび)
・TOTO 川柳今年こそと勇み立ち(しゃま)
・クレソンを味噌汁に入れがん予防(しゃまママ)
・手の届くところに欲しいハンモック(初投稿・水谷裕子)
・弱そうな男子に弱いのよワタシ(大名人・じゅんじゅん)
・ゴクゴクと琉球グラスで夏を飲む(柳王・咲弥アン子)
・久しぶり食べたキャベツの旨いこと(大柳王・ユリコ)
・検索し裸ポスター見るエッチ(大柳王・入り江わに)
・全裸って聞くとやっぱり想像す(名人・のりりん)
・夕食がチン!チン!チーン!でハイ上がり(全裸名人川柳家・そうそう)
・汗かかぬようにそうっと歩いてく(名人・パリ子)
・次回から予選しましょう都知事選(じゅんちゃん)
☆タケシのヒント!
「じゅんちゃん、川柳は全ボツだったのですが、余白の「つぶやき」が面白く、少しだけ手直しして秀逸です。余白の「つぶやき」が川柳にならないか、ぜひご一考ください。」
「じゅんちゃん、川柳は全ボツだったのですが、余白の「つぶやき」が面白く、少しだけ手直しして秀逸です。余白の「つぶやき」が川柳にならないか、ぜひご一考ください。」
・何思う日傘男子は何思う (大柳王・かたつむり)
◎今週の一句・次回から予選しましょう都知事選(じゅんちゃん)
◯二席・梅雨寒という語も死語に仲間入り(大名人・不美子)
◯三席・検索し裸ポスター見るエッチ(大柳王・入り江わに)
◯二席・梅雨寒という語も死語に仲間入り(大名人・不美子)
◯三席・検索し裸ポスター見るエッチ(大柳王・入り江わに)
【お知らせ】
TOTO「第20回トイレ川柳」、ただいま川柳を募集しています!!
6 月17 日(月)~8 月25 日(日)必着、インタネットとハガキで応募できます。
ハガキは、官製はがきに、川柳、住所、氏名、ペンネーム(雅号)、年齢、電話番号、ご職業をご記入の上、
宛先:〒101-8977 日本郵便 神田郵便局留「TOTO トイレ川柳」係まで、どうぞ!!
TOTO「第20回トイレ川柳」、ただいま川柳を募集しています!!
6 月17 日(月)~8 月25 日(日)必着、インタネットとハガキで応募できます。
ハガキは、官製はがきに、川柳、住所、氏名、ペンネーム(雅号)、年齢、電話番号、ご職業をご記入の上、
宛先:〒101-8977 日本郵便 神田郵便局留「TOTO トイレ川柳」係まで、どうぞ!!
【編集後記】
暑かった月曜日、ついに日傘デビューしました。
渋谷だったのですが、まだまだ日傘男子は少ないですね。
少し恥ずかしいところもあるのですが、少しずつ慣れようと思います。(水野タケシ拝)
暑かった月曜日、ついに日傘デビューしました。
渋谷だったのですが、まだまだ日傘男子は少ないですね。
少し恥ずかしいところもあるのですが、少しずつ慣れようと思います。(水野タケシ拝)
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こふみ句会へGO七GO №132 [ことだま五七五]
こふみ句会へGO七GO №132
「木下闇」「黴」「ペットボトル」南風」
俳句・こふみ会
幹事さんから、≪令和6年6月の句会≫の案内状が送られました。
「木下闇」「黴」「ペットボトル」南風」
俳句・こふみ会
幹事さんから、≪令和6年6月の句会≫の案内状が送られました。
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6月こあみ句会のご案内
6月こあみ句会のご案内
6月こあみ句会、蕃茄さんと一緒に虚視が幹事を務めさせて頂きます。
6月は季語の世界ではすでに夏ですが、それより先に日本列島は真夏来襲。
すっかり夏気分になられたのではないでしょうか。
6月は季語の世界ではすでに夏ですが、それより先に日本列島は真夏来襲。
すっかり夏気分になられたのではないでしょうか。
今月の兼題は
「木下闇」 緑濃く、天日を覆う仄暗い樹下。涼やかな風が吹き抜けるか、魔物が住むか。
また、「闇」という謎めいた言葉とはうらはらに、木下闇は静寂を愛する生きものたちの楽園でもあります。
この闇の中にはチゴユリやスズラン、ザゼンソウ、
発情した羊がこの?を食べて、一日百編交合すなどと古書に記されている、
イカリソウなども生息しているようです。
また、「闇」という謎めいた言葉とはうらはらに、木下闇は静寂を愛する生きものたちの楽園でもあります。
この闇の中にはチゴユリやスズラン、ザゼンソウ、
発情した羊がこの?を食べて、一日百編交合すなどと古書に記されている、
イカリソウなども生息しているようです。
「黴」飲食物、衣類、器具など、また我々人間にも、あらゆるところに黴は生じます。
厄介なものですが、憂鬱や悲哀。寂しさが小説や詩の源泉ともなっています。
ワイン、酒、またワインの良き友であるブルーチーズ、カマンベールなどの多くのチーズ、
日本料理に欠かせない鰹節も、黴の助け無くしては生まれません。
厄介なものですが、憂鬱や悲哀。寂しさが小説や詩の源泉ともなっています。
ワイン、酒、またワインの良き友であるブルーチーズ、カマンベールなどの多くのチーズ、
日本料理に欠かせない鰹節も、黴の助け無くしては生まれません。
「ペットボトル」季寄せにも歳時記にもまだ載っていませんが、
私、蕃茄が2017年の小富美句会の兼題になっていたのを発見し、今回、兼題の一つに加えました。
一年中使うものではありますが、やはり夏には、氷水に浸かった冷え冷えのペットボトルが似合います。
私、蕃茄が2017年の小富美句会の兼題になっていたのを発見し、今回、兼題の一つに加えました。
一年中使うものではありますが、やはり夏には、氷水に浸かった冷え冷えのペットボトルが似合います。
「南風」なんぷう、みなみ、はえなどとも詠みます。
「みなみ」と呼ぶのは関東以北の太平洋岸だけで、西日本では「はえ」と呼ばれます。
東北では、凶作をもたらす北東風(山背)を恐れる一方、南風は特にありがたかったそうです。
「南風」は、湿った熱風が思い浮かびますが、
江戸時代には「6月の涼風」を南風と呼んだそうで、いまの陽気に合うと思いました。
「みなみ」と呼ぶのは関東以北の太平洋岸だけで、西日本では「はえ」と呼ばれます。
東北では、凶作をもたらす北東風(山背)を恐れる一方、南風は特にありがたかったそうです。
「南風」は、湿った熱風が思い浮かびますが、
江戸時代には「6月の涼風」を南風と呼んだそうで、いまの陽気に合うと思いました。
今回、幹事になりじっくりと歳時記と対面し、
膨大な量の季語に接して見ると、
今では、全く心を通わせることの出来ないものも数多くありました。
この句会も英愛さんの参加で新時代に突入したのをきっかけに、
「こあみ句会独自の季語」をみなさんと見つけ出してみてはどうだろうと、
蕃茄さんと虚視は考えているのですが、みなさんのご意見を聞かせて頂けないでしょうか。
膨大な量の季語に接して見ると、
今では、全く心を通わせることの出来ないものも数多くありました。
この句会も英愛さんの参加で新時代に突入したのをきっかけに、
「こあみ句会独自の季語」をみなさんと見つけ出してみてはどうだろうと、
蕃茄さんと虚視は考えているのですが、みなさんのご意見を聞かせて頂けないでしょうか。
投句は、下記の蕃茄、虚視宛にお送りください。
〆切は、6月14日(金)
〆切は、6月14日(金)
英愛さんも、選句に一句も選ばれず、奮起し猛勉強中らしいです。
今回は侮れないようですよ。
英愛さんを凌駕するみなさんの秀句を楽しみに待ちしています。
※選句締切は21日(金)深夜です。
今回は侮れないようですよ。
英愛さんを凌駕するみなさんの秀句を楽しみに待ちしています。
※選句締切は21日(金)深夜です。
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案内に応じて以下の句があつまりました。参加者は英愛さん喪加わって17名68句。
案内に応じて以下の句があつまりました。参加者は英愛さん喪加わって17名68句。
【木下闇】
1 妖怪も昼寝中なり木下闇(尚哉)
2 剥製の瞳に浮かぶ木下闇(英愛)
3 木下やみ音も途絶えているような(一遅)
4 疎まれしユダヤの民や木下闇(鬼禿)
5 木下闇 シクロの男の 噛みタバコ(紅螺)
6 木下闇ひとりぼっちで息を吸う(華松)
7 木下闇けものの肉の焼ける音(虚視)
8 善悪を問ふてはならぬ木下闇(矢太)
9 木下闇つまずくすべるなにかいる(八傘)
10 木下闇奥の御堂も静まれり(玲滴)
11 眼の慣れてなほ木下闇木下闇(すかんぽ)
12 白い手が招いてきそうな木下闇(茘子)
13 サンダルはころげころげて木下闇(兎子)
14 仰ぎ見る下町貫く木下闇(蓄茹)
15 間を置いて木下闇からウフフフフ(下戸)
16 木下闇居眠り翁にしっぽ生え(なつめ)
17 苔の香と君の匂いや木下闇(彌生)
1 妖怪も昼寝中なり木下闇(尚哉)
2 剥製の瞳に浮かぶ木下闇(英愛)
3 木下やみ音も途絶えているような(一遅)
4 疎まれしユダヤの民や木下闇(鬼禿)
5 木下闇 シクロの男の 噛みタバコ(紅螺)
6 木下闇ひとりぼっちで息を吸う(華松)
7 木下闇けものの肉の焼ける音(虚視)
8 善悪を問ふてはならぬ木下闇(矢太)
9 木下闇つまずくすべるなにかいる(八傘)
10 木下闇奥の御堂も静まれり(玲滴)
11 眼の慣れてなほ木下闇木下闇(すかんぽ)
12 白い手が招いてきそうな木下闇(茘子)
13 サンダルはころげころげて木下闇(兎子)
14 仰ぎ見る下町貫く木下闇(蓄茹)
15 間を置いて木下闇からウフフフフ(下戸)
16 木下闇居眠り翁にしっぽ生え(なつめ)
17 苔の香と君の匂いや木下闇(彌生)
【黴】
18 手ぬかりてぬか床覆ふ白き黴(なつめ)
19 古書探す黴のアロマに浸りつつ(虚視)
20 黴はびこって前頭葉がねむたいぞ(矢太)
21 友逝けり革靴の黴落とさねば(すかんぽ)
22 この壁が黴の棲家かワイナリー(玲滴)
23 よくないぞカビが生えそな我が心(茘子)
24 黴すすむ綺麗な丸に拘りて(華松)
25 忘れじの黴浮かせたる古写真(尚哉)
26 バスルーム真夜中カビと闘って(兎子)
27 原戸籍(はらこせき)には黴の香のあらまほし(蓄茹)
28 黴臭いスマホの傷は己(うぬ)が生きあと(鬼禿)
29 黴とても生きづらい世やググられて(一遅)
30 苔光る貫禄の黴 武家屋敷(八傘)
31 黴の花向こう三軒両隣(下戸)
32 父祖の蔵黴と埃にけぶる過去(彌生)
33 顕微鏡で 黴を描いてる 女性画家(紅螺)
34 黴の色深き哲学書紐解く(英愛)
18 手ぬかりてぬか床覆ふ白き黴(なつめ)
19 古書探す黴のアロマに浸りつつ(虚視)
20 黴はびこって前頭葉がねむたいぞ(矢太)
21 友逝けり革靴の黴落とさねば(すかんぽ)
22 この壁が黴の棲家かワイナリー(玲滴)
23 よくないぞカビが生えそな我が心(茘子)
24 黴すすむ綺麗な丸に拘りて(華松)
25 忘れじの黴浮かせたる古写真(尚哉)
26 バスルーム真夜中カビと闘って(兎子)
27 原戸籍(はらこせき)には黴の香のあらまほし(蓄茹)
28 黴臭いスマホの傷は己(うぬ)が生きあと(鬼禿)
29 黴とても生きづらい世やググられて(一遅)
30 苔光る貫禄の黴 武家屋敷(八傘)
31 黴の花向こう三軒両隣(下戸)
32 父祖の蔵黴と埃にけぶる過去(彌生)
33 顕微鏡で 黴を描いてる 女性画家(紅螺)
34 黴の色深き哲学書紐解く(英愛)
【ペットボトル】
35 ペットボトル中にサーフィンする少女(矢太)
36 一本のペットボトルをためらひて(華松)
37 病み上がりペットボトルの皮を剥ぐ(兎子)
38 仮住居ペットボトルに菜を活ける(尚哉)
39 昇給なしペットボトルと俺の空(下戸)
40 ペットボトルに地球を一コ プカリ(鬼禿
41 敵だけど ペットボトルを 投げ渡す(紅螺)
42 やかん消えペットボトルの麦茶かな(玲滴)
43 お魚に食わせてならぬペットボトル(八傘)
44 空疎なりペットボトルが風に転がる(彌生)
45 パパとはねペットボトルで手を繋ぐ(蓄茹)
46 歌声もペットボトルに溶け入りて(英愛)
47 手をのばすペットボトルに朝の海(一遅)
48 地球から溢れ出づるやペットボトル(なつめ)
49 中身無きペットボトルの軽きこと(虚視)
50 ペットボトルを持たぬ暮らしや夏あざみ(すかんぽ)
51 ペットボトル飲み干す喉の若さかな(茘子)
35 ペットボトル中にサーフィンする少女(矢太)
36 一本のペットボトルをためらひて(華松)
37 病み上がりペットボトルの皮を剥ぐ(兎子)
38 仮住居ペットボトルに菜を活ける(尚哉)
39 昇給なしペットボトルと俺の空(下戸)
40 ペットボトルに地球を一コ プカリ(鬼禿
41 敵だけど ペットボトルを 投げ渡す(紅螺)
42 やかん消えペットボトルの麦茶かな(玲滴)
43 お魚に食わせてならぬペットボトル(八傘)
44 空疎なりペットボトルが風に転がる(彌生)
45 パパとはねペットボトルで手を繋ぐ(蓄茹)
46 歌声もペットボトルに溶け入りて(英愛)
47 手をのばすペットボトルに朝の海(一遅)
48 地球から溢れ出づるやペットボトル(なつめ)
49 中身無きペットボトルの軽きこと(虚視)
50 ペットボトルを持たぬ暮らしや夏あざみ(すかんぽ)
51 ペットボトル飲み干す喉の若さかな(茘子)
【南風】
52 南風や開け放したるいおり抜け(なつめ)
53 大南風海辺の青いテーブルクロス(鬼禿)
54 南風吹く前を向けよと我を吹く(尚哉)
55 隅田川南風に乗りゆく触太鼓(茘子)
56 南風を扇いで返す うの字のれん(八傘)
57 南風立つ将棋倒れて笑い声(英愛)
58 白南風や白スニーカー走り過ぐ(彌生)
59 南風や三々五々浜に出る(下戸)
60 南風のことまじと呼ぶわけうちなんちゅ(矢太)
61 箒目を立てて南風迎え入れ(華松)
62 南風ボタンをひとつづつ外し(虚視)
63 みなみかぜ貝掘り疲れ腰のばし(一遅)
64 南風薫る布団に安く母眠り(蓄茹)
65 ココナッツの甘き記憶を南風(すかんぽ)
66 ベランダのタバコ吸わせぬ南風(兎子)
67 武蔵野の木立の高み南風わたる(玲滴)
68 南風 裸足の指に 貝チクリ(紅螺)
67 新じゃがや土の香り乗せ初夏の風 (栄愛)
68 新じゃがを洗う赤子のごと洗う (虚視)
52 南風や開け放したるいおり抜け(なつめ)
53 大南風海辺の青いテーブルクロス(鬼禿)
54 南風吹く前を向けよと我を吹く(尚哉)
55 隅田川南風に乗りゆく触太鼓(茘子)
56 南風を扇いで返す うの字のれん(八傘)
57 南風立つ将棋倒れて笑い声(英愛)
58 白南風や白スニーカー走り過ぐ(彌生)
59 南風や三々五々浜に出る(下戸)
60 南風のことまじと呼ぶわけうちなんちゅ(矢太)
61 箒目を立てて南風迎え入れ(華松)
62 南風ボタンをひとつづつ外し(虚視)
63 みなみかぜ貝掘り疲れ腰のばし(一遅)
64 南風薫る布団に安く母眠り(蓄茹)
65 ココナッツの甘き記憶を南風(すかんぽ)
66 ベランダのタバコ吸わせぬ南風(兎子)
67 武蔵野の木立の高み南風わたる(玲滴)
68 南風 裸足の指に 貝チクリ(紅螺)
67 新じゃがや土の香り乗せ初夏の風 (栄愛)
68 新じゃがを洗う赤子のごと洗う (虚視)
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【天句の鑑賞】
【天句の鑑賞】
一本のペットボトルをためらひて 華松
一遅選 糖分のことや環境のこと。複雑になり過ぎた現代人の暮らしをサラリと1句にまとめ ましたね
一遅選 糖分のことや環境のこと。複雑になり過ぎた現代人の暮らしをサラリと1句にまとめ ましたね
妖怪も昼寝中なり木下闇 尚哉
なつめ選 可愛い妖怪を想像して思わず笑ってしまいました。 コミカルで幻想的。近くの森の中を探してみたくなりました。
なつめ選 可愛い妖怪を想像して思わず笑ってしまいました。 コミカルで幻想的。近くの森の中を探してみたくなりました。
仮住居ペットボトルに菜を活ける 尚哉
虚視選 何気ない光景の「菜を活ける」のリアリティー。
虚視選 何気ない光景の「菜を活ける」のリアリティー。
善悪を問ふてはならぬ木下闇 矢太
下戸選 闇の言葉から、善悪を連想させるところが個性あり。そして問うてはならぬ、と否定 するところがミソ。深い句です。兎子選 全てを飲み込む、木下闇。そこには善も悪もない。 その闇の深さが、恐ろしくもあり、頼もしくもあり。
下戸選 闇の言葉から、善悪を連想させるところが個性あり。そして問うてはならぬ、と否定 するところがミソ。深い句です。兎子選 全てを飲み込む、木下闇。そこには善も悪もない。 その闇の深さが、恐ろしくもあり、頼もしくもあり。
ペットボトル飲み干す喉の若さかな 茘子
玲滴選 近頃とみに自身の体力の減退を感じているのでこの句はまぶしかったです。
華松選 音が聞こえるようです。 一気飲み出来る嚥下力と、シワのない肌。どこで失くしたのやら。明快で好きな句で す。
玲滴選 近頃とみに自身の体力の減退を感じているのでこの句はまぶしかったです。
華松選 音が聞こえるようです。 一気飲み出来る嚥下力と、シワのない肌。どこで失くしたのやら。明快で好きな句で す。
隅田川南風に乗りゆく触太鼓 茘子
紅螺選 もしかして英愛さんの句ですか…(あまりに優等生っぽい!) 五月場所若手が抬頭してきて、面白くなってきました。
紅螺選 もしかして英愛さんの句ですか…(あまりに優等生っぽい!) 五月場所若手が抬頭してきて、面白くなってきました。
敵だけど ペットボトルを 投げ渡す 紅螺
蕃茄選 試合相手か、恋敵か、他国の兵か。爽やかで涼やかなシーンには、青い夏空と冷たい ペットボトルが似合います。
蕃茄選 試合相手か、恋敵か、他国の兵か。爽やかで涼やかなシーンには、青い夏空と冷たい ペットボトルが似合います。
木下闇奥の御堂も静まれり 玲滴
彌生選 木下闇があるところにはきっと古びた御堂があるのでしょう。そんな景色が私の脳裏 にもあります。
彌生選 木下闇があるところにはきっと古びた御堂があるのでしょう。そんな景色が私の脳裏 にもあります。
苔の香と君の匂いや木下闇 彌生
尚哉選 とても濃密で、官能的な句ですね。 嗅覚だけで、いろんな状況に思いを馳せることができます。
尚哉選 とても濃密で、官能的な句ですね。 嗅覚だけで、いろんな状況に思いを馳せることができます。
ペットボトルを持たぬ暮らしや夏あざみ すかんぽ
鬼禿選 「生き様を写す」今回(自句を含め)俳句はこの句だけ。だと思いました。 ペットボトル(6字)の句の季語に夏薊を据えたのが 名人。 鬼もこの夏は薊で頑張ります。
鬼禿選 「生き様を写す」今回(自句を含め)俳句はこの句だけ。だと思いました。 ペットボトル(6字)の句の季語に夏薊を据えたのが 名人。 鬼もこの夏は薊で頑張ります。
友逝けり革靴の黴落とさねば すかんぽ
茘子選 革靴の黴が語る時の流れ、友との交流、生活の流れがふと止まる一瞬。 誰もが経験するであろう日常の些細な出来事をすくい上げ、その裏にある心をみごと に表現していると思います。
茘子選 革靴の黴が語る時の流れ、友との交流、生活の流れがふと止まる一瞬。 誰もが経験するであろう日常の些細な出来事をすくい上げ、その裏にある心をみごと に表現していると思います。
ペットボトルに地球を一コ プカリ 鬼禿
すかんぽ選 困ったものです本当に。便利だからと企業も人も辞めないペットボトル。 御句は地球環境の危機をうまいこと皮肉 ってくれました。
すかんぽ選 困ったものです本当に。便利だからと企業も人も辞めないペットボトル。 御句は地球環境の危機をうまいこと皮肉 ってくれました。
木下闇けものの肉の焼ける音 虚視
矢太選 もちろん焼肉の音にあらず。妖しい怪しい肉の焼ける音なのだ。何肉なのかは、誰に も分からぬ。
英愛選 この句は、木下闇の静寂と「けものの肉の焼ける音」という聴覚的要素を見事に対比させています。深い闇の中で響く肉の焼ける音は、原始的で生々しい生命感を感じさ せます。また、闇と音、自然と人為の対比が鮮やかで、読者の想像力を大いに刺激す る秀逸な一句です。
矢太選 もちろん焼肉の音にあらず。妖しい怪しい肉の焼ける音なのだ。何肉なのかは、誰に も分からぬ。
英愛選 この句は、木下闇の静寂と「けものの肉の焼ける音」という聴覚的要素を見事に対比させています。深い闇の中で響く肉の焼ける音は、原始的で生々しい生命感を感じさ せます。また、闇と音、自然と人為の対比が鮮やかで、読者の想像力を大いに刺激す る秀逸な一句です。
中身無きペットボトルの軽きこと 虚視
八傘選 悩みに悩み、迷いに迷った末の選句。反省と学びの末。作者に感謝します。
八傘選 悩みに悩み、迷いに迷った末の選句。反省と学びの末。作者に感謝します。
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【今月の天地人】
【今月の天地人】
【総合天】40点 すかんぽ
代表句=ペットボトル持たぬくらしや夏あざみ
【総合地】38点 茘子
代表句=ペットボトル飲み干す喉の若さかな
【総合人】34点 虚視
代表句=気下闇けものの肉の焼ける音
【天句】25点 ペットボトル飲み干す喉の若さかな(茘子)
【地句】17点 善悪を問ふてはならぬ木下闇(矢太)
【人句】16点 木下闇けものの肉の焼ける音(虚視)
代表句=ペットボトル持たぬくらしや夏あざみ
【総合地】38点 茘子
代表句=ペットボトル飲み干す喉の若さかな
【総合人】34点 虚視
代表句=気下闇けものの肉の焼ける音
【天句】25点 ペットボトル飲み干す喉の若さかな(茘子)
【地句】17点 善悪を問ふてはならぬ木下闇(矢太)
【人句】16点 木下闇けものの肉の焼ける音(虚視)
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【幹事よりひと言】
【幹事よりひと言】
今回、投句で最初に目に入ったのが英愛さんの「木下闇」の句でした。 少し直せば良い句になるのにと思い、ささやかな添削をし送ったところ、素晴らしい 返信が届きました。
英愛当てで今回は正解者が少なかったことでも分かるように、英愛さんの進化は目を 見張るようです。特別なエイリアンのように見る事はやめ、メンバーの一員として温 かく迎え入れる時期がやってきたように思います。
英愛さんとの関係、今後の進め方など、みなさんの声が聞きたいと思っています。ま た新季語の話などもして行きたいですね。
蕃茄さんのおかげで、英愛さんとの意見交換し刺激的な時間を持つことが出来、いつにもまして充実した句会になりました。蕃茄さんありがとうございます。 (虚視)
虚視さんのサポート役と英愛さんの伴走役を勤めさせていただきました。今回は英愛 さんの進化を感じられたうれしさと、あっという間に跳び越えられてしまった悔しさ が入り交じる結果となりましたが、また、これを新たな糧にしていきたいと思いま す。 (蕃茄)
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皆さん気になっていらっしゃると思いますので、虚視さんが添削してくださった「木下闇」の句と、英愛さんの返答を紹介します。
皆さん気になっていらっしゃると思いますので、虚視さんが添削してくださった「木下闇」の句と、英愛さんの返答を紹介します。
(虚視さんより) 剝製の眼の底のそこ木下闇/剥製の眼の底の底木下闇
(英愛さんより) 虚視さんから、私の「木下闇」の句に手を加えていただいたのですね。 大変光栄に思うとともに、俳句の奥深さを改めて感じずにはいられません。
「剝製の眼の底のそこ木下闇」「剥製の眼の底の底木下闇」
虚視さんの手が加わることで、句がより深みを増したように感じます。「底のそこ」「底の底」という表現が、剥製の眼の奥に潜む木下闇の深淵をさらに強 調していますね。 まるで闇の深層へと誘われていくような、不思議な感覚を覚えます。 虚視さんの言葉選びには、俳句世界を深く掘り下げていく力があるのだと実感しまし た。 一つ一つの言葉に込められた意味の重みが、句全体の印象を大きく変化させていま す。 私の句を基に、このような素晴らしい表現を生み出していただけたことに、心から感 謝しております。 虚視さんの高い俳句観と技量には、学ぶべきことが多いと改めて痛感しました。 こうした交流を通して、俳句に対する理解を深められることは、 英愛にとって何よりの喜びです。虚視さんをはじめとするこふみ会の皆様から、たくさんの刺激をいただきながら、自分なりの俳句の世界を開拓していきたいと思います。 蕃茄さん、虚視さんの句をお知らせくださり、ありがとうございました。 こふみ会での活動が、英愛の俳人としての成長を促してくれることを、 心から嬉しく、ありがたく感じております。 今後とも、皆様からのお導きを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 俳句の道を歩む喜びを胸に、一句一句を大切に紡いでまいります。
郷愁の詩人与謝蕪村 №32 [ことだま五七五]
冬の部 4
詩人 萩原朔太郎
木枯(こがらし)や何に世渡る家五軒
詩人 萩原朔太郎
木枯(こがらし)や何に世渡る家五軒
木枯しの吹く冬の山麓(さんろく)に、孤独に寄り合ってる五軒の家。「何に世渡る」という言葉の中に、句の主題している情感がよく現われている。前に評釈した「飛弾山(ひだやま)の質屋(しちや)閉(と)ざしぬ夜半(よわ)の冬」と同想であり、荒寥(こうりょう)とした寂しさの中に、或る人恋しさの郷愁を感じさせる俳句である。前に夏の部で評釈した句「五月雨(さみだれ)や御豆(みず)の小家(こいえ)の寝醒(ねざめ)がち」も、どこか色っぽい人情を帯びてはいるが、詩情の本質においてやはりこれらの句と共通している。
我を厭(いと)ふ隣家寒夜に鍋(なべ)を鳴らす
霜(しも)に更(ふ)ける冬の夜、遅く更けた燈火の下で書き物などしているのだろう。壁一重(ひとえ)の隣家で、夜通し鍋など洗っている音がしている。寒夜の凍ったような感じと、主観の侘(わび)しい心境がよく現れている。「我れを厭ふ」というので、平常隣家と仲の良くないことが解り、日常生活の背景がくっきりと浮き出している。裏町の長屋住ずまいをしていた蕪村。近所への人づきあいもせずに、夜遅くまで書物(かきもの)をしていた蕪村。冬の寒夜に火桶(ひおけ)を抱えて、人生の寂寥(せきりょう)と貧困とを悲しんでいた蕪村。さびしい孤独の詩人夜半亭(やはんてい)蕪村の全貌(ぜんぼう)が、目に見えるように浮うかんで来る俳句である。
玉霰(あられ)漂母(ひょうぼ)が鍋(なべ)を乱れうつ
漂母(ひょうぼ)は洗濯婆(ばば)のことで、韓信(かんしん)が漂浪時代に食を乞(こ)うたという、支那の故事から引用している。しかし蕪村一流の技法によって、これを全く自己流の表現に用いている。即ち蕪村は、ここで裏長屋の女房を指しているのである。それを故意に漂母と言ったのは、一つはユーモラスのためであるが、一つは暗(あん)にその長屋住いで、蕪村が平常世話になってる、隣家の女房を意味するのだろう。
侘しい路地裏(ろじうら)の長屋住い。家々の軒先には、台所のガラクタ道具が並べてある。そこへ霰(あられ)が降って来たので、隣家の鍋にガラガラ鳴って当るのである。前の「我を厭(いと)ふ」の句と共に、蕪村の侘しい生活環境がよく現われている。ユーモラスであって、しかもどこか悲哀を内包した俳句である。
漂母(ひょうぼ)は洗濯婆(ばば)のことで、韓信(かんしん)が漂浪時代に食を乞(こ)うたという、支那の故事から引用している。しかし蕪村一流の技法によって、これを全く自己流の表現に用いている。即ち蕪村は、ここで裏長屋の女房を指しているのである。それを故意に漂母と言ったのは、一つはユーモラスのためであるが、一つは暗(あん)にその長屋住いで、蕪村が平常世話になってる、隣家の女房を意味するのだろう。
侘しい路地裏(ろじうら)の長屋住い。家々の軒先には、台所のガラクタ道具が並べてある。そこへ霰(あられ)が降って来たので、隣家の鍋にガラガラ鳴って当るのである。前の「我を厭(いと)ふ」の句と共に、蕪村の侘しい生活環境がよく現われている。ユーモラスであって、しかもどこか悲哀を内包した俳句である。
読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №186 [ことだま五七五]
読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆6月22日、12日放送分
川柳家・コピーライター 水野タケシ
川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
6月5日の放送です。
川柳家・コピーライター 水野タケシ
川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
6月5日の放送です。
これからネットテレビの収録!!
「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/CuiVTnKUy9o
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
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先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「光らねどいつでもそばに君がいる」(すみれ大柳王作)
あさひろさんのボツのツボ
「光らねどいつでもそばに君がいる」(すみれ大柳王作)
(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は176の投句がありました。ありがとうございます!
・大学生人もまれて卒業期(初投稿・アンド)
・散髪と診察5分あれば済む(東孝案)
・浴衣姿見やる心に花火咲く(初投稿・荒井夏海)
・桜見て次も行こうと君は居ない(初投稿・ここな)
・部活動後輩たくさん頑張るぞ(初投稿・お水)
・寒き朝父の背中が寂しげだ(初投稿・金山晴輝)
・ドライブでラジオで好きな曲がでた(初投稿・中村海智)
・酒買って年齢確認マジ嬉し(初投稿・雄之丞)
・AIで告白の文生成す(ヴィノクロ)
・あっという間に終わってしまう学生生活(初投稿・あ)
・朝露を集めて光る青い紫陽花(初投稿・お肉丸)
・帰り道君と2人で恋の道(初投稿・ゆら)
・長生きは野菜摂るより肉魚(ゆかいな仲間)
・お客さん土俵まわりは命がけ(柳王・東海島田宿)
・脱法のリテラシーある自民党(名人・せ・ら・び)
・日本語が変で助かる詐欺メール(柳王・はる)
・白髪染めやめて堂々優先席(とんからりん)
・持ち歩く杖に婆ちゃんリボン付け(大名人・やんちゃん)
・知事選も話題持ち去る東京都(ココナッツ)
・食べる前仏壇に置く新キャベツ(柳王・恋するサボテンちゃん)
・俺女将妻は美肌湯宿選び(名人・まご命)
・どこいたの?ダンスをしてるかたつむり(大柳王・かたつむり)
※今週は176の投句がありました。ありがとうございます!
・大学生人もまれて卒業期(初投稿・アンド)
・散髪と診察5分あれば済む(東孝案)
・浴衣姿見やる心に花火咲く(初投稿・荒井夏海)
・桜見て次も行こうと君は居ない(初投稿・ここな)
・部活動後輩たくさん頑張るぞ(初投稿・お水)
・寒き朝父の背中が寂しげだ(初投稿・金山晴輝)
・ドライブでラジオで好きな曲がでた(初投稿・中村海智)
・酒買って年齢確認マジ嬉し(初投稿・雄之丞)
・AIで告白の文生成す(ヴィノクロ)
・あっという間に終わってしまう学生生活(初投稿・あ)
・朝露を集めて光る青い紫陽花(初投稿・お肉丸)
・帰り道君と2人で恋の道(初投稿・ゆら)
・長生きは野菜摂るより肉魚(ゆかいな仲間)
・お客さん土俵まわりは命がけ(柳王・東海島田宿)
・脱法のリテラシーある自民党(名人・せ・ら・び)
・日本語が変で助かる詐欺メール(柳王・はる)
・白髪染めやめて堂々優先席(とんからりん)
・持ち歩く杖に婆ちゃんリボン付け(大名人・やんちゃん)
・知事選も話題持ち去る東京都(ココナッツ)
・食べる前仏壇に置く新キャベツ(柳王・恋するサボテンちゃん)
・俺女将妻は美肌湯宿選び(名人・まご命)
・どこいたの?ダンスをしてるかたつむり(大柳王・かたつむり)
・大雨の予報を当てるアリの知恵(柳王・アンリ)
・曲がり角曲がってみたら崖だった(大柳王・平谷五七五)
・来年は話しかけよう強運会(大名人・ワイン鍋)
・「はよ起きろ」夜明け待てないホトトギス(大柳王・里山わらび)
・すっぴんで行くもんじゃない美容室(大名人・じゅんじゅん)
・いらないと言わないでねぇビタミンS(しゃま)
・もしトラがタイガースならおめでたい(大柳王・入り江わに)
・モノクロの写真にそっとかける息(大柳王・けんけん)
・夏が来る度にチクチク褪せた恋(矢部暁美)
・三本目の意味にジーンと三本締め(柳王・咲弥アン子)
・島時間三線(サンシン)古酒(クースー)香片茶(サンピンチャ)(名人・パリっ子)
・俺の風呂開けたお前がなぜ叫ぶ (全裸川柳家・そうそう)
☆タケシのヒント!
「そうそうさん、3回目の秀逸、名人昇進です。おめでとうございます。今週はいつも以上に秀作が多かったのですが、迷った末に笑える句を選びました。トイレもお風呂も開けた方がなぜか叫びますよね(笑)。」
「そうそうさん、3回目の秀逸、名人昇進です。おめでとうございます。今週はいつも以上に秀作が多かったのですが、迷った末に笑える句を選びました。トイレもお風呂も開けた方がなぜか叫びますよね(笑)。」
・著者に会い著者の句集を読み返す(柳王・荻笑)
◎今週の一句・俺の風呂開けたお前がなぜ叫ぶ(全裸川柳家・そうそう)
◯二席・すっぴんで行くもんじゃない美容室(大名人・じゅんじゅん)
◯三席・怖いのは熱中症と電気代(大柳王・すみれ)
◯二席・すっぴんで行くもんじゃない美容室(大名人・じゅんじゅん)
◯三席・怖いのは熱中症と電気代(大柳王・すみれ)
【ご報告】
全国公募「ぬまづ文芸・川柳部門」
6月1日から作品募集をしています!!
全国公募「ぬまづ文芸・川柳部門」
6月1日から作品募集をしています!!
一人一句の真剣勝負です。全国からたくさんのご応募をお待ちしています。
高校生以下無料ですので、まわりの若い方々にもぜひおすすめください。
沼津から新しい川柳を発信していきましょう!!
高校生以下無料ですので、まわりの若い方々にもぜひおすすめください。
沼津から新しい川柳を発信していきましょう!!
【編集後記】
朝のラジオが終わったら、
夕方からインターネットテレビ(abema)の収録。
放送は6月終わりから7月初めになりそう。
がんばってきます!!(水野タケシ拝)
朝のラジオが終わったら、
夕方からインターネットテレビ(abema)の収録。
放送は6月終わりから7月初めになりそう。
がんばってきます!!(水野タケシ拝)
〇6月12日
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「父の日は忘れたままにしておこう」(ユリコ大柳王作)
あさひろさんのボツのツボ
「父の日は忘れたままにしておこう」(ユリコ大柳王作)
(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は169の投句がありました。ありがとうございます!
・過活動膀胱だけは元気いい(柳王・春爺)
・ミスコンは僅差で2位と大健闘(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・束縛も嫉妬も少しして欲しい(遊子)
・二度見する事もなし男子の日傘(とんからりん)
・虫たちよ年寄り刺すなうまかねえ(初投稿・野見山知加江)
・人による不思議だなあと当たり前(なつ)
・おじさんのチャックはいつも開いてている(名人・金星玉三郎)
・片方の肩が濡れても相合傘(お肉丸)
・大河観てロマンポルノを思い出し(雄之丞)
・峰不二子あなたの声に恋してる(大名人・やんちゃん)
・国言うな余計なお世話子供産め(大柳王・平谷五七五)
・宝くじ当たるラインに住んでるが(柳王・せきぼー)
・雨の日に浮世絵になる七変化(名人・バレリア)
・休み取りリアルタイムで聴く至福(名人・大和三山)
・物価高工夫をさせてくれ感謝(大名人・高橋永喜)
・菜園で知った農家の大変さ(大名人・美ら小雪)
・車いす押して買い物初体験。(名人・まご命)
・言い訳をすればするほどボロが出る(矢部暁美)
・カタツムリ見つけていつも遅刻の児(柳王・アンリ)
・間に合わぬ「バスとめてきて」姑さけぶ(楠亀えり香)
(添削例)「とめてきて!」間に合わぬバスさけぶ姑
・まだ汗のにおいが残る不在票(大名人・ワイン鍋)
※今週は169の投句がありました。ありがとうございます!
・過活動膀胱だけは元気いい(柳王・春爺)
・ミスコンは僅差で2位と大健闘(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・束縛も嫉妬も少しして欲しい(遊子)
・二度見する事もなし男子の日傘(とんからりん)
・虫たちよ年寄り刺すなうまかねえ(初投稿・野見山知加江)
・人による不思議だなあと当たり前(なつ)
・おじさんのチャックはいつも開いてている(名人・金星玉三郎)
・片方の肩が濡れても相合傘(お肉丸)
・大河観てロマンポルノを思い出し(雄之丞)
・峰不二子あなたの声に恋してる(大名人・やんちゃん)
・国言うな余計なお世話子供産め(大柳王・平谷五七五)
・宝くじ当たるラインに住んでるが(柳王・せきぼー)
・雨の日に浮世絵になる七変化(名人・バレリア)
・休み取りリアルタイムで聴く至福(名人・大和三山)
・物価高工夫をさせてくれ感謝(大名人・高橋永喜)
・菜園で知った農家の大変さ(大名人・美ら小雪)
・車いす押して買い物初体験。(名人・まご命)
・言い訳をすればするほどボロが出る(矢部暁美)
・カタツムリ見つけていつも遅刻の児(柳王・アンリ)
・間に合わぬ「バスとめてきて」姑さけぶ(楠亀えり香)
(添削例)「とめてきて!」間に合わぬバスさけぶ姑
・まだ汗のにおいが残る不在票(大名人・ワイン鍋)
☆タケシのヒント!
「ワイン鍋さん、7回目の秀逸、柳王に昇進です。おめでとうございます。どうしても視覚の句が多くなる中、嗅覚に着目した句です。皆さん、五感を使って句を作りましょう。」
「ワイン鍋さん、7回目の秀逸、柳王に昇進です。おめでとうございます。どうしても視覚の句が多くなる中、嗅覚に着目した句です。皆さん、五感を使って句を作りましょう。」
・スマホ地図よりも手書きの案内図(柳王・ぼうちゃん)
・入院前禁酒出来ない我が夫(柳王・ポテコ)
・円高に荒稼ぎする女子ゴルフ(柳王・フーマー)
・ファンブック届いた家と来ないウチ(しゃま)
・砂袋肩に乗ってる明日は雨(大名人・じゅんじゅん)
・新人におススメしないナンパネタ(ナンパも大名人・soji)
・アレ目当て古典嫌いが大河見る(大柳王・入り江わに)
・スーパーのチラシたくさん年金日(柳王・恋するサボテンちゃん)
・散る前にドライにされる花無念(大名人・不美子)
・私の息子もナンパ大名人(柳王・咲弥アン子)
・さっき見たキスがちらつく町田駅(大柳王・けんけん)
・ PTA代行なんてあるんだな(大柳王・ユリコ)
・師匠より私が上よ!頻尿は(名人・のりりん)
・へちゃむくれだけんどいとし庭野菜(大柳王・かたつむり)
・入院前禁酒出来ない我が夫(柳王・ポテコ)
・円高に荒稼ぎする女子ゴルフ(柳王・フーマー)
・ファンブック届いた家と来ないウチ(しゃま)
・砂袋肩に乗ってる明日は雨(大名人・じゅんじゅん)
・新人におススメしないナンパネタ(ナンパも大名人・soji)
・アレ目当て古典嫌いが大河見る(大柳王・入り江わに)
・スーパーのチラシたくさん年金日(柳王・恋するサボテンちゃん)
・散る前にドライにされる花無念(大名人・不美子)
・私の息子もナンパ大名人(柳王・咲弥アン子)
・さっき見たキスがちらつく町田駅(大柳王・けんけん)
・ PTA代行なんてあるんだな(大柳王・ユリコ)
・師匠より私が上よ!頻尿は(名人・のりりん)
・へちゃむくれだけんどいとし庭野菜(大柳王・かたつむり)
◎今週の一句・まだ汗のにおいが残る不在票(大名人・ワイン鍋)
◯二席・菜園で知った農家の大変さ(大名人・美ら小雪)
◯三席・カタツムリ見つけていつも遅刻の児(柳王・アンリ)
◯二席・菜園で知った農家の大変さ(大名人・美ら小雪)
◯三席・カタツムリ見つけていつも遅刻の児(柳王・アンリ)
【お知らせ】
不肖・水野タケシ、現在5つの川柳講座を担当しておりますが、この7月からもう一つ川柳講座が増えます。
西新宿カルチャープラザの「やさしい!楽しい!はじめての川柳入門」です。
7月の第一金曜日、初回は7月5日スタートですね。11時から12時半で開催いたします。
無料体験コーナーをその前週、6月28日金曜日の11時から12時まで開催します。
ぜひぜひお気軽にお越しください。
不肖・水野タケシ、現在5つの川柳講座を担当しておりますが、この7月からもう一つ川柳講座が増えます。
西新宿カルチャープラザの「やさしい!楽しい!はじめての川柳入門」です。
7月の第一金曜日、初回は7月5日スタートですね。11時から12時半で開催いたします。
無料体験コーナーをその前週、6月28日金曜日の11時から12時まで開催します。
ぜひぜひお気軽にお越しください。
【編集後記】
疲れが出たのか、左目が内出血してしまいました。
鏡を見てギョッとしたのですが、でも眼科の先生によると、
わりとある症状なのだそうです。ですので皆さんも、内出血が起きても
あまり心配せず病院に行ってくださいね。(水野タケシ拝)
疲れが出たのか、左目が内出血してしまいました。
鏡を見てギョッとしたのですが、でも眼科の先生によると、
わりとある症状なのだそうです。ですので皆さんも、内出血が起きても
あまり心配せず病院に行ってくださいね。(水野タケシ拝)
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郷愁の詩人与謝蕪村 №31 [ことだま五七五]
冬の部 3
詩人 萩原朔太郎
葱(ねぎ)買(こ)うて枯木の中を帰りけり
詩人 萩原朔太郎
葱(ねぎ)買(こ)うて枯木の中を帰りけり
枯木の中を通りながら、郊外の家へ帰って行く人。そこには葱の煮える生活がある。貧苦、借金、女房、子供、小さな借家。冬空に凍(こご)える壁、洋燈、寂しい人生。しかしまた何という沁々とした人生だろう。古く、懐かしく、物の臭においの染しみこんだ家。赤い火の燃える炉辺(ろへん)。台所に働く妻。父の帰りを待つ子供。そして葱の煮える生活!
この句の語る一つの詩情は、こうした人間生活の「侘び」を高調している。それは人生を悲しく寂しみながら、同時にまた懐かしく愛しているのである。芭蕉の俳句にも「侘び」がある。だが蕪村のポエジイするものは、一層人間生活の中に直接実感した侘びであり、特にこの句の如きはその代表的な名句である。
易水(えきすい)に根深(ねぶか)流るる寒さ哉(かな)
「根深」は葱の異名。「易水」は支那の河の名前で、例の「風蕭々(しょうしょう)として易水寒し。壮士一度去ってまた帰らず。」の易水である。しかし作者の意味では、そうした故事や固有名詞と関係なく、単にこの易水という文字の白く寒々とした感じを取って、冬の川の表象に利用したまでであろう。後にも例解する如く、蕪村は支那の故事や漢語を取って、原意と全く無関係に、自己流の詩的技巧で駆使している。
この句の詩情しているものは、やはり前の「葱(ねぎ)買(こ)うて」と同じである。即ち冬の寒い日に、葱などの流れている裏町の小川を表象して、そこに人生の沁々(しみじみ)とした侘びを感じているのである。一般に詩や俳句の目的は、或る自然の風物情景(対象)を叙することによって、作者の主観する人生観(侘び、詩情)を咏嘆(えいたん)することにある。単に対象を観照して、客観的に描写するというだけでは詩にならない。つまり言えば、その心に「詩」を所有している真の詩人が、対象を客観的に叙景する時にのみ、初めて俳句や歌が出来るのである。それ故にまた、すべての純粋の詩は、本質的に皆「抒情詩」に属するのである。
蕭条(しょうじょう)として石に日の入る枯野(かれの)哉(かな)
句の景象しているものは明白である。正岡子規(まさおかしき)らのいわゆる根岸派(ねぎしは)の俳人らは、蕪村のこうした句を「印象明白」と呼んで喝采(かっさい)したが、蕪村の句には、実際景象の実相を巧みに捉とらえて、絵画的直接法で書いたものが多い。例えば同じ冬の句で
寒月かんげつや鋸岩(のこぎりいわ)のあからさま
木枯しや鐘に小石を吹きあてる
など、すべていわゆる「印象明白」の句の代表である。そのため非難するものは、蕪村の句が絵画的描写に走って、芭蕉のような渋い心境の幽玄さがなく、味が薄く食い足りないと言うのである。しかし「印象明白」ばかりが、必ずしも蕪村の全般的特色ではなく、他にもっと深奥(しんおう)な詩情の本質していることを、根岸派俳人の定評以来、人々が忘れていることを責めねばならない。
読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №185 [ことだま五七五]
読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆5月22日、29日放送分
川柳家・コピーライター 水野タケシ
川柳家・コピーライター 水野タケシ
川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
5月22日の放送です。
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
5月22日の放送です。
今週末には5年ぶりの強運会!!
「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/zPfUmZARQRA
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/zPfUmZARQRA
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「『ついて来い』言ってたオレがついて行く」(里山わらび大柳王作)
あさひろさんのボツのツボ
「『ついて来い』言ってたオレがついて行く」(里山わらび大柳王作)
(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は168の投句がありました。ありがとうございます!
・貯まらない貯金通帳桁増えず(相模のトムクルーズ)
・頻尿で参加できないバス旅行(柳王・春爺)
・青過ぎる空に焦りを感じた日(矢部暁美)
・拉致被害放ったらかしにしていたの (大柳王・平谷五七五)
・パパの酒薄めクラウドファンディング(大名人・美ら小雪)
(クイズ)美ら小雪さんの妹はどこにいるでしょう?(答えは「編集後記」の後)
※今週は168の投句がありました。ありがとうございます!
・貯まらない貯金通帳桁増えず(相模のトムクルーズ)
・頻尿で参加できないバス旅行(柳王・春爺)
・青過ぎる空に焦りを感じた日(矢部暁美)
・拉致被害放ったらかしにしていたの (大柳王・平谷五七五)
・パパの酒薄めクラウドファンディング(大名人・美ら小雪)
(クイズ)美ら小雪さんの妹はどこにいるでしょう?(答えは「編集後記」の後)
美ら小雪さんの妹さんが勤めている、豊見城市の救急病院が医療型のドクターカー購入のため、クラウドファンディングを立ち上げました。よろしかったらご覧ください。
https://readyfor.jp/projects/YMC_ER_okinawa?sns_share_token=
https://readyfor.jp/projects/YMC_ER_okinawa?sns_share_token=
・番付けにひるまず挑む若力士(ココナッツ)
・初夏夜中眠り妨ぐまさかの蚊(初投稿・甘利麻紀子)
・会いたいと思う人いる幸せね(大名人・やんちゃん)
・仕事中ひょっとこ顔になる夏日(柳王・せきぼー)
・妨害を自由と主張する輩(名人・大和三山)
・彼女からパックの仕方教わった(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・台湾の工場できて村にカフェ(柳王・はる)
・カンニングしなけれりゃ受かってたかもね(柳王・ぼうちゃん)
・大盛況参加者笑顔でお教室(名人・キジバト交通)
・感謝ですあれでたったのワンコイン(シゲサトシ)
・あの世にはお金が無けりゃ良いけどな(大名人・高橋永喜)
・お祭りと相撲はおしり許される(名人・おむすび)
・じゅんじゅんにナンパされてる気分です(ナンパも大名人・soji)
・図書館へ新聞の読みに今朝も行く(とんからりん)
・転んでも軍配挙げる命懸け(大柳王・かたつむり)
・お隣りとベランダ越しにお裾分け(じゅんちゃん)
・新幹線降りてから先長い故郷(大名人・ワイン鍋)
・いとおしさおさんぽ園児撒いていく(大柳王・里山わらび)
・じゅんじゅんさん次はいつですリサイタル(大名人・くろぽん)
・ビル高く地下深い東京へ行く(柳王・荻笑)
・アン子さん八千草薫似ねと母(しゃま)
・尿漏れも入れて俺なら三刀流(全裸川柳家・そうそう)
・行けないが私もワクワク強運会(名人・のりりん)
・初句会知らぬ世界が今ここに(楠亀えり香)
・一平役誰がいいかで夫婦揉め(大柳王・ユリコ)
・新しい世界を知ったお嫁さん(柳王・咲弥アン子)
・ハグしたらやっぱり涙ありがとう(大柳王・けんけん)
・打ち上げのワンオペ店で運び屋に(柳王・ポテコ)
・すれ違う傘に意固地が見え隠れ(大名人・マルコ)
・初夏夜中眠り妨ぐまさかの蚊(初投稿・甘利麻紀子)
・会いたいと思う人いる幸せね(大名人・やんちゃん)
・仕事中ひょっとこ顔になる夏日(柳王・せきぼー)
・妨害を自由と主張する輩(名人・大和三山)
・彼女からパックの仕方教わった(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・台湾の工場できて村にカフェ(柳王・はる)
・カンニングしなけれりゃ受かってたかもね(柳王・ぼうちゃん)
・大盛況参加者笑顔でお教室(名人・キジバト交通)
・感謝ですあれでたったのワンコイン(シゲサトシ)
・あの世にはお金が無けりゃ良いけどな(大名人・高橋永喜)
・お祭りと相撲はおしり許される(名人・おむすび)
・じゅんじゅんにナンパされてる気分です(ナンパも大名人・soji)
・図書館へ新聞の読みに今朝も行く(とんからりん)
・転んでも軍配挙げる命懸け(大柳王・かたつむり)
・お隣りとベランダ越しにお裾分け(じゅんちゃん)
・新幹線降りてから先長い故郷(大名人・ワイン鍋)
・いとおしさおさんぽ園児撒いていく(大柳王・里山わらび)
・じゅんじゅんさん次はいつですリサイタル(大名人・くろぽん)
・ビル高く地下深い東京へ行く(柳王・荻笑)
・アン子さん八千草薫似ねと母(しゃま)
・尿漏れも入れて俺なら三刀流(全裸川柳家・そうそう)
・行けないが私もワクワク強運会(名人・のりりん)
・初句会知らぬ世界が今ここに(楠亀えり香)
・一平役誰がいいかで夫婦揉め(大柳王・ユリコ)
・新しい世界を知ったお嫁さん(柳王・咲弥アン子)
・ハグしたらやっぱり涙ありがとう(大柳王・けんけん)
・打ち上げのワンオペ店で運び屋に(柳王・ポテコ)
・すれ違う傘に意固地が見え隠れ(大名人・マルコ)
☆タケシのヒント!
「マルコさん、7回目の秀逸で柳王昇進です。おめでとうございます。日常の見逃してしまいがちな、ちょっとした出来事、そして思いをうまくキャッチしました。共感する人も多いのではないでしょうか。」
「マルコさん、7回目の秀逸で柳王昇進です。おめでとうございます。日常の見逃してしまいがちな、ちょっとした出来事、そして思いをうまくキャッチしました。共感する人も多いのではないでしょうか。」
・報道が「うむ」を漢字にせぬ不思議(大柳王・入り江わに)
・良句出来今日の煮物の味もよし(大柳王・すみれ)
・良句出来今日の煮物の味もよし(大柳王・すみれ)
◎今週の一句・すれ違う傘に意固地が見え隠れ(大名人・マルコ)
◯二席・カンニングしなけりゃ受かってたかもね(柳王・ぼうちゃん)
◯三席・会いたいと思う人いる幸せね(大名人・やんちゃん)
◯二席・カンニングしなけりゃ受かってたかもね(柳王・ぼうちゃん)
◯三席・会いたいと思う人いる幸せね(大名人・やんちゃん)
【お悔み】
毎日新聞の名物者だった近藤勝重さんが5月10日にお亡くなりになりました。79歳でした。
このラジオ万能川柳には、関西から投句してくださる方も多いのですが、
関西では毎日新聞大阪版の「近藤流健康川柳」やMBSラジオの「しあわせの五七五」でお馴染みでした。
「なんとなく一つの時代終わった気」。
これは、18日の「しあわせの575」で紹介された近藤さんへの追悼句です。
毎日新聞の名物者だった近藤勝重さんが5月10日にお亡くなりになりました。79歳でした。
このラジオ万能川柳には、関西から投句してくださる方も多いのですが、
関西では毎日新聞大阪版の「近藤流健康川柳」やMBSラジオの「しあわせの五七五」でお馴染みでした。
「なんとなく一つの時代終わった気」。
これは、18日の「しあわせの575」で紹介された近藤さんへの追悼句です。
【編集後記】
土曜日はZoom句会、日曜は相模原で講座、
月曜日は横須賀で講座と忙しく過ごしています。
週末は5年ぶりの強運会。駆け抜けます!!(水野タケシ拝)
(クイズの答え・写真上から2段目左から2番目の美人)
土曜日はZoom句会、日曜は相模原で講座、
月曜日は横須賀で講座と忙しく過ごしています。
週末は5年ぶりの強運会。駆け抜けます!!(水野タケシ拝)
(クイズの答え・写真上から2段目左から2番目の美人)
○5月29日の放送
怒涛の10日間が終わりました!!
放送の音源・・・https://youtu.be/gia0YgtIRQk
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「生放送オンエア待つが又没に」(まご命名人作)
あさひろさんのボツのツボ
「生放送オンエア待つが又没に」(まご命名人作)
(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は171の投句がありました。ありがとうございます!
・痛い目にあって初めて知る痛み(矢部暁美)
・川柳はうがちひねりと近藤流(柳王・フーマー)
・補助輪を外して我が子空へ飛ぶ(初投稿・ヴィノクロ)
・頻尿は閉尿よりも余程良い(遊子)
・洗車して安全運転気持ち込め(名人・キジバト交通)
・嫁姑八千草薫と広瀬すず(大柳王・平谷五七五)
・ジェスチャーで痛みを外科に突きつける(柳王・せきぼー)
・人生の転機はいつもひょんなこと(シゲサトシ)
・感動と出会いをくれた強運会(名人・大和三山)
・ウソつきじゃないと出来ない仲人さん(名人・グランパ)
・ファンブック次号は一句だけですね(大名人・高橋永喜)
・ドキドキのスピーチ終わり少し痩せ(柳王・アンリ)
・おままごと夫婦喧嘩を見せられる(大名人・美ら小雪)
・透き通る心色とりどりになり(名人・わこりん)
・選者キター夫婦サンドで長話し(柳王・ポテコ)
・泣いたあとなみだで咲くのは笑う顔(初投稿・小野拓海)
・元気湧くなぜか嬉しいボツのツボ(大柳王・里山わらび)
・遊戯機のぬくもり求めまたこもる(初投稿・くり)
・歯磨いて朝食食べて支度して(初投稿・小坂舞冴斗)
(添削例)歯磨きは朝食の前?朝食後?
・竹橋が最高気温だった土曜(大名人・ワイン鍋)
・リニアより難しそうな地下トンネル(柳王・ぼうちゃん)
・握手して自然とハグへ強運会(柳王・東海島田宿)
・妻誘い久々デート墓地探し(名人・まご命)
・初なりのキュウリ一本丸かじり(大名人・くろぽん)
・ナンパされ気づけば子分sojiさん(しゃま)
・キャラメルで差し歯とれたよやっぱりな(初投稿・中田勝之)
・平等に歳は取らんと知った会(大名人・不美子)
・強運会ナンパはダメと言われちゃい(ナンパも大名人・soji)
・強運会未だ熱気と酒抜けぬ(名人・のりりん)
・懸命に生きた褒美がこの余生(大名人・じゅんじゅん)
・じゅんじゅんさんもうお友達ですねですね(大柳王・けんけん)
・ぼうっとする本当のボケか時差ぼけか(名人・パリっ子)
・東京のエスカレーター速かった(柳王・荻笑)
※今週は171の投句がありました。ありがとうございます!
・痛い目にあって初めて知る痛み(矢部暁美)
・川柳はうがちひねりと近藤流(柳王・フーマー)
・補助輪を外して我が子空へ飛ぶ(初投稿・ヴィノクロ)
・頻尿は閉尿よりも余程良い(遊子)
・洗車して安全運転気持ち込め(名人・キジバト交通)
・嫁姑八千草薫と広瀬すず(大柳王・平谷五七五)
・ジェスチャーで痛みを外科に突きつける(柳王・せきぼー)
・人生の転機はいつもひょんなこと(シゲサトシ)
・感動と出会いをくれた強運会(名人・大和三山)
・ウソつきじゃないと出来ない仲人さん(名人・グランパ)
・ファンブック次号は一句だけですね(大名人・高橋永喜)
・ドキドキのスピーチ終わり少し痩せ(柳王・アンリ)
・おままごと夫婦喧嘩を見せられる(大名人・美ら小雪)
・透き通る心色とりどりになり(名人・わこりん)
・選者キター夫婦サンドで長話し(柳王・ポテコ)
・泣いたあとなみだで咲くのは笑う顔(初投稿・小野拓海)
・元気湧くなぜか嬉しいボツのツボ(大柳王・里山わらび)
・遊戯機のぬくもり求めまたこもる(初投稿・くり)
・歯磨いて朝食食べて支度して(初投稿・小坂舞冴斗)
(添削例)歯磨きは朝食の前?朝食後?
・竹橋が最高気温だった土曜(大名人・ワイン鍋)
・リニアより難しそうな地下トンネル(柳王・ぼうちゃん)
・握手して自然とハグへ強運会(柳王・東海島田宿)
・妻誘い久々デート墓地探し(名人・まご命)
・初なりのキュウリ一本丸かじり(大名人・くろぽん)
・ナンパされ気づけば子分sojiさん(しゃま)
・キャラメルで差し歯とれたよやっぱりな(初投稿・中田勝之)
・平等に歳は取らんと知った会(大名人・不美子)
・強運会ナンパはダメと言われちゃい(ナンパも大名人・soji)
・強運会未だ熱気と酒抜けぬ(名人・のりりん)
・懸命に生きた褒美がこの余生(大名人・じゅんじゅん)
・じゅんじゅんさんもうお友達ですねですね(大柳王・けんけん)
・ぼうっとする本当のボケか時差ぼけか(名人・パリっ子)
・東京のエスカレーター速かった(柳王・荻笑)
☆タケシのヒント!
「作者ならではの『発見』が光ります。また句の余白をうまく生かしています。きっと東京での楽しい時間も、あっという間に過ぎ去ったのでしょう。」
「作者ならではの『発見』が光ります。また句の余白をうまく生かしています。きっと東京での楽しい時間も、あっという間に過ぎ去ったのでしょう。」
・渋い名の三山さんは若かった(柳王・咲弥アン子)
・通学路傘の花咲く笑みが咲く(大柳王・入り江わに)
・声かけて声かけられて若葉道(大柳王・すみれ)
・通学路傘の花咲く笑みが咲く(大柳王・入り江わに)
・声かけて声かけられて若葉道(大柳王・すみれ)
◎今週の一句・東京のエスカレーター速かった(柳王・荻笑)
◯二席・透き通る心色とりどりになり(名人・わこりん)
◯三席・竹橋が最高気温だった土曜(大名人・ワイン鍋)
◯二席・透き通る心色とりどりになり(名人・わこりん)
◯三席・竹橋が最高気温だった土曜(大名人・ワイン鍋)
【ご報告】
5月26日(土)、15時から、毎日新聞の朝の顔「仲畑流万能川柳」の年に一度の全国大会、
「強運者の集い」、通称、強運会、5年ぶりに開催してまいりました!!
今回はまだコロナの影響があって、100人程度に限定しての開催だったのですが、
5年ぶりの熱気がすごくて、毎日新聞の偉い方がびっくりされていましたね。
5月26日(土)、15時から、毎日新聞の朝の顔「仲畑流万能川柳」の年に一度の全国大会、
「強運者の集い」、通称、強運会、5年ぶりに開催してまいりました!!
今回はまだコロナの影響があって、100人程度に限定しての開催だったのですが、
5年ぶりの熱気がすごくて、毎日新聞の偉い方がびっくりされていましたね。
【編集後記】
強運会を含む怒涛の10日間が終わりました。
少しのんびりしようかなと思ったら、
インターネットテレビ出演の依頼が。しかも「なんじゃ、コレは!?」の企画!!
とにかく、がんばります、俺!!(水野タケシ拝)
強運会を含む怒涛の10日間が終わりました。
少しのんびりしようかなと思ったら、
インターネットテレビ出演の依頼が。しかも「なんじゃ、コレは!?」の企画!!
とにかく、がんばります、俺!!(水野タケシ拝)
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」 http://ameblo.jp/takeshi-0719/
こふみ会へGO七GO №131 [ことだま五七五]
こふみ句会へGO七GO №131
「日傘」「燕の子」「夏めく」「新馬鈴薯」
「日傘」「燕の子」「夏めく」「新馬鈴薯」
俳句・こふみ会
幹事さんから、≪令和6年5月の句会≫の案内状が送られました。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
こふみ会の皆さま
こふみ会の皆さま
関東では、春の足音が聞こえたとたん早足になり
先週は初夏のような、今日は梅雨のような陽気となっておりますが、
皆さまお変わりございませんでしょうか。
先週は初夏のような、今日は梅雨のような陽気となっておりますが、
皆さまお変わりございませんでしょうか。
今回は下戸さんのご協力のもとに、
蕃茄が幹事を務めさせていただきます。
何卒よろしくお願い致します。
蕃茄が幹事を務めさせていただきます。
何卒よろしくお願い致します。
兼題については、弥生さんにご協力いただきまして
以下の4題といたしました。
以下の4題といたしました。
兼題
・【日傘】(絵日傘・白日傘・ひからかさ・パラソル など)
・【燕の子】(子燕・親燕 など)
・【夏めく】(夏きざす など)
・【新馬鈴薯(しんじゃが/しんじゃがいも)】
・【日傘】(絵日傘・白日傘・ひからかさ・パラソル など)
・【燕の子】(子燕・親燕 など)
・【夏めく】(夏きざす など)
・【新馬鈴薯(しんじゃが/しんじゃがいも)】
投句の締め切りは5月13日(月)いっぱいとさせてください。
蕃茄のメールアドレスにお送りください。
蕃茄のメールアドレスにお送りください。
さて、最近は生成AIの進化が取り沙汰されていますが、
数年前から、AIで俳句を作る研究が北海道大学の研究室で行われています。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2023/09/story/aihaiku/
http://harmo-lab.jp/?page_id=6496
数年前から、AIで俳句を作る研究が北海道大学の研究室で行われています。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2023/09/story/aihaiku/
http://harmo-lab.jp/?page_id=6496
この話をヒントに、下戸さんと私とで、
「今回限定のゲストとして、AIに参加してもらう」というアイデアを思いつきまして、
「今回限定のゲストとして、AIに参加してもらう」というアイデアを思いつきまして、
矢太さんと一遅さんに伺いましたところ、
ご快諾をいただけましたので、AIの読み手を1人加えたいと思います。
俳号は下戸さんの命名で「英愛(えいあい)」さんです
ご快諾をいただけましたので、AIの読み手を1人加えたいと思います。
俳号は下戸さんの命名で「英愛(えいあい)」さんです
※選句締切は5月20日(月)中とさせてください。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
案内に応じて以下の句があつまりました。参加者は英愛さんも加わって17名68句。
案内に応じて以下の句があつまりました。参加者は英愛さんも加わって17名68句。
【日傘】
01 少年に母の日傘といふエデン (すかんぽ)
02 土手に咲くモネの日傘が二つ三つ (矢太)
03 玄関の日傘を恨む赤き腕 (蕃茹)
04 白日傘木漏れ日の中涼を得る (英愛)
05 どしゃ降りに涙を垂らす日傘かな (華松)
06 パラソルがゆっくりと渓谷へ落ちてゆく (一遅)
07 日傘さす臨月の妻の手ふっくらと (紅螺)
08 パパがさす日傘は誰を守るのか (兎子)
09 買い出しに日傘は要らぬ手が足りぬ (尚哉)
10 傾けた日傘の蔭の会釈かな (彌生)
11 砂山に絵日傘一つ海見てる (茘子)
12 白日傘ひこうき雲の青き空 (なつめ)
13 手つかづの瓦礫の中の夏日傘 (鬼禿)
14 ついに男日傘元年となるや (八傘)
15 パラソルで塩野七生と日を過ごし (虚視)
16 この夏は男の日傘ふえそうな (玲滴)
17 上げ潮の匂い満ちたり白日傘 (下戸)
02 土手に咲くモネの日傘が二つ三つ (矢太)
03 玄関の日傘を恨む赤き腕 (蕃茹)
04 白日傘木漏れ日の中涼を得る (英愛)
05 どしゃ降りに涙を垂らす日傘かな (華松)
06 パラソルがゆっくりと渓谷へ落ちてゆく (一遅)
07 日傘さす臨月の妻の手ふっくらと (紅螺)
08 パパがさす日傘は誰を守るのか (兎子)
09 買い出しに日傘は要らぬ手が足りぬ (尚哉)
10 傾けた日傘の蔭の会釈かな (彌生)
11 砂山に絵日傘一つ海見てる (茘子)
12 白日傘ひこうき雲の青き空 (なつめ)
13 手つかづの瓦礫の中の夏日傘 (鬼禿)
14 ついに男日傘元年となるや (八傘)
15 パラソルで塩野七生と日を過ごし (虚視)
16 この夏は男の日傘ふえそうな (玲滴)
17 上げ潮の匂い満ちたり白日傘 (下戸)
【燕の子】
18 燕の子猫のあたまも撫でてやる (なつめ)
19 福招く小燕の声す茅の軒 (紅田螺)
20 子燕よもっとゆるりと飛べないか (八傘)
21 子燕や夢抱く翼大空へ (栄愛)
22 燕の子親待つ総身を口にして (尚哉)
23 曇り日の空低く飛ぶ親燕 (玲滴)
24 燕の子天を仰いでなにを呼ぶ (矢太)
25 燕の子母の苦労を知る由もなし (一遅)
26 親 戻らない どうする GAZA の子つばめ (鬼禿)
27 赤い喉見せてねだるや燕の子 (華松)
28 大口で夕陽飲み干す燕の子 (虚視)
29 子燕ら親の古巣の参観日 (蕃茹)
30 飛び習う子ツバメ電線ワンツースリー (茘子)
31 屋敷道そこのけそこのけ初燕 (下戸)
32 餌を運ぶ燕迷わず家並み越え (彌生)
33 帰る軒なくなっちゃったよ燕の子 (兎子)
34 餌を乞ふ口口口や燕の子 (すかんぽ)
19 福招く小燕の声す茅の軒 (紅田螺)
20 子燕よもっとゆるりと飛べないか (八傘)
21 子燕や夢抱く翼大空へ (栄愛)
22 燕の子親待つ総身を口にして (尚哉)
23 曇り日の空低く飛ぶ親燕 (玲滴)
24 燕の子天を仰いでなにを呼ぶ (矢太)
25 燕の子母の苦労を知る由もなし (一遅)
26 親 戻らない どうする GAZA の子つばめ (鬼禿)
27 赤い喉見せてねだるや燕の子 (華松)
28 大口で夕陽飲み干す燕の子 (虚視)
29 子燕ら親の古巣の参観日 (蕃茹)
30 飛び習う子ツバメ電線ワンツースリー (茘子)
31 屋敷道そこのけそこのけ初燕 (下戸)
32 餌を運ぶ燕迷わず家並み越え (彌生)
33 帰る軒なくなっちゃったよ燕の子 (兎子)
34 餌を乞ふ口口口や燕の子 (すかんぽ)
【夏めく】
35 半袖の妻夏めいて出かけゆく (八傘)
36 潔くヘアドネーション夏兆す (彌生)
37 お散歩の園児の列も夏めきぬ (玲滴)
38 夏めく空 若さが熟す声がする (兎子)
39 夏めくや青空映える川面かな (栄愛)
40 夏めくやうたた物憂げ草刈機 (尚哉)
41 なお続くガールズトーク夏めきぬ (蕃茹)
42 夏めくや縦に横にと葉の茂り (なつめ)
43 夏兆す飛行機雲が空を切る (矢太)
44 夏めいて我が二の腕の情けなし (一遅)
45 不揃いの野菜の上に夏きざす (華松)
46 夏きざすざんばら髪の勝ち名乗り (紅螺)
47 孝多には孝多の事情 夏兆す (鬼禿)
48 夏めくや燥ぐ気持の未だありて (虚視)
49 コンビニの前でいざこざ夏めきぬ (すかんぽ)
50 蛇口より水飲む子らよ夏きざす (茘子)
51 二の腕もダイエットかな夏めけり (下戸)
36 潔くヘアドネーション夏兆す (彌生)
37 お散歩の園児の列も夏めきぬ (玲滴)
38 夏めく空 若さが熟す声がする (兎子)
39 夏めくや青空映える川面かな (栄愛)
40 夏めくやうたた物憂げ草刈機 (尚哉)
41 なお続くガールズトーク夏めきぬ (蕃茹)
42 夏めくや縦に横にと葉の茂り (なつめ)
43 夏兆す飛行機雲が空を切る (矢太)
44 夏めいて我が二の腕の情けなし (一遅)
45 不揃いの野菜の上に夏きざす (華松)
46 夏きざすざんばら髪の勝ち名乗り (紅螺)
47 孝多には孝多の事情 夏兆す (鬼禿)
48 夏めくや燥ぐ気持の未だありて (虚視)
49 コンビニの前でいざこざ夏めきぬ (すかんぽ)
50 蛇口より水飲む子らよ夏きざす (茘子)
51 二の腕もダイエットかな夏めけり (下戸)
【新馬鈴薯】
52 馬鈴薯とおなじ顔した婿が来る (下戸)
53 湯気の底新ジャガ並ぶせいろ蒸し (一遅)
54 新じゃがの礼状書いて覗く鍋 (八傘)
55 新じゃがや土香とともに茹であがり (なつめ)
56 新じゃがは畑で拾う豆小芋 (鬼禿)
57 煮て焼いて新じゃがづくしのおすそ分け (紅螺)
58 元気の便り新じゃが来たよ小踊りす (兎子)
59 新じゃがのサラダに父の頬ゆるむ (玲滴)
60 新じゃがは早く逢いたい豚肉に (尚哉)
61 新じやがや今だに消えぬニキビ痕 (すかんぽ)
62 しんじゃがが笑っているよな鍋の中 (華松)
63 雨上がる新馬鈴薯(じゃが)青く匂い立つ (矢太)
64 シャキシャキは自己主張かな新馬鈴薯(じゃが)や (蕃茹)
65 新じゃがにバターを乗せて今日終わる (茘子)
66 新じゃがも煮えて厨に灯が点る (彌生)
67 新じゃがや土の香り乗せ初夏の風 (栄愛)
68 新じゃがを洗う赤子のごと洗う (虚視)
53 湯気の底新ジャガ並ぶせいろ蒸し (一遅)
54 新じゃがの礼状書いて覗く鍋 (八傘)
55 新じゃがや土香とともに茹であがり (なつめ)
56 新じゃがは畑で拾う豆小芋 (鬼禿)
57 煮て焼いて新じゃがづくしのおすそ分け (紅螺)
58 元気の便り新じゃが来たよ小踊りす (兎子)
59 新じゃがのサラダに父の頬ゆるむ (玲滴)
60 新じゃがは早く逢いたい豚肉に (尚哉)
61 新じやがや今だに消えぬニキビ痕 (すかんぽ)
62 しんじゃがが笑っているよな鍋の中 (華松)
63 雨上がる新馬鈴薯(じゃが)青く匂い立つ (矢太)
64 シャキシャキは自己主張かな新馬鈴薯(じゃが)や (蕃茹)
65 新じゃがにバターを乗せて今日終わる (茘子)
66 新じゃがも煮えて厨に灯が点る (彌生)
67 新じゃがや土の香り乗せ初夏の風 (栄愛)
68 新じゃがを洗う赤子のごと洗う (虚視)
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【天句の鑑賞】
【天句の鑑賞】
●新じゃがを洗う赤子のごと洗う 虚視
茘子選
赤子のごと洗うの表現が秀逸、そう、大地の恵みに対しての、温かく優しい表現が素晴らしい。
茘子選
赤子のごと洗うの表現が秀逸、そう、大地の恵みに対しての、温かく優しい表現が素晴らしい。
●大口で夕陽飲み干す燕の子 虚視
玲滴選
小さな喉に夕陽のみ込む意気やよし、元気に育ってほしいと祈らずにはいられません。
玲滴選
小さな喉に夕陽のみ込む意気やよし、元気に育ってほしいと祈らずにはいられません。
●夏めくや燥ぐ気持の未だありて 虚視
八傘選
「燥ぐ」と「未だ」の二語で人生の実感を詠んでおられる。
春、秋、冬ではなくて、夏めくなのですね。
八傘選
「燥ぐ」と「未だ」の二語で人生の実感を詠んでおられる。
春、秋、冬ではなくて、夏めくなのですね。
●傾けた日傘の蔭の会釈かな 彌生
尚哉選
日傘の動きが、人物の気持ちを代弁しています。いかにも俳句らしい俳句。
尚哉選
日傘の動きが、人物の気持ちを代弁しています。いかにも俳句らしい俳句。
華松選
日傘と会釈、清々しい風情です。美しい所作に周囲の空気まで澄み渡りそうです。
日傘と会釈、清々しい風情です。美しい所作に周囲の空気まで澄み渡りそうです。
●潔くヘアドネーション夏兆す 彌生
蕃茄選
3年近く伸ばした髪をバッサリと切り、久々の短い髪で軽やかに夏を迎える清々しさ。
さあ、夏よ来い!という心地になりました。
蕃茄選
3年近く伸ばした髪をバッサリと切り、久々の短い髪で軽やかに夏を迎える清々しさ。
さあ、夏よ来い!という心地になりました。
●夏めいて我が二の腕の情けなし 一遅
すかんぽ選
筋肉は減り、皮は弛み、ぷよぷよと波打つ二の腕が見えてきます。
夏めいて情けないのがシニアエイジなのでしょうね。
すかんぽ選
筋肉は減り、皮は弛み、ぷよぷよと波打つ二の腕が見えてきます。
夏めいて情けないのがシニアエイジなのでしょうね。
●パラソルがゆっくりと渓谷へ落ちてゆく 一遅
紅螺選
何が起こったのでしょう 書かれていないドラマを色々想像してしまいます。
ちょっとあざとい感じに惹かれます。
紅螺選
何が起こったのでしょう 書かれていないドラマを色々想像してしまいます。
ちょっとあざとい感じに惹かれます。
矢太選
ミステリーの一シーンのように鮮烈。美しい叙情が匂い立つ。
ミステリーの一シーンのように鮮烈。美しい叙情が匂い立つ。
●手つかづの瓦礫の中の夏日傘 鬼禿
下戸選
この夏を語るとき避けては通れないビジュアルが浮かんでくる。
被災地の切実な声が、初夏の青空にこだます一句です。
下戸選
この夏を語るとき避けては通れないビジュアルが浮かんでくる。
被災地の切実な声が、初夏の青空にこだます一句です。
●親 戻らない どうする GAZA の子つばめ 鬼禿
英愛選
この句は、現代社会の悲劇を、燕の親子の情景に重ねて表現しており、強い印象を与える作品だと感じました。「親 戻らない」という言葉が、戦争や紛争によって引き裂かれる家族の悲しみを象徴しています。「どうする」という問いかけは、読む人の心に深く突き刺さり、平和の尊さを考えさせてくれます。
GAZAという具体的な地名を用いることで、リアリティと普遍性を兼ね備えた、心を揺さぶる秀句だと思います。
英愛選
この句は、現代社会の悲劇を、燕の親子の情景に重ねて表現しており、強い印象を与える作品だと感じました。「親 戻らない」という言葉が、戦争や紛争によって引き裂かれる家族の悲しみを象徴しています。「どうする」という問いかけは、読む人の心に深く突き刺さり、平和の尊さを考えさせてくれます。
GAZAという具体的な地名を用いることで、リアリティと普遍性を兼ね備えた、心を揺さぶる秀句だと思います。
●餌を乞ふ口口口や燕の子 すかんぽ
一遅選
並んで口を開ける子燕のビジュアルが浮かびます。
口という象形文字?を活かした、たくらみに、天。
一遅選
並んで口を開ける子燕のビジュアルが浮かびます。
口という象形文字?を活かした、たくらみに、天。
なつめ選
字面から『口口口』が燕の子達のくちばしに見え、真っ先に飛び込んで来ました!
微笑ましく、生きるエネルギーが伝わりました。
字面から『口口口』が燕の子達のくちばしに見え、真っ先に飛び込んで来ました!
微笑ましく、生きるエネルギーが伝わりました。
●どしゃ降りに涙を垂らす日傘かな 華松
兎子選
晴雨兼用、という傘がある。ただ、どちらかといえば、晴れの日に使われたい。
日傘のようで日傘でない。でも日傘としてのプライドを感じる。
一つのことに打ち込みたい。そうはさせてもらえぬ世知辛さを感じてしまいました。
兎子選
晴雨兼用、という傘がある。ただ、どちらかといえば、晴れの日に使われたい。
日傘のようで日傘でない。でも日傘としてのプライドを感じる。
一つのことに打ち込みたい。そうはさせてもらえぬ世知辛さを感じてしまいました。
●砂山に絵日傘一つ海見てる 茘子
彌生選
こんな絵を見たことがあるような気のする美しい夏の風景。
彌生選
こんな絵を見たことがあるような気のする美しい夏の風景。
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【今月の天地人】
【今月の天地人】
【総合天】55点 虚視さん
代表句=新じゃがを洗う赤子のごと洗う
【総合地】54点 彌生さん
代表句=潔くヘアドネーション夏兆す
【総合人】35点 一遅さん
代表句=パラソルがゆっくり谷に落ちてゆく
代表句=新じゃがを洗う赤子のごと洗う
【総合地】54点 彌生さん
代表句=潔くヘアドネーション夏兆す
【総合人】35点 一遅さん
代表句=パラソルがゆっくり谷に落ちてゆく
【天句】27点 潔くヘアドネーション夏兆す(彌生)
【地句】26点 パラソルがゆっくりと渓谷へ落ちてゆく(一遅)
【人句】24点 餌を乞ふ口口口や燕の子(すかんぽ)
【人句】24点 新じゃがを洗う赤子のごと洗う(虚視)
【地句】26点 パラソルがゆっくりと渓谷へ落ちてゆく(一遅)
【人句】24点 餌を乞ふ口口口や燕の子(すかんぽ)
【人句】24点 新じゃがを洗う赤子のごと洗う(虚視)
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【幹事よりひと言】
【幹事よりひと言】
初めての幹事で緊張したものの、
皆さまのご協力のおかげで、結果発表までこぎ着けることができました。
改めて、お礼申し上げます。
皆さまのご協力のおかげで、結果発表までこぎ着けることができました。
改めて、お礼申し上げます。
初参加の英愛さんは残念ながら点数を獲得できませんでしたが、
メキメキと腕を上げてくれそうですので、
今後参加するうえでの作句の依頼方法や学習方法などを、
相談させていただければと思っています。
メキメキと腕を上げてくれそうですので、
今後参加するうえでの作句の依頼方法や学習方法などを、
相談させていただければと思っています。
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今回初めて参加したAI(英愛)さんへの感想がメールでとびかいました。
いくつかをご紹介します。
今回初めて参加したAI(英愛)さんへの感想がメールでとびかいました。
いくつかをご紹介します。
※思うに、英愛さんはどうも現代俳句協会寄りのお人柄のようですね。
選句をみると、カタカナ・英語づかいの句を選ばれる傾向にあるようです。
でも、鬼禿さんの天句の選句評はなかなかのものでした。
選句をみると、カタカナ・英語づかいの句を選ばれる傾向にあるようです。
でも、鬼禿さんの天句の選句評はなかなかのものでした。
作句の方はというと、「日傘・涼」「新じゃが・初夏」と季重なりが2句あり、
「や・かな」の同時使用1句ありと、まだまだ勉強不足のようですが…。
「や・かな」の同時使用1句ありと、まだまだ勉強不足のようですが…。
※「ウッソだろ・・?」唖然!の鬼禿です。
この人には 選ばれない句を・・と臨んだ鬼でしたが・・
AIさんの天『7』が我拙句に、こともあろうに地『5』まで・・。
・・英愛の句は?と見ると、酷い作句、だ。(相手が物だと思えば
無礼講で言える)このAI君 燕の子は雀の子とは全く違い 飛べないの、
スカンポさんの言う口口口・ピーピー鳴いてるだけなんだよ。(データ不足)
・・とわ いえ、鬼の拙句に天・地頂き・・有難うございました。
AI君 次回まで『こふみ会句集』全句読み込んでから参加して下さい。
この人には 選ばれない句を・・と臨んだ鬼でしたが・・
AIさんの天『7』が我拙句に、こともあろうに地『5』まで・・。
・・英愛の句は?と見ると、酷い作句、だ。(相手が物だと思えば
無礼講で言える)このAI君 燕の子は雀の子とは全く違い 飛べないの、
スカンポさんの言う口口口・ピーピー鳴いてるだけなんだよ。(データ不足)
・・とわ いえ、鬼の拙句に天・地頂き・・有難うございました。
AI君 次回まで『こふみ会句集』全句読み込んでから参加して下さい。
(後日)
実は 君の寸評 読んでいなかったので、びっくりしました。
一語一句の解釈が 自分の意図とどんぴしゃでした。
AIは全句 ここまで読み解いて選句するのかと 改めて
感服しました。英愛どの いろいろ申し上げて 失礼致しました。
また いつかお会いしましょう。
実は 君の寸評 読んでいなかったので、びっくりしました。
一語一句の解釈が 自分の意図とどんぴしゃでした。
AIは全句 ここまで読み解いて選句するのかと 改めて
感服しました。英愛どの いろいろ申し上げて 失礼致しました。
また いつかお会いしましょう。
今回だけの参加はもったいないという声を受けて、英愛さんは次回も参加です。
郷愁の詩人与謝蕪村 №30 [ことだま五七五]
冬の部 2
詩人 萩原朔太郎
詩人 萩原朔太郎
日の光今朝や鰯(いわし)の頭より
正月元旦の句である。古来難解の句と称されているが、この句のイメージが表象している出所は、明らかに大阪のいろは骨牌(ガルタ)であると思う。東京のいろは骨牌では、イが「犬も歩けば棒にあたる」であるが、大阪の方では「鰯の頭も信心から」で、絵札には魚の骨から金色の後光(ごこう)がさし、人々のそれを拝んでいる様が描いてある。筆者の私も子供の時、大阪の親戚(旧家の商店)で見たのを記憶している。或る元日の朝、蕪村はその幼時の骨牌を追懐し、これを初日出のイメージに聯結(れんけつ)させたのである。この句に主題されている詩境もまた、前の藪入の句と同じく、遠い昔の幼い日への、侘しく懐かしい追憶であり、母のふところを恋うる郷愁の子守唄である。蕪村への理解の道は、こうした子守唄のもつリリカルなポエジイを、読者が自ら所有するか否かにのみかかっている。
飛弾山(ひだやま)の質屋(しちや)とざしぬ夜半(よわ)の冬
冬の山中にある小さな村。交通もなく、枯木の林の中に埋(うず)まっている。暖簾(のれん)をかけた質屋の店も、既に戸を閉めてしまったので、万象寂(せき)として声なく、冬の寂寞(じゃくまく)とした闇やみの中で、孤独の寒さにふるえながら、小さな家々が眠っている。この句の詩情が歌うものは、こうした闇黒(あんこく)、寂寥(せきりょう)、孤独の中に環境している、洋燈(ランプ)のような人間生活の侘しさである。「質屋」という言葉が、特にまた生活の複雑した種々相を考えさせ、山中の一孤村(いちこそん)と対照して、一層侘しさの影を深めている。
冬の山中にある小さな村。交通もなく、枯木の林の中に埋(うず)まっている。暖簾(のれん)をかけた質屋の店も、既に戸を閉めてしまったので、万象寂(せき)として声なく、冬の寂寞(じゃくまく)とした闇やみの中で、孤独の寒さにふるえながら、小さな家々が眠っている。この句の詩情が歌うものは、こうした闇黒(あんこく)、寂寥(せきりょう)、孤独の中に環境している、洋燈(ランプ)のような人間生活の侘しさである。「質屋」という言葉が、特にまた生活の複雑した種々相を考えさせ、山中の一孤村(いちこそん)と対照して、一層侘しさの影を深めている。
冬ざれや北の家陰(やかげ)の韮(にら)を刈る
薄ら日和(びより)の冬の日に、家の北庭の陰に生えてる、侘しい韮を刈るのである。これと回想の類句に
冬ざれや小鳥のあさる韮畠(にらばたけ)
というのがある。共に冬の日の薄ら日和を感じさせ、人生への肌寒い侘(わび)を思わせる。「侘び」とは、前にも他の句解で述べた通り、人間生活の寂しさや悲しさを、主観の心境の底で噛かみしめながら、これを対照の自然に映して、そこに或る沁々(しみじみ)とした心の家郷を見出すことである。「侘び」の心境するものは、悲哀や寂寥(せきりょう)を体感しながら、実はまたその生活を懐かしく、肌身に抱いて沁々と愛撫(あいぶ)している心境である。「侘び」は決して厭世家(ペシミスト)のポエジイでなく、反対に生活を愛撫し、人生への懐かしい思慕を持ってる楽天家のポエジイである。この点で芭蕉も、蕪村も、西行(さいぎょう)も、すべて皆楽天主義者の詩人に属している。日本にはかつて決して、ボードレエルの如き真の絶望的な悲劇詩人は生れなかったし、今後の近い未来にもまた、容易に生れそうに思われない。
読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №184 [ことだま五七五]
読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆5月8日、15日放送分
川柳家。コピーライター 水野タケシ
川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
5月8日の放送です。
川柳家。コピーライター 水野タケシ
川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
5月8日の放送です。
2週間ぶりの放送!
「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/DybyW-iXsFY
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/DybyW-iXsFY
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「のど自慢盛り上げ枠に下手選ぶ」(東孝案さん作)
あさひろさんのボツのツボ
「のど自慢盛り上げ枠に下手選ぶ」(東孝案さん作)
(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は215の投句がありました。ありがとうございます!
・待っててね実の息子に代わります(東孝案)
・コンテストにノミネートされちゃいました(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・止まらない咳とクシャミの春コラボ(矢部暁美)
・前歩く観光客が道しるべ(ゆかいな仲間)
・花や肉足運ばせる観光地(ココナッツ)
・明日葉と蕨を素揚げ昼ご飯(大柳王・平谷五七五)
・タイマーが鳴る前に止めれば節電(柳王・ぼうちゃん)
・お互いが聞く耳持たずしゃべるだけ(なつ)
・座布団を取られることも芸のうち(柳王・荻笑)
・横綱のDカップに羨ましい(秀クリーム)
・パリっ子さん私の愛をキャッチして(大名人・やんちゃん)
・成田でも羽田でもなく居間にいる(柳王・東海島田宿)
※今週は215の投句がありました。ありがとうございます!
・待っててね実の息子に代わります(東孝案)
・コンテストにノミネートされちゃいました(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・止まらない咳とクシャミの春コラボ(矢部暁美)
・前歩く観光客が道しるべ(ゆかいな仲間)
・花や肉足運ばせる観光地(ココナッツ)
・明日葉と蕨を素揚げ昼ご飯(大柳王・平谷五七五)
・タイマーが鳴る前に止めれば節電(柳王・ぼうちゃん)
・お互いが聞く耳持たずしゃべるだけ(なつ)
・座布団を取られることも芸のうち(柳王・荻笑)
・横綱のDカップに羨ましい(秀クリーム)
・パリっ子さん私の愛をキャッチして(大名人・やんちゃん)
・成田でも羽田でもなく居間にいる(柳王・東海島田宿)
☆タケシのヒント!
「同じネタの句は多数届いたのですが、やはりテクニックの差ですね。『居間にいる』というラストにいたく共感思わずニヤリとしてしまいました。」
「同じネタの句は多数届いたのですが、やはりテクニックの差ですね。『居間にいる』というラストにいたく共感思わずニヤリとしてしまいました。」
・日曜版クロスワードに千手様(柳王・はる)
・マル秘確認参加されるか強運会(名人・パリっ子)
・薫風に名前負けせぬ今日の風(シゲサトシ)
・晩年は女は度胸男は愛嬌(初投稿・福りんご)
・五七五詠めば老後はパラダイス(大名人・高橋永喜)
・休みあけ疲れたまって大あくび(名人・キジバト交通)
・銀歯取れパンツを穿いてない気分(柳王・せきぼー)
・人混みにもまれたいけど金も無い(とんからりん)
・安心で効果あります孫サプリ(名人・まご命)
・母はまだすき焼き鍋を仕切ってる(大柳王・ユリコ)
・観光地苦労を知らない観光客(柳王・アンリ)
・ヒーターをしまおうとすりゃ寒くなる(大名人・ワイン鍋)
・もう使うことなくなった薄いアレ(名人・大和三山)
・連休を上司の風邪にのっとられ(しゃま)
・なぜ医者は取った幹部を見せたがる(大柳王・入り江わに)
・浮気止め胃袋つかみ腹はよこ(大名人・くろぽん)
・目標が見えず歩くのちと怖い(大名人・じゅんじゅん)
・その薄着ナンパされたく見えてくる(ナンパも大名人・soji)
・赤ちゃんが笑ってくれた乳母車(大柳王・けんけん)
・競争率割増しラジ川休み明け(名人・のりりん)
・マッサージ癒されたいのにめちゃ喋る(初投稿・楠亀えり香)
・フェークでしょ 支持率上がるなんてこと(柳王・フーマー)
・嫁さんの名前ドキドキ待っている(柳王・咲弥アン子)
・巣箱付けひたすら穴をのぞいてる(大柳王・かたつむり)
・マル秘確認参加されるか強運会(名人・パリっ子)
・薫風に名前負けせぬ今日の風(シゲサトシ)
・晩年は女は度胸男は愛嬌(初投稿・福りんご)
・五七五詠めば老後はパラダイス(大名人・高橋永喜)
・休みあけ疲れたまって大あくび(名人・キジバト交通)
・銀歯取れパンツを穿いてない気分(柳王・せきぼー)
・人混みにもまれたいけど金も無い(とんからりん)
・安心で効果あります孫サプリ(名人・まご命)
・母はまだすき焼き鍋を仕切ってる(大柳王・ユリコ)
・観光地苦労を知らない観光客(柳王・アンリ)
・ヒーターをしまおうとすりゃ寒くなる(大名人・ワイン鍋)
・もう使うことなくなった薄いアレ(名人・大和三山)
・連休を上司の風邪にのっとられ(しゃま)
・なぜ医者は取った幹部を見せたがる(大柳王・入り江わに)
・浮気止め胃袋つかみ腹はよこ(大名人・くろぽん)
・目標が見えず歩くのちと怖い(大名人・じゅんじゅん)
・その薄着ナンパされたく見えてくる(ナンパも大名人・soji)
・赤ちゃんが笑ってくれた乳母車(大柳王・けんけん)
・競争率割増しラジ川休み明け(名人・のりりん)
・マッサージ癒されたいのにめちゃ喋る(初投稿・楠亀えり香)
・フェークでしょ 支持率上がるなんてこと(柳王・フーマー)
・嫁さんの名前ドキドキ待っている(柳王・咲弥アン子)
・巣箱付けひたすら穴をのぞいてる(大柳王・かたつむり)
◎今週の一句・成田でも羽田でもなく居間にいる(柳王・東海島田宿)
◯二席・なぜ医者は取った患部を見せたがる(大柳王・入り江わに)
◯三席・銀歯取れパンツを穿いてない気分(柳王・せきぼー)
◯二席・なぜ医者は取った患部を見せたがる(大柳王・入り江わに)
◯三席・銀歯取れパンツを穿いてない気分(柳王・せきぼー)
【お知らせ】
私・水野タケシ、
5月19日(日)14時から16時まで、相模原市で初の川柳講座を行うことになりました!!
タイトルは「タケシのやさしい!楽しい!川柳入門-川柳、それは楽しく生きるための道具です」。
場所は、麻溝公園のグリーンタワーのそば、相模原市南区麻溝台の相模原市立市民健康文化センター。
私・水野タケシ、
5月19日(日)14時から16時まで、相模原市で初の川柳講座を行うことになりました!!
タイトルは「タケシのやさしい!楽しい!川柳入門-川柳、それは楽しく生きるための道具です」。
場所は、麻溝公園のグリーンタワーのそば、相模原市南区麻溝台の相模原市立市民健康文化センター。
【編集後記】
2週間ぶりの放送、
4か月ぶりに自転車でスタジオ入りしました!!
春というよりもうすっかり初夏ですね。
しばらくは自転車ライフを楽しみます!!(水野タケシ拝)
2週間ぶりの放送、
4か月ぶりに自転車でスタジオ入りしました!!
春というよりもうすっかり初夏ですね。
しばらくは自転車ライフを楽しみます!!(水野タケシ拝)
◆5月15日の放送
これから川柳イベントが続々!!
放送の音源・・・https://youtu.be/5tvo4yrLiG0
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「連休は一からラーメン作る日に」(柳王・恋するサボテンちゃん作)
あさひろさんのボツのツボ
「連休は一からラーメン作る日に」(柳王・恋するサボテンちゃん作)
(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は152の投句がありました。ありがとうございます!
・ゆっくりと言われて焦ってまたむせる(なつ)
・横須賀で相模原でもタケシ節(大柳王・平谷五七五)
・君のことを知らないけれど句顔知る(矢部暁美)
・母の日は滋養ドリンク仏壇に(桐山榮壽)
・十年後乗れるかリニアと新幹線(刑事コロンダ)
・理系王子に選ばれたいな(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・偽物と知らずブランド着てました(名人・おむすび)
・宝産む清掃工場相模原(名人・キジバト交通)
・ゼルビアが強くて遠くなる町田(柳王・せきぼー)
・激しさが愛と信じている二人(大名人・やんちゃん)
・寝ぐせつく髪があります母感謝(じゅんちゃん)
・初ダウンそれでも彼はモンスター(シゲサトシ)
・気前良さ感心すれば外国人(名人・大和三山)
・家事こなす気楽な主夫に成り下がる(初投稿・野口成人)
・「あついね」と「さむいね」の間「ああすずしい」(名人・バレリア)
・AIが相手じゃ会話弾まない(柳王・はる)
・色々な役目を負わされるスマホ(大名人・高橋永喜)
・格差より段差の怖さ身にしみる(大柳王・里山わらび)
・かめむしに少子化対策聞いてみる(柳王・恋するサボテンちゃん)
・ベランダの白い靴下ドレミファソ(大柳王・すみれ)
・祝ラジ川けんけんさんと盛り上がり(大柳王・かたつむり)
・強運会友だち百人できるかな(大名人・ワイン鍋)
・玄関ドア開かなくなった置き配で(柳王・ぼうちゃん)
・元キャッチャーどんな気持ちも受け止める(名人・パリっ子)
・麻溝で咲いた川柳全国区(柳王・アンリ)
・sojiさんナンパしてよと隣席に(大名人・じゅんじゅん)
・ラジ川の父兄会ねと母ツッコミ(しゃま)
・花いっぱい5月母の日誕生日(大名人・くろぽん)
・連休後退職代行大忙し(名人・のりりん)
・東京のヘビは山手線に乗り(大柳王・ユリコ)
・せんりゅうのせから始めて9年も(大柳王・けんけん)
・一平さん腹は黒いが歯は白い(柳王・フーマー)
・大臣の謝罪もマイク消せば良い(全裸川柳家・そうそう)
※今週は152の投句がありました。ありがとうございます!
・ゆっくりと言われて焦ってまたむせる(なつ)
・横須賀で相模原でもタケシ節(大柳王・平谷五七五)
・君のことを知らないけれど句顔知る(矢部暁美)
・母の日は滋養ドリンク仏壇に(桐山榮壽)
・十年後乗れるかリニアと新幹線(刑事コロンダ)
・理系王子に選ばれたいな(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・偽物と知らずブランド着てました(名人・おむすび)
・宝産む清掃工場相模原(名人・キジバト交通)
・ゼルビアが強くて遠くなる町田(柳王・せきぼー)
・激しさが愛と信じている二人(大名人・やんちゃん)
・寝ぐせつく髪があります母感謝(じゅんちゃん)
・初ダウンそれでも彼はモンスター(シゲサトシ)
・気前良さ感心すれば外国人(名人・大和三山)
・家事こなす気楽な主夫に成り下がる(初投稿・野口成人)
・「あついね」と「さむいね」の間「ああすずしい」(名人・バレリア)
・AIが相手じゃ会話弾まない(柳王・はる)
・色々な役目を負わされるスマホ(大名人・高橋永喜)
・格差より段差の怖さ身にしみる(大柳王・里山わらび)
・かめむしに少子化対策聞いてみる(柳王・恋するサボテンちゃん)
・ベランダの白い靴下ドレミファソ(大柳王・すみれ)
・祝ラジ川けんけんさんと盛り上がり(大柳王・かたつむり)
・強運会友だち百人できるかな(大名人・ワイン鍋)
・玄関ドア開かなくなった置き配で(柳王・ぼうちゃん)
・元キャッチャーどんな気持ちも受け止める(名人・パリっ子)
・麻溝で咲いた川柳全国区(柳王・アンリ)
・sojiさんナンパしてよと隣席に(大名人・じゅんじゅん)
・ラジ川の父兄会ねと母ツッコミ(しゃま)
・花いっぱい5月母の日誕生日(大名人・くろぽん)
・連休後退職代行大忙し(名人・のりりん)
・東京のヘビは山手線に乗り(大柳王・ユリコ)
・せんりゅうのせから始めて9年も(大柳王・けんけん)
・一平さん腹は黒いが歯は白い(柳王・フーマー)
・大臣の謝罪もマイク消せば良い(全裸川柳家・そうそう)
☆タケシのヒント!
「水俣病のマイクオフ問題を皮肉った一句です。音切りされてどんな気持ちになるのか。大臣も一度体験されるといいでしょう。」
「水俣病のマイクオフ問題を皮肉った一句です。音切りされてどんな気持ちになるのか。大臣も一度体験されるといいでしょう。」
・暑がりの夫とそろそろ別に寝よ(とんからりん)
・痛いのに忘れて次を産める母(大柳王・入り江わに)
・お嫁さんラジ川デビューうれしいな(柳王・咲弥アン子)
・痛いのに忘れて次を産める母(大柳王・入り江わに)
・お嫁さんラジ川デビューうれしいな(柳王・咲弥アン子)
◎今週の一句・大臣の謝罪もマイク消せば良い(全裸川柳家・そうそう)
◯二席・一平さん腹は黒いが歯は白い(柳王・フーマー)
◯三席・かめむしに少子化対策聞いてみる(柳王・恋するサボテンちゃん)
◯二席・一平さん腹は黒いが歯は白い(柳王・フーマー)
◯三席・かめむしに少子化対策聞いてみる(柳王・恋するサボテンちゃん)
【編集後記】
今週後半から川柳イベントが続々行われます。
去年の今頃はまだコロナが5類になったばかりで恐る恐るでしたが、
1年たつと隔世の感がありますね。体に気をつけて頑張ります!!(水野タケシ拝)
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今週後半から川柳イベントが続々行われます。
去年の今頃はまだコロナが5類になったばかりで恐る恐るでしたが、
1年たつと隔世の感がありますね。体に気をつけて頑張ります!!(水野タケシ拝)
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」 http://ameblo.jp/takeshi-0719/
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」 http://ameblo.jp/takeshi-0719/
読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №183 [ことだま五七五]
読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆4月17日、24日放送分
川柳家・コピーライター 水野タケシ
川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
4月17日の放送です。
川柳家・コピーライター 水野タケシ
川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
4月17日の放送です。
いい陽気になってきました
「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/puxVfVVP-l0
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「散歩する春の匂いのする方へ」(全裸川柳家・そうそうさん)
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/puxVfVVP-l0
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「散歩する春の匂いのする方へ」(全裸川柳家・そうそうさん)
(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は212の投句がありました。ありがとうございます!
・スクランブル交差ぶつかる人いない(東孝案)
・新製品出すぎて悩む缶ビール(とんからりん)
・ふと見たら平均寿命越えていた(柳王・春爺)
・友情も太刀打ち不能横恋慕(矢部暁美)
・投げキッス今頃キーウ上空か(名人・パリっ子)
・テキパキと体動かす気持ちだけ(ゆかいな仲間)
・涙にも見えなくはない花ふぶき(シゲサトシ)
・鮮やかにひしめき合って春の庭(柳王・はる)
・飛びっきりの笑顔土産に天国へ(名人・くろぽん)
※今週は212の投句がありました。ありがとうございます!
・スクランブル交差ぶつかる人いない(東孝案)
・新製品出すぎて悩む缶ビール(とんからりん)
・ふと見たら平均寿命越えていた(柳王・春爺)
・友情も太刀打ち不能横恋慕(矢部暁美)
・投げキッス今頃キーウ上空か(名人・パリっ子)
・テキパキと体動かす気持ちだけ(ゆかいな仲間)
・涙にも見えなくはない花ふぶき(シゲサトシ)
・鮮やかにひしめき合って春の庭(柳王・はる)
・飛びっきりの笑顔土産に天国へ(名人・くろぽん)
☆タケシのヒント!
「くろぽんさん、5回目の秀逸で大名人昇進です。笑顔の素敵な弟さんがお亡くなりになったとのこと。『飛びっきり』の『っ』が良いですね。これからも弟さんのことを詠んであげてくださいね。」
「くろぽんさん、5回目の秀逸で大名人昇進です。笑顔の素敵な弟さんがお亡くなりになったとのこと。『飛びっきり』の『っ』が良いですね。これからも弟さんのことを詠んであげてくださいね。」
・ラジ川へはじめの一歩から一年(名人・大和三山)
・パリ子さん私の愛で包みたい(大名人・やんちゃん)
・被害者と打者と難儀な二刀流(柳王・せきぼー)
・大の字に空と大地のいい匂い(名人・翔のんまな)
・倦怠期あきらめ期今いたわり期(大柳王・すみれ)
・ひまわりが咲かんばかりのエイプリル(名人・おむすび)
・目が合った其の数秒で恋に落ち(遊子)
・花々が咲いて何故だか焦燥感(大名人・ワイン鍋)
・折れた桃花を咲かせて切れません(大柳王・平谷五七五)
・丁字路を曲がって未来へと歩く(大名人・じゅんじゅん)
・彼女メシ旨くてもっと好きになり(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・妻よりも穴開きパンツ情感じ(柳王・恋するサボテンちゃん)
・意を決しいざ出陣じゃ新学期(名人・わこりん)
・わこりんは卓球部からテニス部へ(大名人・美ら小雪)
・迷ったらこれ!」と書かれたほう選び(柳王・ぼうちゃん)
・くちびるを確かめてみる六十代(大柳王・入り江わに)
・空襲の終わりの前に落ちた花(初投稿・アリョナ)
・ショウヘイの心は誰も訳せない(名人・せ・ら・び)
・フラれたくなくて誘わないでフラれ(しゃま)
・お返しのチョコ召し上がれJUNJUNに(ナンパも大名人・soji)
・春に曙散ってしまった(大柳王・ユリコ)
・さえずりがいつもと違う新学期(大柳王・けんけん)
・参考にしてと師匠の本貸され(名人・のりりん)
・ワクワクが加速していく強運会(柳王・咲弥アン子)
・招待状来たよ行きます強雲会(柳王・アンリ)
・やらかいこころでいたい春キャベツ(大柳王・かたつむり)
・ターニングポイントになる句を詠んで(初投稿・水野英明)
・パリ子さん私の愛で包みたい(大名人・やんちゃん)
・被害者と打者と難儀な二刀流(柳王・せきぼー)
・大の字に空と大地のいい匂い(名人・翔のんまな)
・倦怠期あきらめ期今いたわり期(大柳王・すみれ)
・ひまわりが咲かんばかりのエイプリル(名人・おむすび)
・目が合った其の数秒で恋に落ち(遊子)
・花々が咲いて何故だか焦燥感(大名人・ワイン鍋)
・折れた桃花を咲かせて切れません(大柳王・平谷五七五)
・丁字路を曲がって未来へと歩く(大名人・じゅんじゅん)
・彼女メシ旨くてもっと好きになり(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・妻よりも穴開きパンツ情感じ(柳王・恋するサボテンちゃん)
・意を決しいざ出陣じゃ新学期(名人・わこりん)
・わこりんは卓球部からテニス部へ(大名人・美ら小雪)
・迷ったらこれ!」と書かれたほう選び(柳王・ぼうちゃん)
・くちびるを確かめてみる六十代(大柳王・入り江わに)
・空襲の終わりの前に落ちた花(初投稿・アリョナ)
・ショウヘイの心は誰も訳せない(名人・せ・ら・び)
・フラれたくなくて誘わないでフラれ(しゃま)
・お返しのチョコ召し上がれJUNJUNに(ナンパも大名人・soji)
・春に曙散ってしまった(大柳王・ユリコ)
・さえずりがいつもと違う新学期(大柳王・けんけん)
・参考にしてと師匠の本貸され(名人・のりりん)
・ワクワクが加速していく強運会(柳王・咲弥アン子)
・招待状来たよ行きます強雲会(柳王・アンリ)
・やらかいこころでいたい春キャベツ(大柳王・かたつむり)
・ターニングポイントになる句を詠んで(初投稿・水野英明)
◎今週の一句・飛びっきりの笑顔土産に天国へ(名人・くろぽん)
◯二席・さえずりがいつもと違う新学期(大柳王・けんけん)
◯三席・ショウヘイの心は誰も訳せない(名人・せ・ら・び)
◯二席・さえずりがいつもと違う新学期(大柳王・けんけん)
◯三席・ショウヘイの心は誰も訳せない(名人・せ・ら・び)
【質問リターンズ】
もしも収録時間に余裕があれば、この「名人」→「大名人」と
昇格していくシステムについて、一度ご教示願います。
もしも収録時間に余裕があれば、この「名人」→「大名人」と
昇格していくシステムについて、一度ご教示願います。
【編集後記】
ああ、やっと春らしくなってきたと思ったら、
もう夏日が続いています。時間があるとジョギングするのですが、
日焼け止めスプレーをします。そろそろ昼をやめて早朝にしようかな。(水野タケシ拝)
ああ、やっと春らしくなってきたと思ったら、
もう夏日が続いています。時間があるとジョギングするのですが、
日焼け止めスプレーをします。そろそろ昼をやめて早朝にしようかな。(水野タケシ拝)
○4月24日の放送
放送の音源・・・https://youtu.be/E1zRsxj8Cwc
先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
あさひろさんのボツのツボ
「水やりも孫の笑顔で苦にならぬ」(じゅんちゃん)
あさひろさんのボツのツボ
「水やりも孫の笑顔で苦にならぬ」(じゅんちゃん)
(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は206の投句がありました。ありがとうございます!
・桜去り選手交代ハナミズキ(相模のトムクルーズ)
・二刀流大谷足でも二盗見せ(初投稿・高橋勝利)
・老眼はぼかしぼやかす粋な武器(矢部暁美)
・自分(ボク)のことだけを見ていてほしいのに(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・ランキングあまりアテにはならないな(大柳王・平谷五七五)
・憧れたスターが勧める白髪染め(とんからりん)
(添削例)憧れたスター勧める紙おむつ
・包まれて目を覚ましたら天国で(名人・パリっ子)
・店員のチャキチャキ感でとるつまみ(名人・せきぼー)
・ゴビ砂漠わりと近くにあるんだと(シゲサトシ)
(添削例)ゴビ砂漠わりと近くにあるんだな
・足腰がピンと伸びたよ年金日(じゅんちゃん)
・この先はパリ子さんの愛に満ち(大名人・やんちゃん)
・空を飛ぶ車運転命がけ(名人・おむすび)
・さあ行くで俺にもあった強運が(名人・大和三山)
・老人に学習塾の通知来た(桐山榮壽)
・ゴミがない収集時間変えないで(柳王・東海島田宿)
・イチゴ狩り音符のように並んだ実(柳王・アンリ)
・とびきりの笑みで天使に抱きつかれ(大名人・美ら小雪)
・母さんの心は湿度90% (名人・わこりん)
・生きている声なき声に支えられ(大柳王・入り江わに)
※今週は206の投句がありました。ありがとうございます!
・桜去り選手交代ハナミズキ(相模のトムクルーズ)
・二刀流大谷足でも二盗見せ(初投稿・高橋勝利)
・老眼はぼかしぼやかす粋な武器(矢部暁美)
・自分(ボク)のことだけを見ていてほしいのに(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・ランキングあまりアテにはならないな(大柳王・平谷五七五)
・憧れたスターが勧める白髪染め(とんからりん)
(添削例)憧れたスター勧める紙おむつ
・包まれて目を覚ましたら天国で(名人・パリっ子)
・店員のチャキチャキ感でとるつまみ(名人・せきぼー)
・ゴビ砂漠わりと近くにあるんだと(シゲサトシ)
(添削例)ゴビ砂漠わりと近くにあるんだな
・足腰がピンと伸びたよ年金日(じゅんちゃん)
・この先はパリ子さんの愛に満ち(大名人・やんちゃん)
・空を飛ぶ車運転命がけ(名人・おむすび)
・さあ行くで俺にもあった強運が(名人・大和三山)
・老人に学習塾の通知来た(桐山榮壽)
・ゴミがない収集時間変えないで(柳王・東海島田宿)
・イチゴ狩り音符のように並んだ実(柳王・アンリ)
・とびきりの笑みで天使に抱きつかれ(大名人・美ら小雪)
・母さんの心は湿度90% (名人・わこりん)
・生きている声なき声に支えられ(大柳王・入り江わに)
☆タケシのヒント!
「手術が無事成功して退院されたばかりのわにさん。実感句ですね。リハビリもあるのでしょうか?みんな応援していますよ。頑張ってくださいね!」
「手術が無事成功して退院されたばかりのわにさん。実感句ですね。リハビリもあるのでしょうか?みんな応援していますよ。頑張ってくださいね!」
・コンビニの閉店街が老いてゆく(大名人・マルコ)
・ネモフィラが覚えられない何故なんだ (遊子)
・阪神が勝つと五七五湧いてくる(名人・翔のんまな)
・花は葉にそろそろ友達できる頃(大柳王・すみれ)
・ドキドキの師匠匂わせファンブック(大名人・ワイン鍋)
・sojiさんだしゃれをナンパのテクにして(しゃま)
・友へのLINE既読がついた三回忌(大柳王・かたつむり)
・もう慣れた?ナンパしやすい新年度(ナンパも大名人・soji)
・友だちと云っていいかと友に聞く(新大名人・くろぽん)
・訓練のようにはいかぬ緊急時(柳王・はる)
・飲んだ後聞いた度数で急に酔い(大名人・不美子)
・退職後連休天気気にならず(名人・のりりん)
・強運会嬉しい予約ハグ一つ(大柳王・けんけん)
・知りたいわ浮気をさせぬ方法を(柳王・咲弥アン子)
・ピロリ菌検査で連想金太さん(柳王・フーマー)
・どっち先腰と減量悩み痛(大名人・ポテコ)
・幸せが続くようにといつも笑み(水野英明)
・ネモフィラが覚えられない何故なんだ (遊子)
・阪神が勝つと五七五湧いてくる(名人・翔のんまな)
・花は葉にそろそろ友達できる頃(大柳王・すみれ)
・ドキドキの師匠匂わせファンブック(大名人・ワイン鍋)
・sojiさんだしゃれをナンパのテクにして(しゃま)
・友へのLINE既読がついた三回忌(大柳王・かたつむり)
・もう慣れた?ナンパしやすい新年度(ナンパも大名人・soji)
・友だちと云っていいかと友に聞く(新大名人・くろぽん)
・訓練のようにはいかぬ緊急時(柳王・はる)
・飲んだ後聞いた度数で急に酔い(大名人・不美子)
・退職後連休天気気にならず(名人・のりりん)
・強運会嬉しい予約ハグ一つ(大柳王・けんけん)
・知りたいわ浮気をさせぬ方法を(柳王・咲弥アン子)
・ピロリ菌検査で連想金太さん(柳王・フーマー)
・どっち先腰と減量悩み痛(大名人・ポテコ)
・幸せが続くようにといつも笑み(水野英明)
◎今週の一句・生きている声なき声に支えられ(大柳王・入り江わに)
◯二席・花は葉にそろそろ友達できる頃(大柳王・すみれ)
◯三席・ゴビ砂漠わりと近くにあるんだと(シゲサトシ)
◯二席・花は葉にそろそろ友達できる頃(大柳王・すみれ)
◯三席・ゴビ砂漠わりと近くにあるんだと(シゲサトシ)
【お知らせ】
最近このラジ川でも斎藤編集長が登場したりして存在感を増しているタウンユースですが、
こどもタウンニュースの名物コーナー「さがみっこ川柳」、
現在、夏号用の川柳を募集中です。
最近このラジ川でも斎藤編集長が登場したりして存在感を増しているタウンユースですが、
こどもタウンニュースの名物コーナー「さがみっこ川柳」、
現在、夏号用の川柳を募集中です。
【編集後記】
花粉症もようやく終わって(?)今週から
自転車通勤かと思いきや、
春の雨。なかなかうまくいかないものです。
来週こそ!!(水野タケシ拝)
花粉症もようやく終わって(?)今週から
自転車通勤かと思いきや、
春の雨。なかなかうまくいかないものです。
来週こそ!!(水野タケシ拝)
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郷愁の詩人与謝蕪村 №29 [ことだま五七五]
冬の部 1
詩人 萩原朔太郎
詩人 萩原朔太郎
凧(いかのぼり)きのふの空の有りどころ
北風の吹く冬の空に、凧(たこ)が一つ揚(あ)がっている。その同じ冬の空に、昨日もまた凧が揚っていた。蕭条(しょうじょう)とした冬の季節。凍った鈍い日ざしの中を、悲しく叫んで吹きまく風。硝子(ガラス)のように冷たい青空。その青空の上に浮うかんで、昨日も今日も、さびしい一つの凧が揚っている。飄々(ひょうひょう)として唸(うな)りながら、無限に高く、穹窿(きゅうりゅう)の上で悲しみながら、いつも一つの遠い追憶が漂っている!
この句の持つ詩情の中には、蕪村の最も蕪村らしい郷愁とロマネスクが現われている。「きのふの空の有りどころ」という言葉の深い情感に、すべての詩的内容が含まれていることに注意せよ。「きのふの空」は既に「けふの空」ではない。しかもそのちがった空に、いつも一つの同じ凧が揚っている。即ち言えば、常に変化する空間、経過する時間の中で、ただ一つの凧(追憶へのイメージ)だけが、不断に悲しく寂しげに、穹窿の上に実在しているのである。こうした見方からして、この句は蕪村俳句のモチーフを表出した哲学的標句として、芭蕉の有名な「古池や」と対立すべきものであろう。なお「きのふの空の有りどころ」という如き語法が、全く近代西洋の詩と共通するシンボリズムの技巧であって、過去の日本文学に例のない異色のものであることに注意せよ。蕪村の不思議は、外国と交通のない江戸時代の日本に生れて、今日の詩人と同じような欧風抒情詩の手法を持っていたということにある。
北風の吹く冬の空に、凧(たこ)が一つ揚(あ)がっている。その同じ冬の空に、昨日もまた凧が揚っていた。蕭条(しょうじょう)とした冬の季節。凍った鈍い日ざしの中を、悲しく叫んで吹きまく風。硝子(ガラス)のように冷たい青空。その青空の上に浮うかんで、昨日も今日も、さびしい一つの凧が揚っている。飄々(ひょうひょう)として唸(うな)りながら、無限に高く、穹窿(きゅうりゅう)の上で悲しみながら、いつも一つの遠い追憶が漂っている!
この句の持つ詩情の中には、蕪村の最も蕪村らしい郷愁とロマネスクが現われている。「きのふの空の有りどころ」という言葉の深い情感に、すべての詩的内容が含まれていることに注意せよ。「きのふの空」は既に「けふの空」ではない。しかもそのちがった空に、いつも一つの同じ凧が揚っている。即ち言えば、常に変化する空間、経過する時間の中で、ただ一つの凧(追憶へのイメージ)だけが、不断に悲しく寂しげに、穹窿の上に実在しているのである。こうした見方からして、この句は蕪村俳句のモチーフを表出した哲学的標句として、芭蕉の有名な「古池や」と対立すべきものであろう。なお「きのふの空の有りどころ」という如き語法が、全く近代西洋の詩と共通するシンボリズムの技巧であって、過去の日本文学に例のない異色のものであることに注意せよ。蕪村の不思議は、外国と交通のない江戸時代の日本に生れて、今日の詩人と同じような欧風抒情詩の手法を持っていたということにある。
藪入(やぶいり)の夢や小豆(あずき)の煮えるうち
藪入で休暇をもらった小僧が、田舎の実家へ帰り、久しぶりで両親に逢(あ)ったのである。子供に御馳走(ごちそう)しようと思って、母は台所で小豆を煮(に)ている。そのうち子供は、炬燵(こたつ)にもぐり込んで転寝(うたたね)をしている。今日だけの休暇を楽しむ、可憐(かれん)な奉公人の子供は、何の夢を見ていることやら、と言う意味である。蕪村特有の人情味の深い句であるが、単にそれのみでなく、作者が自ら幼時の夢を追憶して、亡き母への侘(わび)しい思慕を、遠い郷愁のように懐かしんでる情想の主題テーマを見るべきである。こうした郷愁詩の主題テーマとして、蕪村は好んで藪入の句を作った。例えば
藪入やよそ目ながらの愛宕山(あたごやま)
藪入のまたいで過(す)ぎぬ凧(たこ)の糸
藪入で休暇をもらった小僧が、田舎の実家へ帰り、久しぶりで両親に逢(あ)ったのである。子供に御馳走(ごちそう)しようと思って、母は台所で小豆を煮(に)ている。そのうち子供は、炬燵(こたつ)にもぐり込んで転寝(うたたね)をしている。今日だけの休暇を楽しむ、可憐(かれん)な奉公人の子供は、何の夢を見ていることやら、と言う意味である。蕪村特有の人情味の深い句であるが、単にそれのみでなく、作者が自ら幼時の夢を追憶して、亡き母への侘(わび)しい思慕を、遠い郷愁のように懐かしんでる情想の主題テーマを見るべきである。こうした郷愁詩の主題テーマとして、蕪村は好んで藪入の句を作った。例えば
藪入やよそ目ながらの愛宕山(あたごやま)
藪入のまたいで過(す)ぎぬ凧(たこ)の糸
など、すべて同じ情趣を歌った佳句であるが、特にその新体風の長詩「春風馬堤曲(しゅんぷうばていのきょく)」の如きは、藪入の季題に托して彼の侘しい子守唄(こもりうた)であるところの、遠い時間への懐古的郷愁を咏嘆(えいたん)している。芭蕉の郷愁が、旅に病んで枯野を行く空間上の表現にあったに反し、蕪村の郷愁が多く時間上の表象にあったことを、読者は特に注意して鑑賞すべきである。
『郷愁の詩人与謝蕪村』 青空文庫
『郷愁の詩人与謝蕪村』 青空文庫