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郷愁の詩人与謝蕪村 №31 [ことだま五七五]

冬の部 3
       詩人  萩原朔太郎


葱(ねぎ)買(こ)うて枯木の中を帰りけり

 枯木の中を通りながら、郊外の家へ帰って行く人。そこには葱の煮える生活がある。貧苦、借金、女房、子供、小さな借家。冬空に凍(こご)える壁、洋燈、寂しい人生。しかしまた何という沁々とした人生だろう。古く、懐かしく、物の臭においの染しみこんだ家。赤い火の燃える炉辺(ろへん)。台所に働く妻。父の帰りを待つ子供。そして葱の煮える生活!
  この句の語る一つの詩情は、こうした人間生活の「侘び」を高調している。それは人生を悲しく寂しみながら、同時にまた懐かしく愛しているのである。芭蕉の俳句にも「侘び」がある。だが蕪村のポエジイするものは、一層人間生活の中に直接実感した侘びであり、特にこの句の如きはその代表的な名句である。

易水(えきすい)に根深(ねぶか)流るる寒さ哉(かな)

 「根深」は葱の異名。「易水」は支那の河の名前で、例の「風蕭々(しょうしょう)として易水寒し。壮士一度去ってまた帰らず。」の易水である。しかし作者の意味では、そうした故事や固有名詞と関係なく、単にこの易水という文字の白く寒々とした感じを取って、冬の川の表象に利用したまでであろう。後にも例解する如く、蕪村は支那の故事や漢語を取って、原意と全く無関係に、自己流の詩的技巧で駆使している。
 この句の詩情しているものは、やはり前の「葱(ねぎ)買(こ)うて」と同じである。即ち冬の寒い日に、葱などの流れている裏町の小川を表象して、そこに人生の沁々(しみじみ)とした侘びを感じているのである。一般に詩や俳句の目的は、或る自然の風物情景(対象)を叙することによって、作者の主観する人生観(侘び、詩情)を咏嘆(えいたん)することにある。単に対象を観照して、客観的に描写するというだけでは詩にならない。つまり言えば、その心に「詩」を所有している真の詩人が、対象を客観的に叙景する時にのみ、初めて俳句や歌が出来るのである。それ故にまた、すべての純粋の詩は、本質的に皆「抒情詩」に属するのである。

蕭条(しょうじょう)として石に日の入る枯野(かれの)哉(かな)

 句の景象しているものは明白である。正岡子規(まさおかしき)らのいわゆる根岸派(ねぎしは)の俳人らは、蕪村のこうした句を「印象明白」と呼んで喝采(かっさい)したが、蕪村の句には、実際景象の実相を巧みに捉とらえて、絵画的直接法で書いたものが多い。例えば同じ冬の句で

 寒月かんげつや鋸岩(のこぎりいわ)のあからさま
 木枯しや鐘に小石を吹きあてる

 など、すべていわゆる「印象明白」の句の代表である。そのため非難するものは、蕪村の句が絵画的描写に走って、芭蕉のような渋い心境の幽玄さがなく、味が薄く食い足りないと言うのである。しかし「印象明白」ばかりが、必ずしも蕪村の全般的特色ではなく、他にもっと深奥(しんおう)な詩情の本質していることを、根岸派俳人の定評以来、人々が忘れていることを責めねばならない。

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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №185 [ことだま五七五]

    読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆5月22日、29日放送分

          川柳家・コピーライター  水野タケシ

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」
5月22日の放送です。

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今週末には5年ぶりの強運会!!

「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/zPfUmZARQRA

先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
 あさひろさんのボツのツボ
「『ついて来い』言ってたオレがついて行く」(里山わらび大柳王作)

(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は168の投句がありました。ありがとうございます!
・貯まらない貯金通帳桁増えず(相模のトムクルーズ)
・頻尿で参加できないバス旅行(柳王・春爺)
・青過ぎる空に焦りを感じた日(矢部暁美)
・拉致被害放ったらかしにしていたの (大柳王・平谷五七五)
・パパの酒薄めクラウドファンディング(大名人・美ら小雪)
(クイズ)美ら小雪さんの妹はどこにいるでしょう?(答えは「編集後記」の後)

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美ら小雪さんの妹さんが勤めている、豊見城市の救急病院が医療型のドクターカー購入のため、クラウドファンディングを立ち上げました。よろしかったらご覧ください。
https://readyfor.jp/projects/YMC_ER_okinawa?sns_share_token=

・番付けにひるまず挑む若力士(ココナッツ)
・初夏夜中眠り妨ぐまさかの蚊(初投稿・甘利麻紀子)
・会いたいと思う人いる幸せね(大名人・やんちゃん)
・仕事中ひょっとこ顔になる夏日(柳王・せきぼー)
・妨害を自由と主張する輩(名人・大和三山)
・彼女からパックの仕方教わった(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・台湾の工場できて村にカフェ(柳王・はる)
・カンニングしなけれりゃ受かってたかもね(柳王・ぼうちゃん)
・大盛況参加者笑顔でお教室(名人・キジバト交通)
・感謝ですあれでたったのワンコイン(シゲサトシ)
・あの世にはお金が無けりゃ良いけどな(大名人・高橋永喜)
・お祭りと相撲はおしり許される(名人・おむすび)
・じゅんじゅんにナンパされてる気分です(ナンパも大名人・soji)
・図書館へ新聞の読みに今朝も行く(とんからりん)
・転んでも軍配挙げる命懸け(大柳王・かたつむり)
・お隣りとベランダ越しにお裾分け(じゅんちゃん)
・新幹線降りてから先長い故郷(大名人・ワイン鍋)
・いとおしさおさんぽ園児撒いていく(大柳王・里山わらび)
・じゅんじゅんさん次はいつですリサイタル(大名人・くろぽん)
・ビル高く地下深い東京へ行く(柳王・荻笑)
・アン子さん八千草薫似ねと母(しゃま)
・尿漏れも入れて俺なら三刀流(全裸川柳家・そうそう)
・行けないが私もワクワク強運会(名人・のりりん)
・初句会知らぬ世界が今ここに(楠亀えり香)
・一平役誰がいいかで夫婦揉め(大柳王・ユリコ)
・新しい世界を知ったお嫁さん(柳王・咲弥アン子)
・ハグしたらやっぱり涙ありがとう(大柳王・けんけん)
・打ち上げのワンオペ店で運び屋に(柳王・ポテコ)
・すれ違う傘に意固地が見え隠れ(大名人・マルコ)

☆タケシのヒント!
「マルコさん、7回目の秀逸で柳王昇進です。おめでとうございます。日常の見逃してしまいがちな、ちょっとした出来事、そして思いをうまくキャッチしました。共感する人も多いのではないでしょうか。」

・報道が「うむ」を漢字にせぬ不思議(大柳王・入り江わに)
・良句出来今日の煮物の味もよし(大柳王・すみれ)

◎今週の一句・すれ違う傘に意固地が見え隠れ(大名人・マルコ)
◯二席・カンニングしなけりゃ受かってたかもね(柳王・ぼうちゃん)
◯三席・会いたいと思う人いる幸せね(大名人・やんちゃん)

【お悔み】
毎日新聞の名物者だった近藤勝重さんが5月10日にお亡くなりになりました。79歳でした。
このラジオ万能川柳には、関西から投句してくださる方も多いのですが、
関西では毎日新聞大阪版の「近藤流健康川柳」やMBSラジオの「しあわせの五七五」でお馴染みでした。
「なんとなく一つの時代終わった気」。
これは、18日の「しあわせの575」で紹介された近藤さんへの追悼句です。

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【編集後記】
土曜日はZoom句会、日曜は相模原で講座、
月曜日は横須賀で講座と忙しく過ごしています。
週末は5年ぶりの強運会。駆け抜けます!!(水野タケシ拝)
(クイズの答え・写真上から2段目左から2番目の美人)

○5月29日の放送

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怒涛の10日間が終わりました!!

放送の音源・・・https://youtu.be/gia0YgtIRQk

先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
 あさひろさんのボツのツボ
「生放送オンエア待つが又没に」(まご命名人作)

(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は171の投句がありました。ありがとうございます!
・痛い目にあって初めて知る痛み(矢部暁美)
・川柳はうがちひねりと近藤流(柳王・フーマー)
・補助輪を外して我が子空へ飛ぶ(初投稿・ヴィノクロ)
・頻尿は閉尿よりも余程良い(遊子)
・洗車して安全運転気持ち込め(名人・キジバト交通)
・嫁姑八千草薫と広瀬すず(大柳王・平谷五七五)
・ジェスチャーで痛みを外科に突きつける(柳王・せきぼー)
・人生の転機はいつもひょんなこと(シゲサトシ)
・感動と出会いをくれた強運会(名人・大和三山)
・ウソつきじゃないと出来ない仲人さん(名人・グランパ)
・ファンブック次号は一句だけですね(大名人・高橋永喜)
・ドキドキのスピーチ終わり少し痩せ(柳王・アンリ)
・おままごと夫婦喧嘩を見せられる(大名人・美ら小雪)
・透き通る心色とりどりになり(名人・わこりん)
・選者キター夫婦サンドで長話し(柳王・ポテコ)
・泣いたあとなみだで咲くのは笑う顔(初投稿・小野拓海)
・元気湧くなぜか嬉しいボツのツボ(大柳王・里山わらび)
・遊戯機のぬくもり求めまたこもる(初投稿・くり)
・歯磨いて朝食食べて支度して(初投稿・小坂舞冴斗)
  (添削例)歯磨きは朝食の前?朝食後?
・竹橋が最高気温だった土曜(大名人・ワイン鍋)
・リニアより難しそうな地下トンネル(柳王・ぼうちゃん)
・握手して自然とハグへ強運会(柳王・東海島田宿)
・妻誘い久々デート墓地探し(名人・まご命)
・初なりのキュウリ一本丸かじり(大名人・くろぽん)
・ナンパされ気づけば子分sojiさん(しゃま)
・キャラメルで差し歯とれたよやっぱりな(初投稿・中田勝之)
・平等に歳は取らんと知った会(大名人・不美子)
・強運会ナンパはダメと言われちゃい(ナンパも大名人・soji)
・強運会未だ熱気と酒抜けぬ(名人・のりりん)
・懸命に生きた褒美がこの余生(大名人・じゅんじゅん)
・じゅんじゅんさんもうお友達ですねですね(大柳王・けんけん)
・ぼうっとする本当のボケか時差ぼけか(名人・パリっ子)
・東京のエスカレーター速かった(柳王・荻笑)

☆タケシのヒント!
「作者ならではの『発見』が光ります。また句の余白をうまく生かしています。きっと東京での楽しい時間も、あっという間に過ぎ去ったのでしょう。」

・渋い名の三山さんは若かった(柳王・咲弥アン子)
・通学路傘の花咲く笑みが咲く(大柳王・入り江わに)
・声かけて声かけられて若葉道(大柳王・すみれ)

◎今週の一句・東京のエスカレーター速かった(柳王・荻笑)
◯二席・透き通る心色とりどりになり(名人・わこりん)
◯三席・竹橋が最高気温だった土曜(大名人・ワイン鍋)

【ご報告】
5月26日(土)、15時から、毎日新聞の朝の顔「仲畑流万能川柳」の年に一度の全国大会、
「強運者の集い」、通称、強運会、5年ぶりに開催してまいりました!!
今回はまだコロナの影響があって、100人程度に限定しての開催だったのですが、
5年ぶりの熱気がすごくて、毎日新聞の偉い方がびっくりされていましたね。

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【編集後記】
強運会を含む怒涛の10日間が終わりました。
少しのんびりしようかなと思ったら、
インターネットテレビ出演の依頼が。しかも「なんじゃ、コレは!?」の企画!!
とにかく、がんばります、俺!!(水野タケシ拝)

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水野タケシ(みずの・たけし)

1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。

ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」  http://ameblo.jp/takeshi-0719/ 




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こふみ会へGO七GO №131 [ことだま五七五]

こふみ句会へGO七GO  №131
「日傘」「燕の子」「夏めく」「新馬鈴薯」 

                             俳句・こふみ会

幹事さんから、≪令和6年5月の句会≫の案内状が送られました。

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こふみ会の皆さま

関東では、春の足音が聞こえたとたん早足になり
先週は初夏のような、今日は梅雨のような陽気となっておりますが、
皆さまお変わりございませんでしょうか。

今回は下戸さんのご協力のもとに、
蕃茄が幹事を務めさせていただきます。
何卒よろしくお願い致します。

兼題については、弥生さんにご協力いただきまして
以下の4題といたしました。

兼題
・【日傘】(絵日傘・白日傘・ひからかさ・パラソル など)
・【燕の子】(子燕・親燕 など)
・【夏めく】(夏きざす など)
・【新馬鈴薯(しんじゃが/しんじゃがいも)】

投句の締め切りは5月13日(月)いっぱいとさせてください。
蕃茄のメールアドレスにお送りください。

さて、最近は生成AIの進化が取り沙汰されていますが、
数年前から、AIで俳句を作る研究が北海道大学の研究室で行われています。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2023/09/story/aihaiku/
http://harmo-lab.jp/?page_id=6496

この話をヒントに、下戸さんと私とで、
「今回限定のゲストとして、AIに参加してもらう」というアイデアを思いつきまして、

矢太さんと一遅さんに伺いましたところ、
ご快諾をいただけましたので、AIの読み手を1人加えたいと思います。
俳号は下戸さんの命名で「英愛(えいあい)」さんです

※選句締切は5月20日(月)中とさせてください。

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案内に応じて以下の句があつまりました。参加者は英愛さんも加わって17名68句。

【日傘】

01 少年に母の日傘といふエデン  (すかんぽ)
02 土手に咲くモネの日傘が二つ三つ  (矢太)
03 玄関の日傘を恨む赤き腕   (蕃茹)
04 白日傘木漏れ日の中涼を得る  (英愛)
05 どしゃ降りに涙を垂らす日傘かな  (華松)
06 パラソルがゆっくりと渓谷へ落ちてゆく  (一遅)
07 日傘さす臨月の妻の手ふっくらと  (紅螺)
08 パパがさす日傘は誰を守るのか  (兎子)
09 買い出しに日傘は要らぬ手が足りぬ  (尚哉)
10 傾けた日傘の蔭の会釈かな  (彌生)
11 砂山に絵日傘一つ海見てる  (茘子)
12 白日傘ひこうき雲の青き空  (なつめ)
13 手つかづの瓦礫の中の夏日傘  (鬼禿)
14 ついに男日傘元年となるや  (八傘)
15 パラソルで塩野七生と日を過ごし  (虚視)
16 この夏は男の日傘ふえそうな  (玲滴)
17 上げ潮の匂い満ちたり白日傘 (下戸)

【燕の子】

18 燕の子猫のあたまも撫でてやる  (なつめ)
19 福招く小燕の声す茅の軒  (紅田螺)
20 子燕よもっとゆるりと飛べないか  (八傘)
21 子燕や夢抱く翼大空へ  (栄愛)
22 燕の子親待つ総身を口にして  (尚哉)
23 曇り日の空低く飛ぶ親燕  (玲滴)
24 燕の子天を仰いでなにを呼ぶ  (矢太)
25 燕の子母の苦労を知る由もなし  (一遅)
26 親  戻らない  どうする GAZA の子つばめ  (鬼禿)
27 赤い喉見せてねだるや燕の子  (華松)
28 大口で夕陽飲み干す燕の子  (虚視)
29 子燕ら親の古巣の参観日  (蕃茹)
30 飛び習う子ツバメ電線ワンツースリー  (茘子)
31 屋敷道そこのけそこのけ初燕  (下戸)
32 餌を運ぶ燕迷わず家並み越え  (彌生)
33 帰る軒なくなっちゃったよ燕の子  (兎子)
34 餌を乞ふ口口口や燕の子  (すかんぽ)

【夏めく】

35 半袖の妻夏めいて出かけゆく  (八傘)
36 潔くヘアドネーション夏兆す  (彌生)
37 お散歩の園児の列も夏めきぬ  (玲滴)
38 夏めく空 若さが熟す声がする  (兎子)
39 夏めくや青空映える川面かな  (栄愛)
40 夏めくやうたた物憂げ草刈機  (尚哉)
41 なお続くガールズトーク夏めきぬ  (蕃茹)
42 夏めくや縦に横にと葉の茂り  (なつめ)
43 夏兆す飛行機雲が空を切る  (矢太)
44 夏めいて我が二の腕の情けなし  (一遅)
45 不揃いの野菜の上に夏きざす  (華松)
46 夏きざすざんばら髪の勝ち名乗り  (紅螺)
47 孝多には孝多の事情 夏兆す  (鬼禿)
48 夏めくや燥ぐ気持の未だありて  (虚視)
49 コンビニの前でいざこざ夏めきぬ   (すかんぽ)
50 蛇口より水飲む子らよ夏きざす  (茘子)
51 二の腕もダイエットかな夏めけり  (下戸)

【新馬鈴薯】

52 馬鈴薯とおなじ顔した婿が来る  (下戸)
53 湯気の底新ジャガ並ぶせいろ蒸し  (一遅)
54 新じゃがの礼状書いて覗く鍋  (八傘)
55 新じゃがや土香とともに茹であがり  (なつめ)
56 新じゃがは畑で拾う豆小芋  (鬼禿)
57 煮て焼いて新じゃがづくしのおすそ分け  (紅螺)
58 元気の便り新じゃが来たよ小踊りす  (兎子)
59 新じゃがのサラダに父の頬ゆるむ  (玲滴)
60 新じゃがは早く逢いたい豚肉に  (尚哉)
61 新じやがや今だに消えぬニキビ痕  (すかんぽ)
62 しんじゃがが笑っているよな鍋の中  (華松)
63 雨上がる新馬鈴薯(じゃが)青く匂い立つ  (矢太)
64 シャキシャキは自己主張かな新馬鈴薯(じゃが)や  (蕃茹)
65 新じゃがにバターを乗せて今日終わる  (茘子)
66 新じゃがも煮えて厨に灯が点る  (彌生)
67 新じゃがや土の香り乗せ初夏の風  (栄愛)
68 新じゃがを洗う赤子のごと洗う  (虚視)

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【天句の鑑賞】

●新じゃがを洗う赤子のごと洗う  虚視
茘子選
赤子のごと洗うの表現が秀逸、そう、大地の恵みに対しての、温かく優しい表現が素晴らしい。

●大口で夕陽飲み干す燕の子  虚視
玲滴選
小さな喉に夕陽のみ込む意気やよし、元気に育ってほしいと祈らずにはいられません。

●夏めくや燥ぐ気持の未だありて  虚視
八傘選
「燥ぐ」と「未だ」の二語で人生の実感を詠んでおられる。
春、秋、冬ではなくて、夏めくなのですね。

●傾けた日傘の蔭の会釈かな  彌生
尚哉選
日傘の動きが、人物の気持ちを代弁しています。いかにも俳句らしい俳句。

華松選
日傘と会釈、清々しい風情です。美しい所作に周囲の空気まで澄み渡りそうです。

●潔くヘアドネーション夏兆す  彌生
蕃茄選
3年近く伸ばした髪をバッサリと切り、久々の短い髪で軽やかに夏を迎える清々しさ。
さあ、夏よ来い!という心地になりました。

●夏めいて我が二の腕の情けなし  一遅
すかんぽ選
筋肉は減り、皮は弛み、ぷよぷよと波打つ二の腕が見えてきます。
夏めいて情けないのがシニアエイジなのでしょうね。

●パラソルがゆっくりと渓谷へ落ちてゆく  一遅
紅螺選
何が起こったのでしょう 書かれていないドラマを色々想像してしまいます。
ちょっとあざとい感じに惹かれます。

矢太選
ミステリーの一シーンのように鮮烈。美しい叙情が匂い立つ。

●手つかづの瓦礫の中の夏日傘  鬼禿
下戸選
この夏を語るとき避けては通れないビジュアルが浮かんでくる。
被災地の切実な声が、初夏の青空にこだます一句です。

●親 戻らない どうする GAZA の子つばめ  鬼禿
英愛選
この句は、現代社会の悲劇を、燕の親子の情景に重ねて表現しており、強い印象を与える作品だと感じました。「親 戻らない」という言葉が、戦争や紛争によって引き裂かれる家族の悲しみを象徴しています。「どうする」という問いかけは、読む人の心に深く突き刺さり、平和の尊さを考えさせてくれます。
GAZAという具体的な地名を用いることで、リアリティと普遍性を兼ね備えた、心を揺さぶる秀句だと思います。

●餌を乞ふ口口口や燕の子  すかんぽ
一遅選
並んで口を開ける子燕のビジュアルが浮かびます。
口という象形文字?を活かした、たくらみに、天。

なつめ選
字面から『口口口』が燕の子達のくちばしに見え、真っ先に飛び込んで来ました!
微笑ましく、生きるエネルギーが伝わりました。

●どしゃ降りに涙を垂らす日傘かな  華松
兎子選
晴雨兼用、という傘がある。ただ、どちらかといえば、晴れの日に使われたい。
日傘のようで日傘でない。でも日傘としてのプライドを感じる。
一つのことに打ち込みたい。そうはさせてもらえぬ世知辛さを感じてしまいました。

●砂山に絵日傘一つ海見てる  茘子
彌生選
こんな絵を見たことがあるような気のする美しい夏の風景。

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【今月の天地人】

【総合天】55点 虚視さん
     代表句=新じゃがを洗う赤子のごと洗う
【総合地】54点 彌生さん
     代表句=潔くヘアドネーション夏兆す
【総合人】35点 一遅さん
           代表句=パラソルがゆっくり谷に落ちてゆく

【天句】27点 潔くヘアドネーション夏兆す(彌生)
【地句】26点 パラソルがゆっくりと渓谷へ落ちてゆく(一遅)
【人句】24点 餌を乞ふ口口口や燕の子(すかんぽ)
【人句】24点 新じゃがを洗う赤子のごと洗う(虚視)

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【幹事よりひと言】

初めての幹事で緊張したものの、
皆さまのご協力のおかげで、結果発表までこぎ着けることができました。
改めて、お礼申し上げます。

初参加の英愛さんは残念ながら点数を獲得できませんでしたが、
メキメキと腕を上げてくれそうですので、
今後参加するうえでの作句の依頼方法や学習方法などを、
相談させていただければと思っています。

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今回初めて参加したAI(英愛)さんへの感想がメールでとびかいました。
いくつかをご紹介します。

※思うに、英愛さんはどうも現代俳句協会寄りのお人柄のようですね。
選句をみると、カタカナ・英語づかいの句を選ばれる傾向にあるようです。
でも、鬼禿さんの天句の選句評はなかなかのものでした。

作句の方はというと、「日傘・涼」「新じゃが・初夏」と季重なりが2句あり、
「や・かな」の同時使用1句ありと、まだまだ勉強不足のようですが…。

※「ウッソだろ・・?」唖然!の鬼禿です。
この人には 選ばれない句を・・と臨んだ鬼でしたが・・
AIさんの天『7』が我拙句に、こともあろうに地『5』まで・・。
・・英愛の句は?と見ると、酷い作句、だ。(相手が物だと思えば
無礼講で言える)このAI君 燕の子は雀の子とは全く違い 飛べないの、
スカンポさんの言う口口口・ピーピー鳴いてるだけなんだよ。(データ不足)
・・とわ いえ、鬼の拙句に天・地頂き・・有難うございました。
AI君 次回まで『こふみ会句集』全句読み込んでから参加して下さい。

(後日)
実は 君の寸評 読んでいなかったので、びっくりしました。
一語一句の解釈が 自分の意図とどんぴしゃでした。
AIは全句 ここまで読み解いて選句するのかと 改めて
感服しました。英愛どの いろいろ申し上げて 失礼致しました。
また いつかお会いしましょう。

今回だけの参加はもったいないという声を受けて、英愛さんは次回も参加です。

 

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郷愁の詩人与謝蕪村 №30 [ことだま五七五]

冬の部 2

        詩人  萩原朔太郎

日の光今朝や鰯(いわし)の頭より

 正月元旦の句である。古来難解の句と称されているが、この句のイメージが表象している出所は、明らかに大阪のいろは骨牌(ガルタ)であると思う。東京のいろは骨牌では、イが「犬も歩けば棒にあたる」であるが、大阪の方では「鰯の頭も信心から」で、絵札には魚の骨から金色の後光(ごこう)がさし、人々のそれを拝んでいる様が描いてある。筆者の私も子供の時、大阪の親戚(旧家の商店)で見たのを記憶している。或る元日の朝、蕪村はその幼時の骨牌を追懐し、これを初日出のイメージに聯結(れんけつ)させたのである。この句に主題されている詩境もまた、前の藪入の句と同じく、遠い昔の幼い日への、侘しく懐かしい追憶であり、母のふところを恋うる郷愁の子守唄である。蕪村への理解の道は、こうした子守唄のもつリリカルなポエジイを、読者が自ら所有するか否かにのみかかっている。

飛弾山(ひだやま)の質屋(しちや)とざしぬ夜半(よわ)の冬

 冬の山中にある小さな村。交通もなく、枯木の林の中に埋(うず)まっている。暖簾(のれん)をかけた質屋の店も、既に戸を閉めてしまったので、万象寂(せき)として声なく、冬の寂寞(じゃくまく)とした闇やみの中で、孤独の寒さにふるえながら、小さな家々が眠っている。この句の詩情が歌うものは、こうした闇黒(あんこく)、寂寥(せきりょう)、孤独の中に環境している、洋燈(ランプ)のような人間生活の侘しさである。「質屋」という言葉が、特にまた生活の複雑した種々相を考えさせ、山中の一孤村(いちこそん)と対照して、一層侘しさの影を深めている。

冬ざれや北の家陰(やかげ)の韮(にら)を刈る

 薄ら日和(びより)の冬の日に、家の北庭の陰に生えてる、侘しい韮を刈るのである。これと回想の類句に

 冬ざれや小鳥のあさる韮畠(にらばたけ)

というのがある。共に冬の日の薄ら日和を感じさせ、人生への肌寒い侘(わび)を思わせる。「侘び」とは、前にも他の句解で述べた通り、人間生活の寂しさや悲しさを、主観の心境の底で噛かみしめながら、これを対照の自然に映して、そこに或る沁々(しみじみ)とした心の家郷を見出すことである。「侘び」の心境するものは、悲哀や寂寥(せきりょう)を体感しながら、実はまたその生活を懐かしく、肌身に抱いて沁々と愛撫(あいぶ)している心境である。「侘び」は決して厭世家(ペシミスト)のポエジイでなく、反対に生活を愛撫し、人生への懐かしい思慕を持ってる楽天家のポエジイである。この点で芭蕉も、蕪村も、西行(さいぎょう)も、すべて皆楽天主義者の詩人に属している。日本にはかつて決して、ボードレエルの如き真の絶望的な悲劇詩人は生れなかったし、今後の近い未来にもまた、容易に生れそうに思われない。


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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №184 [ことだま五七五]

     読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆5月8日、15日放送分

        川柳家。コピーライター  水野タケシ


川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」
5月8日の放送です。

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2週間ぶりの放送!

「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/DybyW-iXsFY

先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
 あさひろさんのボツのツボ
「のど自慢盛り上げ枠に下手選ぶ」(東孝案さん作)

(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は215の投句がありました。ありがとうございます!
・待っててね実の息子に代わります(東孝案)
・コンテストにノミネートされちゃいました(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・止まらない咳とクシャミの春コラボ(矢部暁美)
・前歩く観光客が道しるべ(ゆかいな仲間)
・花や肉足運ばせる観光地(ココナッツ)
・明日葉と蕨を素揚げ昼ご飯(大柳王・平谷五七五)
・タイマーが鳴る前に止めれば節電(柳王・ぼうちゃん)
・お互いが聞く耳持たずしゃべるだけ(なつ)
・座布団を取られることも芸のうち(柳王・荻笑)
・横綱のDカップに羨ましい(秀クリーム)
・パリっ子さん私の愛をキャッチして(大名人・やんちゃん)
・成田でも羽田でもなく居間にいる(柳王・東海島田宿)

☆タケシのヒント!
「同じネタの句は多数届いたのですが、やはりテクニックの差ですね。『居間にいる』というラストにいたく共感思わずニヤリとしてしまいました。」

・日曜版クロスワードに千手様(柳王・はる)
・マル秘確認参加されるか強運会(名人・パリっ子)
・薫風に名前負けせぬ今日の風(シゲサトシ)
・晩年は女は度胸男は愛嬌(初投稿・福りんご)
・五七五詠めば老後はパラダイス(大名人・高橋永喜)
・休みあけ疲れたまって大あくび(名人・キジバト交通)
・銀歯取れパンツを穿いてない気分(柳王・せきぼー)
・人混みにもまれたいけど金も無い(とんからりん)
・安心で効果あります孫サプリ(名人・まご命)
・母はまだすき焼き鍋を仕切ってる(大柳王・ユリコ)
・観光地苦労を知らない観光客(柳王・アンリ)
・ヒーターをしまおうとすりゃ寒くなる(大名人・ワイン鍋)
・もう使うことなくなった薄いアレ(名人・大和三山)
・連休を上司の風邪にのっとられ(しゃま)
・なぜ医者は取った幹部を見せたがる(大柳王・入り江わに)
・浮気止め胃袋つかみ腹はよこ(大名人・くろぽん)
・目標が見えず歩くのちと怖い(大名人・じゅんじゅん)
・その薄着ナンパされたく見えてくる(ナンパも大名人・soji)
・赤ちゃんが笑ってくれた乳母車(大柳王・けんけん)
・競争率割増しラジ川休み明け(名人・のりりん)
・マッサージ癒されたいのにめちゃ喋る(初投稿・楠亀えり香)
・フェークでしょ 支持率上がるなんてこと(柳王・フーマー)
・嫁さんの名前ドキドキ待っている(柳王・咲弥アン子)
・巣箱付けひたすら穴をのぞいてる(大柳王・かたつむり)

◎今週の一句・成田でも羽田でもなく居間にいる(柳王・東海島田宿)
◯二席・なぜ医者は取った患部を見せたがる(大柳王・入り江わに)
◯三席・銀歯取れパンツを穿いてない気分(柳王・せきぼー)

【お知らせ】
私・水野タケシ、
5月19日(日)14時から16時まで、相模原市で初の川柳講座を行うことになりました!!
タイトルは「タケシのやさしい!楽しい!川柳入門-川柳、それは楽しく生きるための道具です」。
場所は、麻溝公園のグリーンタワーのそば、相模原市南区麻溝台の相模原市立市民健康文化センター。

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【編集後記】
2週間ぶりの放送、
4か月ぶりに自転車でスタジオ入りしました!!
春というよりもうすっかり初夏ですね。
しばらくは自転車ライフを楽しみます!!(水野タケシ拝)

◆5月15日の放送

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これから川柳イベントが続々!!

放送の音源・・・https://youtu.be/5tvo4yrLiG0

先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
 あさひろさんのボツのツボ
「連休は一からラーメン作る日に」(柳王・恋するサボテンちゃん作)

(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は152の投句がありました。ありがとうございます!
・ゆっくりと言われて焦ってまたむせる(なつ)
・横須賀で相模原でもタケシ節(大柳王・平谷五七五)
・君のことを知らないけれど句顔知る(矢部暁美)
・母の日は滋養ドリンク仏壇に(桐山榮壽)
・十年後乗れるかリニアと新幹線(刑事コロンダ)
・理系王子に選ばれたいな(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・偽物と知らずブランド着てました(名人・おむすび)
・宝産む清掃工場相模原(名人・キジバト交通)
・ゼルビアが強くて遠くなる町田(柳王・せきぼー)
・激しさが愛と信じている二人(大名人・やんちゃん)
・寝ぐせつく髪があります母感謝(じゅんちゃん)
・初ダウンそれでも彼はモンスター(シゲサトシ)
・気前良さ感心すれば外国人(名人・大和三山)
・家事こなす気楽な主夫に成り下がる(初投稿・野口成人)
・「あついね」と「さむいね」の間「ああすずしい」(名人・バレリア)
・AIが相手じゃ会話弾まない(柳王・はる)
・色々な役目を負わされるスマホ(大名人・高橋永喜)
・格差より段差の怖さ身にしみる(大柳王・里山わらび)
・かめむしに少子化対策聞いてみる(柳王・恋するサボテンちゃん)
・ベランダの白い靴下ドレミファソ(大柳王・すみれ)
・祝ラジ川けんけんさんと盛り上がり(大柳王・かたつむり)
・強運会友だち百人できるかな(大名人・ワイン鍋)
・玄関ドア開かなくなった置き配で(柳王・ぼうちゃん)
・元キャッチャーどんな気持ちも受け止める(名人・パリっ子)
・麻溝で咲いた川柳全国区(柳王・アンリ)
・sojiさんナンパしてよと隣席に(大名人・じゅんじゅん)
・ラジ川の父兄会ねと母ツッコミ(しゃま)
・花いっぱい5月母の日誕生日(大名人・くろぽん)
・連休後退職代行大忙し(名人・のりりん)
・東京のヘビは山手線に乗り(大柳王・ユリコ)
・せんりゅうのせから始めて9年も(大柳王・けんけん)
・一平さん腹は黒いが歯は白い(柳王・フーマー)
・大臣の謝罪もマイク消せば良い(全裸川柳家・そうそう)

☆タケシのヒント!
「水俣病のマイクオフ問題を皮肉った一句です。音切りされてどんな気持ちになるのか。大臣も一度体験されるといいでしょう。」

・暑がりの夫とそろそろ別に寝よ(とんからりん)
・痛いのに忘れて次を産める母(大柳王・入り江わに)
・お嫁さんラジ川デビューうれしいな(柳王・咲弥アン子)

◎今週の一句・大臣の謝罪もマイク消せば良い(全裸川柳家・そうそう)
◯二席・一平さん腹は黒いが歯は白い(柳王・フーマー)
◯三席・かめむしに少子化対策聞いてみる(柳王・恋するサボテンちゃん)

【編集後記】
今週後半から川柳イベントが続々行われます。
去年の今頃はまだコロナが5類になったばかりで恐る恐るでしたが、
1年たつと隔世の感がありますね。体に気をつけて頑張ります!!(水野タケシ拝)
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水野タケシ(みずの・たけし)

1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」  http://ameblo.jp/takeshi-0719/


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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №183 [ことだま五七五]

           読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆4月17日、24日放送分

         川柳家・コピーライター  水野タケシ


川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」
4月17日の放送です。

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いい陽気になってきました

「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。

エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/puxVfVVP-l0

先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
 あさひろさんのボツのツボ
「散歩する春の匂いのする方へ」(全裸川柳家・そうそうさん)

(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は212の投句がありました。ありがとうございます!
・スクランブル交差ぶつかる人いない(東孝案)
・新製品出すぎて悩む缶ビール(とんからりん)
・ふと見たら平均寿命越えていた(柳王・春爺)
・友情も太刀打ち不能横恋慕(矢部暁美)
・投げキッス今頃キーウ上空か(名人・パリっ子)
・テキパキと体動かす気持ちだけ(ゆかいな仲間)
・涙にも見えなくはない花ふぶき(シゲサトシ)
・鮮やかにひしめき合って春の庭(柳王・はる)
・飛びっきりの笑顔土産に天国へ(名人・くろぽん)

☆タケシのヒント!
「くろぽんさん、5回目の秀逸で大名人昇進です。笑顔の素敵な弟さんがお亡くなりになったとのこと。『飛びっきり』の『っ』が良いですね。これからも弟さんのことを詠んであげてくださいね。」

・ラジ川へはじめの一歩から一年(名人・大和三山)
・パリ子さん私の愛で包みたい(大名人・やんちゃん)
・被害者と打者と難儀な二刀流(柳王・せきぼー)
・大の字に空と大地のいい匂い(名人・翔のんまな)
・倦怠期あきらめ期今いたわり期(大柳王・すみれ)
・ひまわりが咲かんばかりのエイプリル(名人・おむすび)
・目が合った其の数秒で恋に落ち(遊子)
・花々が咲いて何故だか焦燥感(大名人・ワイン鍋)
・折れた桃花を咲かせて切れません(大柳王・平谷五七五)
・丁字路を曲がって未来へと歩く(大名人・じゅんじゅん)
・彼女メシ旨くてもっと好きになり(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・妻よりも穴開きパンツ情感じ(柳王・恋するサボテンちゃん)
・意を決しいざ出陣じゃ新学期(名人・わこりん)
・わこりんは卓球部からテニス部へ(大名人・美ら小雪)
・迷ったらこれ!」と書かれたほう選び(柳王・ぼうちゃん)
・くちびるを確かめてみる六十代(大柳王・入り江わに)
・空襲の終わりの前に落ちた花(初投稿・アリョナ)
・ショウヘイの心は誰も訳せない(名人・せ・ら・び)
・フラれたくなくて誘わないでフラれ(しゃま)
・お返しのチョコ召し上がれJUNJUNに(ナンパも大名人・soji)
・春に曙散ってしまった(大柳王・ユリコ)
・さえずりがいつもと違う新学期(大柳王・けんけん)
・参考にしてと師匠の本貸され(名人・のりりん)
・ワクワクが加速していく強運会(柳王・咲弥アン子)
・招待状来たよ行きます強雲会(柳王・アンリ)
・やらかいこころでいたい春キャベツ(大柳王・かたつむり)

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・ターニングポイントになる句を詠んで(初投稿・水野英明)

◎今週の一句・飛びっきりの笑顔土産に天国へ(名人・くろぽん)
◯二席・さえずりがいつもと違う新学期(大柳王・けんけん)
◯三席・ショウヘイの心は誰も訳せない(名人・せ・ら・び)

【質問リターンズ】
もしも収録時間に余裕があれば、この「名人」→「大名人」と
昇格していくシステムについて、一度ご教示願います。

【編集後記】
ああ、やっと春らしくなってきたと思ったら、
もう夏日が続いています。時間があるとジョギングするのですが、
日焼け止めスプレーをします。そろそろ昼をやめて早朝にしようかな。(水野タケシ拝)

○4月24日の放送  

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放送の音源・・・https://youtu.be/E1zRsxj8Cwc

先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
 あさひろさんのボツのツボ
「水やりも孫の笑顔で苦にならぬ」(じゅんちゃん)

(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は206の投句がありました。ありがとうございます!
・桜去り選手交代ハナミズキ(相模のトムクルーズ)
・二刀流大谷足でも二盗見せ(初投稿・高橋勝利)
・老眼はぼかしぼやかす粋な武器(矢部暁美)
・自分(ボク)のことだけを見ていてほしいのに(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・ランキングあまりアテにはならないな(大柳王・平谷五七五)
・憧れたスターが勧める白髪染め(とんからりん)
  (添削例)憧れたスター勧める紙おむつ
・包まれて目を覚ましたら天国で(名人・パリっ子)
・店員のチャキチャキ感でとるつまみ(名人・せきぼー)
・ゴビ砂漠わりと近くにあるんだと(シゲサトシ)
  (添削例)ゴビ砂漠わりと近くにあるんだな
・足腰がピンと伸びたよ年金日(じゅんちゃん)
・この先はパリ子さんの愛に満ち(大名人・やんちゃん)
・空を飛ぶ車運転命がけ(名人・おむすび)
・さあ行くで俺にもあった強運が(名人・大和三山)
・老人に学習塾の通知来た(桐山榮壽)
・ゴミがない収集時間変えないで(柳王・東海島田宿)
・イチゴ狩り音符のように並んだ実(柳王・アンリ)
・とびきりの笑みで天使に抱きつかれ(大名人・美ら小雪)
・母さんの心は湿度90% (名人・わこりん)
・生きている声なき声に支えられ(大柳王・入り江わに)

☆タケシのヒント!
「手術が無事成功して退院されたばかりのわにさん。実感句ですね。リハビリもあるのでしょうか?みんな応援していますよ。頑張ってくださいね!」

・コンビニの閉店街が老いてゆく(大名人・マルコ)
・ネモフィラが覚えられない何故なんだ (遊子)
・阪神が勝つと五七五湧いてくる(名人・翔のんまな)
・花は葉にそろそろ友達できる頃(大柳王・すみれ)
・ドキドキの師匠匂わせファンブック(大名人・ワイン鍋)
・sojiさんだしゃれをナンパのテクにして(しゃま)
・友へのLINE既読がついた三回忌(大柳王・かたつむり)
・もう慣れた?ナンパしやすい新年度(ナンパも大名人・soji)
・友だちと云っていいかと友に聞く(新大名人・くろぽん)
・訓練のようにはいかぬ緊急時(柳王・はる)
・飲んだ後聞いた度数で急に酔い(大名人・不美子)
・退職後連休天気気にならず(名人・のりりん)
・強運会嬉しい予約ハグ一つ(大柳王・けんけん)
・知りたいわ浮気をさせぬ方法を(柳王・咲弥アン子)
・ピロリ菌検査で連想金太さん(柳王・フーマー)
・どっち先腰と減量悩み痛(大名人・ポテコ)
・幸せが続くようにといつも笑み(水野英明)

◎今週の一句・生きている声なき声に支えられ(大柳王・入り江わに)
◯二席・花は葉にそろそろ友達できる頃(大柳王・すみれ)
◯三席・ゴビ砂漠わりと近くにあるんだと(シゲサトシ)

【お知らせ】
最近このラジ川でも斎藤編集長が登場したりして存在感を増しているタウンユースですが、
こどもタウンニュースの名物コーナー「さがみっこ川柳」、
現在、夏号用の川柳を募集中です。

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【編集後記】
花粉症もようやく終わって(?)今週から
自転車通勤かと思いきや、
春の雨。なかなかうまくいかないものです。
来週こそ!!(水野タケシ拝)

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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」  http://ameblo.jp/takeshi-0719/ 




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郷愁の詩人与謝蕪村 №29 [ことだま五七五]

冬の部 1

        詩人  萩原朔太郎

凧(いかのぼり)きのふの空の有りどころ

 北風の吹く冬の空に、凧(たこ)が一つ揚(あ)がっている。その同じ冬の空に、昨日もまた凧が揚っていた。蕭条(しょうじょう)とした冬の季節。凍った鈍い日ざしの中を、悲しく叫んで吹きまく風。硝子(ガラス)のように冷たい青空。その青空の上に浮うかんで、昨日も今日も、さびしい一つの凧が揚っている。飄々(ひょうひょう)として唸(うな)りながら、無限に高く、穹窿(きゅうりゅう)の上で悲しみながら、いつも一つの遠い追憶が漂っている!
 この句の持つ詩情の中には、蕪村の最も蕪村らしい郷愁とロマネスクが現われている。「きのふの空の有りどころ」という言葉の深い情感に、すべての詩的内容が含まれていることに注意せよ。「きのふの空」は既に「けふの空」ではない。しかもそのちがった空に、いつも一つの同じ凧が揚っている。即ち言えば、常に変化する空間、経過する時間の中で、ただ一つの凧(追憶へのイメージ)だけが、不断に悲しく寂しげに、穹窿の上に実在しているのである。こうした見方からして、この句は蕪村俳句のモチーフを表出した哲学的標句として、芭蕉の有名な「古池や」と対立すべきものであろう。なお「きのふの空の有りどころ」という如き語法が、全く近代西洋の詩と共通するシンボリズムの技巧であって、過去の日本文学に例のない異色のものであることに注意せよ。蕪村の不思議は、外国と交通のない江戸時代の日本に生れて、今日の詩人と同じような欧風抒情詩の手法を持っていたということにある。


藪入(やぶいり)の夢や小豆(あずき)の煮えるうち

 藪入で休暇をもらった小僧が、田舎の実家へ帰り、久しぶりで両親に逢(あ)ったのである。子供に御馳走(ごちそう)しようと思って、母は台所で小豆を煮(に)ている。そのうち子供は、炬燵(こたつ)にもぐり込んで転寝(うたたね)をしている。今日だけの休暇を楽しむ、可憐(かれん)な奉公人の子供は、何の夢を見ていることやら、と言う意味である。蕪村特有の人情味の深い句であるが、単にそれのみでなく、作者が自ら幼時の夢を追憶して、亡き母への侘(わび)しい思慕を、遠い郷愁のように懐かしんでる情想の主題テーマを見るべきである。こうした郷愁詩の主題テーマとして、蕪村は好んで藪入の句を作った。例えば 

 藪入やよそ目ながらの愛宕山(あたごやま)
 藪入のまたいで過(す)ぎぬ凧(たこ)の糸

 など、すべて同じ情趣を歌った佳句であるが、特にその新体風の長詩「春風馬堤曲(しゅんぷうばていのきょく)」の如きは、藪入の季題に托して彼の侘しい子守唄(こもりうた)であるところの、遠い時間への懐古的郷愁を咏嘆(えいたん)している。芭蕉の郷愁が、旅に病んで枯野を行く空間上の表現にあったに反し、蕪村の郷愁が多く時間上の表象にあったことを、読者は特に注意して鑑賞すべきである。

『郷愁の詩人与謝蕪村』 青空文庫


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こふみ句会へGo七Go №130 [ことだま五七五]

こふみ句会へGO七GO  №130
「暖か」「朝寝」「蜂」「落花」 

                          俳句・こふみ会

幹事さんから、≪令和6年3月の句会≫の案内状が送られました。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
 こふみ会の皆さま

東京は染井吉野がやっと五分咲きといったところでしょうか。
待ちに待った春本番となってきました。
四月のこあみ句会、幹事はすかんぽが務めさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。

兼題発表(三月の総合天に輝かれた紅螺さんにご協力いただきました)
【暖か】ぬくし・春暖など
【朝寝】春の朝は心地よさからつい寝過ごしてしまう。
    ゆっくりできたことの充足感がある。
【蜂】蜜蜂・熊蜂・穴蜂・足長蜂・女王蜂・働蜂・蜂の巣・蜂の子など
【落花】散る花・花吹雪・飛花・花散る・花屑・花の塵・花筏など

投句締切:四月十五日(月)とさせていただきます。
投句先はすかんぽのメールにお願いします。

さあ出かけましょう、歳時記持って野に街に。
ご健吟をお祈りいたします。

                4月幹事  杉浦すかんぽ

※選句の締め切りは4月22日(月)とします。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
案内に応じて以下の句があつまりました。参加者は16名64句。

【暖か】
01 春温しスニーカー軽し日曜日(一遅)
02 暖かき夜なればぶらり隣町(虚視)                
03 春ぬくし五月狂暑の兆しあり(鬼禿)
04 脈診の大き手ぬくし研修医(弥生)
05 春暖や猫も寝床に来なくなり(玲滴)
06 仕事終えあたたかき夜まとう帰路(兎子)
07 暖かや足の爪にも色を塗り(なつめ)
08 春暖や日比谷公園あっけらかん(矢太)
09 暖かや床屋出てきた祖父と孫(紅螺)
10 暖かや更のシューズの向くままに(尚哉)
11 温み来て生きとし生けるもの蠢蠢(八傘)
12 温かき人ほど冷めし金の世に(下戸)
13 別れ際心に温しその一言(茘子)
14 一言で胸の真ん中ややぬくし(華松)
15 暖かや甕のメダカと目を交わし(蕃茄)
16 あたたかや静かに停まる路線バス(すかんぽ)

【朝寝】
17 朝寝して寝癖のままで会いに行く(なつめ)
18 腹減った朝寝許さぬ猫の声(蕃茄)
19 目覚ましを止めて陥る朝寝かな(華松)
20 あと五分もう一分の朝寝かな(茘子)
21 目がさめてやることもなし朝寝する(下戸)
22 短針が知らん顔してる春の朝(八傘)
23 世を忘れ世を思い出す朝寝かな(尚哉)
24 朝寝から覚めて二度寝の湯治宿(紅螺)
25 けふはまだこっちにいたんだ朝寝坊(矢太)
26 朝寝して亡き人と歩く雲の上(兎子)
27 何事と妻駆け寄り来朝寝かな(すかんぽ)
28 朝寝しても大丈夫一人の朝ごはん(玲滴)
29 夢かうつつかたゆたふままに朝寝かな(弥生)
30 春眠や起こしてくれる居ない午後(鬼禿)
31 飴玉を転がすように朝寝する(虚視)
32 春眠かつくづく妻の寝顔見る (一遅)

【蜂】
33 花粉にまみれなほも椿にもぐる蜂(弥生)
34 蜜運ぶ我も蜂なり東京の(一遅)
35 匙一杯はたらき蜂の一生分(下戸)
36 蜜蜂や団子みよかしクルリ舞う(蕃茄)
37 蒼天へ狂った蜂は舞い上がる(矢太)
38 草に寝てミツバチの羽音この平和(茘子)
39 生を賭し蜜蜂刺すをためらわず
40 口吻せわし働き蜂のやるせなさ(八傘)
41 一生の我が身働きバチに似て(玲滴)
42 眠る龍蜂の羽音も夢うつつ(紅螺)
43 せわしなく不乱に動く蜜蜂や(華松)
44 蜂の群れ否 姦し阪神タイガーズ(鬼禿)
45 花蜂と戯れてゐる草の上(すかんぽ)
46 遊びたし働蜂の今日の夢(なつめ)
47 命なり肩かすめ行く足長蜂(尚哉)
48 蜂がいて花から逃げる女子高生(兎子)

【落花】
49 花吹雪両手で受ける一列五(歌舞伎座にて)(紅螺)
50 花吹雪マツケンサンバのような土手(一遅)
51 園服のポッケで落花咲き乱れ(えんぷく)(蕃茄)
52 今生の別れ目と目で飛花しきり(弥生)
53 妻と酌む吟醸芳し飛花一片(かぐわ)(尚哉)
54 つくばいに舞って独りの桜あり(八傘)
55 束の間の盲となりて花吹雪(めしい)(虚視)
56 飛花よ舞へ狂い桜のファンファーレ(鬼禿)
57 花吹雪浴びて立ちたる人哀し(玲滴)
58 ニュートンを戸惑わせて舞う落花かな(矢太)
59 花吹雪十二階まで別れを告げに(華松)
60 花きっぷ1枚ひろって次の旅(下戸)
61 落花美しここで死ねたら本望か(兎子)
62 花ふぶき生きるといふは格好良し(すかんぽ)
63 黒猫の鼻の頭に飛花一片(茘子)
64 咲く花も散る花もみな美しき(なつめ)

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【天句の鑑賞】

●暖かや甕のメダカと目を交わし    (蕃茄)
字のまま読んでも面白く、世界的に、宇宙的に読んでも興がありますね。(八傘選)

●あたたかや静かに停まる路線バス   (すかんぽ)
暖かさに何もかもがゆったりと進み、バスさえふうわりと止まる。ホッとする光景で(虚視選)

●束の間の盲となりて花吹雪(めしい)    (虚視)
おもわず目をつぶった経験がだれしもあろう。見ていられないほどに美しい。(矢太選)

●花きっぷ1枚ひろって次の旅     (下戸)
幼稚園児たちが道々、桜の花びらを拾うのは行きたい先がたくさんあるからなんだなぁと、合点がいきました。使うことも少なくなりましたが、やはり旅にはきっぷが似合います。(蕃茄選)

●脈診の大き手ぬくし研修医      (弥生)
研修医の手の温もりから大柄で彫りの深い風貌までイメージできる秀句。
温度という五感情報を通して想像力をフル刺激してくれました。(下戸選)

●あたたかや静かに停まる路線バス   (すかんぽ)
暖かになり乗り馴れた路線バスさえ静かに止まるような気がする
穏やかな春の午後の雰囲気がつたわります。(弥生選)

●飴玉を転がすように朝寝する    (虚視)
まさに朝寝の味です。(茘子選)

●けふはまだこっちにいたんだ朝寝坊 (矢太)
生と死のあいだとは、案外、心地よいものかもしれない。
法然もビックリの名句だと思いました。(一遅選)

●花きっぷ1枚ひろって次の旅    (下戸)
最近は立ち位置が二つ、あっちとこっちあるらしい。
今回はこっち、気持ちのいい若々しい句が天です。(鬼禿選)

●暖かや足の爪にも色を塗り     (なつめ) 
サンダルの季節、ペディキュアの赤い色、気分が上がります!(紅螺選)

●けふはまだこっちにいたんだ朝寝坊 (矢太)
・・・・朝寝とは魔の時間帯、異界への入り口。そんなことを感じさせてくれます。(尚哉選)

●花吹雪両手で受ける一列五(歌舞伎座於) (紅螺)
贔屓をかぶり付きで観た110年余。一例7~10での興奮が甦ります。(華松選)

●飴玉を転がすように朝寝する    (虚視)
春のぬくぬくとした暖かさと小さな幸福感が伝わります。作者は飴玉の甘味が心をほぐすことも、或いは転がされて溶けていく飴玉の気持ちまでご存知なのかもしれません。(なつめ選)

●草に寝てミツバチの羽音この平和  (茘子)
働きバチ、といえば、どうしても「悲哀」を思ってしまう。
それを平和と感じる豊かさにハッとしました。(兎子選)

●春眠かつくづく妻の寝顔見る    (一遅) 
自分の寝顔に自信が無くてこれでは100年の恋も醒めると思っていた私には、夫婦のしみじみとした愛情を感じさせる句でした。(玲滴選)

●飴玉を転がすように朝寝する    (虚視)
朝寝の心地よいまどろみを「飴玉を転がすようだ」と捉えた感性が秀逸。
寝返りまでもが甘く官能的で、とろけてゆくような睡眠の幸福感を見事に詠まれています。(すかんぽ選)

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【今月の天地人】

【天】虚視48点
      代表句=飴玉を転がすように朝寝する
【地】すかんぽ33点
   代表句=あたたかや静かに停まる路線バス
【人】下戸28点
   代表句=花きっぷ1枚ひろって次の旅
【人】一遅28点
      代表句=春温しスニーカー軽し日曜日

四月の高得点句
【天句】あたたかや静かに停まる路線バス (すかんぽ)30
【地句】飴玉を転がすように朝寝する   (虚視)  29
【人句】花きっぷ1枚ひろって次の旅   (下戸)  23
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【幹事よりひと言】

4句とも高得点の虚視さんが48点と実力を発揮、総合天に輝きました。
すかんぽは天句を獲ったものの他の3句が伸びず、15点差で総合地。
総合人には落花を花きっぷと詠まれた下戸さんと4句で得点を揃えた一遅さんが同点。
総合客には一点差の27点でなつきさん、26点で茘子さんが続きました。
今月もスムーズに進行することができました。皆様のご協力に感謝いたします。


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郷愁の詩人与謝蕪村 №28 [ことだま五七五]

秋の部 5

          詩人  凪藁朔太郎

うら枯や家をめぐりて醍醐道(だいごみち)

 畠(はたけ)の中にある田舎の家。外には木枯しが吹き渡り、家の周囲には、荒寥(こうりょう)とした畦道(あぜみち)が続いている。寂しい、孤独の中に震(ふる)える人生の姿である。私の故郷上州(じょうしゅう)には、こうした荒寥たる田舎が多く、とりわけこの句の情感が、身に沁(し)みて強く感じられる。

甲斐ヶ嶺(かいがね)や穂蓼(ほたで)の上を塩車(しおぐるま)

  高原の風物である。広茫(こうぼう)とした穂蓼の草原が、遠く海のように続いた向うには、甲斐(かい)の山脈が日に輝き、うねうねと連なっている。その山脈の道を通って、駿河(するが)から甲斐へ運ぶ塩車の列が、遠く穂蓼の隙間(すきま)から見えるのである。画面の視野が広く、パノラマ風であり、前に評釈した夏の句「鮒鮓(ふなずし)や彦根(ひこね)の城に雲かかる」などと同じく、蕪村特有の詩情である。旅愁に似たロマンチックの感傷を遠望させてる。

三径(さんけい)の十歩(じっぽ)に尽きて蓼(たで)の花

  十歩に足らぬ庭先の小園ながら、小径(こみち)には秋草が生え茂り、籬(まがき)に近く隅々(すみずみ)には、白い蓼の花が侘(わび)しく咲いてる。貧しい生活の中にいて、静かにじっと凝視(みつめ)ている心の影。それが即ち「侘び」なのである。この同じ「侘び」は芭蕉にもあり、その蕉門(しょうもん)の俳句にもある。しかしながら蕪村の場合は、侘びが生活の中から泌(にじ)み出し、葱(ねぎ)の煮える臭(におい)のように、人里恋しい情緒の中に浸しみ出している。なおこの「侘び」について、巻尾に詳しく説くであろう。

柳(やなぎ)散り清水(しみず)かれ石ところところ

 秋の日の力なく散らばっている、野外の侘しい風物である。蕪村はこうした郊外野望に、特殊のうら悲しい情緒を感じ、多くの好い句を作っている。風景の中に縹渺(ひょうびょう)する、彼のノスタルジアの愁思であろう。


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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №182 [ことだま五七五]

      読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆4月3日、10日放送分

        川柳家・コピーライター  水野タケシ  

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」
4月3日の放送です。
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やっと暖かくなってきました

「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
放送の音源・・・https://youtu.be/MguvPlEKk0E

先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
 あさひろさんのボツのツボ
「通訳の人相急に悪く見え」(のりりん名人)

(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は178の投句がありました。ありがとうございます!
・じゅんじゅん様次のステージお祈りし(柳王・かたつむり)  
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・彼岸まで暑さ寒さも過去のこと(名人・キジバト交通)
・私にもきっとあるはず結婚線(矢部暁美)
・エンドレステープのような妻の愚痴(東孝案)
・兄友に姉と思われナンダカナ(ゆかいな仲間) 
・やんちゃんさん男盛りと勝負勝負(名人・パリっ子)
・時代劇十二単にピアス痕(とんからりん) 
・国会の偉いつもりのクソじじい(大柳王・入り江わに)
・エレベーターお尻の穴がゆるくなり(名人・金星玉三郎) 
・女盛り誰も私を止められぬ(大名人・やんちゃん)
・付いてけぬ新番組の明るさに(大柳王・平谷五七五)
・スイングに微妙な影響出てる気が(シゲサトシ)
・砂かぶりアラブ王子かコスプレか(柳王・東海島田宿) 
・新幹線止まっちゃ困る春休み(大名人・高橋永喜) 
・クラス会サプリ自慢を皆やめた(名人・まご命)
・更年期何だか急に汗ばむわぁー(柳王・アンリ) 
・かばうことだけが友ではないと説く(大名人・美ら小雪) 
・引っこめて見せても出てるママの腹(名人・わこりん)
・春だなあ野菜が急に傷みだし(遊子) 
・春だから自然に行くよ窓際に(柳王・恋するサボテンちゃん) 

☆タケシのヒント!
「ご自分の何気ない行動をよく観察して一句にしました。発見があります。「窓際に」というまとめ方も、良い意味でゆるさがあり、春らしさを演出しています。」

・花代わりレジャーシートが咲いていた(秀クリーム) 
・CMで信じるものは救われぬ(名人・せ・ら・び)
・子の成長そっと見守るランドセル(名人・大和三山) 
・飛べること初めて知った巣立ちの日(大名人・マルコ) 
・臨時トイレ男子用にはドアがない(柳王・フーマー)
・たっきゅうはカンカンカンとする遊び(小学4年・孫うさぎ)
・「水分をこまめに」を聞く季節きた(大名人・ワイン鍋) 
・マルハラはダメと言われる逆マルハラ(柳王・ぼうちゃん)
・改名し再デビュー待つ喜じゅんじゅん(大名人・じゅんじゅん) 
・エイプリルフールと思いたい上司来(しゃま) 
・天国で花見してるか友よ夫(名人・くろぽん) 
・乗り換えが不安なんです小田急線(ナンパも大名人・soji) 
・嫁も娘も知っていました「おばあちゃん」(大柳王・けんけん) 
・もう一人いました全裸川柳家(柳王・咲弥アン子) 
・価格より原材料を先に見る(大柳王・ユリコ) 
・事故起きて新たな単語また覚え(名人・のりりん) 

◎今週の一句・春だから自然に行くよ窓際に(柳王・恋するサボテンちゃん)
◯二席・春だなあ野菜が急に傷みだし(遊子) 
◯三席・花代わりレジャーシートが咲いていた(秀クリーム)

【お知らせ】
昨年12月から編集作業を行ってきて、
先週、里山わらび大柳王が「春うらら染井吉野のファンブック」
と詠んでくださった、毎日新聞・仲畑流万能川柳ファンブック122号が完成し、現在配本中です!
今朝、あさひろさんにもプレゼントしましたが、いかがですか?  
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【編集後記】
桜もやっと咲いて陽気もよくなってくると
ますます飛び出すのが花粉。
桜が散り終わるころ、私の花粉症もおさまるのです。
桜か花粉か、本当に悩ましい(涙)。(水野タケシ拝)

○4月10日の放送
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話題満載の4月10日です

放送の音源・・・https://youtu.be/Wjb6nEDdD8I

週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
 あさひろさんのボツのツボ
「反社的クシャミの声に脅される」(せきぼー柳王)

(皆さんの川柳)※敬称略
※今週はの165投句がありました。ありがとうございます!
・ピンヒール鋭く尖る見栄と意地(矢部暁美)
・文字通り桜まつりの相模原(刑事コロンダ)
・ウクライナ今年も春は来なかった(東孝案)
・おそろいの香水あげたホワイトデー(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・明日から明日はいつになるのなら(ゆかいな仲間)

☆タケシのヒント!
「柳王はるさんのお友達、ゆかいな仲間さん初の秀逸です。おめでとうございます。いろいろと疲れやすい季節、このくらいゆる〜いほうが良いですね。」

・止まぬなら止めて進ぜるやんちゃん嬢(名人・パリっ子)
・ダンディーなパリっ子さんに投げキッス(大名人・やんちゃん)
・定期券売り場に春が訪れる(柳王・せきぼー)
・白菜の値だんびっくりして買えず(大名人・ワイン鍋)
・首都圏だ春の生足小田急線(柳王・東海島田宿)
・偉い人善人だとは限らない(名人・おむすび)
・時短器具後片付けに時間取り(ココナッツ)
・雨だって楽しすぎちゃう友となら(名人・わこりん)
・危機迫りヨガを始めた50過ぎ(大名人・美ら小雪)
・笑点は残念無念またオトコ(とんからりん)
・ちじさんへおしごとみんなだいじだよ(大柳王・里山わらび)
・省略でメモした事が意味不明(遊子)
・吹く風のままにさようならさよなら桜(大柳王・すみれ)
・みなみからきたまで花の波が来て(名人・バレリア)
・空気中次から次と見えぬ敵(名人・翔のんまな)
・渋滞よ続けと桜並木行く(名人・大和三山)
・けんけんさんナンパしました小田急会(ナンパも大名人・soji)
・母が癌男所帯がおろおろと(大柳王・入り江わに)
・「気くばりのすすめ」を読んだ遠い過去(柳王・ぼうちゃん)
・アメリカの事は言えない日本とて(大柳王・平谷五七五)
・突然の震度5日南全国区(名人・のりりん)
・鬼ババアあるが何故ない鬼ジジイ(大名人・不美子)
・ライドシェアなんて言い訳した浮気(大柳王・ユリコ)
・抽選の抽選のこれが本当の強運者(大柳王・けんけん)
・岸田氏も苦労あるのか地が透ける(大柳王・フーマー)
・子供より母さん着物でご満悦(名人・キジバト交通)
・桜祭りどこから来たのこんな人(柳王・アンリ)
・距離近くなったしゃまさんsojiさん(柳王・咲弥アン子)
・サァ春だコートも脱いで出掛けよう(全裸川柳家・そうそう)
・懐かしい顔をサクラが集めさせ(しゃま)
・弾くはずのウクレレすでに壁飾り(大名人・じゅんじゅん)

◎今週の一句・明日から明日はいつになるのやら(ゆかいな仲間)
◯二席・雨だって楽しすぎちゃう友となら(名人・わこりん)
○三席・吹く風のままにさよならさよなら桜(大柳王・すみれ)

【お知らせ】
毎日新聞の朝の顔・仲畑流万能川柳、
その年に一度の集い「強運者の集い」、いわゆる強運会が5年ぶりに行われます。
2023年度の年間賞ほかの表彰式と楽しいイベントで構成されています!!
その申し込みの締め切りが、本日10日です!!10日必着!!

【編集後記】
昨日の嵐とは打って変わって穏やかな陽気になりました。
私の花粉症も例年ならそろそろ終わり。
来週は自転車通勤を再開しようかなあ。(水野タケシ拝)
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」  http://ameblo.jp/takeshi-0719/


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郷愁の詩人与謝蕪村 №27 [ことだま五七五]

秋の部 4

        詩人  萩原朔太郎

恋さまざま願(ねが)いの糸も白きより

 古来難解の句と評されており、一般に首肯(しゅこう)される解説が出来ていない。それにもかかわらず、何となく心を牽(ひ)かれる俳句であり、和歌の恋愛歌に似た音楽と、蕪村らしい純情のしおらしさを、可憐(かれん)になつかしく感じさせる作である。私の考えるところによれば、「恋さまざま」の「さまざま」は「散り散り」の意味であろうと思う。「願の糸も白きより」は、純潔な熱情で恋をしたけれども――である。またこの言葉は、おそらく蕪村が幼時に記憶したイロハ骨牌(かルタ)か何かの文句を、追懐の聯想(れんそう)に浮(う)かべたもので、彼の他の春の句に多く見る俳句と同じく、幼時への侘わびしい思慕を、恋のイメージに融(と)かしたものに相違ない。蕪村はいつも、寒夜の寝床の中に亡き母のことを考え、遠い昔のなつかしい幼時をしのんで、ひとり悲しく夢に啜すすり泣いていたような詩人であった。恋愛でさえも、蕪村の場合には夢の追懐の中に融け合っているのである。

小鳥来る音うれしさよ板庇(いたびさし)

 渡り鳥の帰って来る羽音(はおと)を、炉辺(ろへん)に聴(き)く情趣の侘(わび)しさは、西欧の抒情詩、特にロセッチなどに多く歌われているところであるが、日本の詩歌では珍しく、蕪村以外に全く見ないところである。前出の「愁ひつつ丘に登れば花茨」や、この「小鳥来る」の句などは、日本の俳句の範疇(はんちゅう)している伝統的詩境、即ち俳人のいわゆる「俳味」とは別の情趣に属し、むしろ西欧詩のリリカルな詩情に類似している。今の若い時代の青年らに、蕪村が最も親しく理解しやすいのはこのためであるが、同時にまた一方で、伝統的の俳味を愛する俳人らから、ややもすれば蕪村が嫌われる所以(ゆえん)でもある。今日「俳人」と称されてる専門家の人々は、決してこの種の俳句を認めず、全くその詩趣を理解していない。しかしながら蕪村の本領は、かえってこれらの俳句に尽(つ)くされ、アマチュアの方がよく知るのである。

うら枯やからきめ見つる漆(うるし)の樹(き)

 木枯しの朝、枝葉を残らず吹き落された漆の木が、蕭条(しょうじょう)として自然の中で、ただ独り、骨のように立っているのである。「からきめ見つる」という言葉の中に、作者の主観が力強く籠(こ)められている。悲壮な、痛々しい、骨の鳴るような人生が、一本の枯木を通して、蕭条たる自然の背後に拡ひろがって行く。


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読むラジオ万能川柳 №181 [ことだま五七五]

           読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆3月27日放送分

          川柳家・コピーライター  水野タケシ

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」
3月27日の放送です。

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タウンニュースの反町隆史こと、齊藤明編集長も参加

「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。

エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
放送の音源・・・https://youtu.be/kQBrSZcWXus

先週のボツの中からあさひろさんイチオシの句をご紹介!!
 あさひろさんのボツのツボ
「オゲレツな議員も言わば多様性」(ユリコ大柳王)

(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は248の投句がありました。ありがとうございます!
・一人でもバスに乗れたと喜ぶ娘(大名人・美ら小雪)
・気付かずに踏んで枯らした福寿草(初投稿・玄米飯) 
・ロマンスの神様だってかかる詐欺(矢部暁美) 
・幸せは友の便りと膝の猫(とんからりん) 
・おかしいなタバコ買わずに金増えず(相模のトムクルーズ) 
・同じ穴ムジナが裁く政倫審(名人・パリっ子)
・狙われるほどのお金は持ってない(名人・おむすび)
・手術後に一番痛い麻酔痕(大柳王・入り江わに)
・政治家は忘れることも仕事です(じゅんちゃん)
・通訳とギャンブラーの二刀流(桐山榮壽)
・まだいける夫が撫でる薄い髪(大名人・やんちゃん)
・大相撲裸を観れる場所終わり(大柳王・平谷五七五)
・開花待つ春を告げたいリポーター(ココナッツ)
・ヴェネツィアのショーウインドーから春始め(名人・バレリア)
・開幕日一平ちゃんの大暴投(シゲサトシ)
・悪役の笑顔やさしく春に消え(柳王・東海島田宿)
・大銀杏無いのが強い大相撲(柳王・アンリ)
・「のむうつかう」今じゃ薬・針・サプリ(遊子)
・あさひろさん忘れちゃダメよボツのツボ(名人・大和三山)
・西門の屋台が待っている桜(大名人・せきぼー)

☆タケシのヒント!
「せきぼーさん、7回目の秀逸で柳王昇進です。おめでとうございます。西門は相模原の桜の名所で、エフエムさがみも近くにあります。ちょうど今日開花でしょうか。5年ぶりの桜祭りが楽しみです。」

・酒を飲み踊る母さんまじキモす(名人・わこりん)
・女湯の話題オオタニ尊富士(柳王・荻笑)
・聴いてればわかるラジ川休みの日(柳王・ぼうちゃん)
・ 二人は良い一人の桜もっと良い(大柳王・すみれ)
・春うらら染井吉野のファンブック(大柳王・里山わらび)
・おすすめ記事が全部オオタニ(大名人・ワイン鍋)
・おむすびは箸で食べると旨くない(大名人・不美子)
・生きるぞと確信できたのよあの日(大名人・じゅんじゅん)
・指折って数えて眠る小田急会(しゃま)
・ナンパ術1、2が無くて3に褒め(名人・くろぽん)
・2週間寂しかったとナンパする(ナンパも大名人・soji)
・友情も見て感動をしてたのに(大柳王・ユリコ)
・もう心小田急線に乗ってます(大柳王・けんけん)
・私らも依存症だねラジ川の(名人・のりりん)
・寝る前に浮かぶ川柳オモんない(全裸川柳家・そうそう)
・賞味期限気にせぬ嫁に教えられ(柳王・咲弥アン子)

◎今週の一句・西門の屋台が待っている桜(大名人・せきぼー)
◯二席・ 2週間寂しかったとナンパする(ナンパも大名人・soji)
◯三席・幸せは友の便りと膝の猫(とんからりん)

【お知らせ】
こどもタウンニュース相模原版、3月8日号が発行され、
 恒例の第4回さがみっ子川柳入選20句が発表されました!!
今回のお題は「ちょっと自慢したいこと」。
秀逸は、大野台小学校の5年生、大屋小太朗さんの
「にらめっこすぐ負けるんだすごいでしょ」。
大屋さん、おめでとうございます!!  

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【編集後記】
放送の前に、エフエムさがみで、おなじみタウンニュースの齊藤明編集長と打ち合わせ。
朝が強い(夜弱い?)、というのが私たちの共通点なのです。
今年も相模原からいろいろ仕掛けますよ~~!!お楽しみに!!(水野タケシ拝)
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」  http://ameblo.jp/takeshi-0719/



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こふみ会へGO七GO №129 [ことだま五七五]

こふみ句会へGO七GO  №129
「雛」「黄砂降る」「合格」「春暁」 
                                 俳句・こふみ会

幹事さんから、≪令和6年3月の句会≫の案内状が送られました。

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こふみ会の皆さま

こんにちわ。今日は、天からのお祝いか、春の陽気に恵まれました。
3月のこふみ会、幹事は下戸が務めさせていただきます。

兼題は、弥生さんにご協力いただいた以下の4題

ポピュラーすぎてこふみ会で取り上げられなかった…という大穴の季語。雛といっても、古雛、土雛、雛の宴 、雛流し、雛納め… バラエティーにとんでおりますので自由に創作の翼を広げてください。 

黄砂降る
これは変換できないほど古い漢字でつちふる「霾」という季語があるのですが、現代では黄沙降るとなります。 「霾」  はよなとも読み、黄砂で曇った空を「よな曇り」「よなぼこり」などといいます。

合格
お孫さんが「合格」のシーズンを迎える方もいらっしゃるのではないでしょうか。おめでたい句ができるとよいですね。

春暁
 「春暁(しゅんぎょう)」は 、夜中が過ぎてまだ暗いうち、夜が明けようとするころを指します。「 春はあけぼの やうやう白くなりゆく山ぎは…」の時間帯のことです。

 締め切りは、3月10日(日)といたします。
 投句は、下戸まで 

それでは、ふるって創作ください。よろしくお願いいたします。

大取喜想次

※3月17日(日)までに選句のメールを下戸まで返信お願いします。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
案内に応じて以下の句があつまりました。参加者は16名64句。

【雛】    
1   お雛さま作ってあげると言ひし母(華松)
2    石段を雛壇にして鎮守神(すかんぽ)
3    久々に家族揃いぬ雛の宵(玲滴)
4    めでたきや身重のように女雛座し(八傘)
5    忘れ雛 妻の居ない妻の部屋(鬼禿)
6    幼な子のくちびる紅き雛祭り(なつめ)
7    残光や雛(ひいな)の紅のなまめきて(虚視)
8    桧扇を 失くした女雛の 指の科(しな)(紅螺)
9    右大臣同い歳かな雛祭り(蕃茹)
10    雛飾る先に逝ってもいいですか(矢太)
11    簡潔で凛々しき美なり雛飾り(下戸)
12    真夜ひそと遠世語りのひいなかな(弥生)
13    いつまでも女の子です雛飾る(尚哉)
14    雛の段そこだけ時の止まりおる(茘子)
15    住み変わり今マンションに祖母の雛(一遅)
16    雛は今日高砂におり巣立ちゆく(兎子)

【黄砂降る】        
17    黄砂降る大陸の悪意でもあるまいに(矢太)
18    阿佐ヶ谷のベランダの上黄砂降る(下戸)
19    大陸の思い運んで黄砂降る(玲滴)
20    蒙古より友きたるるか土ぐもり(茘子)
21    黄砂降る日 ゴビの砂漠の 民想う(紅螺)
22    黄砂降る愛車を動かす暇なし(兎子)
23    太陽を暈しにじませ黄砂降る(華松)
24    黄砂降る呼ぶは匈奴かフン族か(尚哉)
25    通天閣折れし黄砂の降り止まず(すかんぽ)
26    楼蘭の風引き連れて黄砂降る(虚視)
27    霾(つちふる)やはるか敦煌の幻影(鬼禿)
28    黄砂降るあなたの国から便りのように(一遅)
29    主亡き屋根また白く黄砂降る(蕃茹)
30    黄砂来る舌打ちできぬ地球の理(八傘)
31    フビライの国遥かなり黄砂降る(弥生)
32    さよならの校庭に風よなぼこり(なつめ)

【合格】                 
33    枝くぐり 合格祈願の 絵馬の数(紅螺)
34    80過ぎやっと気が付く「不合格」(鬼禿)
35    合格のLINEが伝ふ別れ際(蕃茹)
36    合格も不合格にも春は来ぬ(なつめ)
37    齢八十は取りあえず合格点でしょうね(矢太)
38    合格者発表板から離れる子(八傘)
39    合格にぎこちないハグ父娘(尚哉)
40    遠き甥合格の報に月日感ず(兎子)
41    あした発つ合格通知抱きしめて(一遅)
42    合格の通知や風の冷き日(虚視)
43    合格の祝いにじいじの形見分け(玲滴)
44    合格子弾む高田馬場をかな(すかんぽ) 
45    早咲きも遅咲きもあるさ受験生(茘子)
46    合格のことだけ1000日考えた(下戸)
47    合格を共に喜ぶ友がいて(華松)
48    口開けて安堵の寝息合格子(弥生)

【春暁】                 
49    春暁や淡きおそれのひたひたと(虚視)
50    春暁の湯船に浮かぶ乳ふたつ(矢太)
51    春暁や東の空がロゼワイン(下戸)
52    春暁の窓を火球の横切れり(すかんぽ)
53    春暁に 微かな光珠洲の海(鬼禿)
54    春暁に恥ずかし夕べの酔いの果て(一遅)
55    春暁や静寂(しじま)に一点窓明かり(尚哉)
56    春暁や コトリと朝刊 届く音(紅螺)
57    クルマ行くハイヒール来る刻春暁(八傘)
58    脈数え春暁を待つ個室かな(華松)
59    春暁の匂う窓辺に猫が待ち(蕃茹)
60    春暁やまずはコーヒー豆を挽く(なつめ)
61    なりやまぬ砲火春暁をおびやかす(玲滴)
62    病室を出る日が我の春暁となり(兎子)
63    春暁や真白き今日に待つはなに(弥生)
64    みんな夢春暁の海十三年(茘子)

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【天句の鑑賞】

●霾(つちふる)やはるか敦煌の幻影(鬼禿)
【弥生選】現実的には黄砂は困りものですが、中国史を専攻した私にとっては敦煌の幻影を追うロマンを掻き立ててくれるものでもあります。

●春暁や淡きおそれのひたひたと(虚視)
【一遅選 】人には誰しも理由のわからぬ不安や絶望があります。春暁にはそんな悪魔も訪れそうです。

●80過ぎやっと気が付く「不合格」(鬼禿)
【下戸 選】「君は人生をどう生きたか」 と問いかけてくる。 ジブリの続編のよう な名句 。私のオスカーを捧げます 。

●桧扇を失くした女雛の 指の科(しな)(紅螺)
【蕃茄選】雛壇全景から女雛の小さな手へと、視点が一瞬で移動する感覚に、詠んだ瞬間思わず唸りました。お見事です。
【華松 選】十二単の要を失った空手を、指の科と捉える感性が素敵です。
【玲滴 選】桧扇を持たぬ女雛の指の白さやかすかなそり、気付けばなんとなまめかしい。はっとする一瞬でした。

●春暁やコトリと新聞届く音(紅螺)
【茘子選】朝の静寂の中に、この小さな音。実際は聞いたことがなく想像の上の音かもしれない。
●合格にぎこちないハグ父娘(尚哉)
【八傘 選】どんなぎこちなさなんだろとか、どこでだからだろうとか、母はとか、想像が舞いあがって楽しめます。

●春暁の湯船に浮かぶ乳ふたつ(矢太)
【紅螺 選】きっと、秘湯の宿でしょうね。しらじらと明けそめる時刻の露天風呂!いい
ですね!
【虚視】立ちこめる湯気の中に人の姿はなく浮遊する二つの乳房。作者の意図とは違うかも知れませんが見事な春暁の具現化。

●いつまでも女の子です雛飾る(尚哉)
【すかんぽ選】痛快!そうでなくっちゃ。

●忘れ雛妻の居ない妻の部屋(鬼禿)
【 矢太 選】未だ居る妻のことをつい想ってしまった。いいやつだったなあ。
●真夜ひそと遠世語りのひいなかな( 弥生)
【尚哉 選】・・・「遠世」がとても効いています。時空の奥行を感じます。
【なつめ選】人間が寝静まった真夜中にお雛様は何を語るのでしょうか。お雛様がいつも
笑っていられる世でありますように。

●春暁の匂う窓辺に猫が待ち (蕃茄)
【兎子 選】ぱっと、あくびする猫が思い浮かびました。春を待っているのか、恋を待っ
ているのか。つらいことの多い日々に、休止符のような句、だと感じました。

●合格も不合格にも春は来ぬ(なつめ)
【鬼禿 選】こういう句がいい。当たり前のことを普通にいう句。

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【今月の天地人】

今月の天は紅螺 さんです。 4 人 の 天を 集めて 48 点 を獲得しました。
惜しくも40 点 で 地、尚哉 さん。
人は 鬼禿 さん 、 なつめさん、弥生さんが 31 点で並びました。
皆さん、 おめでとうございます。

天句  33点  緋扇を 失くした女びなの 指の科 (紅螺)
地句  21点  合格にぎこちないハグ父娘  (尚哉)
人句  19点  春暁の湯船に浮かぶ乳ふたつ (矢太)
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【幹事よりひと言】

みなさんの個性がさく裂した春 3 月のこふみ会。お楽しみいただけましたでしょうか。
阿佐ヶ谷のベランダに降る黄砂は、渋谷にも、軽井沢にも宮崎にも降ります。病院の屋根にも、タワマンの窓にも、事務所のルーフバルコニーにも降ります。いろんな場所で、大陸から運ばれてくる黄色い砂に、みんなが想いを 1 つにできるのは「こふみ会」のおかげですね。 では、来月 の 幹事 様 へ、 バトンをお渡しいたします。( 下戸)


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郷愁の詩人与謝蕪村 №26 [ことだま五七五]

秋の部 3

           詩人  萩原朔太郎

秋風や干魚(ひうお)かけたる浜庇(はまびさし)

 海岸の貧しい漁村。家々の軒には干魚がかけて乾(ほ)してあり、薄ら日和(びより)の日を、秋風が寂しく吹いているのである。

秋風や酒肆(しゅし)に詩(し)うたふ漁者(ぎょしゃ)樵者(しょうしゃ)

  街道筋(かいどうすじ)の居酒屋などに見る、場末風景の侘(わび)しげな秋思である。これらの句で、蕪村は特に「酒肆」とか「詩」とかの言葉を用い、漢詩風に意匠することを好んでいる。しかしその意図は、支那の風物をイメージさせるためではなくして、或る気品の高い純粋詩感を、意識的に力強く出すためである。例えばこの句の場合で、「酒屋」とか「謡(うた)」とかいう言葉を使えば、句の情趣が現実的の写生になって、句のモチーヴである秋風(しゅうふう)落寞(らくばく)の強い詩的感銘が弱って来る。この句は「酒肆に詩うたふ」によって、如何いかにも秋風に長嘯ちょうしょうするような感じをあたえ、詩としての純粋感銘をもち得るのである。子規しき一派の俳人が解した如く、蕪村は決して写生主義者ではないのである。

月つき天心(てんしん)貧しき町を通りけり

 月が天心にかかっているのは、夜が既に遅く更ふけたのである。人気(ひとけ)のない深夜の町を、ひとり足音高く通って行く。町の両側には、家並(やなみ)の低い貧しい家が、暗く戸を閉とざして眠っている。空には中秋(ちゅうしゅう)の月が冴さえて、氷のような月光が独り地上を照らしている。ここに考えることは人生への或る涙ぐましい思慕の情と、或るやるせない寂寥(せきりょう)とである。月光の下もと、ひとり深夜の裏町を通る人は、だれしも皆こうした詩情に浸るであろう。しかも人々はいまだかつてこの情景を捉(とら)え表現し得なかった。蕪村の俳句は、最も短かい詩形において、よくこの深遠な詩情を捉え、簡単にして複雑に成功している。実に名句と言うべきである。

『郷愁の詩人与謝蕪村』 青空文庫


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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №180 [ことだま五七五]

       読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆3月6日、13日放送分

           川柳家・コピーライター  水野タケシ

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
3月6日の放送です。
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週末はJUNJUNさんのデビューリサイタル!

「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
放送の音源・・・https://youtu.be/0LjQoystXI0

 あさひろさんのボツのツボ
「朝ドラのスズコーに返事するオラ」(かたつむり柳王)

(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は194の投句がありました。ありがとうございます!
・スマホ鳴り猫がコタツを飛び出した(東孝案)
・シャンソンはポッチャリ系がよく似合い(名人・くろぽん) 
・冬なのか季節が狂う春うらら(初投稿・相模のトムクルーズ) 
・恋という不治の病に浸る夜(矢部暁美) 
・桜餅毎回聞くね葉食べれる? (ココナッツ) 
・明日の朝までには帰る浮かれ猫(初投稿・阿部文彦)
・うるう日に祝砲・空砲駆け抜ける(名人・せ・ら・び)
・岸田さん大好きですね「スピード感」(大柳王・平谷五七五)
・しょっぱさと甘さの恋と桜餅(大名人・やんちゃん)
・頭みな日に回っててキーウの春(初投稿・アイワゾウィ)
・摂ってますビタミンSとドヤ顔で(名人・大和三山)
・デコピンに聞きたい事がわんさかと(大名人・せきぼー)
・パリコレも顔負け鳥たちの衣装(柳王・ぼうちゃん)
・さあ俺も10万GETペンとメモ(名人・高橋永喜)
・政倫審腹を切らずに白を切る(じゅんちゃん)
・ヤンキーが照れくさそうに席譲る(シゲサトシ)
・やることはやっていたんだ大谷君(遊子)
・ツバメの句手のひらで読むビタミンS(柳王・かたつむり)  
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・ボランティア行けずに探す募金箱(柳王・恋するサボテンちゃん)
・最高値知らないとこで更新し(名人・おむすび)
・ボツだって嬉し娘が載ったなら(大名人・美ら小雪)
・さまざまなドラマ持ち寄る同窓会(とんからりん)
・千葉市はねトマトの支出1位です(名人・居酒屋たつみ)
・政倫審とても仕立ての良いスーツ(大名人・ワイン鍋)
・sojiさん句集感想でも泣かせ(しゃま)
・老女優高まる胸で初舞台(大名人・じゅんじゅん)
・じゅんじゅんさん祈っています大成功(大柳王・けんけん)
・もうナンパ君が最後とするナンパ(ナンパも名人・soji)

☆タケシのヒント!
「sojiさん、5回目の秀逸、ナンパも大名人に昇進です。おめでとうございます。ナンパネタも行き着くところまで行って、来週はどんなナンパネタになるのでしょうか。今から楽しみです!」

・ 1パー(%)でこの目の痒み本番は… (名人・のりりん)
・母さんの子に また生まれ変わっても(柳王・咲弥アン子)
・折り紙の花も花瓶に生けてやる(初投稿・ぱんまろ)
・4月からあなたにチェルシーあげれない(大柳王・ユリコ)
・梅ふふむ習い浮かんだ胸ふふむ(名人・パリっ子)
・花粉症歯医者さんには向いてない(柳王・アンリ)
・水割りにもう変わったよ福岡は(全裸川柳家・そうそう)
・たこ焼きのタコになるとは知らぬタコ(名人・翔のんまな)

◎今週の一句・もうナンパ君が最後とするナンパ(ナンパも名人・soji)
◯二席・ボランティア行けずに探す募金箱(柳王・恋するサボテンちゃん)
◯三席・政倫審腹を切らずに白を切る(じゅんちゃん)

【お知らせ】
毎日新聞をお読みの方はご存じと思いますが、
3月2日土曜日に、仲畑流万能川柳の2023年の年間賞が発表されました!!
ハガキで15万407通、句数にして約60万の投句があった中から大賞に選ばれたのは、
奈良県生駒市の大ベテラン、鹿せんべさんの「低級な人でも乗れる高級車」
「低級な人でも乗れる高級車」でした!!
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【編集後記】
毎日新聞の仲畑流万能川柳も3月2日(土)、
昨年の年間各賞が発表されました。
受賞の皆さん、本当におめでとうございます!!
2024年の年間賞はラジ川ファミリーだといいなあ!!(水野タケシ拝)

○3月13日の放送
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UNJUNさんのデビューリサイタルの模様も!

放送の音源・・・https://youtu.be/Bf2zIHGreyQ

あさひろさんのボツのツボ
今週はなし!!ごめん!!

(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は218の投句がありました。ありがとうございます!
・ミニトマト食べてやったぜ偉いだろ! (名人・わこりん)
・本当に川で洗濯してた母(東孝案)
・永遠に定年ないの妻の家事(柳王・ポテコ)
・強面可愛い犬を連れ散歩(相模のトム・クルーズ)
・ホワイトデー天使ちょっぴり動きます(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・しゃまさん句集まるで宝石箱のよう(大柳王・すみれ)
・来年と思っていたらもう明日(大柳王・平谷五七五)
・自分にもできると思ったかめはめ波(シゲサトシ)
・うちの子はピッコロさんが好きでした。(柳王・はる)
・美女よりも女盛りの私見て(大名人・やんちゃん)
・子が巣立ち妻はランチに俺ナンパ(名人・まご命)
・小田急に乗れるチャンスの沿線会(柳王・東海島田宿)
・高校へ病倒してリチャレンジ(名人・大和三山)
・クリアして戻した人生夢で見る(初投稿・辰巳清治)
・チワワ飼い付き合い下手に友が出来(とんからりん)
・鳥山さんバイちゃするには早すぎる(名人・おむすび)
・不適切学び直して議員さん(ココナッツ)
・留守電の咳払いで父と知る(遊子)
・震災に生まれた孫の反抗期(柳王・かたつむり)

☆タケシのヒント!
「かたつむりさん、10回目の秀逸で大柳王昇進です。おめでとうございます。『震災』と『反抗期』の取り合わせが新鮮。あの日を思えば、生きてるだけで丸儲けですよね。」
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・親子でも詠んでみたいが詠まぬ吾子(名人・居酒屋たつみ)
・賃上げのニュース消してる自営業(大名人・ワイン鍋)
・総理には文句言えるが上司には(名人・金星玉三郎)
・ムードより如何に安いか三年目(矢部暁美)
・人生の宝の中で歌う幸(大名人・じゅんじゅん)
・マスクゴーグルいっそきっぱり宇宙服(大柳王・里山わらび)
・お騒がせ議員見るのも気恥ずかし(名人・せ・ら・び)
・575万柳入選おめでとう(名人・くろぽん)
・初舞台どうだったかなぁじゅんじゅんさん(しゃま)
・私にも来ましたクシャミ目の痒み(大柳王・けんけん)
・大名人お祝いしてとするナンパ(ナンパも大名人・soji)
・海外じゃ岸田氏よりも鳥山氏(名人・のりりん)
・JUN JUNのシャンソン聴けるCDで♪(柳王・咲弥アン子)
・チェルシーがとんでもない値で売られてる(柳王・フーマー)
・おめでとうの門出の先にある格差(大名人・マルコ)

◎今週の一句・震災に生まれた孫の反抗期(柳王・かたつむり)
◯二席・来年と思っていたらもう明日(大柳王・平谷五七五)
◯三席・留守電の咳払いで父と知る(遊子)

【お知らせ】
毎日新聞の朝の顔・仲畑流万能川柳、
その年に一度の集い「強運会」が5年ぶりに行われます。
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【編集後記】
JUNJUNさんの感動のデビューリサイタルの模様を少しですが放送させていただきました。
ディレクターの近藤さん、ご尽力本当にありがとうございます!!
忘れられない放送となりました!!(水野タケシ拝)  
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」http://ameblo.jp/takeshi-0719/


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郷愁の詩人与謝蕪村 №25 [ことだま五七五]

秋の部 2 

             詩人  萩原朔太郎


おのが身の闇(やみ)より吠(ほ)えて夜半(よわ)の秋

  黒犬の絵に讃(さん)して咏(よ)んだ句である。闇夜(やみよ)に吠える黒犬は、自分が吠えているのか、闇夜の宇宙が吠えているのか、主客の認識実体が解らない。ともあれ蕭条(しょうじょう)たる秋の夜半に、長く悲しく寂しみながら、物におびえて吠え叫ぶ犬の心は、それ自ら宇宙の秋の心であり、孤独に耐え得ぬ、人間蕪村の傷ましい心なのであろう。彼の別の句

愚ぐに耐えよと窓を暗くす竹の雪

 もこれとやや同想であり、生活の不遇から多少ニヒリスチックになった、悲壮な自嘲的(じちょうてき)感慨を汲(く)むべきである。

冬近し時雨(しぐれ)の雲も此所(ここ)よりぞ

 洛東(らくとう)に芭蕉庵を訪ねた時の句である。蕪村は芭蕉を崇拝し、自分の墓地さえも芭蕉の墓と並べさせたほどであった。その崇拝する芭蕉の庵(いおり)を、初めて親しく訪ねた日は、おそらく感激無量であったろう。既に年経て、古く物さびた庵の中には、今もなお故人の霊がいて、あの寂しい風流の道を楽しみ、静かな瞑想(めいそう)に耽(ふけ)っているように見えたか知れない。「冬近し」という切迫した語調に始まるこの句の影には、芭蕉に対する無限の思慕と哀悼(あいとう)の情が含まれており、同時にまた芭蕉庵の物寂(ものさび)た風情が、よく景象的に描き尽つくされている。さすがに蕪村は、芭蕉俳句の本質を理解しており、その「風流」とその「情緒」とを、完全に表現し得たのであった。

『郷愁の詩人与謝蕪村』 青空文庫


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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №179 [ことだま五七五]

    読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆2月21日、28日放送分

         川柳家・コピーライター  水野タケシ


川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」
2月21日の放送です。
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しゃまさんの川柳文庫「ビタミンS」を手に!! 

「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから↓
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・・https://youtu.be/1D0qe0XCf7g?si=JvlmKZGtLfGLyZoI

 あさひろさんのボツのツボ
「だとしても騒ぎすぎでしょ8センチ」(すみれ柳王)

(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は175の投句がありました。ありがとうございます!
・嫁小言「わかったわかった」聞かぬ義父(ちち)(大名人・ポテコ)
・脱け殻の様な布団に泣く夜明け(矢部暁美) 
・お洒落して主(ぬし)より目立ちお犬様(ゆかいな仲間) 
・義理と言いもらったチョコはハート型(恋愛名人見習い・名もなき天使) 

☆タケシのヒント!
「当ラジオ万能川柳の人気者の1人、名もなき天使さん、初めての秀逸です。おめでとうございます。『う〜ん
女性の心はわかりません』と句の余白にメッセージ。現在進行形の恋愛模様、臨場感がありますね。」

・ムズムズと律儀に来たな花粉症(名人・キジバト交通)
・花粉症生ゴミよりもティッシュの山(ココナッツ) 
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横須賀市市民大学の様子

・大臣の器でないとわかる人(柳王・東海島田宿) 
・sojiさん覚醒前夜二刀流(名人・パリっ子) 
・自民党おれも欲しいよ還付金(じゅんちゃん) 
・北の熊どういう最期迎えるか(シゲサトシ) 
・ため息がお金になればいいのにな(名人・大和三山) 
・主力車は軽でも罪は重たいぞ(名人・まご命) 
・ファンブック次号は4句載る快挙(大名人・高橋永喜) 
・繋がって繋がって又繋がった(大柳王・けんけん) 
・ 20度を超えて2月にボケの花(柳王・はる)
・コイバナのジャンル確定天使さん(遊子) 
・うろたえちゃあかんあかんとうろたえる(名人・翔のんまな) 
・一番星隣の星で僕はいい(柳王・恋するサボテンちゃん)
・こだわりは何なのだろうもうバツ2(とんからりん) 
・髪型でやってる感を出す総理(柳王・アンリ) 
・おっぱいにあせもが出ちゃうまだ2月(柳王・かたつむり)
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・年取ると大切なのは友ばかり(名人・居酒屋たつみ)
・卵ない生活にもう慣れちゃって(大名人・ワイン鍋) 
・半分こする相手いるあたたかさ(なつ) 
・詰め替えをするのはいつも同じ人(柳王・ぼうちゃん) 
・裏金の次のニュースはボランティア(大柳王・里山わらび) 
・独りだよ生まれるときも死ぬときも(大柳王・平谷五七五)
・社告出て新聞を買い占め回り(しゃま)
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・第二ボタン卒業式で逆ナンパ(ナンパも名人・soji) 
・ 句ができぬこれはビタミンS不足? (柳王・荻笑) 
・支持ないが粛清がないだけましか(大柳王・入り江わに) 
・岸田サンだんだん哀れに見えて来た(名人・のりりん) 
・納税の呼びかけまずは党内で(大柳王・ユリコ)
・どうやって帰る日決める白鳥は(柳王・咲弥アン子) 
・マツケンに負けぬ衣裳でコンサート(大名人・じゅんじゅん) 
・パンイチでいたいくらいの暑さです(名人・わこりん)
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わこりんのサインとわこりんの好きな自作川柳(美ら小雪さん提供)

・ 一割台しょぼいバッター替えられず(柳王・フーマー)

◎今週の一句・義理と言いもらったチョコはハート型(名もなき天使) 
◯二席・裏金の次のニュースはボランティア(大柳王・里山わらび)
◯三席・ため息がお金になればいいのにな(名人・大和三山)

【質問リターンズ】
川柳の公募が最近たくさんありますが、落選した句を他の公募に出してもいいものなのでしょうか?
私は、推敲して読み直してから応募することはあるのですが、
元々の発想が同じだとどうしても類句になってしまいます。師匠の考えをお聞かせください。

【編集後記】
政治ネタが燃え盛っています。
確定申告のシーズン、政治とカネには本当に腹が立ちますね。
「熱しやすく冷めやすい」と言われがちな私たちですが、
この熱い怒りは次の選挙まで絶対に忘れずにいましょう。(水野タケシ拝)

〇2月28日の放送
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むせました〜(涙)
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やさしいかたつむりさん、ありがとう!m(__)m
放送の音源・・・https://youtu.be/8oRGx4Sysos


 あさひろさんのボツのツボ
「調べてみてやっと分かったABC」(名もなき天使さん)

(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は179の投句がありました。ありがとうございます!
・プロ目指し海越え学ぶスラッガー(新名人・せ・ら・び)
・手探りの恋は駆け引き武者修行(矢部暁美)
・コロナ禍でひっそり消えた友ひとり(とんからりん)
・孫娘なかなかのハンサムボーイ(ゆかいな仲間)
・大谷の明るい話題聞き飽きた(東孝案)
・カブったと言って揃いのモノ渡す(恋愛名人見習い・名もなき天使)
・最高値オレの暮らしに変化なし(シゲサトシ)
・健康はラジ川投句ナンパ爺(名人・まご命)
・恋バナに聞き耳立てる熟女会(大名人・やんちゃん)
・ミサイルが落ちた村にも梅ふふむ(名人・バレリア)
・寒暖差おじさんギックリイタタタタ(名人・金星玉三郎)
・スマホ画面広告の×小さくて(柳王・ぼうちゃん)
・卓球の未来明るい15歳(柳王・はる)
・公開か非公開かでああのん気(柳王・東海島田宿)
・もう誰も乗せてやれない新幹線(大名人・高橋永喜)
・しゃまさんに近づくように句集買い(名人・居酒屋たつみ)
・月裏でひとり焼肉かぐや姫(柳王・恋するサボテンちゃん)
・花粉症医者もくしゃみが止まらない(名人・翔のんまな)
・クラス替えポニーテールは前の席(遊子)
・「お先へどうぞ」レジ譲られただけ春(大柳王・すみれ)
・わこりんちゃんサイン下さい飾ります(柳王・かたつむり)
・植物も自律神経乱れそう(大名人・ワイン鍋)
・人間は神にも悪魔にもなって(大柳王・平谷五七五)
・ばあちゃんの自慢を暗記してる孫(大柳王・入り江わに)
・最高値遠く見上げる岸田株(大柳王・里山わらび)
・アンコールみんなで歌うろくでなし(大名人・じゅんじゅん)
・ 13になったらトマト食う多分(名人・わこりん)
・ググったら知り得て嬉しアサギマダラ(名人・くろぽん)
・十回は荻笑さんのところ聞き(しゃま)
・たつみさんお祝いします誕生日(ナンパも名人・soji)
・もし私花が咲くならきっと今(大柳王・けんけん)
・プーチンが「プーチン」やめれば来る平和(大名人・不美子)
・ちょっとだけじらし季節は春になり(名人・のりりん)

☆タケシのヒント!
「2月も終わり、ということで、春らしく明るく楽しい一句を秀逸に選びました。『もう少しで』という時が一
長く感じるんですよね。」

・しゃま・わこりん・アン子今週LEVELアーップ!(柳王・咲弥アン子)
・ 横ちんと友を呼んだらざわつかれ(大柳王・ユリコ)
・温もりを感じる美女の尻の後(全裸川柳家・そうそう)

◎今週の一句・ちょっとだけじらし季節は春になり(名人・のりりん)
◯二席・「お先へどうぞ」レジ譲られただけで春(大柳王・すみれ)
◯三席・公開か非公開かでああのん気(柳王・東海島田宿)

【お知らせ】
「貧困さんいらっしゃいなら出れるのに」「貧困さんいらっしゃいなら出れるのに」
「会社ではなくて変えたいのは上司」「会社ではなくて変えたいのは上司」
「ダイエットほうれい線を二重にし」「ダイエットほうれい線を二重にし」
の川柳で知られ、このラジオ万能川柳でも大人気の作家に一人、しゃまさんが、
仲畑流万能川柳文庫40「ビタミンS」を刊行しました!!
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【編集後記】
24日(日)から花粉症で目がかゆい、かゆい!!
私を含めて、そんな方も多いのでは??
でも、まだ、今シーズンの1パーセントの花粉しか飛んでいないとか。
この先一体どうなっちゃうの!?(涙)助けて~~!!(水野タケシ拝)
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」  http://ameblo.jp/takeshi-0719/ 


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こふみ会へGO七GO №128 [ことだま五七五]

「立春」「日向ぼこ」「鱈」「手袋」 

                         俳句・こふみ会

幹事さんから、≪令和6年2月の句会≫の案内状が送られました。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
おはようございます。
きょうから2月。春のきざしもありますが、
もう一枚、更に重ね着をするという、如月です。
まだまだ寒い日が訪れます。お気をつけて。
さて、今月の幹事は、一遅が務めさせていただきます。

兼題は
①立春 
陰暦の暦では節分の次の日、正月のこと。今年は2月4日です。
今年は特に、あらためて正月をしたい気分ですね。

②日向ぼこ 
小春日和の午後、厚着の背中が熱くなるほど暖かな日があります。
そんな日は、できるだけ、からだを動かしましょうか。

③鱈 
冬の魚の代表。魚屋の店先にもきれいな切り身が並んでます。
白子は、茹でても焼いても美味。熱燗徳利がすぐにからっぽ。

④手袋 
落し物か忘れ物か、路傍の片手袋を見つけ撮影する知人がいますが、
手袋には、なぜかドラマが宿りますね。

と、ちょっとイメージを付けさせていただきました。
それでは、ふるって、一遅アドレスまで、ご投句ください。
締め切りは、2月10日(土)の深夜までといたします。

                       以上。森田一遅

◆24日(土)までに選句のメールを一遅にください。

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案内に応じて以下の句があつまりました。参加者は16名64句。

【立春】
1. 芽出たいな裏返しても立春大吉(八傘)
2. 春立って指揮者小澤の旅立ち(鬼禿)
3. 立春に湯気たちのぼる醸造所(紅螺)
4. 立春やあなたかわりはないですか(矢太)
5. 顔ぶれの変わり行く町春立ちぬ(弥生)
6. 立春すぎ冬が閉じ込めに来たとは(兎子)
7. 昨日より一日老いて春立ちぬ(虚視)
8. 立春の響きが嬉し空仰ぐ(華松)
9. 立春や昨夜の豆で燗一合(一遅)
10.手を広げ抱く命あり春立ちぬ(なつめ)
11.立春のバイクどどどと始動せり(すかんぽ)
12.気にかけし数値みてをり春立ちぬ(尚哉)
13.街も人もオブラートの中春立つ日(茘子)
14.ピンポンの球になりたや今日立春(下戸)
15.コーヒーの香り揺らぎて春たちぬ(玲滴)
16.春立つや乾杯照らす赤提灯(蕃茄)

【日向ぼこ】
17.父遺愛の揺り椅子揺らし日向ぼこ(弥生)
18.日向ぼこ指の間から宇宙(そら)をみる(矢太)
19.先生のYシャツの匂い日向ぼこ(下戸)
20.日向ぼここのままいって終いたい(鬼禿)
21.宿の無き猫定席で日向ぼこ(虚視)
22.武器棄てて一緒にどうぞ日向ぼこ(すかんぽ)
23.香ばしき子犬の匂ひ日向ぼこ(なつめ)
24.日向ぼこ隣に死ぬる祖母も来て(茘子)
25.窓ごしに富士見る余生日向ぼこ(一遅)
26.日向ぼこ猫の流儀を倣いとす(尚哉)
27.南向き暑いくらいの日向ぼこ(華松ょ
28.人形の日向ぼこにはふさわしい(兎子)
29.日向ぼこ逸材2歳母の膝(八傘)
30.棟梁がお昼休みの日向ぼこ(紅螺)
31.野良猫に頭(こうべ)を垂れて日向ぼこ(蕃茄)
32.日なたぼこ背中ける子の足の裏(玲滴)

【鱈】
33.鱈を摺る竹輪になあれとただに摺る(尚哉)
34.鱈の身のほんのり赤く新所帯(一遅)
35.鱈干すとう便りも途絶え北国の友(弥生)
36.鱈船の吹雪背負って帰り来ぬ(茘子)
37.鱈さばくかっての己を裁くごと(鬼禿)
38.シェフひとり名もなき鱈と皿の上(下戸)
39.棒鱈のほろり優しき母の味(なつめ)
40.つんつんと突けば波打つ鱈の腹(すかんぽ)
41.鱈鱈鱈海を隠して干し上がる(虚視)
42.鱈睨む鱈には鱈の怒りあり(矢太)
43.鍋か揚げムニエルもいいね鱈わらう(兎子)
44.鱈の身を一枚二枚とはがしてる(華松)
45.厳寒の海を泳ぎて鱈鍋に(玲滴)
46.善哉や鱈でちりちりダイヤモンド婚(八傘)
47.鍋つつく隣は鱈より白き指(蕃茄)
48.先生が鱈のアク取り懇々と(紅螺)

【手袋】
49.手のかたち残し手袋冷えゆくや(虚視)
50.手袋の物欲しさうな脱がれやう(すかんぽ)
51.手袋を外して繋ぐ君の手と(なつめ)
52.手袋と生き別れたり山手線(下戸)
53.失くなった片手袋の孤独(鬼禿)
54.公園のベンチの手袋誰を待つ(茘子)
55.手袋をつなぐ紐編む母遥か(弥生))
56.きのうから手袋の中身がみつからぬ(矢太)
57.片手袋ドラマありけむ橋の上(尚哉)
58.くず毛糸で少女手袋編む夜更け(紅螺)
59.手袋や尾を振る犬が咥え持ち(蕃茄)
60.ちっこい手袋ゆび3本でVサイン(八傘)
61.南吉の狐の親子は手袋買いに(玲滴)
62.手を入れる片方のみの手袋に(華松)
63.今日は手袋がほしい探すがない(兎子)
64.手袋の両手ほっぺに通学路(一遅)

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【天句の鑑賞】

◆先生のYシャツの匂い日向ぼこ(矢太)
鑑賞短文=父でもなく「先生のYシャツ」と詠まれたことで、石鹸の香りが漂いそうな清廉さと温かみを感じました。(なつめ選)

◆手袋と生き別れたり山手線(下戸
鑑賞短文=「生き別れ」の大げさ感に俳諧味があっていいですね。手袋は自分の分身なので、「生き別れ」が効いています。(すかんぽ選)

◆ピンポンの球になりたや今日立春(下戸)
鑑賞短文=生命たちの歓ぶ有り様。ピンポンときましたか。まいりました。(八傘選)

◆香ばしき子犬の匂ひ日向ぼこ(なつめ)
鑑賞短文=可愛い子犬と柔らかな陽射、香ばしい匂いに包まれ、ぽっと胸の中に光が射したような気持ちになりました。ボクサーを飼っていた時がありましたが、、ぐっすり眠ると、とても香ばしい良い匂いになりました。(虚視選)

◆手を広げ抱く命あり春立ちぬ(なつめ)
鑑賞短文=自然界に諸々の生命が芽吹く、その息吹を一身に浴びて駆けてくる「命」、春たつ喜びにあふれるようです。(玲滴選)

◆棒鱈のほろり優しき母の味(なつめ)
鑑賞短文=懐かしい棒鱈の料理はまさしく母の味。思わず往事がよみがえりました。(弥生選)

◆顔ぶれの変わりゆく町春立ちぬ(弥生)
鑑賞短文=歳々年々人不同、町も同じですね。さらりと変化を詠む手腕に脱帽です。(華松選)
鑑賞短文=すぐに能登の被災地を連想させますね。避難して離れてしまった人たちは、もう帰らないのか・・・。(尚哉選)

◆手のかたち残し手袋冷えゆくや(虚視)
鑑賞短文=まさに写実ですね。素晴らしい!(茘子選)

◆昨日より一日老いて春立ちぬ(虚視)
鑑賞短文=「春立ちぬ時ゆったりと矢の如く」の拙句を鑑賞返句としたい。(矢太選)

◆日向ぼこ隣に死ぬる祖母も来て(茘子)
鑑賞短文=この季語で私も「このまま逝って~」と詠みましたが、「死ぬる祖母」と添い寝とは大胆。それでいてスーとする明るさ。恐れいりました。(鬼禿選)
鑑賞短文=亡くなったおばあちゃんが、ふと隣にいるような、長閑な、穏やかな、そして少しだけ寂しい景色が素敵です。(兎子選)

◆立春のバイクどどどと始動せり(すかんぽ)
鑑賞短文=春が来て、風を切って疾走するバイク。躍動感に心躍ります。(紅螺選)

◆手を入れる片方のみの手袋に華松
鑑賞短文=片方の手袋に大小2つの手を入れる親子か、はたまた恋人同士か、それとも片方だけになった手袋に手を入れるのかも。片方の手袋から始まる物語に、想像が尽きません。(蕃茄選)

◆鱈の身のほんのり赤く新所帯(一遅)
鑑賞短文=新しい所帯の初々しさ鱈の身によって表わされていて、なんだか新鮮な気分になりました。(下戸選)

◆きのうから手袋の中身がみつからぬ(矢太)
鑑賞短文=手袋の中身?は手?別役実の戯曲を見るような不条理、新たな俳句の地平です。(一遅選)
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【今月の天地人】

【天句】    23点  顔ぶれの変わりゆく街春立ちぬ   弥生
【地句】    19点  羊のかたち残し手袋冷えゆくや   虚視
【人句】    18点   昨日より一日老いて春立ちぬ   虚視
        18点   武器捨てて一緒にどうぞ日向ぼこ    すかんぽ

【総合天】52点 虚視さん
     代表句=羊のかたち残し手袋冷えゆくや
【総合地】43点 なつめさん
     代表句=手を拡げ抱く命あり春立ちぬ
【総合人】38点 下戸さん
     代表句=ピンポンの球になりたや今日立春

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【幹事よりひと言】
面白く幹事をさせていただき、ありがとうございました。
「立春」のスタート感をどのように伝えようか・・皆さまそれぞれの工夫が面白かったです。
「日向ぼこ」は、日の匂い、猫や犬、夢のような幻想のような情景も飛び出し、楽しめまし
た。「手袋」では、片方にイメージがだいぶいきましたが、ちょっと幹事の兼題コメントが
余計なことだったのかと反省しています。 常勝の虚視さんが天、なつめさん、下戸さんとこ
のところの流れは変わりませんでした が、なつめさんと下戸さんは、4句のうち3句に天が
入るという効率の良さ。もう一句あればパーフェクトですかね? 最後にもう一度、こふみ会
は、幹事をするのがいちばん面白い。これ、今回の結論でした。ありがとうございました。
一遅


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郷愁の詩人与謝蕪村 №24 [ことだま五七五]

秋の部 1

          詩人  萩原朔太郎

門(かど)
を出て故人に逢あひぬ秋の暮

  秋風落寞(らくばく)、門を出れば我れもまた落葉の如く、風に吹かれる人生の漂泊者に過ぎない。たまたま行路(こうろ)に逢う知人の顔にも、生活の寂しさが暗く漂っているのである。宇宙万象の秋、人の心に食い込む秋思の傷みを咏(えい)じ尽(つく)して遺憾なく、かの芭蕉の名句「秋ふかき隣(となり)は何をする人ぞ」と双壁(そうへき)し、蕪村俳句中の一名句である。
  この句几董(きとう)の句集に洩(も)れ、後に遺稿中から発見された。句集の方のは
     門を出れば我れも行人(ゆくひと)秋の暮
であり、全く同想同題である。一つの同じテーマからこの二つの俳句が同時に出来たため、蕪村自身その取捨に困ったらしい。二つとも佳作であって、容易に取捨を決しがたいが、結局「故人に逢ひぬ」の方が秀(すぐ)れているだろう。

秋の燈(ひ)やゆかしき奈良の道具市

  秋の日の暮れかかる灯(ひ)ともし頃ごろ、奈良の古都の街はずれに、骨董(こっとう)など売る道具市が立ち、店々の暗い軒には、はや宵の燈火あかりが淡く灯(とも)っているのである。奈良という侘(わび)しい古都に、薄暗い古道具屋の並んだ場末を考えるだけで寂しいのに、秋の薄暮の灯ともし頃、宵の燈火(あかり)の黄色い光をイメージすると、一層情趣が侘しくなり、心の古い故郷に思慕する、或る種の切ないノスタルジアを感じさせる。前に評釈した夏の句「柚ゆの花やゆかしき母屋もやの乾隅(いぬいずみ)」と、本質において共通したノスタルジアであり、蕪村俳句の特色する詩境である。なお蕪村は「ゆかしき」という言葉の韻に、彼の詩的情緒の深い咏嘆(えいたん)を籠(こ)めている。

飛尽(とびつく)す鳥ひとつづつ秋の暮

  芭蕉の名句「何にこの師走(しわす)の町へ行く鴉(からす)」には遠く及ばず、同じ蕪村の句「麦秋(むぎあき)や何に驚く屋根の鶏(とり)」にも劣っているが、やはりこれにも蕪村の蕪村らしいポエジイが現れており、捨てがたい俳句である。

『郷愁の詩人与謝蕪村』 青空文庫



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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №178 [ことだま五七五]

        読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆2月7日、14日放送分

         川柳家・コピーライター  水野タケシ

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」
2月7日の放送です。
アイフォン不調のため写真はなし(ごめんなさい)

「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから↓
放送の音源・・・https://youtu.be/3n5Vgaf4g5g

 あさひろさんのボツのツボ
「恵方巻き恵方向かなきゃただの巻き」(荻笑柳王)

(皆さんの川柳)※敬称略
※今週はの投句がありました。ありがとうございます!
 ・チョコを買う松竹梅と3ランク(とんからりん)
・おそろいのキーホルダーを渡せない(恋愛名人見習い・名もなき天使) 
・皆様の清き選句を心待ち(名人・パリっ子) 
・痛いとこばかりが増えて金増えぬ(名人・金星玉三郎)
・当てられた豆をつまみに妻と酒(大名人・やんちゃん) 
・先頭に立って裏金隠してる(横山閲治郎) 
・食料の残り調べる雪予報(大名人・せきぼー) 
・まく人もまかれる鬼も4年ぶり(シゲサトシ) 
・うへへへへ嬉し卓球初勝利(名人・わこりん) 
・わこりんの素直な句から学んでる(名人・居酒屋たつみ) 
・文春の会社理念はなんですか (名人・おむすび) 
・よく通る道をそれたら非日常(柳王・ぼうちゃん) 
・震えつつついで装い渡すチョコ(なつ)
・野党とて油断ならない裏の金(柳王・東海島田宿) 
・どこでもドアあっても使わぬ気がしてる(柳王・恋するサボテンちゃん) 
・パレードに元気もらって相模原(新大柳王・すみれ) 
・後ろ髪引かれて介護から帰る(大名人・高橋永喜) 
・豆撒いて豆乳飲んで鬼払う(名人・キジバト交通) 
・推し活や推しも推されも還暦だ(桐山榮壽) 
・重機かな?思えばウチの室外機(大名人・ワイン鍋) 
・失言は推しのサインの麻生さん(せ・ら・び) 

☆タケシのヒント!
「せ・ら・びさん、3回目の秀逸で名人昇進です。おめでとうございます。『うがち(深読み)』の句ですが、それがバレちゃっているところが、麻生さんらしいというか。案外いい人なのかも。知らんけど。」

・冷え込みに夏の猛暑を懐かしむ(大柳王・里山わらび) 
・振り向けばナンパの主は逃げていき(名人・くろぽん)
・毎日がお赤飯だな句が詠める(大名人・不美子) 
・天使さんその囁きは悪魔だよ(ナンパも名人・soji) 
・5次会も行くつもりです小田急会(しゃま) 
・子が育ちハグできるのはダンナだけ(大柳王・入り江わに) 
・書いてあるその顔にもう何もかも(大柳王・けんけん) 
・裏側で支払ったのネ保釈金(名人・のりりん)
・空位なら私になるわよミス日本(大柳王・ユリコ) 
・久喜川で咲いてたピンクのくろぽんさん(柳王・咲弥アン子)
・ドロボウを追いかける俺でも全裸(全裸川柳家・そうそう) 
・つけまつ毛ドバッと決めて初舞台(大名人・じゅんじゅん)
・福は内〜福は内〜とそればっか(柳王・かたつむり)
・恵方呑みここはやっぱり鬼ころし(柳王・フーマー) 

◎今週の一句・失言は推しのサインの麻生さん(せ・ら・び)
◯二席・毎日がお赤飯だな句が詠める(大名人・不美子) 
◯三席・震えつつついで装い渡すチョコ(なつ)

【お知らせ】
相模原市の中央区にお住まいの方はご覧になった方もいると思うんですけれども、
先週のタウンニュースの中央区版に「タケシの万能川柳」が
10周年を迎えたという記事が出ました。
タイトルは「『居場所』川柳コーナーが10周年」。
178-1.jpg

【編集後記】
久しぶり、本当に久しぶりの大雪です。
調べたら、2018年1月22日以来。
寒いのが苦手な私は、去年の酷暑を忘れて、
もう夏を懐かしがっております。勝手だね!(水野タケシ拝)

○2月14日の放送
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暖かくなってきました!!

放送の音源・・・https://youtu.be/jI90qOiZ1Yw

 あさひろさんのボツのツボ
「さよならと微笑む君の精一杯」(矢部暁美さん)

(皆さんの川柳)※敬称略
※今週は185の投句がありました。ありがとうございます!
・雪降ってあわてふためく東京都(ぶたのはなこ)
・手羽先をけばさきと言う老いた母(初投稿・ゆかいな仲間)
・本命の手作りよりも義理が良い(大柳王・入り江わに)

※投票した人にも大チャンス!オタク川柳にご投票願います!!
「宗教の勧誘に勝つ萌え語り」です!
↓こちらからどうぞ↓
・泌尿器科なぜ選んだかこの美女医(大名人・龍龍龍)
・春を待つ街がゆっくり蕩け出す(矢部暁美)
・記憶ないってそんなのいいからはよ辞めて(新名人・せ・ら・び)
・本名や義理ではなくて感謝チョコ(シゲサトシ)
・医者帰り薬の袋ひとかかえ(じゅんちゃん)
・迷わずに選んだあなただけのチョコ(大名人・やんちゃん)
・おじょうちゃん麦チョコひとちゅありがとね(大名人・せきぼー)
・記憶ない駄目なら次は入院だ(名人・まご命)
・楽しいか効率ばかり求めてさ(大名人・高橋永喜)
・ 十五の子夢に向かって春の宵(名人・大和三山)
・黒星のひとつでニュース藤井君(とんからりん)
・手作りのチョコの相手は友ばかり(名人・わこりん)
・暖かさ桜の開花早めそう(柳王・アンリ)
・バレンタイン白旗を上げ帰宅する(柳王・恋するサボテンちゃん)
・パーティー券どんな名前に替えるのか (遊子)

☆タケシのヒント!
「実に深い深い一句、また次の抜け道を見つけるのでしょうね。監視しましょう。そして次は絶対、選挙に行きましょう!

・選挙中お札入った握りめし(名人・くろぽん)
・女性なら声かけたいね天使さん(ナンパも名人・soji)
・友の文また読み返す冬日向(大柳王・すみれ)
・お花見は泊まりにするか思案中(大名人・ポテコ)
・プレシーズン大谷にもう飽きている(大名人・ワイン鍋)
・大当たり私をひいておめでとう(なつ)
・大谷はいじめ抜きます下半身(大柳王・平谷五七五)
・書籍代三千万の心読む(柳王・東海島田宿)
・盛りあがる緊張感で身を細め(大名人・じゅんじゅん)
・天使さん恋のチョコの句待ってます(しゃま)
・川柳の本も買ったかニ階さん(大柳王・ユリコ)
・ありがとう何で涙が出るんだろ (大柳王・けんけん)
・年一度にぎわう球春日南市(名人・のりりん)
・混浴を毎日妻に断られ(全裸川柳家・そうそう)
・新名人せ・ら・び足音背後まで(先輩名人・パリっ子)
・自分用チョコのつもりで肉を買う(柳王・フーマー)
・ご主人の手際の良さと能弁と(名人・居酒屋たつみ)
・師匠枯れても私は枯れず(柳王・咲弥アン子)

◎今週の一句・パーティー券どんな名前に替えるのか(遊子)
◯二席・手作りのチョコの相手は友ばかり(名人・わこりん)
◯三席・ 十五の子夢に向かって春の宵(名人・大和三山)

【お知らせ】
昨年10月から行ってきました横須賀市民大学の「やさしい!楽しい川柳入門」も
この2月をもって終了となります。参加してくださった皆さん、ほんとにありがとうございました。
「やさしい!楽しい川柳入門」はいったん2月で終了しますが、さらにパワーアップして、
5月から全10回でまた行う ことに なりました。
 興味 のある 方はお早めに 、公益 財団法人横須賀市 生涯 学習 財団 まで 
ご連絡 お願い いたします。
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【編集後記】
朝晩の寒暖差はありますが、やっと春らしく暖かくなってきました。
「ああ、いい気分だなあ」と思うと、やってくるのが花粉ですね。
私はこれからオンラインで耳鼻科にかかる予定です。
花粉症でなかったころの春が懐かしいなあ。(水野タケシ拝)
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」  http://ameblo.jp/takeshi-0719/ 


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