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日めくり汀女俳句 №105 [ことだま五七五]

十一月八日~十一月十日

    俳句  中村汀女・文  中村一枝

十一月八日
われとわが冷えてゐし身に懐手
        『都鳥』 懐手=冬

 犬の散歩をするようになって二十年余。毎朝、その人の出勤時問にぶつかった。いつも黒塗りの車が迎えにきていた。腰の低い感じのいい運転手にも、彼はふんぞり返って短くこたえるだけ。どこかの官庁の役人だそうだ。何てイヤな奴と思っていたが、二、三年前から車を見なくなった。
 いつからか頭ははげ上がり、時々徒歩で朝出かける。天下りでもしたのだろうが、昔ほどの地位ではないのかも。その彼がゴミ出しを始めた。雨の中を両手にゴミ袋を持っている。昔よりずっと穏やかでいい顔だった。

十一月九日
銀杏(ぎんなん)が落ちたる後の風の昔
           『春暁』 銀杏=秋
 
 汀女の夫重喜が亡くなったのは、昭和五十四年二月三日。一週間前自宅で倒れ入院、そのまま戻らなかった。頑固で融通のきかない偏屈な一面、どこかとぼけたユーモアもある人だった。
 子供のころの話をしてほしいというと、納々と語ってくれた。陽炎の立つ道を、父親と二人で歩いた話をしながら、思い出をさぐる優しい目をした。
 「美人は三日一緒におれば、どれも同じですよ」と言った時は何となく実感があった。私は汀女が夫にほれていたより、むしろ重喜が終生ひそかに彼女を愛し続けた気がする。

十一月十日
初時雨カトレヤ命ながき花
        『紅白梅』 初時雨=冬

 NHKの教育でやっている″しゃべり場”。中高生を中心に、大人のゲストを交えて若者の直面している問題を話し合う。人によっては今の若者は甘ったれているとか、自己中心的過ぎるとか、批判が多いが、私には知らない世代の素顔がのぞけて面白い。シラケているようで、やはり若者らしく熱い思いもある。表現の仕方、物の見方が未熟なのは当然だし、そこが魅力。
 大人たちは一度胸の中に宿している自分たちの若い目と正面切って向き合ってみるといい。今どきの若い者は、という言葉が出てくるかどうか。

『日めくり汀女俳句』 邑書林



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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №136 [ことだま五七五]

          読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆ 5月11日放送分

            川柳家・コピーライター  水野タケシ


川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、5月11日放送分です。  

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間もなく梅雨入り??


「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)がキャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/UGhTvCY1cqw

【あさひろさんのボツのツボ】
先週のボツの作品から、あさひろさんセレクトの1句をご紹介!!
https://youtu.be/UGhTvCY1cqw

(皆さんの川柳)※敬称略  今週は203句の投稿がありました!
・桜ちるあっという間に葉っぱだよ(ぶたのはなこ)
・青さます街路に映える赤い躑躅(初投稿・橘高けいこ)
・3年ぶりに締めるネクタイ母の葬儀(初投稿・田中栄一)
・ツイッター返信来たのが2年後よ(恵庭弘)
・春がまだ入場できずマリウポリ(バレリア)

☆タケシのヒント!
「ウクライナ人のバレリアさんならではの一句です。理不尽すぎる包囲戦が1日も早く終わり、マリウポリにもまぶしい春が訪れてほしいものです。」

・定年し大型連休懐かしい(柳王・鵜の森マコピイ)
・ダイヤより新玉ねぎが高すぎる(大名人・恋するサボテンちゃん)
・白ダイヤなんて言われそ玉ねぎが(柳王・光ターン)
・ねえあなた後ろのホック下げてみて(柳王・平谷妙子)
・隣国に逃れる術の無いお国(高橋永喜)
・新緑の中で至福のにぎり飯(名人 ・やんちゃん)
・二年ぶりで手渡しできたカーネーション(まご命)
・チャレンジで柳友と過ごすこれ出会い(秀クリーム)
・わこりんと美ら小雪さん想う夏(soji)
・沢山の方に出逢った6周年(柳王・かたつむり)

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・新緑もえる市役所通り(柳王・アンリ)
・生きてるともらえぬ白いカーネーション(たごティ)
・水玉やしましまマワシ見たいけど(柳王・荻笑)
・てんでんに生きて人類共に生き(大名人・マルコ)
・草取りもワクワクするか食えたなら(名人・ワイン鍋)
・世間体ふまえて贈るカーネーション(名人・じゅんじゅん)
・くしゃみしてやばいよ居留守バレちゃった(ぽこにゃん)
・5月こそ昇格したいラジ川に(ベルマーレあんちゃん)
・最大の親孝行は生きること(柳王・入り江わに)
・川柳で広がっていく輪がすげえ(そうそう)
・強運会またも待ったをコロナかけ(しゃま)
・句が詠める平和があるよラジ川に(居酒屋たつみ)
・戦争のないこの地球(ホシ)を見てみたい(紗月めい)
・副反応お陰で体重2キロ減り(名人・のりりん)
・ニュースから逃げてお笑いなど見てる(大名人・咲弥アン子)
・師匠ブログコメント欄の温かさ(大柳王・ユリコ)
・リニューアル師匠のツッコミあたたかい(名人・重田愛子)
・五月場所増えたね白いワンピース(柳王・けんけん)
・ LL(ツーエル)を鼻で笑ったアサヒロ氏(名人・メン子ちゃん)
・異文化の交流嬉し川柳は(大名人・ポテコ)
・えげつないカーブ娘に投げられる(名人・美ら小雪)

◎今週の一句・春がまだ入場できずマリウポリ(バレリア)
◯2席・沢山の方に出逢った6周年(柳王・かたつむり)
◯3席・ダイヤより新玉ねぎが高すぎる(大名人・恋するサボテンちゃん)

【お知らせ】
【第2回 仲畑流万能川柳Zoomファンミーティングのお知らせ】
5月28日(土)午後2時~3時30分に、オンラインイベント
「第2回 仲畑流万能川柳Zoomファンミーティング」を開きます。
同日に予定していた「万能川柳強運者の集い」は中止となりましたが、
代わりにオンラインで集まりましょう。仲畑さんももちろん参加されます。
今年は「Zoom仲畑流万能川柳大句会mini」と銘打って(最初で最後の?)
オンライン句会も開催予定(これはファンミーティング参加者限定)。

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去年の模様

【放送後記】
2週間ぶりの放送、たくさんのご投稿ありがとうございました!!
来週はついに6周年、おかげさまで放送7年目に入ります!!
これからも引き続きよろしくお願いいたします!!
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」 http://ameblo.jp/takeshi-0719/




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日めくり汀女俳句 №104 [ことだま五七五]

十一月五日~十一月七日

    俳句  中村汀女・文  中村一枝

十一月五日
玉霰(あられ)雪ゆるやかに二三月
           『汀女句集』 霰=冬

 医療ミスの多きにははじめの内驚いていても、段々なれっこになる。痛院に入院している時も点滴のぴんを見ながら、薬間違えたらこわいな、と不図思った。絶対起きる筈はないという確信があったから想像もできる。今ではそれが現実だからこわい。ただ入院していると、病棟のお医者さん、看護婦さんの忙しさはいやでも目に入る。当時、待遇改善のビラが壁にはられていたがひそかに共感していた。あれだけ働いたら、疲れもたまる、注意力も散漫になるのは当然に思える。それでも笑顔を絶やさない多くのナース達はやはり、白衣の天使にみえた。

十一月六日
雨寒き池に金魚のよく泳ぐ
        『芽木威あり』・寒し=冬

 駅の改札口を出た所で、夫婦らしい二人がしゃがみこんでごそごそやっている。やがて二人の間から白いプードルがぴょんととび出した。バッグの中に入れ電車に乗ってきたのだろう。十年前には同じことをしていた私は、思わず笑ってしまった。ずっと犬を乗り物に、それも素で乗せて貰いたいと思ってきたが、いまだに龍やバッグに入れないと乗車拒否。かつて十三キロの犬を運んできた体力はもうない。犬の乗車賃をとるなり、人犬共用車輌を作るとか、1Rも考えてくれないかな。もちろん飼い主のマナーは一番として。

十一月七日
吹きもどす風ぞはげしき落葉かな
         『芽木威あり』 落葉=冬
 辻井喬氏の近著『風の生涯』。モデルになっているのが戦後異色の経営者といわれ、敵にも味方にも畏怖された元産経新聞、フジテレビ、文化放送社長水野成夫。私の父尾崎士郎とは肝胆相照らす友人であった。私はその緑で文化放送に入った。
 本を読みながら、子どもの頃接したおじさんの茫洋として温かい人柄が懐かしく思い出された。彼は自分流の全社再建のため辣腕(らつわん)を振い、多くの人に憎まれもした。私の友人たちの中には、いまだに彼を敵としている人が多い。同じ一人の人間の裏表、どちらも真実だと思う。

『日めくり汀女俳句』 邑書林



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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №135 [ことだま五七五]

     読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆ 4月20、27日放送分

     川柳家・コピーライター  水野タケシ

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
4月20日放送分です。  

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久しぶりの雨。。。

「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)がキャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
放送の音源・・・https://youtu.be/pxb19R2W1F0
【あさひろさんのボツのツボ】
先週のボツの作品から、あさひろさんセレクトの1句をご紹介!!

(皆さんの川柳)※敬称略  今週は172句の投稿がありました!
 ・腹立てた人をやさしく思い出す(翔のんまな)
・録画して見ないで消してまた録画(東孝案)
・花粉症目玉洗っている夫(カラリ)
・最近はジイちゃんプーがよく出ます(名人・六文銭)
・メガネかけくもらぬマスクほしいもの(大名人・東海島田宿)
・キーウでもキエフでもいい銃を置け(パリっ子)

☆タケシのヒント!
「プーチンの侵略によりロシア語からウクライナ語読みになったウクライナの首都。でも、そんなことよりも、一刻も早く侵略をやめろ、銃を置け、と作者。大共感の一句です。」

・ジェノサイドまた嫌な言葉覚えたよ(大名人・恋するサボテンちゃん)
・後期ガクッ傘寿になってさらにガクッ(大名人・龍龍龍)
・ガードルは苦しいだけで効果なし(名人・メン子ちゃん)
・ワイン鍋さん女性だと思っていた(高橋永喜)
・連敗は連勝よりも難しい(おむすび)
・タラの芽とタケノコわらび里の春(名人・はる)
・母怒る心配だから怒っている(名人・じゅんじゅん)
・うれしいな季節の花の絵手紙が(くろぽん)
・手帳にも少し戻ったスケジュール(柳王・アンリ)
・予報士も冬物はもうしまってた(名人・ワイン鍋)
・ランドセル慣れてきたのか立ち話(大名人・重田愛子)
・請求書見るのハラハラ電気ガス(名人・里山わらび)
・密を避けラジ川聴いて速歩き(名人・まご命)
・見ているよお天道様と衛星が(柳王・入り江わに)
・大リーグ朗希欲しいと騒ぎ出す(名人・グランパ)
・プーチンのトリセツ売っているアマゾン(柳王・平谷妙子)
・ラジ川の締切追われはや5月(soji)
・頭ポンそこから恋が始まった(柳王・荻笑)
・東大に相撲部なんてという偏見(名人・不美子)
・ボツ続きメールフォームの所為にする(大名人・フーマー)
・現実は王子も試験落ちるのね(しゃま)
・朝ドラのあんな娘かなあワコリンは(柳王・けんけん)
・庭先でバリカンの音つばめ飛ぶ(柳王・かたつむり)  

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・脇役の花が主役になる小瓶(名人・ぼうちゃん)
・義父の世話買った惣菜増える日々(大名人・ポテコ)
・豊国屋奥様から来た!リアクション(辰五郎)
・美ら親子思いつ見てるちむどんどん(大名人・咲弥アン子)
・戦争のニュースを見ると胃が痛い(柳王・春爺)
・ほめられて鼻だけのびるお母さん(名人 ・わこりん)

◎今週の一句・キーウでもキエフでもいい銃を置け(パリっ子)
◯2席・現実は王子も試験落ちるのね(しゃま)
◯3席・連敗は連勝よりも難しい(おむすび)

【質問】
スランプに陥っている柳友がいます。何でも全然句が詠めないどころか、句会に出るのも辛いのだとか。
タケシ師匠もスランプになったことはありますか?もしそうなら脱し方を教えていただけると嬉しいです。(sojiさん)

【放送後記】
久しぶりの雨でした。雨で良いのは、花粉症が少し落ち着くこと。
目だけが妙にショボショボするのです。
そろそろヒノキも落ち着くころなのですが、
そうするともう春は終わって、初夏なのですね。
もう一度春をやりなおしたい。

◆4月27日の放送

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来週は祝日のためお休みです

放送の音源・・・https://youtu.be/ePpTXEMdJv0
【あさひろさんのボツのツボ】
先週のボツの作品から、あさひろさんセレクトの1句をご紹介!!
(皆さんの川柳)※敬称略  今週は169句の投稿がありました!
 ・さくらさくピンクのリレー北国へ(ぶたのはなこ)
・昼間からあおるビールは何故旨い(カラリ)
・ありがとうこだまし帰るありがとう(柳王・平谷妙子)
・この時期は見えそで見えぬ富士の山(大名人・東海島田宿)
・戦争の記憶忘れぬ昭和の日(名人・やんちゃん)
・地下室で想い描くよ春の虹(大名人・恋するサボテンちゃん)
・献血に行って判明高血圧(居酒屋たつみ)
・本物の阪神愛を試される(名人 ・せきぼー)
・入院のたびにナースに惚れる夫(名人・グランパ)
・嫌われる害虫だけど生き延びたい(くろぽん)
・タケシ師匠拾いやすいねワコリン句(そうそう)
・亡き義父(ちち)の十三回忌に句が載って(柳王・アンリ)
・審判を宥めに入る名女房(大名人・フーマー)
・背に湿布うまく貼れたね早や10年(名人・じゅんじゅん)
・君が好き言えない人を好きになる(名人・どんぶらこ)
・おそらくは軍事産業高笑い(名人 ・ワイン鍋)
・気持ちいい季節はどこへ行ったやら(名人・はる)
・新緑がきれい体調いいんだな(柳王・光ターン)
・床につき今日の良い事ふりかえる(名人 ・里山わらび)
・売り上げが多分落ちてる鼻毛切り(柳王・入り江わに)
・新緑に元気をもらう雨上がり(名人・不美子)
・党名を変えて命をつなぐ党(しゃま)
・おばあちゃん密になってよ骨密度(柳王・鵜の森マコピイ)
・葬儀中経よりゴキに気を取られ(大柳王・ユリコ)

☆タケシのヒント!
「お葬式の句なのに、大笑いしてしまいました。絵が浮かびますね。私ならどうするだろう。やっぱり、ゴキに気を取られるんでしょうね。」

・ラジ川が終わり始まる一週間(柳王・けんけん)
・しまいたい連休中にストーブを(名人・キジバト交通)
・赤ワインコップに注ぐとぶどう酒に(名人・ぼうちゃん)
・伝説の作家の名前見て興奮(大名人・咲弥アン子)
・薬にも「いただきます」と手を合わせ(柳王・かたつむり)  /
・プチ断食で食糧危機に備えてる(大名人・マルコ)
・制服はゆとりを持ってLL (ツーエル)よ(名人・メン子ちゃん)
・入選の時より嬉しいボツの壺(soji)
・念のため鼻毛を切って歯科へ行く(たごティ)
・日にひとつ心愉しむ事をせり(大名人・重田愛子)
・ 2週ボツママのやけ食い止まらない(名人・わこりん)

◎今週の一句・葬儀中経よりゴキに気を取られ(大柳王・ユリコ)
◯2席・新緑がきれい体調いいんだな(柳王・光ターン)
◯3席・地下室で想い描くよ春の虹(大名人・恋するサボテンちゃん)

【お知らせ】
来週5月4日はみどりの日でお休み、次回放送はもう11日の水曜日となります!!
ちょっと寂しいのですが、明日4月28日には、新しくなったタウンニュースの発表があります!
今回から、ありがたいことに、オール相模原に掲載されることになりました!!

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【放送後記】
ジメジメ、ムシムシ、4月だというのに
なんだか梅雨のようです。
季節が1カ月前倒しになったみたい。
ま、蒸し暑いとビールは美味しいのですが(笑)。
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」 http://ameblo.jp/takeshi-0719/ 


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日めくり汀女俳句 №103 [ことだま五七五]

十一月二日~十一月四日

   俳句  中村汀女・文  中村一枝

十一月二日
行きずりに稲載せし舌ほの痛む
        「汀女初期作品」 稲=秋

「大草原の小さな家」、おなじみローラ・インガルス・ワイルダーの自伝的小説。テレビで何回も再放送している。私は大人になってからこの原作を読み熱中した。一八七〇年から八〇年代のアメリカの開拓生活を、少女ローラの目を通して描く。「赤毛のアン」や「若草物語」にも共通するが、当時の人々の素朴だが、誠実な、ハートのある暮らしぶりがなつかしい。
 物もお金も少ない時代には、人間はこんなにも豊かで輝きのある生き方ができた。文明の進歩がもたらした功績は偉大だが、失ったものも大きい。

十一月三日
枯芭(かれすすき)ただ輝きぬ風の中
          『花影』 柚だ=冬

 水道の漏水が二度続いた。四十年以上たった老屋は、家中が動脈硬化、成人病である。
その前は給湯設備が故障して、やはり業者にきて貰った。給排水、空調といったものは今は、家になくてはならぬもの、それぞれにからみ合って機能している。
「これさあ前にやった業者どこの人?」
「工務店の人が連れてきた人と思うけど」
「こういう風にハンダづけされちゃうと困るんだよね。それにこの管の取り付けもまずいし」どこかで聞いたような言葉だなあと思ったら、歯医者さん。まったく口の設備も家の設備も、医者も業者も同じことを言う。

十一月四日
旅の子の第一信や花桔梗
       『花影』 桔梗=秋

 十一月六日に汀女の記念切手が発売されるという。汀女が切手になると聞いたら、祖母ていはどんなに喜ぶだろう。ていは、娘によく手紙を書いた。大きなひらがなの、一本一本の線にどんなに一生懸命書いたかが分かる。汀女は、毎回切ない思いでその手紙を受け取った。水害の時の手紙。「……二夜は休みなしでした。村のカネが何べんとなりたり、たき出しに信子たち出たり、それはもう江津ども切れたそうなうわさとりどりで……」。電話では伝わらない生々しい気持ちが、手紙では伝わってくる。

『日めくり汀女俳句』 邑書林



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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №134 [ことだま五七五]

     読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆ 4月6、13日放送分

    川柳家・コピーライター 水野タケシ

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、
4月6日放送分です。

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早くも花吹雪の季節に。。。。

ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)がキャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、毎週水曜日9時5分から放送しています。

エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
放送の音源・・・https://youtu.be/yRV0ce5I7BM

【質問】
川柳の句を読んで、あぁこの人と話してみたいなと思っていて。
会ってみると、想像していた人と違っていて、そんな時タケシ先生はどうなさいますか?
思い切って飛び込んでみる。もしくは静かに立ち去る、と色々ありますが。
句は必ずしもその人の全てではないと感じています。(平谷妙子さん)
(皆さんの川柳)※敬称略  今週は165句の投稿がありました!
・のど元を過ぎてものどは忘れない(翔のんまな)
・花びらが絨毯作るアスファルト(東孝案)
・掴めない師匠のハート読めなくて(カラリ)
・もういいよ自己責任で生きるから(高橋永喜)
・桜見る市役所通り大渋滞(名人・キジバト交通)
・解除され旦那元気で留守がいい(初投稿・須賀毅)
・愛犬の鼻にピタッときたサクラ(大名人・東海島田宿)
・喜びを噛みしめリアル入社式(名人・やんちゃん)
・薄毛でも乱してくれる春の風(名人・せきぼー)
・ひまわりの花に目覚めよ独裁者(名人・じゅんじゅん)
・タブ純と邦丸さんでエア花見(ベルマーレあんちゃん)
・「明日から成人です」と言われても(そうそう)
・春らんまん無念無念と友は逝き(くろぽん)
・叩くの字ハエとハエたたきに見える(たごティ)
・なんだかだ言っても店の生ビール(名人・ワイン鍋)
・ふんわりと春を含んだ春キャベツ(大名人・重田愛子)
・生で会うことがこんなに嬉しくて(柳王・光ターン)
・新年度何も変わらぬ老い二人(初心者)
・編成が変わってラジオつまらない(柳王・平谷妙子)
・平手打ちやっちゃしまいよアカデミア(名人・里山わらび)
・晴れ男晴れ女祝沿線会(柳王・かたつむり)
・注射しにアンパンマンもつれていく(柳王・荻笑)
・玄関のお題でラブホ詠む師匠(大名人・咲弥アン子)
・久々にスーツを着たらあらキツイ(メン子ちゃん)

☆タケシのヒント!
「メン子ちゃん、これで3回目の秀逸、名人昇進です。おめでとうございます。こういうちょっとしたハプニングも川柳ネタには適しています。4月1日から新社会人、メン子ちゃん、ますます頑張ってくださいね!」

・ 3日目も余韻の中で生きている(柳王・けんけん)
・小田急会師匠のブログ見て参加(しゃま)
・メモしてもメモを見るのを忘れたわ(柳王・入り江わに)
・初勝利ファンでは無いがホッとした(名人・のりりん)
・気温差が猫の態度を変化させ(大柳王・ユリコ)
・大山で入選祈願叶った日(柳王・アンリ)
・わこりんはやっとワクチン1回目(名人・美ら小雪)
・高れいになると年れい自慢する(名人・わこりん)

◎今週の一句・久々にスーツを着たらあらキツイ(メン子ちゃん)
◯2席・薄毛でも乱してくれる春の風(名人・せきぼー)
◯3席・注射しにアンパンマンもつれていく(柳王・荻笑)

【お知らせ】
ジャンジャカジャーン!!
先日もご紹介させていただいた、
タウンニュースの月末バラエティ「タケシの万能川柳」、
遂に4月28日号から、オール相模原(中央区版、南区版、緑区版)に掲載委されることになりました!!

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【放送後記】
2年半ぶりに川柳の集いがありました。
やっぱり実際に会って、話して、酌み交わしてというのは
実に良いものですね。すっかりリフレッシュしました!!

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○4月13日の放送

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冬からいきなり初夏へ!!
放送の音源・・・https://youtu.be/6WCq03qJpEE

【あさひろさんのボツのツボ】
先週のボツの作品から、あさひろさんセレクトの1句をご紹介!!
(皆さんの川柳)※敬称略  今週は198句の投稿がありました!
・目覚めれば私はどこに寝てるのか(カラリ)
・ツイてない椅子から落ちてムチウチに(柳王・平谷妙子)
・ウクライナ火垂るの墓が増えてゆく(荘子隆)
・祝名人メン子どうぞ四十六(よろ)代しくね(新名人・メン子ちゃん)
・プーチンの悪はロシアの悪じゃない(高橋永喜)
・老化って水分不足なんだって(恵庭弘)
・イーロンとアベノマスクのインパクト(名人 ・せきぼー)
・「こんにちは」山歩きなら言えるのに(名人・恋するサボテンちゃん)
・カーペットヘリに躓く老齢化(大名人・龍龍龍)
・カレンダーめくらないまま四月来た(そうそう)
・糠床にまだ生きている祖母の味(大名人・やんちゃん)
・完全試合自分のとこに球くるな(おむすび)
・いいニュース朗希の完全くらいかな(居酒屋たつみ)
・禁酒中孫のピアノに酔いしれる(名人・まご命)
・ネタバラし出来ないままの四月馬鹿(初心者)
・イメチェンを実行したいが勇気無し(大名人・ポテコ)
・遅咲きの東北の星満開に(柳王・アンリ)
・まだ寝てる疲れて帰るもう寝てる(初投稿・川坂雄行)
・開催が決まって嬉しいおださが桜祭り(白ポロ)
・寿司屋では欲しがりませんカニ・いくら(名人・ワイン鍋)
・帰り来て傘に名残りの桜かな(大名人・重田愛子)
・皺くちゃの万札試すセルフレジ(大名人・マルコ)
・ああ村田総合力で桜散る(名人・不美子)
・食べ物をいつも買えるという油断(柳王・荻笑)
・お騒がせ祭りのような選挙戦(名人 ・じゅんじゅん)
・友達がマスク外すと知らぬ顔(秀クリーム)
・卯月とは夏の季語ですマジ暑い(柳王・入り江わに)
・わこりんの句はひらがなが個性的(soji)
・ワクワク割チン切り捨てたネーミング(大柳王・ユリコ)
・ホーホケキョ上手に鳴けてホッとする(名人・はる)
・赤と黒昔は2色ランドセル(名人・のりりん)
・イオンにて買った服着てイオンへと(名人 ・ぼうちゃん)
・貯めていた10円玉は募金箱(柳王・けんけん)
・二輪草そばで気楽にイチリンソウ(柳王・かたつむり)
・戦争に完全試合はありません(大名人・咲弥アン子)

☆タケシのヒント!
「戦争に完全な勝ち負けはなく、勝った国の兵士も死にます。そんな戦争を、なぜ止められないのか、と作者。本当にその通りですね。一日も早くこの侵攻をやめてほしいと切に願います。」

・北に向け桜のリレー続いている(ぶたのはなこ)
・ 25℃真夏だったら涼しい日(たごティ)
・ワクチン後うでが痛くてホッとする(名人・わこりん)

◎今週の一句・戦争に完全試合はありません(大名人・咲弥アン子)
◯2席・目覚めれば私はどこに寝てるのか(カラリ)
◯3席・イオンにて買った服着てイオンへと(名人・ぼうちゃん)

【放送後記】
先週はダウンコートだったのに、
今朝はうすいジャンパーでスタジオ入りしました。
この暑さ、なかなかついていけませんね。皆様も
どうぞご自愛くださいね。
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」 http://ameblo.jp/takeshi-0719


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日めくり汀女俳句 №102 [ことだま五七五]

十月三十日~十一月一日

   俳句  中村汀女・文  中村一枝

十月三十日
菊たわに仏間朝の灯惜しみなく
          『薔薇粧ふ』 菊=秋

 六十代の人なら、講談社の絵本は子供時代のなじみ深い一冊だろう。忠君愛国の先兵のような役割もしたけれど、同時に、当時の子供たちに様々の夢を与えてくれた。どちらかと言えば熱血胸躍る痛快な男の子向けの読み物が多かった気がするが、なかで私が好きだったのは「孝女白菊」。内容は忘れてしまったが、多分落合直文の原詩を土台に、子供向けに書いたものだったのでは。「孝女白菊」の舞台が、熊本の阿蘇だということに気がつ
いて、頭の中に阿蘇の山々を背景にした絵本の絵柄が、ぼんやり思い出されてくる。

十月三十一日
ほつほつと木犀(もくせい)の香に降って来し
          『汀女句集』 木犀=秋

 半袖の木綿のTシャツでも寒くない変な十月だった。暖房はいらず、汗ばむ陽気、東京ではようやく少し木の葉が色変わりした程度。
 年々季節の境目がはっきりしなくなる。そのせいで、服の入れ替えも遅れがち。年間を通して着られるものについ手が出る。季節ごとのクリーニング、入れ替えを今年からやめてみた。もっとも気温のせいもあったが。楽である。気忙しくない。心のありどころを少しばかり移してみるだけで、見える景色が違う。汀女は俳句を作ることで、縮んでいた心を広げようとしたのでは、と思う。

十一月一日
葡萄(ぶどう)甘くして山冷の俄(にわ)かさよ
         『薔薇粧ふ』 葡萄=秋 冷やか=秋

 メロンパンが流行っているという。私は思わず手を打ってしまった。メロンパンと甘食(あましょく)は私の好きなパンだ。メロンパンは大正の末頃からあるというが、このところ確かにあちこちのパン屋で力を入れて売り出した。品切れも時々ある。以前は店の隅っこに忘れられていたのに。中身にクリームやチョコ、あんを入れるのもあるが、私はプレーン一辺倒。まわりのさっくり感と中身の柔らかさ、甘さを押さえた風味、そしてなぜか心のぬくもりにつながってくる郷愁を秘めた味わい。そして、安い。言うことなしである。

【日めくり汀女俳句』 邑書林



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日めくり汀女俳句 №101 [ことだま五七五]

十月二十八日~十月三十日

   俳句  中村汀女・文  中村一枝

十月二十七日
月さしてまことに小さき庭造り
          『都鳥』 月=秋

 伊豆伊東の中学のクラス会の通知がきた。
 私にとって、故郷の山河に似た懐かしい思い出があり、割合出席する方なのだ。場所は横浜。家から近いし、よしよしと思いつつよくると、これがタワー棟七十階、二百七十七メートルから望む横浜港の風景とある。ヒコーキと十階以上には行かないことに決めている私には、七十階は雲の上。欠席に決めた。四十階、五十階の高層マンションが建ち、そこを住居としている人も多いのに、そんな所で足踏みしているのは時代遅れと判っていても、やっぱり足は地についていたい。

十月二十八日
栗飯やまだ用件は出せぬまま
          『軒紅梅』 栗飯=秋

 秋の味覚と言えば、やっぱり栗飯とか松茸ご飯。いや実はお米なのかもしれない。炊き上がると、とんがったつややかなお米がおかまの中にあるのは豊かな気分である。ご飯の炊き方で柔らかいのと囲いの、どちらを好きな人が多いのだろう。私は子供のころから固いご飯覚、ちょっとでも柔らかいと食欲を失ぅ。といっても、歯に固さが残るようでは失格、その微妙な歯ごたえは水加減一つにかかっている。普段お米よりパンの方が好きな私だが、この時期だけは一時的なお米覚になる。よりすぐれた日本の秋の心である。

十月二十九日
末だ青き轢(くぬぎ)落葉はことに燃ゆ
             『春雪』 轢落葉=冬

 元々楽天家でのんきものの私は、自分が年をとることも、まして死ぬだろうなんてことも全く考えずにここまできた。さすがに近年、まわりから人が一人去り二人去って、老いというものを身にしみる時がある。そして今迄気がつかなかった浦島太郎に就て初めて納得したのだった。竜宮城で面白おかしい日を過し元の場所に帰ってみると、景色も人も変わり果てており、貰った玉手箱をあけると太郎はたちまちおじいさんだった。
 楽しい日々はまたたく間に過ぎ、目の前には老いの現実だけが、昔から人間はその儚さを知りながらも生き続けている。

『日めくり手所俳句』 邑書林

 

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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №132 [ことだま五七五]

           読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆ 3月2日、9日放送分

      川柳家・コピーライター 水野タケシ

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、3月2日放送分です。 

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2週間ぶりの放送!

「ラジオ万能川柳」
は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)がキャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
放送の音源・・・https://youtu.be/uJpr1q-5lwk

【質問】
さて最近、川柳を始めようとしている友人からの質問です。
「575で季語を入れるのは俳句で、時事ネタを入れるのが川柳なの?」ということです。
合っていますでしょうか?(ペンネーム「屋形船」さん)
(皆さんの川柳)※敬称略 今週は217句の投稿がありました!
・会社でも家でもリモート命ぜられ(初心者)
・ボーッとバスの移動で故郷へ(初投稿・大城しょうこ)
・ウキウキし水泳しながら浮く話(初投稿・前原はやと)
・一回転飛べるだけでもスゴイのに(そうそう)
・メガネどこ?予備のメガネで探してる(カラリ)
・雲流れ風船飛ばされ運も尽き(初投稿・真栄田るい)
・聞く力岸田よロシアに教えてよ(名人・恋するサボテンちゃん)
・出してから気付くこの日は休柳日(柳王・フーマー)
・初のチョコ義理でも嬉し黙食で(初投稿・カワサン)
・ボートレース今ではそれが資金源(初投稿・ラブみるく)
・高止まり燃料代とオミクロン(名人・キジバト交通)
・悪いとこ見たくなかったいい人の(くろぽん)
・水曜日ラジ川ないとツマラナイ(柳王・平谷妙子)
・雪溶けた夜に凍れてツルツルだ(ぶたのはなこ)
・焦らずにコツコツ自分磨いている(名人・やんちゃん)
・初恋をわこりんちゃんの年で知る(柳王・かたつむり)
・接種迄あくびが出ちゃう三回目(名人・せきぼー)
・平和だと実感してる大あくび(名人・わこりん)
・追い越されないのは体重だけとなり(名人・美ら小雪)
・爆弾が落ちて芽をふくキエフかな(バレリア)
・子を泣かす大人の事情不幸せ(ぽこにゃん)
・ふきのとうそのほろ苦さ春を告げ(大名人・東海島田宿)
・ウクライナ映画と違う現実だ(柳王・アンリ)
・あのプーチン招き接待したお方(柳王・雷作)
・ウクライナニュースを聞くたび開く地図(柳王・光ターン)
・クーデターむしろロシアで起こらぬか(名人・ワイン鍋)
・忘れものしたよなラジ川ない水曜(名人・重田愛子)
・人間というアニマルが恐ろしい(翔のんまな)

☆タケシのヒント!
「まさに実感と共感の一句!ここ2年コロナという目に見えない敵と戦ってきましたが、やっぱり人間が一番恐ろしいですね。」

・悲しみと怒りと憎しみと愛と(柳王・荻笑)
・こんな時月光仮面に来て欲しい(名人・不美子)
・おそロシアマジになったか愛す国(秀クリーム)
・対岸の火事でも飛んできた火の粉(柳王・けんけん)
・お待たせと四温にっこり顔を見せ(名人・里山わらび)
・前世紀の悪夢再現するプーチン(大名人・マルコ)
・近頃は忘れることを得意とし(名人・じゅんじゅん)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。217句の投句有り難うございます。今週後半は特にロシアのウクライナ侵攻関連句が急増しました。バレリアさん、秀クリームさんの心中如何ばかりかとお察し致します。今週の没の壺『忘れるが盗られるよりも怖い老い』龍龍龍。もっと怖いのは“忘れられる”ことかも。ウクライナに平和を!」

◎今週の一句・人間というアニマルが恐ろしい(翔のんまな)
◯2席・聞く力岸田ロシアに教えてよ(名人・恋するサボテンちゃん)
◯3席・平和だと実感してる大あくび(名人・わこりん)

【お知らせ】
やりました!!
当ラジオ万能川柳でもおなじみ、入り江わに柳王が、
第17回「あなたが選ぶオタク川柳大賞」に今年もノミネートされました!
なんと1万54句から、20句の中に選ばれたわけです!!すごい、すごい!!
今年のわに柳王の句は、「五輪より日本の奇跡冬コミケ」
オタクはオリンピックより、オリンピックに東京ビッグサイトを使われて
その上コロナ禍で開催が見送られていたコミケ(コミックマーケット)が
2021年冬に開催されたことの方が感動だ、といような意味らしいです。
オタク川柳はみなさんの一票が対象を決めますので、
ぜひぜひ一票をお願いいたします!!
投票はコチラから!! https://www.575.moe/vote/result/

【放送後記】
2週間ぶりの放送、たくさんのご投句ありがとうございます!
川柳のネタに事欠かない昨今ですが、)
戦争はイヤだなあ。人間はつくづく進歩しないなあと暗い気分です。(タケシ拝)

◆3月9日放送分

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かたつむりさんが描いたアンリさん&ポテコさん
放送の音源・・・https://youtu.be/52U7HjzPyuE

【お知らせ・その1】
このラジオ万能川柳がきっかけで川柳を始めた、ラジ川の大常連、おなじみのアンリさんが、2021年の毎日新聞・仲畑流万能川柳年間特別賞を受賞しました!!
アンリさん、おめでとうございまー-す!!パチパチパチ!!

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(皆さんの川柳)※敬称略 今週は173句の投稿がありました!
・血のめぐり良くなりそうな記事さがす(翔のんまな)
・呆けてきて少しやさしい妻である(カラリ)
・世界中したらどうなる核共有(柳王・雷作)
・賞金を半分くれとせがむ妻(大名人・ポテコ)
・歯にブラシ私の手本カーリング(初投稿・松本実)
・四島を返すわけないあの姿勢(大名人・東海島田宿)
・ウォッカの反対の手に核ボタン(柳王・春爺)
・弾まないボールと気持ちと春の空(名人・恋するサボテンちゃん)
・和を望む民の願い裂く独裁者(まんじゅうこわい)
・欲しいのはハリツヤ知性ラジ入選(くろぽん)
・本当の目はどこまでだその化粧(柳王・荻笑)
・不安ですプーチン鼬の最後っ屁(ぽこにゃん)
・この寒さ懐かしい日が来るのかな(柳王・平谷妙子)
・日本では回転寿司が止まりそう(柳王・アンリ)
・魂を悪魔に売ったか大統領(司会者=名人・あさひろ)
・測ってみて低いの買う血圧計(名人・ワイン鍋)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。本家“仲畑流万能川柳”で年間特別賞のアンリさん、5日の毎日新聞に大きく取り上げられました。羨望!や嫉妬?をも含んだ祝福の句が多数。おめでとう!そしてこの日は、関東地方に春一番の便りも届きました。そこで、ボツの壺『春一番吹くと鼻歌キャンディーズ』ワイン鍋さんでした。」

・人生は三寒四温の繰り返し(名人・重田愛子)

☆タケシのヒント!
「重田さん、今朝で5回目の秀逸、大名人昇進です。おめでとうございます。イヤなことばかりの日々ですが、人生の先輩にこう言われると希望が見えてきますよね。」

・人類の敵はやっぱり人間だ(柳王・光ターン)
・梅の香によびとめられて顔上げる(名人・じゅんじゅん)
・ひげ痛い言う人も無く無精髭(名人・どんぶらこ)
・肉体派リアルはだかの王様に(柳王・フーマー)
・午前様文句言わない妻不気味(まご命)
・アンリさん自分のことのよに嬉し(しゃま)
・パラ開会見てもウクライナがよぎり(大柳王・ユリコ)
・脳トレと称しゲームにハマる日々(名人・はる)
・アンリご夫婦喜びの舞(柳王・かたつむり)
・めでた過ぎ言葉が出ないおめでとう(柳王・けんけん)
・ラジ川を自由に詠めるありがたさ(名人・里山わらび)
・祝賀会ちょっとお預け小江戸会(soji)
・定規とか計りは要らぬ半分こ(名人・ぼうちゃん)
・赤ちゃんも戦争すな!と泣いている(そうそう)
・何をしていても彼の地を想ってる(大名人・咲弥アン子)
・初投句増えたなウカウカ出来ないゾ(名人 ・のりりん)
・太っちゃう言うママすでに太ってる(名人・わこりん)
・飛んでゆけ青と黄色の千羽鶴(名人・美ら小雪)

◎今週の一句・人生は三寒四温の繰り返し(名人・重田愛子)
◯2席・弾まないボールと気持ちと春の空(名人・恋するサボテンちゃん)
◯3席・ 四島を返すわけないあの姿勢(大名人・東海島田宿)

【お知らせ・その2】
仲畑流万能川柳ファンブック114号、
刊行しました!!現在配本中ですので、もう少しお待ちくださいね!!

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【放送後記】
テレビを見るだけで滅入ってしまいます。
こんなときはラジオ!また、軽い運動も良いですね。
ジョギングしていると頭の中がカラッポになってスッキリします。(タケシ拝)
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」


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日めくり汀女俳句 №100 [ことだま五七五]

十月二十四日~十月二十六日

   俳句  中村汀女・文  中村一枝

十月二十四日
行秋(ゆくあき)の越(こし)の暮しを少し告ぐ
         『花影』 行く秋=秋

 「あっちこっち家ん中かけずり回って何も用が済まないのよ、いやんなっちゃう」。知り合いの主婦がぼやいていた。
 家事はまさにそうなのだ。やればやるほどきりがなく、効果が際立って見えてこない。
テレビ等で効率のいい家事のこなし方をやっている。見ていると成る程と思い、深く頷(うなず))いてはみるが、いざやってみるとうまくいかない。人が来たり、電話が鳴ったり、突然用を思い出したり、家にいる限り、そこから逃れられない用向きの多さよ。それにしても、家事って何で、どうして女ばかりがするの?疑問である。

十月二十五日
山深く来ていよいよの秋日和
         『薔薇粧ふ』 秋日和=秋

 山の秋を見ていると、自然は何故にかくも美しき色合いを造型し得るのだろうと不思議に思う。
 同じ葉なのに色が日ごとに違う。一日たっただけで紅の三段切り替えみたいになるもみじ、白樺の黄葉が今年は今一つ。青空にすっくと立つ白樺の黄葉は、日が当たると黄金色に輝くのだ。それが今年は虫食い模様。ナナカマド、ハゼの実の鮮やかな赤、マユミのピンクの実は、一寸異色の色使いである。場所や気温、日射条件で葉の色ががぜん変化する
面白さ。自分も真っ黄色に染まりそうな思いで、山の秋を楽しむ。

十月二十六日
思ひさへ鳴く鈴虫にはばかられ
          『紅白梅』 鈴虫=秋

 昭和四十七年、一年遅れの金婚式が下北沢の家で行われた。ケーキを切る時に、汀女の手に手を添えて欲しいと頼むと、重喜が素直に応じてくれたのに一寸驚いた覚えがある。
垂喜と汀女の結婚生活が、波風のない穏やかそのものであったとは私には思えない。垂善は温厚な紳士の一面、強烈な肥後もっこす。屈折と頑固のかたまりでもあった。結婚しての汀女が涙を流したのもよく判る。火の女と肥後もっこす、強さにかけてはひけをとらない。喧嘩ははげしいものだったらしい。そしていつも熊本弁だった。

『日めくり汀女俳句』 邑書林


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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №130 [ことだま五七五]

         読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆ 2月16日放送分

      川柳家・コピーライター  水野タケシ


川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、

2月16日放送分です。 

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いや~来つつありますねえ、花粉症。。。

「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)がキャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
https://fm839.com/program/p00000281
放送の音源・・・https://youtu.be/5iJtan8Zl9U

【お知らせ・その1】
来週23日は天皇陛下のお誕生日で祝日、
ということでこのラジオ万能川柳はお休み、次回の放送は3月2日、もう3月なんですねえ。早いなあ。
まだまだコロナ禍ではありますが、春になったら何か新しいことを始めたくなりますね。
ということで、今朝は句会のお知らせです!!
https://youtu.be/5iJtan8Zl9U

(皆さんの川柳)※敬称略 今週は160句の投稿がありました!
・人の子を看るため我が子預けます(名人 ・キャサリン)
・家庭でも酒の提供八時まで(東孝案)
・ポンコツの頭に恋が沈んでいく(カラリ)
・年寄りと云われたくない高齢者(初投稿・伊藤博道)
・いつ開く花は蕾の駄句ばかり(初投稿・南雲則一)
・高梨よ前向けそれに値する(大名人・東海島田宿)
・カーリング未だわからぬ得点法(居酒屋たつみ)
・年齢はまだ10歳だムキムキーー(名人・わこりん)
・一〇〇〇年後アベノマスクを発掘か(名人・せきぼー)
・冬うらら冊を乗り越え猫の恋(名人・やんちゃん)
・測ったらの憎より愛が深かった(くろぽん)
・宇野君と小室さんとの類似性(初投稿・そうそう)
・「味がある」困った時の褒め言葉(おむすび)
・句が出来る嬉しい悲しい日(バレリア)
・元気かい友と久々ワクチン日(まご命)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。15日は神奈川県公立高校の入学試験でした。今朝の新聞各紙その問題と模範解答が。答えはもとより問題が細かすぎてさっぱり解らず。この時期、“落ちる”“すべる”は受験生にとっては禁句。周りの家族もピリピリ?ボツの壺『スケートもしばし我慢の受験生』まご命。北京では感動の滑りも。」

・穴なんて失格なのは主催国(柳王・入り江わに)
・一発で決めてしまうの悪いクセ(柳王・平谷妙子)
・大雪にならず大人は喜んで(柳王・アンリ)
・「鍋でいい」何鍋かまで言ってよね(名人・ワイン鍋)
・祝杯もちょいと気の毒未成年(柳王・フーマー)
・中三のチョコで結ばれ今がある(柳王・かたつむり)

☆タケシのヒント!
「今も仲良しかたつむりさんご夫妻ですが、そのきっかけは、1つのチョコレートだったのですね。縁の不思議さ、一歩前に踏み出す勇気の大切さを教えてくれる句です。」

・今ここに君とふたりで居る不思議(翔のんまな)
・滑舌の練習になる薬の名(ぽこにゃん)
・爺婆のへそくり狙う孫と国(名人 ・じゅんじゅん)
・寒い夜あなたの隣りいいですか(名人・重田愛子)
・わこりん流おいしい餃子新発見(大名人・咲弥アン子)
・長い距離メロスを越える駅伝部(初投稿・大城しょうこ)
・朝早くあれ朝練はテスト期間(初投稿・島袋りゅうたろう)
・モヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤ北京五輪(名人・のりりん)
・まじまじと見た鏡から見られている(柳王・けんけん)
・カーリングもぐもぐタイムだけ参加(しゃま)
・アッサリと許しちゃならんその偽装(名人・不美子)
・くり返し読む度新た秀句一〇〇〇(名人・里山わらび)
・いいとこでサブチャンネルに切り替わり(大柳王・ユリコ)
・移さないワクチンあればいいのにね(名人・はる)
・悔しいがちょっと欲しいなビンドゥンドゥン(名人・美ら小雪)

◎今週の一句・中三のチョコで結ばれ今がある(柳王・かたつむり)
◯2席・モヤモヤモヤモヤモヤモヤモヤ北京五輪(名人・のりりん)
◯3席・滑舌の練習になる薬の名(ぽこにゃん)

【お知らせ・その2】
仲畑流万能川柳ファンブック114号、
オミクロンにも大雪にも負けず、3月の刊行に向けて、現在絶賛編集中です!!
今回の目玉は、昨年11月に行った仲畑流万能川柳30周年記念トークイベント
仲畑さんと糸井重里さんの「誰だってつぶやきたい」の文字起こし。  

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【放送後記】
今年は花粉症来ないなあ~なんてほくそ笑んでいたら、
やっぱり来ました、2月15日。去年耳鼻科に行った日でした。
オミクロンは怖いけど、仕事がひと段落したら、また受診しなければ!(タケシ拝)

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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」 http://ameblo.jp/takeshi-0719/




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日めくり汀女俳句 №99 [ことだま五七五]

十月二十一日~十月二十三日

   俳句  中村汀女・文  中村一枝

十月二十一日
いゆくべし今日あることに芝紅葉
          『薔薇粧ふ』 芝紅葉=秋

 長野県民でもないのに、長野県知事選の選挙結果に思わず興奮した。変わるか、変わるかともう何年もいわれながら、ちっとも変わらない政治のありように、国民皆がうんざりしている時だから、地方選挙の結果にはしゃぎすぎたところもある。
 その日、たまたま八ヶ岳の山中にいて知事選のニュースを見ていた私は、身近な世直しの感触を味わった。藤村の「夜明け前」の主人公青山半蔵が、木曾馬籠の奥深い山の中で革新の息吹を感じ、新しい社会への夢を託した気持ちがふと分かった気がした。何かが変わるかもしれない。

十月二十二日
もろこしを焼くひたすらになりてゐし
          『春雪』 玉萄黍=秋

 私の父は仕事のないときはいつも長火鉢の前に坐って、金網の上に何かのせて焼くのが好きな人だった。その背中はひたむきで、焼く行為に熱中していた。餅なども、父が焼くとうすい黄金色の焼色がついてふっくらと仕上がる。エビ煎餅など、うっかりしていると忽ち焦げる。ちょっと見ていろ。父が中座した後、私はよく言い付けられた。大抵、黒焦げに近いものになることが多い。
「お前は焼くことに心をこめていない。餅一つちゃんと焼けんようでは何もできんぞ」
 よく言われた。ちょっと背中をこごめて一心に金網に向っていた父を思い出す。

十月二十三日
秋時雨人の濡れざま吾が濡れざま
         『薔薇粧ふ』 秋時雨=秋

 「時雨」は秋の季語ではない。冬である。でも今時分降る雨は、やはりうら淋しい。中里恒子氏に「時雨の記」という小説がある。映画にもなった。
 汀女は、ある時期中里さんと親しかった。車で中里さん、汀女と乗り合いで下北沢の家へ行った。中里さんの着物のお洒落はいつも堂に入っていたが、その時も濃い小豆色の地の着物にしめた何ともいい色のさび朱めいた帯、六十過ぎの中里さんのあでやかだった姿、今も忘れ難い。その日は、宇野千代さんの八十八の賀の祝いの帰りだった。誰もが既に故人である。

『日めくり汀女俳句』 邑書林


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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №129 [ことだま五七五]

         読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆ 2月2日、9日放送分

       川柳家・コピーライター  水野タケシ

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」
2月2日放送分です。  

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20220202……2が並びました!

「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)がキャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
放送の音源・・・https://youtu.be/xtsk0Sn5gKg

【質問】
ずっと疑問に思っていたのですが、7・7の川柳について教えてください。
某川柳誌によると、後方の7文字は4・3で書くのはタブーだと
書かれているのを拝見したのですが、毎日新聞に掲載されている7・7は
4・3で書かれているのをよくお見掛けします。
川柳にも流派があって形式がいろいろあるのか?
仲畑流では形式にはこだわらないという事なのでしょうか?(美ら小雪さん)
(みなさんの川柳)※敬称略 今週は177句の投稿がありました!
・在宅で妻より俺になつく犬(初投稿・萬桜林)
・タケシ氏のセクシーボイスにどぎまぎし(カラリ)
・だろうなぁやっぱりママは今日もボツ(名人・わこりん)
・なんて日だ!魚は釣れず句は載らず(名人・美ら小雪)
・どう思う犬に聞いてる温暖化(柳王・平谷妙子)
・祭り年マスクで屋台曳けるかい(大名人・東海島田宿)
・コロったの?ぐらいにに言える生徒たち(名人・せきぼー)
・婆ちゃんの訛り染み込むだんご汁(名人・やんちゃん)
・オンライン会議がみんないっこく堂(居酒屋たつみ)
・人生は友達作るゲームかも(恵庭弘)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。タケシ師匠の声がセクシーとの句に、師匠大喜び。「セクシーなのは声だけじゃない!あそこなんかもっとセクシー」と真面目なのか不真面目なのか。自慢する人ほど実態はお粗末なのかもしれません。ボツの壺『そこの君もっと真面目に生きなさい』恵庭弘。でした。」

・呪文めくメニューを指でさすスタバ(野添まゆ子)
・ラジ川じゃ人気出ないネ岸田さん(柳王・雷作)
・日本海怯えているよ魚たち(ぽこにゃん)
・ボツ句でもなんとかなるさ来月は(名人・じゅんじゅん)
・顔は日にむけて私も猫である(バレリア)
・福豆でやっつけたいな変異株(紗月めい)
・柳王を孫に自慢し嫌われる(新柳王・フーマー)
・男湯は視線バチバチ飛んでるの? (名人・ワイン鍋)
・鈴木医師在宅医療の星だった(名人 ・不美子)
・プレゼント応募しました豊国屋(辰五郎)
・柳誌読む手が止まらずに日付越え(名人・重田愛子)
・ブラボーを我慢しながら大拍手(柳王・荻笑)
・アメリカを振り向かせたい揚げ花火(大名人・マルコ)
・クラス会肩身が狭い持病無し(まご命)

☆タケシのヒント!
「まご命さん、これで3回目の秀逸です。名人昇進おめでとうございます。持病無し、何よりですが、ご本人的には肩身が狭い時もあるのですね。川柳らしいヒネリのある句、笑えます。」

・感じてる君の視線とスギ花粉(名人・恋するサボテンちゃん)
・四度目のワクチン無いと信じたい(soji)
・梅干しの赤に元気をもらう朝(名人・ぼうちゃん)
・小規模を大規模と呼ぶ接種場(しゃま)
・島田宿さんがお隣り秀句一〇〇〇(名人・のりりん)
・狭き門東大入試もラジ川も(柳王・けんけん)
・値上がりに干瓢巻きで北北西(大柳王・ユリコ)
・ああ花粉それでも春は待ち遠し(大名人・咲弥アン子)
・この次は何をするのかビッグボス(柳王・アンリ)
・15名やればできるの甲子園(名人 ・里山わらび)
・しょっぱいわ姑ごのみ嫁つらい(ぶたのはなこ)
・百円で十本買えぬうまい棒(柳王・入り江わに)

◎今週の一句クラス会肩身が狭い持病無し(まご命)
◯2席・小規模を大規模と呼ぶ接種場(しゃま)
◯3席・日本海怯えているよ魚たち(ぽこにゃん)

【お知らせ】
先週27日の木曜日のタウンニュースの中央区・緑区・南区版で
「年越川柳」の発表がありました。入選の3名様、おめでとうございます!!
このラジ川のおかげもありまして、今回も本当にたくさんのご投句をいただきました!!  

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【放送後記】
ジョギングの道すがら、
沈丁花の芽が存在感を出してきました。
沈丁花が開いて香り出すともう春ですね。
あの刺激的な香り、今から楽しみです。(タケシ拝)

○2月9日の放送です  

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去りなさい冬将軍とオミクロン!
放送の音源・・・https://youtu.be/epJx5TRSyGQ

【質問】
季節のあらゆるものや事柄が季語として認定され歳時記に載っていますが、
季語の入った川柳と無季の俳句の境界はどこにあるのでしょうか?(野添まゆ子さん)
(みなさんの川柳)※敬称略 今週は178句の投稿がありました!
・快活なタケシのことば深いなぁ(翔のんまな)
・あなたお茶テレワークする妻の声(東孝案)
・若い頃髪型真似た人も逝き(柳王・雷作)
・街角で拾った手袋六本指(カラリ)
・くまモンの顔に砂かけ偽装アサリ(新名人・まご命)
・豊国屋?まく気だったの?俺食った(柳王・入り江わに)
・残ってる君の指紋と手を繋ぐ(野添まゆ子)
・岸田さん影が薄くて叩かれぬ(金星玉三郎)
・宮崎の魅力お酒とのりりんさん(大名人・東海島田宿)
・友のミス去らばドローン闇夜に消え(初投稿・わくがわたつや)
・届いたよ紙6枚と接種券(名人・せきぼー)
・温暖化地球いじめてきたお灸(大柳王・龍龍龍)
・声よりも顔がうるさいお父さん(名人・わこりん)
・ビッグボスよりも師匠に首ったけ(名人・美ら小雪)
・オリンピック観たくないのにそれをばかり(柳王・平谷妙子)
・載らないな届いてますか選者殿(くろぽん)
・パンダ似のクマはイケメン言うのかな(名人・グランパ)
・チョコ見ると返礼思い気が重く(居酒屋たつみ)
・コロナより雪と氷の新記録(ぽこにゃん)
・一日に60センチ死んじゃうよ(恵庭弘)
・デパートで売りたいぐらいある持病(柳王・アンリ)
・運までも実力だとはキビシイね(名人・ワイン鍋)
・迷ったら最初のほうに決めるべき(名人 ・不美子)
・聞いて良し見て良しラジ川二度おいし(名人・じゅんじゅん)
・またやったバッハ校長長話(柳王・フーマー)
・競技を見てるだけでもあせっかき(秀クリーム)
   (添削例)汗にじむ競技を観てるだけなのに

☆タケシのヒント!
「ラジオ万能川柳。今週師匠の添削。「競技を見てるだけでも汗っかき」を『汗にじむ競技を見てるだけなのに』に添削。575に収め、語順を入れ替えてみましょう。生まれ変わります。この所の師匠、スモールボスだったり、声とあそこがセクシーだったり、深い言葉を吐いたりですが、しっかり添削もします。」

・町田市は神奈川県と思ってた(soji)
・朝なのにアソコの話する師匠(大名人・咲弥アン子)
・レジ袋要るか訊かれぬタイプです(名人・ぼうちゃん)
・熊本のアサリが不美子さんに聞こぉ(しゃま)
・今週もアサリを買って食べました(名人 ・のりりん)
・レジェンドがこんなに居るのスポーツ界(柳王・鵜野森マコピィ)
・誇りですメダルあっても無くっても(柳王・けんけん)
・ノラ猫がラブホ代わりにしてる庭(大柳王・ユリコ)
・きっと来る寒波と6波去った春(名人・里山わらび)

☆タケシのヒント!
「つらい時に思い出したい一句です。寒さもコロナも今大変な状況ですが、これが底だと思って、前向きに生きていきましょう。」

・モーグルを見ながら膝をさすっている(大名人・マルコ)

◎今週の一句・きっと来る寒波と六波去った春(名人・里山わらび)
◯2席・デパートで売りたいぐらいある持病(柳王・アンリ)
◯3席・レジ袋要るか訊かれぬタイプです(名人・ぼうちゃん)

【お知らせ】
毎日新聞の朝の顔、仲畑流万能川柳30周年記念本
「日本のつぶやき 万能川柳秀句1000」、もうご覧いただけましたか?
昨年12月25日に発売となりましたが、
おかげさまでインターネット書店「アマゾン」句集部門で1位を達成!! 

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【放送後記】
朝風呂やジョギング、飲酒と「体温」を上げることに
注力してます。暖かいとそれだけで幸福度がアップします。
スタジオにも、カイロを全身に貼りまくって向かいます。
体ポカポカ、寒風が心地いいです。(タケシ拝)

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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」 http://ameblo.jp/takeshi-0719/ 


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日めくり汀女俳句 №98 [ことだま五七五]

十月十八日~十月二十日

  俳句  中村汀女・文 中村一枝

十月十八日
門を出て昨日今日なる秋風に
        『都鳥』 秋風=秋

 夏、山の別荘地で急死した杉本昌三さんをしのぶ会には百五十人が集まったそうだ。杉本さんの家に寄ってみた。人っ気のない芝生の庭に竜胆がいくつも。寂しさがソーンときた。
 その別荘地で、会えば立ち話をする仲の住人が引っ越しをする。飼犬の「白」はプードルの雑種、愛橋いっぱいの犬。いつも対応がクールなア二は、その日は「白」と離れたがらない。別れの予感といったものがあるのかも知れない。人生が常に別れを前提としているものだという現実を、六十を越えてなお私には受け入れ難い。その度に胸がきしむのだ。

十月十九日
はじまりし落葉は母に言はで発つ
         『紅白梅』 落葉=冬

 汀女の母ていは九十八歳で世を去る。昭和四十六年、汀女七十一歳。一人娘で、嫁いでから五十年、汀女の胸底深く母を思わぬ日はない。ていは一二十年近い一人暮らしだった。
お手伝いはいたにしても気がかりだった。天寿を全うした母を送って、どこかほっとした気持ちもあったのでは。
 母と娘とは面白いもので、ことのほかウマの合う同志もあれば、何事につけてもそりの合わない母娘もある。ひとえに、血のつながる同性ゆえに見え過ぎる部分、甘えの出るところ。底流には、濃い情が流れているせいだろう。

十月二十日
沓(くつ)脱の小さき靴も虫の夜に
          『都鳥』 虫=秋

 私の怖がりは子供の時からのものだ。小さい時ターザン映画が怖かった。当時、人種差別などお構いなしだから、人食い人種とかがぞろぞろ出てきて、首級を槍の先に掲げてどんじゃら、どんじゃら、焚き火の回りを踊る。それが見られなかった。長じても変わらず、ある時二人で(私二十歳、弟五歳)近所の映画館へ。後から母がきて館内を見廻すと、人々の頭の中に二つだけうつむいているのがいる。私と弟だった。ちなみに、その時の映画は「オズの魔法便」。魔法使いが出そうになると、二人とも慌てて下を向いていた。

『日めくり汀女俳句』 邑書林


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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №128 [ことだま五七五]

       読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆ 1月19日、26日放送分

       川柳家・コピーライター  水野タケシ

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」、1月19日放送分です。  

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首都圏も「まん延防止」に。。。

「ラジオ万能川柳」
は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)がキャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
放送の音源・・・https://youtu.be/pfbo_4AAWE0

【質問】
 新しいメッセージフォームについての質問です。
(みなさんの川柳)※敬称略 今週は201句の投稿がありました!
・ダラダラと酒々風呂の我が自粛(名人・キャサリン)
・ウィズコロナ自粛はすれど萎縮せず(荘子隆)
・うっかりと名前書かずに投句する(東孝案)
・読まれないNET環境悪いのか(パリっ子)
・オッパイに頭突きする孫オスニ歳(初投稿・カラリ)

☆タケシのヒント!
「佐賀県唐津市のカラリさん、初投稿で見事秀逸です。おめでとうございます。「オッパイに頭突き」という書き出しがインパクト大ですね。カラリさん、これからもユニークな句を期待しています。」

・逆転の人生もある不合格(翔のんまな)
・シルバーの会話に光る宝物(名人・美ら小雪)
・笑顔っていいな心が温まる(名人 ・やんちゃん)
・あっのころっわーっはっ!のところでオナラ出た(名人・わこりん)
・3回目打っても安心できないな(名人 ・キジバト交通)
・物忘れ合戦しのぎあう夫婦(大名人・龍龍龍)
・粉薬落とした床に天の河(野添まゆ子)
・あさひろさんいただきましたお年玉(柳王・かたつむり)

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・面倒な家事もはかどる水曜日(名人・重田愛子)
・少ないと聞けば食べたくなるポテト(おむすび)
・ブタさんにほんとの命ありがとう(ぽこにゃん)
・警報で調べましたよトンガ何処(名人・よっきゅん)
・動画などを撮っていないで逃げなさい(名人・ワイン鍋)
・ラジ川の名人リーチ山険し(まご命)
・ロウバイの香に誘われて庭仕事(名人・不美子)
・離婚危機犬のしつけで大激論(名人・じゅんじゅん)
・欲しいのは話し相手とデパートへ(大名人・マルコ)
・へそくりを早くトンガに送りたい(柳王・入り江わに)
・相撲女は取り組みすべて拍手する(大名人 ・東海島田宿)
・北国も驚くほどの雪の量(つや姫)
・腹ペコで見上げりゃ空に目玉焼(柳王・けんけん)
・傷ついてリンゴも人も甘み増す(大名人・咲弥アン子)
・落ちたっていいよ元気でいてくれりゃ(soji)
・まず曜日あいまいになる退職後(名人・のりりん)
・お釣り出すなんて貼り紙ある神社(大柳王・ ユリコ)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。おととい17日からゆうちょ銀行でも硬貨で預け入れや振り込みをする際、枚数に応じて手数料がかかるようになりました。しかもかなりの金額!今週のボツの壺はこの関連句。『銀行が貯めてくれとくれた貯金箱』ユリコ。そうですよね。あなた家にもある、その貯金箱の中身どうしましょう?」

・弱いのか強いんだろか御嶽海(しゃま)
・横綱が一敗したら盛り上がり(柳王・アンリ)
・お出かけのコートコロナで待ちぼうけ(名人・はる)
・今日もまたワクワク宇良のサプライズ(名人 ・里山わらび)
・ケータイが寝ちゃダメですよ言い続け(辰五郎)
・ドカベンが予言書だった野球界(クッピー)

◎今週の一句・オッパイに頭突きする孫オス二歳(初投稿・カラリ)
◯2席・シルバーの会話に光る宝物(名人 ・美ら小雪)
◯3席・粉薬落とした床に天の河(野添まゆ子)

【お知らせ】
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【放送後記】
オミクロンのほかにも心が沈むような出来事が続きます。
こんな時こそ川柳で心の換気を忘れたくないもの。
何もかも笑い飛ばして、春を待ちましょう。
春はすぐそこです!!(タケシ拝)

◆26日の放送です  

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来週はもう2月。。
放送の音源・・・https://youtu.be/6pNnXJGYFqc

【お知らせ・その1】
仲畑流万能川柳ファンブック114号、
3月の刊行に向けて、現在絶賛編集中です!!
今回の目玉は、昨年11月に行った仲畑流万能川柳30周年記念トークイベント仲畑さんと糸井重里さんの「誰だってつぶやきたい」の文字起こし。
糸井重里さんは元コピーライターですね。コピーライターというより文化人ですよね。

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(みなさんの川柳)※敬称略  今週は191句の投稿がありました!
・ハンドルを握ると妻は喋らない(東孝案)
・オミクロンそのうちなんとかなるだろう(名人・キジバト交通)
・シワ一本増えたと祖母が騒ぎ出す(カラリ)
・恋にほら背伸びをしてる雪割草(柳王・平谷妙子)
・寒すぎて歩くスピード速くなる(初投稿・玉ちゃん)
・雪道は転ぶな祖父に孫のメモ(名人・やんちゃん)
・取り乱すほどの情熱もうなくて(野添まゆ子)
・すみません並で特盛紅しょうが(名人・せきぼー)
・リキッドの流れとめられない薄毛(大名人・龍龍龍)
・冬なのに紅葉していく日本地図(柳王・アンリ)
・withならコロナ以外のwithがいい(おむすび)
・デルタ株オミクロン株社長誰? (初投稿・初心者)
・助け待つと人いてポパイ強くなる(名人 ・じゅんじゅん)
・こんな日はこたつにミカンにネコ熱燗(名人・ワイン鍋)
・雷電にバイデンの出る夜ニュース(大名人・フーマー)

☆タケシのヒント!
「御嶽海の優勝で脚光を浴びる雷電と、何かと問題のバイデンさん。2人の組み合わせに思わず笑ってしまいました。これぞ川柳マジックですね。」

・息子(こ)の彼女にっこり迎えよーく見る(柳王・荻笑)
・探すのに一苦労した1000句集 (名人 ・のりりん)
・「つぶやき」にラジ川柳友いと嬉しい(名人・重田愛子)
・賽銭を多めに入れて5分間(紗月めい)
・朝が来たFMHOTのマグカップ(柳王・けんけん)
・冬の夜野良猫どこで寝てるやら(ぽこにゃん)
・父さんはママよりきっと酒選ぶ(名人・わこりん)
・一週間早いが一月(いちがつ)長い気が(名人 ・不美子)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。皆様、投稿フォームにも慣れて頂き今週は作者不明は無し。ただ、句の他に近況・感想等書いてもいいのか?という質問も。もちろんOK!。そこで今週のボツの壺『要らんこと書いて師匠の仕事増え』不美子。師匠の仕事が増えるのは句が多い場合。むしろあさひろは要らんことが大好物です。」

・日本にも奴隷制か実習生(柳王・入り江わに)
・大関の絶滅危機に一人増え(しゃま)
・NOの方ばかり汚れている枕(大柳王・ユリコ)
・趣味同じでもいろいろな人がいる(名人・ぼうちゃん)
・わこりんにすればいつだろうあの頃は(soji)
・聞く耳も右から左へ流さ去る(まんじゅうこわい)
・決まりでは全集中の御嶽海(名人 ・里山わらび)
・間に合うかボツでもいいが朝8時(ベルマーレあんちゃん)
・雪景色ノラの親子にゃ一大事(名人・はる)
・あさひろさん忘れないでね師匠の名(大名人・咲弥アン子)
・三年目過去最多にも慣れてゆく(大名人・マルコ)
・Zoomでは歌舞伎役者の厚化粧(大名人・ポテコ)
・世界には遺産がいっぱい僕は無し(居酒屋たつみ)

◯今週の一句・雷電にバイデンの出る夜ニュース(大名人・フーマー)
◎2席・雪道は転ぶな祖父に孫のメモ(名人・やんちゃん)
◎3席・取り乱すほどの情熱もうなくて(野添まゆ子)

【お知らせ・その2】
私のブログ「水野タケシの万能川柳」では、今月末から、
寺田光夫さんのサイン入りの万能川柳文庫が当たる、楽しいイベントを開催します!!
なかなか人と出会えないコロナかですから、このサイン本は大変貴重です!!
1月31日から開催しますので、「サイン入り句集が欲しい!」という方は
ぜひ私のブログに遊びに来てくださいね!!  

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【放送後記】
ジョギングをしていると
汗をかいた顔がヒリヒリしてきます。
少しずつ、少しずつではありますが花粉が飛んでいるのですね。
花粉はイヤだけれど、でも春はやっぱりうれしいなあ。(タケシ拝)
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」 http://ameblo.jp/takeshi-0719/ 


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日めくり汀女俳句 №97 [ことだま五七五]

十月十五日~十月十七日

   俳句  中村汀女・文 中村一枝

十月十五日
張板(はりいた)抱へて廻れば眩し鵙(もず)の庭
            『春雪』 鵙=秋

 昔、張板というものがあった。長い板に布を張りつけてぴたん、ぴたんとたたきながら伸ばしていく。着物を縫い返す前には、まずほどき、洗って、糊をつけこの板に張る。板から布をはがす時、ばりばり音のするのが面白く、私は布をはがすのが大好きだった。
 普通の家の主婦はそれを又自分で縫うわけで、家族全員の着物となるとその手間は大変だった。お母さんは暇なしに働くものだとずーっとそう思っていた。
 戦後、女性の暮しは一変し、その地位もまた。暮し向きは合理的で簡便、でも満ち足りた母親の笑顔に会うことが少ない気がする。

十月十六日
片空にはや朝鵙(もず)や街音や
            『紅白梅』 鵙=秋

 テレビで見たお父さんたちの運動会事情というのは面白かった。今時のお父さんは日頃の罪滅ぼしもあるらしいが、ビデオの撮りやすい場所を確保するため、早朝から校門一番乗りを目指すのだそうだ。
 子供の頃の運動会に、父がきてくれた記憶が余りない。当時どこの父親もそんなもんだった。娘や息子の運動会には、夫はカメラを片手にまめに写真を撮っていた。そういう父親は必ず何人かいた。でも校門前に長蛇の列のできる光景、盛り沢山の豪華な弁当、ビール。今は家族の時代なのだと納得してしまった。

十月十七日
山粧ふ幾日(いくひ)とてなき泊りかな
             『紅白梅』 山粧ふ=秋

 一ヵ月ぶりに一六〇〇メートルの山へきた。下から上ってくると、紅葉のだんどりがよくわかる。晩秋の山道を歩く。黄葉のダケカンバ、白樺、真っ赤なナナカマド、どうだん、モミジ、日本の秋はやはり名品だ。若い時は四季の移ろいなど気にもとめずにいた。
私にとって当時季節感は、喘息の出具合だった。人っ気のない山の中で、戸のあいている家、洗濯物が妙に懐かしい。
 夜になると一点の灯が心の中にしみてくる。見知らぬ家のその明りが嬉しくなってくるのだ。真っ暗闇の中でぼっとともった光の温かいことよ。

『日めくり汀女俳句』 邑書林


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読む「ラジオ万能川柳」プレミアム №127 [ことだま五七五]

       読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆ 1月5日、12日放送分

      川柳家・コピーライター  水野タケシ

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」
1月5日放送分です。
 
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今年もよろしくお願いいたします!!

「ラジオ万能川柳」
は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
放送の音源・・・https://youtu.be/qn6asN6Z3wk

【お知らせ・その1】
新年一回目のお知らせは、句会のお知らせですね!!
私は「川柳でつながりましょう」をテーマに川柳活動をしていますが、
句会もその一環ですね。
現在は毎日新聞グループの毎日文化センターで3つの句会を主宰させていただいています。

(みなさんの川柳)※敬称略  今週は165句の投稿がありました!
・本当によいお年をと思います(名人・よっきゅん)
・断捨離が進まぬうちに歳二つ(不明)
・お年玉嫁にもそっと渡す妻(東孝案)
・わこりんの声聴けたので死んでもいい(恵庭弘)
・光熱費稼ぎのうちとふとん中(くろぽん)
・ほろ酔いの夫のそばでザルの妻(十音)
・電話中横で母さんメチャうるさっ!(名人・わこりん)
・懐かしいアイワールドで福袋(名人・キジバト交通)
・母さんに歩幅合わせて初詣(名人・やんちゃん)
・甘酒を飲みに行く子の初詣(名人・せきぼー)
・我が頭頑張る髪が愛おしい(おむすび)
・元旦にのし餅5枚食べくらべ(名人・じゅんじゅん)
・終息を祈る賽銭奮発し(名人・ワイン鍋)
・年男たった6回もう高齢(大名人・東海島田宿)
・アン子さん暮れ新年に載る快挙(大名人・ポテコ)
・足取りも軽く書店へ発売日(名人 ・重田愛子)
・明けまして平和のうちにおめでとう(名人・不美子)
・青山が箱根の山に金字塔(まご命)
・三が日そろそろ乗るか体重計(柳王・入り江わに)
・福笑いやめて家族で五七五(柳王・鵜野森マコピイ)
・出たよ出た歯が出てきたよお雑煮から(名人・恋するサボテンちゃん)

☆タケシのヒント!
「恋するサボテンちゃん、これで5回目の秀逸です。大名人昇進おめでとうございます。ハプニングを詠んでオリジナルの作品になった好例です。何はともあれ、歯が出てきて良かった、良かった!」

・わこりんの声は永久保存版(soji)
・ 三が日忘れさせてね血糖値(ぽこにゃん)
・わこりんの生声聞けてキュキュキュキュン(しゃま)
・禍が転じて福となったネコ(大名人・咲弥アン子)
・目標を立てて年末には忘れ(クッピー)
・スガさんは今ナニをしているんだろう(柳王・平谷妙子)
・お正月届く笑顔に癒される(名人・はる)
・世界中の心温めよ初日の出(柳王・けんけん)
・駅伝の勢い続け相模原(柳王・アンリ)
・初詣人の多さに引き返す(大名人・フーマー)
・凱旋の緑のたすき光る汗(名人 ・里山わらび)
・終息と大漁願い酒を撒く(名人 ・美ら小雪)
・じじばばにパワーをくれる孫のハグ(柳王・かたつむり)
・冬眠の季節に受験勉強し(名人 ・ぼうちゃん)
・今年こそマスク卒業祈願する(名人 ・のりりん)
☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。今週165の投句でした。しかしまだ3名の方お名前がありません。投稿フォームが変更になっています。ラジオネームの記入漏れにご注意ください。『賞味期限まだあるような無いような』『女房はメルカリ俺は粗大ゴミ』『滑り止め落としどころが難しい』の各句に心当たりのある方ご連絡を。」

◎今週の一句・出たよ出た歯が出てきたよお雑煮から(名人・恋するサボテンちゃん)
◯2席・母さんに歩幅合わせて初詣(名人 ・やんちゃん)
◯3席・世界中の心温めよ初日の出(柳王・けんけん)

【お知らせ・その2】
タウンニュース相模原版(中央区版、南区版、緑区版)では
「年越し」と「初詣」で句を募集します!!
もちろん、相模原以外の方もご応募いただけます!!  

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【放送後記】
皆さん、どんなお正月でしたか?
私は、大変申し訳ないのですが、今年から年賀状を
やめさせていただきました。
私なりのSDGsの一つです。悪しからずご容赦ください。(タケシ拝)

〇1月12日の放送

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心配ですね、オミクロン。。。
放送の音源・・・https://youtu.be/eUASqJea1eY

【お知らせ・その1】
年末特番に電話出演いただいた美ら小雪さんは、
シルバー川柳がきっかけで川柳の世界に入ってきたということですが、
今朝はそのシルバー川柳のお知らせです。
シルバー川柳の新刊、「笑いあり、しみじみあり、シルバー川柳 ああ夫婦編」、
1月18日に河出書房新社から発売されます!!お値段は税込みで1150円です。

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(みなさんの川柳)※敬称略   今週は164句の投稿がありました!
 ・お年玉貰ったような秀逸句 (東孝案)
・ 初雪でダイヤが乱れテレワーク(もふもふ)
・10センチ積もっただけで大騒ぎ(名人・キジバト交通)
・ストーブで背中炙ってアイス食う(ぶたのはなこ)
・婚活と終活同時進行す(恵庭弘)
・お爺ちゃん孫と二十歳の祝い酒(名人・やんちゃん)
・おはようを今朝も交わせたありがたさ(大名人・龍龍龍)
・ 喜寿元気まあだ抱きたい人が居る(名人・どんぶらこ)
・寒すぎてベッドの上に人だんご(秀クリーム)
・アラフィフで姉にもらったお年玉(ベルマーレあんちゃん)
・マスクしない顔が誰だか分からない(おむすび)

☆タケシのヒント!
「マスクしていてわからない、のではなく、マスクしていないからわからない、というのはコロナ禍ならではの逆転の発見でとても面白いですね。ちなみに、まだお名前不明の作者が少なからずいます。ご投稿の際はぜひお名前もお忘れなくお願いいたします!」

・肩書を外すとめっちゃ眠くなる(不明さん)
・期待した初のデートは回る寿司(くろぽん)
・わからない妻の機嫌とオミクロン(大名人・恋するサボテンちゃん)
・新成人マスク姿の記念写真(名人 ・よっきゅん)
・雪国の人が笑った雪の量(柳王・アンリ)
・リモコンでひと巡りして消すテレビ(名人・ワイン鍋)
・昼寝するもて余すのよ長い夜(じゅんじゅん)
・応援の一番でかい声が母(柳王・荻笑) 
・遠い冬タルトタタンを君と食べ(柳王・平谷妙子)
・コスプレ?と思えばナント!成人式(名人・のりりん)
・沖縄は人災でしょうオミクロン(柳王・入り江わに)
・「二所ノ関親方」慣れぬ大相撲(しゃま)
・コロナ禍を暫し忘れる雪見酒(まご命)
・お互いに年賀状から写真消え(名人・ぼうちゃん)
・干し柿を食べて熟女を考える(大柳王・ユリコ)
・やめておく買えば私が食べる羽目(柳王・けんけん)
・青空に成人式のマスク映え(名人・はる)
・いつの間に待ってないのに誕生日(名人 ・里山わらび)
・母の夢シニアモデルとユーチューバー(大名人・マルコ)
・横綱が次に出るのはいつの日か(soji)
・還暦で初の経験骨折った(大名人・咲弥アン子)
・三回目成人迎えまだ子供(柳王・かたつむり)
・ラジ川の締め切り焦る連休明け(大名人・東海島田宿)
・一行の賀状の手書き温かい(名人・重田愛子)

☆あさひろさんのボツのツボ
「コロナワクチン接種、2回済んだ人にも新たなオミクロン株感染のケースも出てきています。ワクチンもさることながら治療薬の流通も待たれますね。そこで、ボツの壺『治るなら覚えても良いモルヌピラビル』重田愛子。 因みにこの薬1箱約1530円だそうです。」

・ラジ川を聴き逃すほどボケてない(名人・不美子)

◎今週の一句・マスクしない顔が誰だか分からない(おむすび)
◯2席・おはようを今朝も交わせたありがたさ(大名人・龍龍龍)
◯3席・わからない妻の機嫌とオミクロン(名人・恋するサボテンちゃん)

【放送後記】
七草、成人式、鏡開きも終わって早12日。
スーパーはもう節分の準備をしていますね。
時間がビュンビュン進んで、オミクロンも
さっさと終息してくれるとよいのですが。(タケシ拝)
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」 http://ameblo.jp/takeshi-0719/


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日めくり汀女俳句 №96 [ことだま五七五]

十月十二日~十月十四日

  俳句  中村汀女・文  中村一枝

十月十二日
まなかひに来れる霧に小さき子よ
           『汀女句集』 霧=秋

 避暑地にきてまでも、とつい口をとがらせたくなるゴミの処理。生活の簡素化を心がけているつもりなのに、これまたよくたまる。
 ゴミが生活の中心に居座るようになったのはここ十年くらいのこと。過剰包装と言われ続けてそれも変わらない。ゴミの急成長は、高度成長と関係があるそうだが、生活が豊かになってきて増えてきたものは、少年非行から神経症まで数え切れない。
 裸電球の下で一汁一菜つついていたころはゴミはほんの生活の一隅だった。ゴミは人間
の層そのものだなとふと思う。

十月十三日
月明のふとさびしさよ木槿垣(むくげがき)
         『都鳥』 月明り=秋 木槿=秋

 昔、時計はネジを巻くものだった。今ほとんどが電池、うっかり切れると不便この上ない。
 この夏、山の別荘で時計の電池が切れた時はつくづく便利の不便を身にしみた。子供の時の記憶だが、私の父は時計が好きだった。他のことには無頓着そのものの男が、時計の銘柄品に結構入れ揚げていた。ロンジン、オメガ、ウオルサム、父がそういう時計の名を口にすると、その時だけ父がハイカラな紳士になった。銀座の村松時計店がお気に入りで「おいお前に何か買ってやるぞ」。赤いルビーの指輪はその時の収穫である。

十月十四日
数珠玉(じゅずだま)や覚えの径(みち)もいつか消え
            『薔薇粧ふ』 数珠玉=秋

 長い歴史を誇っていた「アサヒグラフ」が廃刊になったという。夫は学生時代、今から半世紀前「アサヒグラフ」でアルバイトをしていた。当時の名編集長が、劇作家飯沢匡氏である。汀女は飯沢氏とは面識があったらしくその縁であった。
 結婚してしばらくした頃、汀女から敷布を三枚渡された。これを持って飯沢先生の所に挨拶に行ってきなさい、と言うのである。夫はその手のことが大嫌い。私もまたそういう習慣に無頓着であった。行きます、行きますと生返事。いつか年がたち、押し入れから変色した敷布が出てきた。

『日めくり汀女俳句』 邑書林


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日めくり汀女俳句 №95 [ことだま五七五]

十月九日~十月十一日

   俳句  中村汀女・文  中村一枝

十月九日
ひとり帰すことさびしけれ柳散る
        『薔薇粧ふ』 柳散る=冬

 同じ十月二十七日の紙面に、久女も叉句を寄せている。
 ……九月十一日汀女さんに舟をこいで頂いて江津湖上を一めぐりす……
  水葱(なぎ)の花に舳(へさき)むきかへ漕(こぎ)よれり
  秋水に鯉透き泳ぐ雨輪かな
 十四日牛後汀女さんに送られて江津のお家出立、
  別るるや培しきは汝が秋涙
 久女と汀女の深い友情は、汀女が結婚する迄続く。そして離れ、昭和七年『花衣』の発刊で復活する。結婚の年月日が明らかに違うのも加わって、何か謎がありそうである。

十月十日
人波にしばしさからひ秋の暮
        『都鳥』 秋の暮=秋

 同い年の友達が「息子の嫁がね」と言うのを聞いて耳の中がむずむずする。私の方がこだわり過ぎかな。
 自分が嫁だった頃、姑から「嫁が」と言う言葉を聞き、文章を見せられるとイヤで仕方なかった。嫁という言葉、女の虐げられた歴史がのぞいて見えるのだ。まわりでは嫁が、嫁が、という言葉は増える一方だ。皆よく平気で呼び捨てにすると思っていたが、ある時気がついた。嫁が嫁がと言いながら今の姑、皆いちように腰をかがめ、お嫁さんのご機嫌伺いつつ事なきよう、披立たぬよう気を使っている。

十月十一日
子とありて笑へる声や秋の暮
          『汀女句集』 秋の暮=秋

 ア二の出生の秘密が明かされた。ア二は七年前、息子の友達のピーグルの雄の子供ということでわが家にきた。来た時からピーグルには違いないが、顔つき、体つきが今ひとつ違う感じがした。ピーグル特有のずんぐりさがなく精伴なのだ。私はひそかにピーグルもどきと呼んだが、長ずるに従いまったくピーグルになった。
 この間、息子が 「アニのお母さん見たよ。見たこともないような変な犬でさ」と言う。
何犬といっていいかわからない雑種だった。ピーグル父さんとの恋の結果生まれた四匹すべてがピーグルだったそうだ。

『日めくり汀女俳句』 邑書林


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読むラジオ万能川柳 №125 [ことだま五七五]

           読む「ラジオ万能川柳」プレミアム☆ 12月1日、8日放送分

      川柳家・コピーライター  水野タケシ

川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
読んで楽しむ・聴いて楽しむ・創って楽しむ。エフエムさがみの「ラジオ万能川柳」
川柳家・水野タケシがパーソナリティーをつとめる、
12月1日放送分です。
  
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なんと、早くも12月!!

「ラジオ万能川柳」は、エフエムさがみの朝の顔、竹中通義さん(柳名・あさひろ)が
キャスターをつとめる情報番組「モーニングワイド」で、
毎週水曜日9時5分から放送しています。
エフエムさがみ「ラジオ万能川柳」のホームページは、こちらから!
放送の音源・・・https://youtu.be/3VnxTkpbckM

【お知らせ・その1】
先週金曜日の仲畑流万能川柳30周年記念のイベント、
選者の仲畑さんと糸井重里さんとのオンライントークイベント、「誰だってつぶやきたい」、
ご覧いただきましたか?約400名の方がご視聴くださいましたが、や~、楽しい時間でした。
(みなさんの川柳)※敬称略  今週は174句の投稿がありました!
・収束に向かうコロナと離婚危機(もふもふ)
・落ち葉踏む一足ごとに癒される(翔のんまな)
・少しずつ影が遅れてくる不安(十音)
・初恋の人まだ夢に出ます喜寿(名人・どんぶらこ)
・もう暮れか冬眠覚めずまた冬眠(名人 ・恋するサボテンちゃん)
・泥付きの祖父の大根甘味増す(名人・やんちゃん)
・再放で昔の良さ知るNHK (大名人・龍龍龍)
・ウィルスがアンテナ増やし攻めてくる(大名人・東海島田宿)
・プロ野球巨人でなくもおもしろい(おむすび)
・あと一枚めくる事ないカレンダー(柳王・アンリ)
・いい年と聞いてたけれどもう師走(名人 ・はる)
・人生は面白いから一句詠む(柳王・入り江わに)
・計算もしっかりできて芸術家(名人・じゅんじゅん)
・油断する心を衝いて変異株(名人 ・ワイン鍋)
・尾身さんの命名かもとオミクロン(大名人・フーマー)
・句が出来ぬ赤いポストが待ちぼうけ(名人・重田愛子)
・木枯らしに駈け出しそうな影法師(名人・不美子)
・世界一バラマキの主サンタさん(柳王・平谷妙子)
・アマビエも黙っちゃいないオミクロン(柳王・春爺)
・はいあなたそっとエプロン渡す嫁(まご命)

☆タケシのヒント!
「ドキッとされる男性も多いのではないでしょうか。でも『男子厨房に入らず』なんて、もったいない。これをきっかけに、ぜひお料理にチャレンジを。楽しいですよ。」

・碧眼に「はうあーゆー」と問う園児(シュークリーム)
・しゃまさんの秀逸についうっそーと(soji)
・指を折る人それぞれに違う意味(名人・グランパ)
・今場所もまたあの女性を探し合う(柳王・けんけん)
・仲畑さんアンリさんの句推しで挙げ(しゃま)
・お汁粉を食べながら観る日本沈没(大名人・咲弥アン子)
・バラマキに反対だけど貰います(名人・ぼうちゃん)
・捨てたのを忘れて2時間探し物(ぽこにゃん)
・渋柿を吊るすと甘くなる不思議(名人・のりりん)
・あんた誰妻に言われた午前様(パリっ子)
・窓の雪我が指先のアタタカサ(バレリア)
・夕暮れにやさしく灯る残り柿(名人・里山わらび)
・かたつむり愛の力で家担ぐ(大名人・かたつむり)  /
・信じられないのはオレの記憶力(柳王・ 荻笑)
・ 一年が値上げ値上げで過ぎていく(クッピー)

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。世界的に見ると新型コロナ感染者は、そんなに減っていません。なのに日本の感染数は激減傾向にあります。詳細な理由は解っていないようですが、政権から疎まれながらも、この方の頑張りがあったのは確かなようです。そこで今週のボツのツボは『オミクロン尾身会長の危機意識』変異株。」

◎今週の一句・はいあなたそっとエプロンを渡す嫁(まご命)
◯2席・バラマキに反対だけど貰います(名人・ぼうちゃん)
◯3席・尾身さんの命名かもとオミクロン(大名人・フーマー)

【お知らせ】
今年の6月から7月いっぱいまで募集していた、
「第48回ぬまづ文芸」川柳部門、このたび入選作品の発表がありました!!
芸術祭賞は四国中央市のごぞんじ、ユリコさん。
「会える日を会いたい人も待っている」
コロナ禍ならではの実感と共感にあふれる、文句なしの一等賞です!! 

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【放送後記】
コロナ禍ということもあるのでしょうか、
あっという間に12月になってしまいました。
今年も29日に「ラジ川で振り返る1年」をお届けします!!
プレゼントもありますからご期待くださいね!!(タケシ拝)

○12月8日の放送

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2週連続の雨……
  
放送の音源・・・https://youtu.be/8bx8Tl4_g1Q

【お知らせ・その1】
コロナ禍にも負けずに10月から編集作業を行ってきた
毎日新聞の「仲畑流万能川柳ファンブック」113号(12月号)、
おかげさまで予定通りに完成しました!!皆さんお手元にも届き始めているかと思います。

(みなさんの川柳)※敬称略  今週は164句の投稿がありました!
・熱燗と鍋で鬼平しのぶ夜(柳王・雷作)
・欲しいものネット通販わしづかみ(初投稿・のり爺や)
・君が今どこに居るのか探してる(柳王・平谷妙子)
・黙食をしないおばさんうっせえわ(ぶたのはなこ)
・とったりは日大理事長得意技(柳王・鵜野森マコピイ)
・ストーブの前愛犬の指定席(浮世っ子)
・悪役の名前みたいねオミクロン(バレリア)
・日に100万働く民は年100万(くろぽん)
・老眼鏡妻の顔だけよく見える(名人・恋するサボテンちゃん)
・イイことのツケを回してやりたいね(名人・せきぼー)
・ 一粒に今朝も健康祖母の梅(名人・やんちゃん)
・2億円タンスゆがんで開けられず(大名人・龍龍龍)
・初冬輝く二十歳のティアラ(大名人・東海島田宿)
・ストーブのエアコンにない暖かさ(おむすび)
・開戦もジョンの死も悲しい歴史(ぽこにゃん)
・庶民には出ることの無い文通費(柳王・アンリ)
・給食のメニュー見てから出すやる気(名人・わこりん)
・歳取れば早起き成るは誤報かも(大名人・ポテコ)
・残業は妻の都合で出来ません(折鶴翔)
・海外へ飛ばせ川柳FMさがみ (名人・じゅんじゅん)
・あと幾つ寝たらジャンボの抽選日(名人・キャサリン)
・寒いからたまには手でも繋ごうか(soji)
・散歩中なのを忘れて買い過ぎて(名人・不美子)
・雪景色思い浮かべるだけでいい(名人・重田愛子)
・何もかも順調な日の鳥の糞(大名人・ ・マルコ)
・物覚えコツはないかと孫に聞く(まご命)
・借り受けたティアラも光るお人柄(柳王・春爺)
・何もせぬ夫が先に食べ始め(大柳王・ユリコ)
・傘寿超え十年保証をつける母(柳王・入り江わに)
・ウキウキと傑作選の出る暮れ待つ(しゃま)
・収まればコロナ理由に断れず(名人・のりりん)
・落ち友を参与で救う聞かぬ耳(大名人・フーマー)
・知りません男心と肩の凝り(柳王・けんけん)
・息子と彼女(カップル)に挟まれて見るイルミネーション(大名人・咲弥アン子)
・勤め帰り買い物をする狩りのように(名人 ・ぼうちゃん)
・ネグリジェを着て寝てられぬ地震国(大名人・かたつむり)

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☆タケシのヒント!
「かたつむりさん、7回目の秀逸で柳王昇進です。おめでとうございます。地震が頻発して不安になる昨今ですが、ネグリジェが良い味を出してますね。絵を思い浮かべて思わず笑ってしまいました。」

☆あさひろさんのボツのツボ
「ラジオ万能川柳。大河ドラマの画面が暗っぽくて、俳優のセリフはボソボソで筋を追えない時が。小生も眼は近くなるし耳は遠くなるし、そのせいかも。ボツの壺『字幕見てようやく理解するドラマ』東考案。29日は年末特番『そこで一句!川柳でふりかえるこの一年』。この一年のあなたの一句お寄せ下さい。」

◎今週の一句・ネグリジェを着て寝てられぬ地震国(大名人・かたつむり)
◯2席・2億円タンスゆがんで開けられず(大名人・龍龍龍)
◯3席・寒いからたまには手でも繋ごうか(soji)

【お知らせ・その2】
いよいよ12月に入りました!!今年もやりますよ!!「そこで一句!川柳でふりかえるこの一年」。
あさひろさん、もう投句も届いていますか??今年最後の水曜日、29日です!

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【放送後記】
家呑みが2年続いて、外で呑むのが億劫な自分がいます。
遠くで呑んで、果たして帰宅できるのか?
アフターコロナに向けて、近場でのリハビリが必要なようです。(タケシ拝)
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水野タケシ(みずの・たけし)
1965年生まれ。コピーライター、川柳家。東京都出身。
ブログ「水野タケシの超万能川柳!!」


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