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雑記帳2023-12-15 [代表・玲子の雑記帳]

2033-12-15
◆『食とくらしと環境を考える会」の12月の講座は「冬に美味しい大根を使って」。

どこにでもある食材や調味料を使ってちょっとひとてまかけて美味しくなる講座は人気です。特に今回は参加者のうち3人がアジア出身。お米は洗わないというお国がらに驚きながら国際交流もできました。

◇ブロッコリーとえびの薄くずスープ

ブロッコリーとえびの薄くずスープ.jpg

<材料>(4人前)
ブロッコリー2房、人参1/3本、かぶ2個、えび4~8本、
塩小さじ1、酒大さじ1、片栗粉大さじ1、和風だしカップ4,5
<作り方>
①ブロッコリーは一口大の小房に分ける。(一人2個、生のまま)
②人参は皮をむいて長さはそのままで、1.5cm各に切り、面取りする。(一人2個)
③かぶは八ツ割にし、面取りをする。(ニトリ2個)
④鍋に4.5カップのだしを入れて火にかけ、人参を加え、7分くらい煮たらかぶを加える。かぶの色が変わってきたら塩と酒で味を調える。
⑤全体gあやわらかくなったら、ブロッコr-・えびを入れ、大さじ2で溶いた片栗粉をまわし入れ、とろみをつけてできあがり。

◇薄切り豚肉のみぞれ煮

豚肉のみぞれ煮.jpg

<材料>
豚モモ肉200g、片栗粉大さじ1、大根50cm、和風だし100cc、醤油大さじ1、青味(小葱、スプライトなど)
A(ショウガ搾り汁大さじ1、塩小さじ1/2、策大さじ1)
<作り方>
①豚肉はr¥食べやすい大木さに切り、Aのショウガ、塩、酒で下味をつける。
②鍋に湯を若し沸かし、①の豚肉に片栗粉をまぶして、1枚ずつ入れて湯がき、容器にとっておく。
③大根は皮ごとおろしておく。
④鍋に100ccのだしを入れて火にかけ、②の肉を入れてあたため、大根おろしを汁ごと加える。最後に醤油を加えて香りを付けて火を止める。
⑤器にもりつけ、青味をちらして出来上がり。

◇冬の彩りサラダ

冬の彩りサラダ.jpg

<材料>
ブロッコリ。大根、人参、適宜
塩小さじ1/2、酢大さじ2、コショウ少々、サラダ油大さじ1
<作り方>
①ブロッコリーは小房に分けてゆでておく。
②大根、人参は短冊の薄切りにする。
③塩、酢、コショウをまぜてドレッシングをつくる。
④ ①②③を加えて出来上がり。

調理でかぶの余りがあればうすぎりにして加えても可。

◇サラダの代わりに◇ゆず大根はいかが。

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<材料>
大根200g、塩小さじ1、ゆず適宜、
砂糖大さじ1.5、酢大さじ1.5、赤唐辛子首相、ゆず果汁適宜
<作り方>
①大根は厚さ2cmの輪切りにして皮をむき、2cm✕1cm✕1cmの拍子切りにする。塩をまんべんなくふりかけ、10分以上おいて水気をとっておく。
②ゆずは皮の黄色い部分を向いて千切りにし、果肉はとっておく。
③唐辛子は付け根の部分を切り取り、種を取り除き、好みでそのまま・二つに切る・輪切りにする。
④ボウルに調味料と②の皮、③を入れて混ぜる。
⑤ポリ袋に①と④を入れ固くねじって結び、冷蔵庫で1時間冷やしたら完成。
⑥半日以上漬け込むと味がなじみ、よりおいしくなる。

◆消費者団体と東京都の協働事業「くらしフェスタ東京」では毎年、「東京のがんばる農業応援企画 食と農セミナーが開かれます。

今年の講演会のテーマは「雑草と私たちのくらし~っ雑草から農業と環境を考える」でした。講師は宇都宮大学名誉教授の小笠原勝さんです。

いったい雑草とは何なのでしょう。
弥生時代から日本では畑や田圃で草をむしる行為がありましたが、面白いことに、どの国にも草をむしって管理することはなかったのだそうです。
雑草という言葉がきかれるようになったのは明治以降のことで、それまではただ「草」でした。役に立たない草の意味で、ヨーロッパからもたらされたものだといえます。
また、人の価値観で定義しようとすると、例えばネジバナをきれいだと見れば雑草ではなくなります。意外に「雑草」の定義はむつかしいのです。

役に立たないと言われながら雑草にも有用性はあります。
たとえば、セイヨウタンポポのように、カフェインレスコーヒーとして食用になるものもあれば、イヌビエはカドミウムを吸収してくれるし、コブナグサは黄八丈の色の原料に、もともとゲンノショウコは薬用、カラムシは織物の材料になる、雑草はあなどれません。

忘れてならないのは雑草は穀物の祖先だということです。
エンバクは大麦の、ツルマメは大豆の、セイヨウカラシは菜種の祖先・・・といった具合に。ランドサットをかけ続けた大豆がツルマメに先祖返りをしたという、面白い話を聞きました。、

ここで問題です。春、桜に菜の花は日本ならではの光景だと誰もが思うところですが、河川敷のカラシナは残すべきでしょうか。
管理されずに繁茂した雑草は有害虫の宿主になります。ヒメシバにはカメムシが、シロツメクサにはアザミウマが、イスズメノテッポウにはイネウイルスが、などなど。
カモガヤのように花粉症の原因にな雑草もあります。(セイタカアワダチソウは実はぬれぎぬだったことが近年わかったそうです。)
ヨウシュヤマゴボウ、シロバナチョウセンアサガオ、ワルナスビ、ムラサキケマンなどはそれ自体が毒をもっています、

この結果、雑草は直接的には農産物のの収穫低下や品質低下をまねき、間接的には宿主の発生源になったり、からまって農機具をいためたり、ひいては農村景観の低下ももたらします。

そこで農薬の出番になるのですが、何故農薬は消費者にきらわれるのでしょうか。
農薬のことはよくわからないという漠然とした理由だけでなく、農薬を使った場合の直接的な利便性が共有されていないことにあると小笠原さんはいいます。
利便性を明らかにするために農薬不使用で生じる経済的損失をひいてくれました。
先ず収穫量はマイナス25%、額にして5,746億円。人力除草をした場合の人件費は時給1500円として1兆162億54万円。人手不足の中、この費用と労力を誰が負担するのか。これに対して除草剤にかかる費用は433億円です。河川の雑草は堤防の弱体化やゴミ不法投棄の助長にもなっている現状も知らなければなりません。

出来れば使いたくないという一方で、農薬が本当に安全なのか、環境に悪いのか、使用を控えた場合に代替物はあるのか、様々な観点で考える必要があるようですね。
「ビッグモーター」が農薬を大量にまいて街路樹をからしたニュースがありました。画面をみてやっぱり農薬は怖いと思った消費者もいるかもしれません。

ここで面白い話があります。講演会のあとグループでの交流会の席で、ある農家さんから「畑の土と道路の土は違う」という話がでました。農家はは絶えず堆肥で土づくりをしているが、道路の土には農薬を分解する菌はいないのです。それでいつまでも農薬が残っている。日本では畑の農薬の管理はきびしく、出荷する時には残留していないことが義務づけられています。

そうした現実を知ったうえで、最終的に選ぶのは消費者です。農地法の改正により農地の貸借が可能となり、新規参農者も見込まれる今、都市部でも自然農法がみなおされる気運もあります。消費者にとっては選択の幅がひろがったとみるべきなのでしょうか。

◆イチョウの黄葉が終わって行楽の人影も引いた昭和記念公園です。

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葉を落とし始めたメタセコイヤ(第4サークル)
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川面を飾る落葉たち(日本庭園西の橋から)
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かたらいの道のいちょうも散りおわり
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紅葉が過ぎてさびしくなった園内を彩るのはイイギリの実(第2サークル)
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マユミ(日本庭園)
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楓風亭のお菓子も「木枯らし」に。そう言えば今年は木枯らしがあまり吹かなかった。


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