雑記帳2023-8-15 [代表・玲子の雑記帳]
2023-8-15
◆この夏の暑さは格別でした。通常なら旧盆のころになると、優触れになると、ちょっと涼しい風がふきはじめるのですが、今年は猛暑はまだまだ続きそう。線香花火を楽しんだ後の縁台の夕涼みももはや遠く、熱中症を気遣う高齢者には厳しい季節でした、
◆この夏の暑さは格別でした。通常なら旧盆のころになると、優触れになると、ちょっと涼しい風がふきはじめるのですが、今年は猛暑はまだまだ続きそう。線香花火を楽しんだ後の縁台の夕涼みももはや遠く、熱中症を気遣う高齢者には厳しい季節でした、
そんなわけで、暑さの中を電車やバスに乗って遠出も出来ず、時折訪ねてくる友人とおしゃべりをするのが関の山、段々一人暮らしの高齢者らしくなってきました。酒の飲めない父が晩年、茶飲み友達が毎日やってくるのをたのしみにしていたのを想い出し、遂に自分もその年齢になったのかと感慨無量でした。四十肩や五十肩、更年期障害など誰のことかとたかをくくっていたのに、今は脊柱管狭窄症とやらに悩まされ、老いは誰にも等しくやって来るのだと実感しています。
で、今日は朴さんとデートしました。
朴さんのことは以前、雑記帳で紹介したことがあります。
韓国の名門梨花女子大学を卒業したお嬢様でしたが、家族の反対を押し切って結婚した相手は牧師さんでした
1985年に来日して東京でのご主人の布教をてつだい、現在は立川に住んでいるのです。私たちのサークル「食とくらしと環境を考える会」に朴さんが入会して本場のキムチの作り方も教わりました。
朴さんのことは以前、雑記帳で紹介したことがあります。
韓国の名門梨花女子大学を卒業したお嬢様でしたが、家族の反対を押し切って結婚した相手は牧師さんでした
1985年に来日して東京でのご主人の布教をてつだい、現在は立川に住んでいるのです。私たちのサークル「食とくらしと環境を考える会」に朴さんが入会して本場のキムチの作り方も教わりました。
朴さんは10年余り前、4歳だったダウン症の玲ちゃんを里子に迎えました。ちょうど「食とくらしの会」に入会したころです。
シングルマザーの玲ちゃんのお母さんが病弱で、こどもを育てられないのが理由でした。
教会の活動がら、それまでも短期間、問題を抱えた少年少女の面倒を見たことはあったということですが、日本の里親制度に接するのははじめて。ずい分勉強したそうです。玲ちゃんが生まれた時、お母さんは病院の支払いが出来なかったのが、なんと、亡くなってから玲ちゃんに請求がきたこともあったとか。いろいろな所に相談して、玲ちゃんが相続を放棄することで解決したということです。玲ちゃんを育てることは一つ一つそんなことの積み重ねでした。
シングルマザーの玲ちゃんのお母さんが病弱で、こどもを育てられないのが理由でした。
教会の活動がら、それまでも短期間、問題を抱えた少年少女の面倒を見たことはあったということですが、日本の里親制度に接するのははじめて。ずい分勉強したそうです。玲ちゃんが生まれた時、お母さんは病院の支払いが出来なかったのが、なんと、亡くなってから玲ちゃんに請求がきたこともあったとか。いろいろな所に相談して、玲ちゃんが相続を放棄することで解決したということです。玲ちゃんを育てることは一つ一つそんなことの積み重ねでした。
玲ちゃんは朴さん夫婦を「パパママ」と呼んで、養護学校に通いながら着実に成長し、今は高校1年生です。中学の卒業式では代表で答辞を読みました。生まれた時1400gだった玲ちゃんがパパママへの感謝をのべる言葉に朴さんは涙がとまらなかったと言います。
高校生になった玲ちゃんは異性への興味をもつようになりました。おむつが完全にに取れたのは小学校5年生のとき、同時に初潮がはじまりました。
障害のあるなしにかかわらず、異性に感心を持つ次期は誰にでもおとずれ、それも個人差があります。玲ちゃんは異性への関心の度合が強いのを見た朴さんが今考えていることは「グループホーム」ならぬ「カップルホーム」です。
障害のあるなしにかかわらず、異性に感心を持つ次期は誰にでもおとずれ、それも個人差があります。玲ちゃんは異性への関心の度合が強いのを見た朴さんが今考えていることは「グループホーム」ならぬ「カップルホーム」です。
これまで障害者の入所施設は規模が大きいのが主流でしたが、彼女によればこれからは規模の小さいのが主流になるだろう。障害者も好きな人が現われれば結婚し、3組程度のカップルが共同で生活しながら仕事も共同でできればより自立できるのではないかと思うのです。(カップルホームは朴さんの造語です。)そのための家を建てたい。大きな施設ではなく、30坪程度の家があれば十分ではないか、今土地をさがしていると、夢も具体的でした。 80歳ちかくなってこんなことを考えるなんて思ってもいなかった、玲ちゃんのお陰だと朴さんは言います。自治体も障害者支援や共生をうたってはいても具体的にどうすればいいか案はまだない。そんな中での朴さんの夢をはからずも聞くことができたのでした。
7月以来の暑さで体調を崩したご主人は肺炎で入院中。デジオネラ菌が原因とわかるまで時間がかかったこともあって朴さんは一時はお葬式も覚悟したそうです。気丈に手配をする朴さんに玲ちゃんが「ママ、泣いてもいいんだよ」と言ってくれたそうです。その言葉が身に沁みて、この子はこんなに優しい子だったのだと思ったそうです。普段は口にださないけれど、この子は人の心が読めるのだと・・・。玲ちゃん幸せな将来のために、朴さんのカップルホームの夢は益々膨らんでいくようでした。
◆遠出ができない時、近場にあるのは国営昭和記念公園と都立薬用植物園です。夏の薬用植物園は訪れる人も無くひっそりとしていました。百花繚乱の春でもなく錦秋の秋でもない季節に、花々はけなげです。
春、見た花たちは多くが、この季節、実を付けています。
モミジアオイ
トロロアオイ
この植物から採取される粘液はネリと呼ばれ、和紙作りのほか、蒲鉾や蕎麦のつなぎ、漢方薬の成形などに利用される。
シロバナインドソケイ
キョウチクトウ科 有毒
サルスベリ
夏の定番 赤が多いがこれは白花
コウホネ
キキョウ
エビスグサ
乾燥させた種子は決明子(けつめいし)と呼ばれて生薬になる。便を柔らかにしたり利尿作用がある。
アメリカノウゼンカズラ
通常見かけるノウゼンカズラより花弁が小さい。有毒。
春、見た花たちは多くが、この季節、実を付けています。
ボケ
ハマナス
サンザシ
2023-08-14 22:10
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