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雑記帳2022-7-1 [代表・玲子の雑記帳]

2022-7-1
◆「食とくらしと環境を考える会」の6月の講座で、ルーを使わない「夏野菜たっぷりチキンカレー」を作りました。たたき胡瓜のサラダを添えて。

◇チキンカレーを作る
≪材料≫
鶏モモ肉1枚(約250g)、塩小さじ1/4、カレー粉小さじ1で下味をつける。
サラダ油 大さじ1、玉葱1個。
ニンニク(みじん切り)1片分、ショウガ(すりおろし)大さじ1/2、
クミンシード小さじ1/2。カレー粉大さじ1.5、 
トマト(完熟)大1個、プレーンヨーグルト150g、塩小さじ1/2
好みのスパイス追加も可。(ローリエ、コショウ、コロアンダー等適宜)
≪作り方≫
①鶏もも肉は2~2.5cm角切り、塩・カレー粉をまぶして20分おく。
②玉ネギはみじん切り、トマトは横半分に切りヘタを取り除き、1cmの角切り。(トマトは皮・種を取り除くとよりまろやかになる)
③鍋にサラダ油大さじ2とクミンを入れて火にかけ、ゆっくり炒め、香りが立ったら玉ネギ・ニンニク・ショウガを入れて、しんなりするまで炒める。蓋をして中火の弱火でときどき鍋底から混ぜながら20~30分、茶色になるまで炒める。
④フライパンにサラダ油大さじ1を熱し①の鶏肉を入れ、中火の強火で両面を焼きつけて③の鍋に移し、カレー粉を加えて炒める。
⑤ヨーグルト・トマト・塩を加えて混ぜ、(この時好みのスパイスがあれば加える)蓋をしてときどき鍋底からかき混ぜながら弱火で20分ほど煮込む。
チキンカレーの出来上がり。
◇トッピング(焼き/揚げ野菜)を作る
≪材料≫
野菜 カボチャ、ズッキーニ、パプリカ等適宜
サラダ油大さじ1、塩一つまみ
≪作り方≫
①野菜はそれぞれの特徴を生かして、薄切りまたは角切りにする。
②フライパンにサラダ油大さじ2を熱し、野菜は固い順からフライパンに入れ、中火の弱火で薄い焦げ目がつくように焼く。最後に塩で味を調える。
◇盛り付け
 器にご飯と野菜を添え、チキンカレーを盛る。

チキンカレー.jpg


◇たたきキュウリと夏野菜のサラダ≫
≪材料≫
キュウリ1本、塩小さじ1/2、パプリカ1/4個、ミニトマト4個、
ミント、バジル、コリアンダ―など適宜
ドレッシング用に、酢小さじ1、砂糖小さじ1/2、オリーブオイル小さじ1/2
≪作り方≫
①キュウリはところどころ皮をむき、両端を切り落とす。まな板の上にキュウリを置き、塩を振り板ずりする。4等分に切り、小分けしてボールに取る。
②パプリカは2等分して8mmの細切り。ミニトマトは横に二つ切り。
③ミント(緑の葉)はちぎっておく。
④①②③とドレッシングをサッと混ぜて、出来上がり。

たたき胡瓜のサラダ.jpg

◆東京都農林総合研究センター(農総研)を知っていますか?

立川の西端、すぐ隣は昭島市という場所に東京都農林水産振興財団の農業試験場があります。財団は農林総合研究センターとして、青梅に畜産試験場をもっていますが、立川では都市農業の支援、推進として、出来るだけ農薬を使わない病害虫防除の研究や、最近の温暖化にともなう暑熱対策にとりくんできました。
ハウスを使い、狭い農地でも生産性を上げることのできる、先進技術を活用した栽培方法はスマート農業と呼ばれ、この農法の推進もセンターの重要な役割りです。
設立から120年を迎えました。

農業試験場 のコピー.jpg
東京農林総合研究センター(旧農業試験場)の事務棟

小池都知事は先般、「10年で東京の農家の所得倍増プラン」を打ち出しました。これを受けて、センターでは、地方に比べて圧倒的に土地の狭い東京で稼げる農業を目指す研究が求められています。

そこで注目されるのが、ITを活用した「東京フューチャーアグリシステム」と呼ばれる東京型スマート農業なのです。
ハウスの温度、湿度や採光はコンピューターで管理され、水やりも家にいながらタブレット操作で行えます。農家の後継者や新規就農者が、少ない負担で農業を始められるように技術開発がおこなわれているのです。
ハウスの屋根には小型のソーラーパネルが設置され、ハウス内の電力をまかなうしくみにもなっています。

ハウス屋根(内) のコピー.jpg
ハウスの屋根にもソーラーパネル

農総研が開発したオリジナルの野菜や果物は結構たくさんあります。
たとえば、ブルーベリー。
ブルーベリーは、国内では1960年代に小平市で初めて商品作物として栽培された東京発祥の果物です。バイオの技術を利用して、品質に優れ、ブドウのように房ごと収穫できる品種を開発中です。

或いは「東京小町」の名を持つ分葱。
青ネギの仲間で、ネギ坊主が発生しにくい。肉厚で甘味のあるのが特徴です。
あるいは酸味の少ない黄色いキーウイの「東京ゴールド」、鑑賞用の品種に原種の芳香性を再現した「香りシクラメン」、伊豆大島特産の切り花「東京スター」などなど・・・

思い出せば、江戸時代、江戸の野菜は参勤交代を通じて、漬物用の大根など全国に広がった歴史もあったのです。東京発の野菜や果物も、今にはじまったことではないのかもしれません。

そして、現在の一推しは「東京おひさまベリー」です。
産地と消費地が重なる東京で、何がメリットかといえば、完熟するまで畑においておけることです。路地で完熟を待って収穫した「おひさまベリー」は、果肉が中まで赤く、甘くておいしいいちごでした。

お日さまベリー のコピー.jpg
おひさまべりーを試食しました。

15ヘクタールの広大な圃場は立川崖線の下にひろがっています。
湧水もある崖線特融の景観を楽しみながら、圃場見学をさせてもらいました。

圃場(崖線から) のコピー.jpg
立川崖線の下に広がる圃場。遠くに多摩川を越えた先の団地がみえる。
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崖線の上からみたハウスの並ぶ圃場

面白いのは、様々な品種の野菜や果物の畑にまじって、植木林があることでした。
立川に植木農家が以外に沢山あることは以前紹介しましたが、東京は実は街路樹の一大消費地なのです。大きくなりすぎた樹を切る切らないが論争の的になることもありました。街路樹にも時代の好みがあるようです。現在は街路樹としてはあまり大きな樹は好まれないので、大きくならない欅やイチョウの研究も対象なのだということです。

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摘み取り作業が楽に行えるイチゴのハウス
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ブルーベリーの畑ではぶどうのように房ごと収穫できる品種を開発中。
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植木たち
動かせるベンチ のコピー.jpg
東京オリンピックで活躍した動かせるベンチ

農総研は、東京という地価の高い、狭い農地で、どのように収益を上げて農地を保存し環境を豊かにするかを日々研究している施設です。圃場は研究のため立ち入り禁止になっている場所もありますが、それ以外は自由に散策できます。場内の、50種類を超える桜が10月から4月にかけて次々に開花し、近隣住民のひそかな楽しみにもなっています。圃場の近くに住む友人は毎朝ここを散歩するのが日課です。見学した5月の末はヤマボウシが満開でした。

ヤマボウシ2 のコピー.jpg

◆6月の、梅雨明前の薬用植物園の花たちです。

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シナノカンゾウ
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イブキジャコウソウ
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ハナビシソウ
ベニバナ のコピー.jpg
ベニバナ

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