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浜田山通信 №279 [雑木林の四季]

コロナ対策評価せず62%

           ジャーナリスト  野村勝美

 ことしは暮も正月もない。神様も佛様も新型コロナ様には敵わない。へたに神様の方を信じて成田サンや明治神宮へのお参りに行ったら怪しげなご利益を頂いてくることになる。私たちは若いからかかってもたいしたことはないとタカをくくって晴れ着など着込んで出かけると、まちがいなく感染する。 神や佛はいらっしゃるかもしれないが、あるいは我が身に感じたことはあるかもしれないが、コロナのように実物が現存する物に対して、実物をもって証明した者はいない。
 アメリカやイギリスでワクチン開発にせいこうし、日本国も分けてもらえるらしいが、まだ大分先の話のようだ。その間にわが日本国の政府がやっていることは、コロナをますます暴れさせることばかりだ。まずGoToキャンペーンのいろいろ。とにかく少しばかりのエサをぶらさげて旅行や呑みくいに金を使わせ、観光、旅行、宿泊業関係に喜んでもらおうというわけだ。旅行に行けない人には、東京なら東京の有名レストランなどでいくらか安く呑みくいしてもらおうということらしかったが、なにせ人が集まったり出かけたりするとてきめんに感染者が増える。12月12日の感染者は東京で最多の621人、全国でも10日の2975人を上回り3041人となった。もう完全に増加軌道に乗り、医療崩壊も重なって手がつけられなくなるのではないか。
 これは明らかに現政権が始めたGoToキャンペーンに始まる。人が出かけなくなり、観光地た盛り場の人でがばったり減った。観光地では悲鳴をあげ、コロナにやられる前に食っていけなくなった。世界中どこでも同様で、都市のロックダウンをやったヨーロッパなどは日本より「ひどかった。そこで考え出されたのがGoToだ。わずかな恩典を与えて悲鳴をあげてる観光地に少しでも人を集めようとした。
 政権が代わったばかり、盛り場や観光地へ遊びに行くのに飢えていた人々は、まず箱根や京都など近場の観光地に殺到した。コロナはとにかく密集をさけてくださいと言っていたのに、観光産業をたちなおらせるためにGoToキャンペーンを始め、猫もシャクシも観光地や盛り場へ殺到した。効果テキメン、感染者はどんどん増え、GoToなんとかでウケに入っていたスカ内閣は11月になってもその一時中止も考えないと言っていた。
 毎日新聞が13日付で発表した世論調査結果はサンタンたるもので、政権発足当時の9月政権支持率64%だったのが、 11月57%、今回は40% まで急落した。とくにコロナ対策では「不安を感じる」が69%、「感じない」17%。「GoTo中止を」も67 %。何でもかんでも「GoTo」さえ付ければ喜ばれたのが真逆の結果になり、それでもスカ首相は、GoTo停止を考えないと言い張っている。「コロナより経済を」がトランプ以下世界のダメ政治屋の主張だ。(12月13日記)


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