祖道傳東Ⅱ №2 [文芸美術の森]
第二図 太子時代
画 傅 益瑤・文 曹洞宗大本山永平寺
画 傅 益瑤・文 曹洞宗大本山永平寺
《紙本塁画彩色》 九〇×一二五 軸装
釈迦族の王子として生まれた釈尊は、何一つ不自由のない優雅な環境の中で生活を送りながら、成長いたしました。
城中には美しい畳茶羅華(まんだらげ)の花が咲き乱れて、稜郁(ふくいく)とした香りが漂い、天上からは美しい音楽が奏でられるなど、まさに黄金の光が隅々まで輝くような環境でありました。
しかし、生母を失った悲嘆の思いからか、次第に物思いにふけることが多くなって、人生に対する憂悩を深くするようになって行きました。
『禅を描く 祖道傳東』 大本山永平寺
2019-09-12 07:58
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