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いつか空が晴れる №55 [雑木林の四季]

    いつか空が晴れる
          -Voodoochildー
                    澁澤京子

 トランスミュージックについて調べることになって、ガムランのほかに北アフリカ、モロッコ発祥のグナワ音楽があることを知って、you tubeで聴いてみた。
グナワ音楽の有名なミュージシャン ハッサン・ハクムーン(Hassan Hakmoune)にすっかりはまってしまう。ジャズ風あり、(マーカス・ミラーと共演)ジミ・ヘンドリックスに似ているのがある、と思ったら、ジミ・ヘンドリックスはグナワ音楽に相当はまっていたらしい。

ジミ・ヘンドリックスのVoodoochildは、時々強烈に聞きたくなる麻薬みたいな曲だけど、その根っこには、アフリカのトランスミュージックがあったのだ。
そういえば、子供のときガールスカウトのキャンプファイアーで歌っていたアフリカっぽい歌(クムラタ・クムラタ・クムラタ・ビスタ・・)子供ながらに恍惚として歌っていたのを思い出す・・

グナワ音楽は、もともとは北アフリカで悪霊払いとか医療として使われていた曲。患者をトランス状態にして、治療を行うらしい。

ボサノバ、サンバのルーツにはカンドンブレというアフリカ、ヨルバ族の宗教がある、オリシャといういろんな性格を持った神様を信仰するアニミズム宗教だけど、鶏の生血を浴びて恍惚として踊ったりしているのもあって、日本のイタコ、沖縄のユタのような死霊の憑依に比べるとぐっと生々しい。

アフリカ音楽については、奥が深すぎてとても私には書けないけど、こんなに洗練されたリズムって他の国にあるだろうか?

「マクナイーマ」マリオ・ジ・アンドラージというブラジルの小説家が書いた、私の気に入っている小説がある。カンドンブレの精霊が主人公で、この精霊がとにかく奔放で明るくて、無垢で無責任で、陽気で気ままで、遊び好きで軽薄で、女好きで、と(性格のない性格)が特徴なんだけど、この精霊は、アフリカの洗練されたリズムそのものじゃないだろうか?

アフリカ人の歴史。黒人奴隷という悲惨な歴史を背負っていても、力強く明るく生きることができたのは、きっとマクナイーマのような明るい精霊(音楽)がいつも彼らのそばに寄り添っていてくれたからなのだ。


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