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草木塔~種田山頭火 №21             [ことだま五七五]

川棚温泉 1

                           俳人  種田山頭火

  花いばら、ここの土とならうよ

  待つてゐるさくらんぼ熟れてゐる

  山ふところのはだかとなり

  山路はや萩を咲かせてゐる

   ここにふたたび花いばら散つてゐる

  朝の土から拾ふ

  石をまつり水のわくところ

『草木塔』 青空文庫

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