武蔵野 №28 [ことだま五七五]
夏 16
美術評論家・全国良寛会会員 斉藤陽一
野茨(のいばら)や最後の皇帝死せる門 イスタンブール
ビザンテイン皇帝討死の地
スルタンの孤影はかなき合歓(ねむ)の花 同・トプカプ宮殿
黄楊羽(きあげは)の海峡高く吹かれおり 同・ボスポラス海峡
満点の星岩窟の闇の上 トルコ・カッパドキア
芥子(けし)か血かアキレスたちの駆けし野に トルコ・トロイ遺跡
ちらと見てたちまち潜む青蜥蜴(あおとかげ) 同
2012-10-10 08:54
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