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雑記帳2012-3-15 [代表・玲子の雑記帳]

あれから1年。

あれから1年。3月11日はテレビでは一日中、鎮魂の番組が流れていました。地震の起きた時間には、町中に黙祷を呼びかける防災課の有線放送。職場でもイベント会場でも、黙祷はささげられました。

時間が経つにつれて、震災直後には判らなかった事柄が次々に明らかになって、復興はまだまだ進んでいるとは言い難い実情もわかってきました。あまりにも大きかった被害の様相は阪神大震災にくらべるまでもなく、戦後の日本の復興と同じようには考えられないことを思い知らされた感があります。

復興への対応が巧く進んでいない理由に、福島があります。震災と同時に起きた原発事故は、誰も想定しなかったこととはいえ、日本各地に建てられた原発について、原子力について、専門家でさえ、何も判っていなかったことがわかっただけでした。小さい子供を持つお母さん達は、自分たちの手で食品の放射線量をはかるようになりました。世間に、権威や専門をバックにした人たちの正体を見てしまった今、私達は自分の身を守るのは自分しかいないと覚悟を決めて、それでも東北へエールをおくりつづけます。 せんだって、「くらしフェスタたちかわ」という小さいイベントを行って、そこでもささやかですが、義援金が集まりました。

◆わが家の飼い猫エイジが年末に車にぶつかったことを書いたら、心配してくださる人が何人もいました。獣医さんのみたてどおり、ケガは1ヶ月で完治しました。元気になったエイジです。

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◆パソコンをあたらしくしました。Windows7に不慣れな点を除けば、作業は驚くほどはかどります。『知の木々舎』は間もなく丸3年になります。月2回の更新の作業にもすっかり慣れて、プロバイダーからは「あなたのまめ度は天下一品です」とほめられています。年末少し落ち込んでいた読者数も、年明けと同時に回復して、一日に350~360人の訪問者を確保するようになりました。
丸3年を期して、知の木々舎文庫の2冊目を発行する準備にはいりました。多比羅孝さんの『言葉あそび入門』は、紙にすると大部なものになるため、電子本になる予定です。

◆2年近く連載しご好評を頂いていた蔡焜燦さんの『台湾人と日本精神』は今号で終了しました。おりしも、先だって台湾総督選挙があったばかりです。私のまわりにいる人のなかでも、この度の選挙では二つにわれました。中国という巨大は力の下で、どちらを獲るか、台湾は常にゆれつづけるのでしょうか。

◆代わりにしばらくお休みしていた「浦安の風」が再開されました。記事の入れ替わりで春は忙しくなりそうです。

◆まだまだ寒さのぬけない季節の変わり目です。一茶の句をひろいました。
    我村や春降雪も二三尺              七番日記   政1
    もう是がいとまごひかよ別霜        七番日記   政1
    三ヶ月はそるぞ寒は冴かへる        七番日記   政1    (出)『自筆本』『文政版』
   彼岸迄とは申せども寒哉            文政句帖   政6
   大道に雪ほしておく春辺哉          文政句帖   政5


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