ファーレ立川のパブリックアート№7 [文芸美術の森]
ファーレ立川のアート
ファーレ倶楽部会長 中島満喜子
ファーレ立川は、大正11年に造られた飛行場が戦後米軍に接収されて米軍基地になり、それが1977年、全面返還となって、駅に近い5.9ヘクタールが商業・業務都市として開発された街です。歴史や伝統のない新しい街にアートを取り入れ表情や親しみを吹きこみました。
【2】新宮晋 [日本] 『訪問者』
パレスホテルの南西にある新宮晋の作品は、換気口の上にあり、風が吹くとゆっくり複雑な動きをます。風は目に見る事は出来ませんが、風で動く作品を見ると風を目で感じることができます。風の強さだけでなく向きによって動きが違います。
彼の作品は瀬戸内海の中にもあり、それは海の波や光の輝き、風の流れとともに動いています。
【66】ジョナサン・ボロフスキー[アメリカ] 『ブリーフケースを持った男』
損保ジャパンの北西の方に道祖神として立っているのがジョナサン・ボロフスキーの作品です。高さ8.5m、厚さ6.5m、重さ6.5トンのがっちりしたこの像に夕日が当たると、後ろの黒い御影石の壁にその姿が映りまた美しいです。
彼はいつも自分自身の姿を作品にしています。ここでは自分の描いたデッサンを鞄に入れて、日々働いている自らの姿を設置しています。足元に書いてある数字は、作者自身が埋めていった時間(主観的時間)の経過を表しているのです。
2009-12-27 15:33
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