ミツバチからのメッセージ №60 [ふるさと立川・多摩・武蔵]
ブータンー6
造園家・ミツバチ保護活動家 御園 孝
小高い丘には死者を弔うための白く長いダルシン(のぼり旗)が、風にたなびいています。
旗には経文が書かれていて、風で一度たなびくと一回お経が読まれたことになります。
橋や水辺には悪霊や災難を祓い清めるため、色とりどりの小旗タルチョが沢山張られています。
人が亡くなると火葬し遺灰を粉にして土と混ぜ、ツァツァという小さな仏塔を108基作って道端に置きます。
2~3年経つと風雨で融けて、跡形もなくなります。ですから仏教国のブータンにはお墓が有りません。
日本では人が亡くなると、お葬式に数百万円かかり、戒名をつける時に数十万~数百万を支払い、立派な墓石に数百万円もかかりますが、ブータンへ行き仏教の本来の姿を見た気がしました。
死者を弔うためのダルシン
悪霊や災難を祓い清めるタルチョ
悪霊や災難を祓い清めるタルチョ
ツァツァ
ツァツァ
ツァツァ
タルチョ
2022-01-28 23:18
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