草木塔 №25 [ことだま五七五]
山行水行
俳人 種田山頭火
山あれば山を観る
雨の日は雨を聴く
春夏秋冬
あしたもよろし
ゆふべもよろし
雨の日は雨を聴く
春夏秋冬
あしたもよろし
ゆふべもよろし
炎天かくすところなく水のながれくる
日ざかりのお地蔵さまの顔がにこにこ
待つでも待たぬでもない雑草の月あかり
風の枯木をひろうてはあるく
向日葵や日ざかりの機械休ませてある
『草木塔』 青空文庫
2018-09-12 19:52
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