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第2次石破内閣発足 [雑木林の四季]

第2次石破内閣発足   

             永田五郎 

11日午前石破内閣は総辞職し、午後からの首相指名選挙に臨んだ。1回目の投票では、 
 自由民主党の石破氏、立憲民主党の野田氏、いずれも過半数に達せず、2回目の決選投票で
 石破 茂      221票
 野田佳彦      160票
 無効           84票
石破氏が第103代の首相に選ばれ第2次石破内閣が発足した。

自民・公明の議席数は221、そのままの票だ。過半数には届かなかった。昭和54年(1979年) 11月、自民党の大平正芳氏の得票数が過半数に届かず首相に選ばれて以来45年ぶりのことだ。野党からの支援はなかった。

立憲民主党は野党統一候補として野田代表を指名するように働きかけていたが、149議席に11票が上積みされる結果となった。無効84票の内容は石破・野田両氏以外の氏名が記されていたという.。日本共産党は野田氏を支援しているとしているから、それ以外の野党各党はそれぞれの党首の氏名を記したものといえる。野党が過半数なのだが、連合による政権獲得の可能性は消えた。                                                 

当面の政治日程は、年内の補正予算の編成。新年に入って2025年度の29人の予算編成。
来年7月の参議院議員選挙。

少数与党の自民党は過半数を獲得して円滑な国会運営を図るためには、できる限り野党と丁寧に話し合っていく必要がある。、17ある常任委員長のうち予算委員長を含む7つを野党側に配分することにした。
特に予算委員会では、野党と対立するのではなく、話し合って一致点を見つけていくような場面が見られることになろう。こうした協調によって、自民党本来の政策主張をどこまで生かしていけるかどうかが問われる。 

またいずれかの野党と連携して行く必要がある。 
その相手として国民民主党が浮上した。国民民主党は与野党の新しい協力関係として、 
自民党と連立しない、閣外協力もしない。ただ個別の問題について、その都度協議してゆきたいとしている。 
政府は10月30日、経済対策の目玉として。国民民主党を主張している政策の一部を反映したいと述べた。 
国民民主党代表の玉木雄一郎氏は、先の衆議院選挙の際「手取りを増やす」と主張。 
年収が103万円を超えると所得税が課税され、働き控えが起きる『103万円の壁』の問題を主張してきた。選挙の後はその壁を178万円に引き上げることを訴えている。

自民党の政策通と財務省は、178万円に引き上げる地方自治体に相当な財政の減収となることから、国民民主党の要求を丸呑みするのは難しいとみている。

降って湧いたように時の人国民民主党代表の玉木雄一郎氏の不倫が、総合週刊誌「スマートフラッシュ」で伝えられた。玉木氏はそれを事実と認めた。玉木氏に対する責任論はでていない.。 玉木氏は代表を続ける。

一方、経団連の十倉会長も、いわゆる「年収103万円の壁」について「分厚い中間層を形成すべきだ。働いている世代が将来不安を持ち、可処分所得も低いという点を問題提起したことを評価したい」などと述べ議論が進むことに期待している。

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