雑記帳2024-5-15 [代表・玲子の雑記帳]
2024-5-15
◆5月は「麦秋」の季節です。栃木県にある大麦畑の一坪オーナーである私は刈り取りを迎えた麦畑を見学できることになりました。
◆5月は「麦秋」の季節です。栃木県にある大麦畑の一坪オーナーである私は刈り取りを迎えた麦畑を見学できることになりました。
きっかけは通信販売で大麦のお菓子を買ったことから。大麦の効用はしらないまでも、食物繊維が豊富だ位は知っていた。食べてみると、適度に美味しく、適度に安かった。
ある年、耕作放棄された荒れ地を麦畑に変えたいという会社の便りが届きました。1万円で願いを敵える手助けをしてほしい、というお誘いでした。世にある、高齢者がよくかかる詐欺まがいではないのか。そうだとしても1万円ですむのなら、見返りを求めなければだまされてもともとくらいの気持ちになれます。こうして畑の一坪オーナーになったのでした。
オーナーには毎年、この季節に見学会のおしらせがきます。たわわに実った麦の穂を一度見たいものだと思っていましたが、足利は遠い。どうやって行こうかと思案していたところ、知り合いが車を出してくれることになりました。運よく、この日のメニューには畑の見学と2人分のお昼がついていました。
ランチのお弁当はなかなか美味しかった。ごはんは麦ごはん。
足利にある「おおむぎ工房」は、実は15年前のNHKのテレビ番組「小さな旅」でその前身が紹介されていました。社長の浅沼 誠司さんがまだ父親の小さな洋菓子店で働いていたころのことです。
大学を出て店の営業をしていた当時、地方からの帰路で、車窓に見た故郷の景色を忘れることができないといいます。それは夕陽をあびて黄金色に輝く麦の畑でした。この光景を残したい、そのために自分になにができるのかを考えたそうです。地域の特産である大麦を使ってお菓子はできないだろうか。
大学を出て店の営業をしていた当時、地方からの帰路で、車窓に見た故郷の景色を忘れることができないといいます。それは夕陽をあびて黄金色に輝く麦の畑でした。この光景を残したい、そのために自分になにができるのかを考えたそうです。地域の特産である大麦を使ってお菓子はできないだろうか。
浅沼さんが見た景色と同じ風景が車窓に広がる。大麦は黄金色に小麦はまだ青い。
栃木県、なかんずく足利は全国有数の大麦の産地です。私も40年以上前に福岡にすんでいたころ、筑後平野で大麦が栽培されていたことを思い出しました。聞けば、栃木と佐賀県が大麦の栽培で全国1,2位を競っているということです。栽培されている二条大麦はいずれも麦酒の原料になります。 なので、すべて契約栽培。農家の収入は安定しますが、逆に、麦酒以外の用途で大麦を育てている農家はいないのです。その中で何とか5キロの大麦を手にいれた浅沼さんでしたが、粉に挽くにも苦労がありました。お菓子の原料を確保するために、みずからの畑で大麦栽培に取り組む事は欠かせませんでした。
国の減反政策で農家が手放した田圃は今でも全国にたくさんあります。放置された田圃は荒れ、やがて森や林になってしまいます。社員一丸となって、樹を切り、耕して育てた大麦畑をこの日、私たちは見ることができました。
人の腰の高さまで実った大麦畑。
浅沼さんの麦畑は海外からの視察も多いそうです。
同行した連れも私も昭和の子どもで、小さい頃、麦ふみをした記憶があります。冬に麦をふみつけることが、麦の成長をうながすのですが、それが麦をいためているのではないかと一様におどろくそうです。広い畑は人力では追いつかず、今は機械が代わりだということでした。
同行した連れも私も昭和の子どもで、小さい頃、麦ふみをした記憶があります。冬に麦をふみつけることが、麦の成長をうながすのですが、それが麦をいためているのではないかと一様におどろくそうです。広い畑は人力では追いつかず、今は機械が代わりだということでした。
ところで、私たちが一般に目にする小麦粉にたいして、わざわざ大麦粉という名前がないように、小麦と大麦は同じイネ科の植物ながら用途も性質も違います。大麦は越年草で小麦は一年草。大麦はそのままの形で発酵させて味噌やビールに、小麦は粉にしてパンや菓子、麺類などに加工されます。成分は似ていますが、大麦には食物繊維が多く、小麦にはグルテンが多く含まれます。練るとネバネバするグルテンのないことが、大麦がお菓子作りにむいていない理由です。浅沼さんが大麦のお菓子を商品化するまでには試行錯誤の日々があったということです。会社の看板メニューの「大麦ダックワズ」は、メレンゲが主な材料なので生まれたお菓子です。
二条大麦 2本の筋がある。
大麦にはノゲとよばれる毛があって風がふくと畑に黄金色の波ができるのだという。小麦にはない。
大麦工房では検品の際に出てくる不良品を「わけあり」商品として、安い値段で提供しています。私も実はわけあり商品の愛用者です。フードロスにつながるので、他でも値引きした訳あり商品がひろがるといいなと思っています。
行きは圏央道から関越を、帰りは東北道を利用したので、関東を一円することになった楽しい大人の遠足でした。乗せて行ってくれた連れに感謝です。
それにしても麦秋とは言いえて妙。美しい日本語の一つだと思います。
それにしても麦秋とは言いえて妙。美しい日本語の一つだと思います。
◆5月12日は国営昭和記念公園の無料開放日でした。
連休つかれなのか、比較的早い時間帯だったせいなのか、来場者は思ったより少なく、この季節の花々をじっくり眺めることができました。日本庭園のアヤメは見ごろを過ぎていましたが、花木園のショウブはまだ養生中です。そんな中でネモフィラの寿命は長いです。つつじの終わった園内には、シャリンバイやカルミアがいたるところで満開になっていました。
連休つかれなのか、比較的早い時間帯だったせいなのか、来場者は思ったより少なく、この季節の花々をじっくり眺めることができました。日本庭園のアヤメは見ごろを過ぎていましたが、花木園のショウブはまだ養生中です。そんな中でネモフィラの寿命は長いです。つつじの終わった園内には、シャリンバイやカルミアがいたるところで満開になっていました。
シャリンバイ(日本庭園)
ベニバナトチノキ(花木園内のハーブ園)
エゴノキ(日本庭園)
キンセンカ(こもれびの里)
スイカズラ(こもれびの里付近ノサイクリングロード)
楓風亭のこの日の生菓子は「薫風」でした。新緑のこの季節にぴったりの名ではありませんか。
薫風
◆立川で一番新しい街区グリーンスプリングズでは、連休中、アロハフェスが開かれていました。
運営にあたるスタッフは皆若く、次々に湧いてくるような人の流れを見ていると、賑わいを租出する様々な工夫があるのだろうと思わされました。今、このエリアは若者の集まるファッショナブルな街として注目されています。
運営にあたるスタッフは皆若く、次々に湧いてくるような人の流れを見ていると、賑わいを租出する様々な工夫があるのだろうと思わされました。今、このエリアは若者の集まるファッショナブルな街として注目されています。
2024-05-14 06:18
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