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私の中の一期一会 №273 [雑木林の四季]

高市早苗大臣が総務省の行政文書を「捏造だ」と強弁して議員辞職の危機?
~マスク着用は緩和されたが、感染リスクが減った訳ではない~
 
     アナウンサー&キャスター  藤田和弘

 放送法の「政治的公平」をめぐって交わされた安倍政権内部のやり取りを記した8年前の総務省の行政文書について、当時の総務大臣だった高市早苗氏が「私に関する部分は捏造だ」と強弁を繰り返した。
 文書を手に入れて公表したのは立憲民主党の小西洋之議員だが、この文書には当時の磯崎首相補佐官が安倍晋三氏の意向に沿って総務省に放送法の解釈変更を強引に迫った様子が詳しく書かれているという。
 磯崎氏は総務省と意見交換したことを認めているのに、高市氏は“自分に関する部分は捏造だ”と言って譲らなかった。
 捏造でなければ、閣僚や議員を辞職するとまで息巻いたのだ。
 森友問題に関係していたら「総理大臣も国会議員も辞める」と言った誰かさんとそっくりな発言・・ではないか。
 行政文書は官僚が業務で作成するものであり、省内で共有し保存するものである。
 森友、加計問題を受け、公文書は可能な限り発言者に内容を確認するルールを設けるようになったという。
 職員が大臣にレク(説明)した場合は、日時や場所、記録者が明記されるようだ。
 3月7日には松本剛明総務大臣が会見で「この資料は行政文書である」ことを認めている。
 総務省の小笠原陽一情報流通行政局長が14日の会見で「文書作成者によると、8年前で記憶は定かではないが日頃確実な仕事を心掛けているので、上司の関与を経てこのような文書が残っているのなら、同時期に“放送法に関する大臣レク(説明)が行われた”のではと認識している。大臣レクはあった可能性は高い」と語った。
 高市氏は「放送法の政治的公平についてレクを受けてない」と全面否定していたのが怪しくなってきた。
 安倍政権が放送法の“政治的公平”について、無理やり解釈を変更した経緯が記録された文書はホンモノだったのである。
 高市氏の「捏造」という主張は崩れ、「進退」をめぐった厳しい立場になってきた。
 ありもしない事実を公文書に記載したり改ざんしたりすれば、それは犯罪行為になる。
 「17年12月より前に記された発言内容の判定は困難との解釈を許せば、すべての公文書の正当性は失われる。
 都合よく歴史の修正を許す結果を招く恐れがある」と指摘する専門家もいる。
 “公文書は政策決定の公正さを検証するために不可欠な国民の共有財産だ”と新聞の社説も書いている。
 総務省の文書を否定出来なくなった高市氏は「不正確な文書を作り上げた・・」に発言をすり替えたのである。
 当時の官僚に責任を押し付けるような発言にも見える。
 安倍氏という最大の政治的な後ろ盾は、もうこの世にいない。
 加計学園問題の時は。総理の御意向の事実を「怪文書だ」としてウヤムヤにできたが、状況は変わっているのだ。
 都合よく忖度してくれる官僚は、もういなくなったのではないか?
 文書を公表した小西洋之議員は「高市大臣は早く捏造という発言が虚偽であることを認めて、委員会で発言したとおり大臣を辞職し、議員も辞職することを求める」と語った。
 捏造発言で追い込まれた高市早苗氏には、閣僚も議員も辞職の危機が迫っている・・・
 先日13日は、マスクなしOKの初日だった。
 私はハートクリニックの受診日だったのでマスクを着用して家を出た。
 バス停の向かいは県立の女子高で、下校する女子高生がたくさんいたが全員マスクをしていた。
 バスは混んでなかったが、運転手や乗客全員が今まで通りマスクを着けていた。
 クリニックでも薬局でもマスク無しの人はいなかった。
 帰りのバスはガラガラだったが、マスクを外した人は一人も見かけなかった。
 岸田首相らは朝、マスクを着けずに官邸入りしたという。
 国会でも首相や閣僚が“マスクなし”で集中村議に臨んでいた。
 東京丸の内ではマスクを外している人は殆ど見られず、これまでの出勤風景と変わらなかったという。
 会社員の一人は「コロナに感染するリスクや隔離の方針は変わらない。5類になるまではマスクを着けようと思う」と話した。
 これからは感染状況やリスクに応じて、自分で判断していくことが基本になる。
 マスク着用が緩和されたが、感染リスクが減った訳ではない。
 コロナは、症状が出る前でも人に感染する厄介なウイルスだ。
 リスクに応じて・・・と言ってもリスク判断はそんなに簡単ではないだろう。
 マスクを着用するかしないかの判断を誤ると、防御が下がり感染者が増える恐れがある。
 私は“マスクを外さない”ことに決めた、悩まなくて済むから・・・


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