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雑記帳2022-12-15 [代表・玲子の雑記帳]

雑記帳2022-12-15
◆『食とくらしと環境を考える会』の女性センターでの冬の講座は「冬の野菜で体を元気に」のテーマでした。薬膳の知恵を採り入れながらのメニューをご紹介しましょう。

品数は沢山あるようにみえますが、一番時間のかかるのが炊き込みおこわ。炊飯器のスイッチを入れて炊きあがるまでの間に他の4品ができあがります。材料は3人前。

◇黒米とサツマイモの炊き込みおこわ
<材料>もち米カップ0.5、普通米カップ2、黒米 大さじ1、サツマイモ100g(小1本)、
        水カップ1.5、塩小さじ1/2
<作り方>
①もち米・米・黒米はとぎ洗いし、ざるにあげて30分おく。
②サツマイモは皮つきのまま1cm強のさいの目に切り、水につけてアクをぬいておく。
③炊飯器に①と、アクをぬいていったんザルに上げて水切りしたサツマイモ、塩小さじ1/2を入れ、水を加え、サッと混ぜて通常の白米炊飯モードで炊く。
④炊きあがったら、しゃもじでかるく混ぜて布巾をかけておく。

黒米とサツマイモの炊き込みおこわ.jpg

※10分以上は蒸らさない。いつまでも蓋をしておくと、もち米が柔らかくなって、おこわの食感がなくなるので注意。

◇立川野菜の元気和え2種
<材料>小松菜(ほうれん草、春菊など)1/2杷(100g)、大根150g、
    和え衣(青菜)クルミ大さじ1、クコ大さじ1、黒ごま小さじ1、味噌小さじ1/2、
                   砂糖小さじ2、酢小さじ1、
    和え衣(大根)クルミ大さじ1、クコ大さじ1、黒ごま小さじ1、ごま油小さじ1/2
                   砂糖小さじ2、酢小さじ1

<作り方>
①鍋に湯を沸かし、先に千切りにした大根をサッと湯がき、ザルにあげておく。大根をとりだしたあとの湯で青菜を色よくサッとゆでて3cmの長さに切って水気を搾っておく。
②クルミは細かく砕くか、たたいておく。
③クコはサッと水洗いし、大さじ3位の水でもどしておく。もどした水は捨てずにスープに使う。
④調味料をよく混ぜ合わせて、クルミ・クコ・黒ゴマをあわせて和え衣をつくっておく。
⑤食べる直前に和えて器に盛る。

小松菜元気和え.jpg
小松菜の元気和え
大根元気和え.jpg
大根の元気和え

◇餃子の皮で作るワンタン
<材料>餃子の皮(市販)12枚、豚ひき肉100g、
           ショウガのみじん切り大さじ2
      Aコショウ少々、塩小さじ1/3、ごま油小さじ1
      B水カップ4,醤油大さじ1、塩小さじ1/2、コショウ少々、ごま油大さじ1/2
        葱(青い部分)の小口切り 適宜

<作り方>
①豚ひき肉に、調味料Aを順に加え、ショウガのみじん切りも加えてよく混ぜる。
②餃子の皮の中央に①の餡を置き、皮の縁に水少々を付けて半月形に餡を包み、皮の両端をあわせて、水を付けて止める。
③鍋に分量の水としょうがの皮・葱の不要部分・クコの戻し汁を入れて火にかけ、沸騰させ、3分煮てから、ショウガの皮、葱の不要部分を取り出す。
④②をいれて、浮き上がってから3分煮て、醤油、コショウ、ごま油で調味する。
⑤味を整えて器に盛り、葱の小口切りをトッピングして出来上がり。

ワンタン2.jpg

◇ヨモギ白玉の甘酒しるこ
<材料>白玉粉(よもぎ粉入り)30g、水30cc、甘酒100g、牛乳100cc
<作り方>
①ボウルに白玉粉、よもぎ粉を入れ、良くまぜる。水30ccを少しずつ加えて耳たぶ位の硬さにねり、小さなだんご状にまるめる。
②鍋にたっぷりの湯を沸かして①を入れ、浮き上がったら水に取る。
③別の鍋に甘酒、牛乳を入れて温め、器にそそぎ、水気を切った②を入れる。

蓬白玉の甘酒汁粉.jpg

※クルミは健脳、老化防止、足腰の冷えに良い。クコは強壮薬として、疲労、無気力、頭痛などに用い、目の疲労にも効力がある。

※加熱したショウガは血行を良くし、からだを温めてくれるので、冬は加熱して使うと効果的。

※黒米は疲労・老化防止、血の巡りを良くする。サツマイモは胃腸を元気にしてむくみをとる。便秘、高血圧も予防。

※ヨモギには冷え防止や造血作用がある。

※甘酒には身体を潤し、気力を増進させる効果がある。

12月は本格的な寒さに備えて、しっかり体力を作るときです。エネルギーを蓄える冬は楼用医学でいう「腎」の機能を高める時でもあります。黒色の食品、ヌルヌルした食品は、「腎」の働きを助けます。
「腎」とは、西洋医学でいう腎臓ではなく、もっと広い意味で生活活動そのもおを意味します。「先天の本」とも言い、生まれた時から終生、その人の成長、精気、生殖などを左右するもの。食事でエネルギーと潤いだけでなく、冷えに負けないよう、体を温める食事をとるようにしましょう。

●黒色の食品=黒豆、黒米、黒木耳、ナマコ、スッポン、イカ墨、昆布、海苔、ワカメ、ヒジキなど
●ヌルヌルひsた食品=山芋、納豆、白木耳、里いも、イカ、ホタテ、牡蠣、ウナギ、スズキ、タラなど
●体を温める食品=ニラ、ニンニク、ショウガ、シナモン、黒コショウなど
●気力を補う食品=もち米、肉類、胡桃、栗、芋類、海老など
●血を良くする食品=ニラ、黒豆、シナモン、ベニバナ、里いもなど、

薬膳食材.jpg
今日の食材からクコ、ショウガ、ゴマ、クルミ、黒米、ねぎ

◆埼玉県北部にはユニークなお寺がいくつもあります。そのうちの一つ、源宗寺を紹介しましょう。

源宋寺3 のコピー.jpg
平戸大仏

熊谷市にある源宗寺は、本堂のみの小さなお寺で、住職もいず、地域の人々によって守られています。本堂には、市の有形文化財になっている木彫大仏座像が安置されています。このほどクラウドファンディングによって堂の修理が完成しました。老朽化したお堂の修理費用を、一人の大旦那の寄進ではなく、クラウドファンディングで募るとはいかにも今風。全国から1000人以上が応募し、市も幾ばくかの負担をして完成させました。地域の人たちが大切に守り、大勢の人に愛されてきたことがうかがえます。

源宋寺 のコピー.jpg
改修なった千日堂

寺は、17世紀初頭、九州平戸から移住してきた藤井雅楽之助が開基し、本堂(千日堂)にならぶのは、薬師如来と観世音菩薩の二体です。現在の本尊は元禄14年(1701)に改修されたもので、台座を含めると約4mもの巨大な仏像は、「平戸の大仏」として知られています。
寺伝によると、仏師の宗円と江戸弥兵衛が改修をにない、漆塗り、金箔押しに近隣の塗師たちが技術を発揮したとあります。木彫の造形美と重厚感の融合した寄木造りで、円形の光背も壮観です。木造寄木造りとしては県内最大規模で、全国的にも珍しいそうです。

源宋寺2 のコピー.jpg

◆今年は例年になく秋が長く、国営昭和記念公園では遅くまで紅葉が楽しめました。そういえば、木枯らしも、11月に一度吹いただけでしたね。12月半ばの昭和記念公園に季節を探しました。

日本庭園正門 のコピー.jpg
日本庭園正面入り口
西の橋 のコピー.jpg
日本庭園
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こもれびの里
サネカズラ4 のコピー.jpg
サネカズラ(こもれびの里)
木枯らし2 のコピー.jpg
木枯らし(楓風亭)



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