赤川ボンズと愉快な仲間たちⅡ №21

「森守りの福朗（ふくろう）」
        An owl, the Forest Guard：A guard in the forest garden

      　　　　　銅板造形作家　　赤川政由

グリ－ンサンクチュアリ悠　立川市幸町

玉川上水の駅から上水治いを東に歩＜と、林の中に閑静な住宅街が続きます。以前は緑に覆われた武蔵野の林や、畑が続いていたが、ここ十年間ほどでドンドン宅地になっていった。そのような中でここ岸中庭園は、緑地が残されてあり、四季折々の草木が白を楽しませてくれている。入り口のポールに取り付けられたふくろうは、まさにこの緑の庭園の守りの役を担っている。この対にあるのが「かっこう」。我が家の高松町のハウスの樹々にも6月頃にやって来る。あの独特の鳴き声が聞こえてくると、一瞬ここが軽井沢の別荘地かと思ってしまうくらいだ。この玉川上水の森にも川蝉や、かっこうがやって来る。都市化に伴い緑の少なくなりつつある立川の街だが、いつまでもかっこうの鳴き声の聴かれる街であってほしいと思う。