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私の中の一期一会 №266 [雑木林の四季]

                 インフルエンザとコロナ「第8波」の同時流行に備えよ!
  ~オミクロン株に代わる新変異種XBB(グリフォン)とBQ1.1(ケロベルス)~

       アナウンサー&キャスター  藤田和弘

 コロナの「第7波」がまだ終わっていないのに、オミクロン株に代わる新たな変異株が確認され、この冬は「第8波」の流行が懸念されるという。
 もういい加減にして欲しいが、日本ではまだ当分マスク生活を続けなければならないようだ。
 厚労省によると、東京都は28日の新規感染者数3520人を確認したが、1週間前の金曜日に比べ680人増えていた。
 これで6日連続、前の週の同じ曜日より感染者の増加が続いている。
 28日の全国の新たな感染者は3万9254人で、こちらも21日と比べ7662人の増加であった。
 こうした状況から、厚労省は「“第8波”がやってくる可能性が非常に高い」という見解を示した。
 首都圏では“感染者数は“大きく増えない”が“大きく減らない”横ばい状況にあるようだ。
 感染状況には地域差があって、地方では“増加傾向にある”という見方が主流である。
 全国で直近1週間の10万人当たりの患者数を見てみると、先週と比べて0.96倍となっていた。
 首都圏でみると、東京は0.94倍、埼玉0.94倍、神奈川0,97倍、千葉は0.95倍で、全国平均を僅かに下回っているが、まあ横ばい状況とみていいだろう。
 北海道1.13倍、岩手1.16倍、兵庫1.15倍、広島1.11倍、香川1.20倍、愛媛1.20倍という具合で、地方では“増加”が見られる。
 これから年末に向けて人流が激しくなるのは避けられない。
 人流と共に人と人の接触機会が増えていくことが考えられる。
 この冬はコロナとインフルエンザが同時流行することが懸念されている。
 厚労省の予測では、コロナ患者が1日あたり45万人、インフルエンザ患者が1日あたり30万人発症することで,合わせると75万人の感染者が出ることになる。
 こうした同時流行は、たちまち“発熱外来がパンク”してしまう可能性を予測することができる。
 加藤厚労相は28日「感染拡大が予想されるが、感染が拡大する前に対策することが望ましい。
 同時流行になれば、より多くの発熱患者が生じる可能性が高い。
 高齢者、重症化リスクのある方々に適切な医療を提供するため、保険医療体制を強化したい。
 重症化リスクの低い人にはオンライン診療を活用するよう」に呼びかけた。
 私自身は、今月14日に“かかりつけのクリニック”でインフルエンザワクチンの予防接種をしたが、5回目のワクチン接種券も届いていたので、25日にオミクロン株BA・1対応ワクチンだったが5回目を接種してきた。
 千葉県の場合は、“BA・5対応は11月からです”という情報は知っていたが、もうすでに海外で新しい変異株が2つ確認され感染を拡大させている。
 BA・5の次ウイルスが現れ来たので、BA・5も最新とは言えなくなった。
 新しいものを待っているといつまでも接種出来ないことになる。
 オミクロンBA・1対応ワクチンでも“効果は期待できます”と医者は言って私に接種したのだ。
 予期せぬことだったが、「発熱外来」も30日に体験してきた。
 妻が整形外科で手術をして2カ月近く入院していたが、退院してからはリハビリに通っている。
 28日夜、リハビリから帰ってきた妻が発熱したのである。
 37度5分は超えなかったが、翌日も37度4分とあまり下がらなかった。
 咳は出ないし、喉の痛みはないと言うからコロナではなさそうだが、素人には判断できない。
 厚労省の発熱相談窓口に電話して、事情を話したら千葉駅のエキナカに発熱外来あることが解った。
 30日は熱が下がって36度6分になっていたが、この機会に検査を受ければハッキリすると思って、濃厚接触者になるかも知れない私も一緒にエキナカの発熱外来に行ってきた。
 検査結果は「陰性」で、私は濃厚接触者にならずに済んでホッとした。
 コロナ禍が続く今、あまり高熱でなくても「発熱」したら早めに対応して結果を知ることも大事な感染対策になるのではないかと思った。
 東京都は27日のモニタリング会議で、オミクロン株の複数タイプが組み合わさった「XBB」(グリフォン)と呼ばれる新しい変異ウイルスへの感染が6件確認されたと発表した。
 XBB(グリフォン)はシンガポールで感染が広がっていたものである。
 インドネシアで9月中旬に感染者全体の17.3%だったXBBは、10月中旬になると60.7%を占めるまでに広がっていたという。
 日本でもXBB(グリフォン)は「第8波」の主流になるだろうと言われているが、ワクチン免疫をすり抜ける株でもあるので感染の拡大を防ぐのは難しそうだ。
 重症化については、データがなく不明な点も不安材料だ。
 QB1.1(ケルベロス)というオミクロン変異種も難敵になるだろう。
 9月にナイジェリアで報告されたのが最初だが、今ではアメリカ、イギリス、フランスンなど欧米48カ国で確認されている。
 千葉県の熊谷知事は「第8波が懸念される中、少しでも感染の底の部分を下げておく必要がある」と述べ「世界が繋がっている以上、スクリーニング検査などで傾向をつかみ置き換わりの速度を遅くする。
 そして置き換わりを前提とした感染対策を啓発していくことが重要だ」と話した。
 京都大学の西浦教授が“第8波”、見通して「2023年2月までに800万人程度が感染するだろう。
 ワクチン接種が順調に進めば30%近く減らすことが出来る」というシュミレーション結果を示した。
 ワクチン接種によって感染者数や入院患者数を大きく減らすことが出来ることは確実だろう。
 インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンは、今年7月22日の審議会で議論され、同時に接種しても問題がないとされている。
 私はインフルエンザの11日後に5回目のコロナワクチンを接種した。
 第8波が来ても来年1月の終わり頃には6回目を打つことになるだろう…なんてね。


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