私の中の一期一会 №262 [雑木林の四季]
日本全国でコロナ感染大爆発!行動制限のない夏休みが心配だ。
~「BA・5」は重症化率が低い。感染症法の位置づけを5類にすべきだ~
アナウンサー&キャスター 藤田和弘
連日の猛暑でエアコンはつけっ放し、もし故障したら「二人とも死ぬな」と私は老妻に言った。
部屋の換気のため窓を開けても、命の危険がある暑さだから吹く風も熱風に近い。
エアコンを休ませるには外出するしかないが、オミクロンが爆発的に広がって「高齢者は外出自粛を」だから家にいるしかないと諦めた。
WHOの24日の集計によると、日本の一週間のコロナ感染者数が前週比73%増の96万9068人となって世界最多であった。
この期間の世界の新規感染者数は凡そ660万人だったから、その約15%を日本人が占めた計算になる。
今後も、行動制限のない夏休みが始まって人の動きが大幅に増えるだろう。
東京都は28日、新規感染者が4万人を超えた。
この日だけで4万406人が感染、7人の死者が出た。
28日は全国で23万3094人の感染者が出て2日連続で過去最多を更新している。
~「BA・5」は重症化率が低い。感染症法の位置づけを5類にすべきだ~
アナウンサー&キャスター 藤田和弘
連日の猛暑でエアコンはつけっ放し、もし故障したら「二人とも死ぬな」と私は老妻に言った。
部屋の換気のため窓を開けても、命の危険がある暑さだから吹く風も熱風に近い。
エアコンを休ませるには外出するしかないが、オミクロンが爆発的に広がって「高齢者は外出自粛を」だから家にいるしかないと諦めた。
WHOの24日の集計によると、日本の一週間のコロナ感染者数が前週比73%増の96万9068人となって世界最多であった。
この期間の世界の新規感染者数は凡そ660万人だったから、その約15%を日本人が占めた計算になる。
今後も、行動制限のない夏休みが始まって人の動きが大幅に増えるだろう。
東京都は28日、新規感染者が4万人を超えた。
この日だけで4万406人が感染、7人の死者が出た。
28日は全国で23万3094人の感染者が出て2日連続で過去最多を更新している。
愛知県、福岡県などで1万人を超えるなど18都道県で過去最多を記録した。
東京から遠く離れた小笠原村でもコロナ感染者が出ているようだ。
去年も“小笠原村緊急事態宣言”を出して「島に来ないで!」と声を上げていた小笠原村だが、行動制限無しだから今年も感染者が増える心配が絶えない。
それでも岸田首相は「新たな行動制限は現時点で考えていない」と言い続けてきた。
政府は新規感染者数より、「重症者数」、「死者数」や「病床使用率」のほうを重視しているからだと言われている。
「第6波」では流行の中心になったオミクロン株の重症化率が低かった。
でも感染者数の増え方が異常に多い現実は無視できない状況になっているのではないか。
オミクロン株の変異種「BA・5」による感染拡大の影響が、世界で最も大きく出ているのが日本であることは間違いない。
日本医科大の北村義浩特任教授は「感染拡大はウイルス自体の感染力が強いことがあるが、人間がどれだけ対策をしているか。どれだけ免疫を持っているかで決まってくる」と指摘する。
「BA・5」に免疫を持つ日本人が少ないことが感染を広げ「第7波」になった。
つまり日本のコロナ対策は“そこそこ”しかしてこなかったのではないか。
ワクチン3回目を打ってない人が、まだかなりの数いる。
4回目を受けたという人は極めて少ないのが現状だろう。
医療現場からは「全ての患者を診ることはできない。現場が破綻する」と悲鳴が聞こえるようになった。
現場の医師によると、「BA・5」は第6波で主流だった「BA・2」に比べて発熱や喉の傷みが強く、症状が強く出る期間も1~2日長い。
軽症者が多いことは変わらないが、夏の暑さもあって脱水症状になる危険がある。
入院して点滴が必要な患者がいても、すぐに病床が見つからない。
街には検査を受けたくても受けられない“検査難民”が溢れているようだ。
スポーツの世界でも大相撲の名古屋場所は関取が21人も休場する異常な状態で場所を終えた。
後半戦が始まったプロ野球も巨人はコロナ感染者が多く出て、中日との3連戦は全て中止になった。
社会活動も大きく影響を受けている。
今月中ごろから業務を休止せざるを得ない郵便局が増え始め、27日現在全国で154郵便局が業務の停止を余儀なくされた。
郵便局に限らないが、コロナ感染者が出ると濃厚接触者まで出勤できない。
業務に支障が出ている企業も少なくないに違いない。
電車の運転士やバスの運転手がコロナに感染すると、濃厚接触者まで休むから乗務員が足りなくなる。
運行本数を減らした交通機関もあった。
医療現場の声を発信し続ける呼吸器内科の倉持仁医師が30日夜、ツイッターでこんな発信をした。
「現在、感染症法上の2類に分類されているコロナを5類相当へ変更する議論がおきているが、“治療薬の確保”、“検査の迅速化”、“相談窓口”などをきちんと整備してから決めるべきだ」というものだった。
「連日20万人の新規感染者が検査を求めて医療機関にあふれる状況だが、各都道府県に数か所のPCR検査センターを作ればいい。その体制を作った上で5類にすればいい。
とに角。治療薬を確保し一般流通経路に乗せ、検査が速やかに出来ることが大事だ。
医療に関わらない門外漢が出てきて適当なことを言う、これでは、医療機関はたまったものではない」と怒っている。
コロナが感染症法の「2類相当」に位置付けられていることは、上から2番目に厳格な対応がとられているとうことらしい。
「2類相当」は全ての感染者を確認する“全数把握”が必要になる。
外来診療は発熱外来に限られ、一般の医療機関に診てもらうことが出来ない。
濃厚接触者の特定と待機要請も必要になる。
感染拡大の度に保健所と発熱外来の業務が逼迫し易いのだ。
「5類相当」になれば、季節性インフルエンザ並みになり、全数把握は不要になる。
濃厚接触者を特定する必要もなくなり、一般医療機関での診療も可能になるのだ。
「BA・5」は重症化するケースが低い、第7波の感染状況次第だが見直すチャンスが来ていることは確かだと思う。
知り合いの医者から電話がかかってきた。
「これだけ暑いと体調管理が難しい。食事、水分補給、十分な睡眠をとることが大事ですよ」と言われた。
分かっているけど・・・
暑い、暑すぎる・・
東京から遠く離れた小笠原村でもコロナ感染者が出ているようだ。
去年も“小笠原村緊急事態宣言”を出して「島に来ないで!」と声を上げていた小笠原村だが、行動制限無しだから今年も感染者が増える心配が絶えない。
それでも岸田首相は「新たな行動制限は現時点で考えていない」と言い続けてきた。
政府は新規感染者数より、「重症者数」、「死者数」や「病床使用率」のほうを重視しているからだと言われている。
「第6波」では流行の中心になったオミクロン株の重症化率が低かった。
でも感染者数の増え方が異常に多い現実は無視できない状況になっているのではないか。
オミクロン株の変異種「BA・5」による感染拡大の影響が、世界で最も大きく出ているのが日本であることは間違いない。
日本医科大の北村義浩特任教授は「感染拡大はウイルス自体の感染力が強いことがあるが、人間がどれだけ対策をしているか。どれだけ免疫を持っているかで決まってくる」と指摘する。
「BA・5」に免疫を持つ日本人が少ないことが感染を広げ「第7波」になった。
つまり日本のコロナ対策は“そこそこ”しかしてこなかったのではないか。
ワクチン3回目を打ってない人が、まだかなりの数いる。
4回目を受けたという人は極めて少ないのが現状だろう。
医療現場からは「全ての患者を診ることはできない。現場が破綻する」と悲鳴が聞こえるようになった。
現場の医師によると、「BA・5」は第6波で主流だった「BA・2」に比べて発熱や喉の傷みが強く、症状が強く出る期間も1~2日長い。
軽症者が多いことは変わらないが、夏の暑さもあって脱水症状になる危険がある。
入院して点滴が必要な患者がいても、すぐに病床が見つからない。
街には検査を受けたくても受けられない“検査難民”が溢れているようだ。
スポーツの世界でも大相撲の名古屋場所は関取が21人も休場する異常な状態で場所を終えた。
後半戦が始まったプロ野球も巨人はコロナ感染者が多く出て、中日との3連戦は全て中止になった。
社会活動も大きく影響を受けている。
今月中ごろから業務を休止せざるを得ない郵便局が増え始め、27日現在全国で154郵便局が業務の停止を余儀なくされた。
郵便局に限らないが、コロナ感染者が出ると濃厚接触者まで出勤できない。
業務に支障が出ている企業も少なくないに違いない。
電車の運転士やバスの運転手がコロナに感染すると、濃厚接触者まで休むから乗務員が足りなくなる。
運行本数を減らした交通機関もあった。
医療現場の声を発信し続ける呼吸器内科の倉持仁医師が30日夜、ツイッターでこんな発信をした。
「現在、感染症法上の2類に分類されているコロナを5類相当へ変更する議論がおきているが、“治療薬の確保”、“検査の迅速化”、“相談窓口”などをきちんと整備してから決めるべきだ」というものだった。
「連日20万人の新規感染者が検査を求めて医療機関にあふれる状況だが、各都道府県に数か所のPCR検査センターを作ればいい。その体制を作った上で5類にすればいい。
とに角。治療薬を確保し一般流通経路に乗せ、検査が速やかに出来ることが大事だ。
医療に関わらない門外漢が出てきて適当なことを言う、これでは、医療機関はたまったものではない」と怒っている。
コロナが感染症法の「2類相当」に位置付けられていることは、上から2番目に厳格な対応がとられているとうことらしい。
「2類相当」は全ての感染者を確認する“全数把握”が必要になる。
外来診療は発熱外来に限られ、一般の医療機関に診てもらうことが出来ない。
濃厚接触者の特定と待機要請も必要になる。
感染拡大の度に保健所と発熱外来の業務が逼迫し易いのだ。
「5類相当」になれば、季節性インフルエンザ並みになり、全数把握は不要になる。
濃厚接触者を特定する必要もなくなり、一般医療機関での診療も可能になるのだ。
「BA・5」は重症化するケースが低い、第7波の感染状況次第だが見直すチャンスが来ていることは確かだと思う。
知り合いの医者から電話がかかってきた。
「これだけ暑いと体調管理が難しい。食事、水分補給、十分な睡眠をとることが大事ですよ」と言われた。
分かっているけど・・・
暑い、暑すぎる・・
2022-07-28 21:50
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0