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ミツバチからのメッセージ №49 [ふるさと立川・多摩・武蔵]

イタリア―9

    造園家・ミツバチ保護活動家  御園 孝 

 ドロミテ最高峰のマルモラーダ(標高3343m)は、ドロミテで唯一氷河がある山です。岩だらけで険しい山ですが、現在はロープウェイで上の方まで気軽に登ることが出来、多くの観光客でにぎわっています。
 第一次世界大戦の時イタリア軍とオーストリア・ハンガリー軍が、これらの山を制する者が勝利すると壮絶な戦いを繰り広げました。1916年の雪崩でマルモラーダのオーストラリアの兵舎には20万トンの雪が押しよせました。翌日も大きな雪崩が起き、オーストリアとイタリア両軍あわせて10000人が亡くなりました。
 山には今でも大砲が放置されていますが、険しい山へどのように運んだのか不思議でなりません。ふもとでは鉄が産出するそうで、鉄を使った芸術作品が沢山飾られています。以前は人を殺すために使った鉄も、今は人の心をいやすために使っています。


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マルモラーダ 近づくとかなり険しい
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ドロミテ唯一の氷河 
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 断崖絶壁なので下の村が真下に見える   

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鉄の職人の村の作品
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  鉄の職人の村の作品




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