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草木塔 №82 [ことだま五七五]

孤寒 7
          俳人  種田山頭火
   
  其中一人いつも一人の草萌ゆる
  枯枝ぽきぽきおもふことなく
  つるりとむげて葱の白さよ
  鶲また一羽となればしきり啼く
  なんとなくあるいて墓と墓との間
  おのれにこもる藪椿咲いては落ち

『草木塔』 青空文庫

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