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私の中の一期一会 №231 [雑木林の四季]

 ワクチン接種始まる!「ワクチンに期待する」人が81%、前月調査より増えた。
  ~「すぐ接種を受ける」は39%に留まり、「様子を見る」が52%だった~

       アナウンサー&キャスター  藤田和弘

 米ファイザー社製のコロナ・ワクチンが日本でも14日に正式承認され、17日にも医療従事者1万人程度を対象に〝先行接種”が開始されることになった。
 欧米と比べてワクチン承認が遅れた理由を、菅首相は「有効性、安全性に配慮したため」と国会で答弁していた。
 コロナ収束の切り札とも言われてきたワクチン接種が、ようやく日本でも実現に向けて動き出したのである。
 知り合いの医療従事者に「良かったね、いつ接種を受けるのか?」と聞いたところ、「我々は優先的に受けられるが、自分は辞退するつもりだ」という答えが返ってきたのでチョットびっくりした。
「外国ではワクチン接種で高齢者が何人も死亡している。安全性がどうもイマイチだから・・」というのがその理由であった。
 日本では医薬品の承認には時間がかかるが、変異種の感染者数が増え出すなど緊急性も無視出来ない。
 14日、田村厚労相の「特例承認」による承認となったもの。
 ファイザー社は、昨年7月から米国、英国など6カ国の4万4000人を対象に国際共同治験を実施してきた。
 臨床試験に参加した4万4000人のうち、期間中にコロナに感染して発症した人は170人だけだった。
 170人のうち、ワクチンを接種したグループでは8人が感染したに過ぎなかったが、ワクチンでない疑似薬を接種したグループからは162人が感染した。
 国際共同治験の結果は11月に纏まったが、〝ワクチン接種で発症者が95%減った”として、有効性95%という評価になった。 
 今回、日本で160人を対象とした追加治験も行い、数は少ないが感染を防ぐ〝中和抗体”の値の上昇を確認出来た。
 日本政府は、ファイザー社と1億4400万回分(7200万人分)のワクチン供給を受ける契約を結んでいて、すでに第一便が12日に成田空港に到着している。 
 菅首相も「出来るだけ早く国民の皆さんに接種してもらえるようシッカリ取り組む」と記者団に語った。日本で初めて接種されるコロナ・ワクチンは、ウイルスの遺伝物質の一部を人工合成したものを人の上腕に筋肉注射するものである。3週間程の間隔を明け2度目の接種をして完了する。
 なにしろ世界で初めての試みだから、〝まだ未知のこと”も起こり得る可能性がある。
 間もなく始まる医療従事者への先行接種は、「先行接種者健康調査」といって接種後約1カ月間に起こる副反応の症状に関する調査を兼ねているのだと分った。
  同意を得られた医療従事者に接種して、接種後一定期間の健康状態を報告してもらう・・ということは、政府が安全性や有効性に確たる自信を持っていない現れかも知れないと私は思った。
 アメリカCDC(米失病対策センター)のデータによれば、ファイザー社製のワクチンには
  倦怠感(4.2%)
  頭 痛(2.4%)
  筋肉痛(1.8%)
  寒 気(1.7%)
  注射部位の痛み(1.4%)などの副反応が確認されているが、比較的軽いものが多く数日で治っているという。
 急性の激しいアレルギー反応〝アナフィラキシー”が起こることは〝極めて稀れだ”と説明している。 
 ワクチンは健康な体にとっては「遺物」になるので予期せぬ反応が出ても不思議ではない。
〝副反応ゼロ”にはなり難いのである。
 政府は全国民分のワクチン確保を目指しているが、いずれにしても人口を大きく上回る量が必要になる。
 一度に全てを調達できるとは思えない。
 医療従事者が最優先になるのは、感染者や感染を疑われる人に接触する機会が多いからだろう。
 高齢者は重症化や死亡のリスクが若い年代より高い。
 基礎疾患のある人、高齢者施設の職員、そして16歳以上の人という順になる。
 住んでいる自治体から〝接種券”が届くので、希望する場合は電話やインターネットで予約することになっている。全て無料で費用はかからない。
 毎日新聞と社会調査研究センターが13日、全国世論調査を実施した。
 81%の人が〝ワクチンに期待する”と回答したが、〝すぐに接種を受ける”という回答は39%に留まった。
〝急がずに様子を見る”人が一番多く52%だった。接種は受けない”という回答も6%あった。
〝すぐに接種を受ける”という回答を年齢別で見てみると・・
  18~29歳は29%
30代も   29%
40代    32%
50代    39%
60代    53%
70歳以上  44%となっている。
 ワクチンへの期待は高まっているのに、現時点では〝接種に慎重な意見”が多いことが分った。
 国民が接種に慎重なのは、政府の説明が充分ではないことが影響していると世論調査も結論づけている。
 菅政権のコロナ対策については「評価する」は23%に留まった。
 前回は15%しかなかったから、8ポイント挽回しても喜べるものではない。
「評価しない」の51%と「どちらとも言えない」25%を見れば、評価は依然として低いと言わざるを得ないのだ。
 菅首相は15日の国会審議で「17日には医療関係者への接種を開始したい」と述べ、都道府県などと一体となって準備に取り組んでいる」と意気込みを述べた。
 医療従事者への先行接種に次いで,高齢者3700万人への優先接種も4月月以降に始まる予定になっているが、
 様子見の人が増えたり、ワクチンの供給が期待通りに来なかったりしたら、一般の人々の順番が来るのは遅れて夏過ぎになってしまうかも知れないのだ。
 もしそうなった ら、落ち着いてきたかに見える感染者数もどうなるかわからい。
 自粛、自粛が解消されないと、国民の我満や辛抱に限界がきて、国民の行動制御など出来なくなる。
 スマホに時事通信の調査が出ていた。(2/12 投票数351452票)
「当面、接種を受ける気はない」 40,0%
「すぐに摂取を受けたい」    28.8%
「様子を見てから接種を受けたい」28.8% 
「どちらとも言えない、その他}  2.4%
 
 私は今まで、自分は「すぐに接種を受けたい」だと思っていた。
 だがぐらついている・・・
「様子を見てから接種を受けたい」に変更したくなった。
「安全性がどうもイマイチだから」・・という知人のコトバが頭から離れない。 
 

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