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祖道傳東Ⅱ №34 [文芸美術の森]

第三十四図「道元春行図」

    
画  傅 益瑤・文  曹洞宗大本山永平寺

34-2.jpg

《紙本墨画彩色》192×345  六曲一隻屏風

 梅花は気品のある花として賞せられていますが、道元禅師はこの梅花を仏性の現われ、仏の悟りそのものとして称えています。
 『正法眼蔵』「梅花」の巻には、先師天童如浄禅師の語「元正啓祚 萬物威新 伏惟大衆 梅開早春」を示して、「梅間に帯せられて萬春はやし、萬春は梅裏一両の功徳なり、一春なおよく萬物を成新ならしむ、商法を元正ならしむ」と説き、春が来て梅が咲くのでなく、梅が開くから皆春となる。人も仏法に目覚めると全世界が仏国土となると示しています。

『祖道傳東』大本山永平寺


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