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私の中の一期一会 №228 [雑木林の四季]

「安倍晋三の不起訴処分に抗議します」ハッシュタグ付きツイートが20万件
~「結局、全部秘書がやりましたかよ」、「しらじらしい」など批判が集中~

           アナインサー&キャスター  藤田和弘

 安倍晋三前首相は25日、衆参両院の議院運営委員会に出席し「桜を見る会」前夜祭の費用補填問題について、首相在任中に「結果として事実に反するものがあった」と述べ、誤り(ウソ)を国会の場で認めた。
 首相経験者が、国会で過去の答弁を訂正するのは極めて異例だと新聞は書いている。
 前首相は、「事務所側が補填した事実は全くない」などとした過去の答弁を訂正したのである。
 そして、会計処理についても「私が知らない中で行われいたとはいえ、道義的責任を痛感している。深く深く反省するとともに、心からお詫び申し上げたい」と陳謝した。
 首相在任中に「責任を痛感する」という発言を国民は何度も耳にしているが、ホントに〝責任をとったこと”は只の一度もなかった。
 だから近いうちに〝道義的責任を取る”と信じている国民などは皆無ではないだろうか。
 野党議員から〝議員辞職を”求められても「国民の信頼を回復する為にあらゆる努力を重ねていきたい」と述べ、心から反省したようには見えない。
 道義的責任をとって〝議員辞職する気など”毛頭ないことは丸見えであった。
 国会で計118回も事実と異なる〝ウソ答弁”をしてきたくせに、信頼回復を・・とは余りにも国民をなめた言いぐさだと言わざるを得ない。
 しばらく首をすくめていれば、「国民は忘れてくれる」と国民軽視の姿勢は相変らずである。
 安倍氏は「この場で改めて事実関係を説明し答弁を正したい」と発言したそうだが、〝何処がどう間違っていたか、正しくはどうであるのか”を全く説明しなかった。
 答弁の中で「事実に反するものがございました」と発言したが、〝どの部分が事実に反していたのか”も説明していない。
 従って、事実はどうであったのかは何も説明されないから、〝答弁の訂正になった”とは言い難いのではないかと指摘されている。
 それなのに国会終了後、安倍氏は「説明責任を果たすことが出来たのではないか。知り得る限りのことは全て話した」と述べ、悪びれた様子は見られなかったというから呆れてしまう。
 26日の朝日新聞も、安倍氏自ら「説明したい」と申し出て行われたのに、詳細を語る場面はなかったと書いている。
〝秘書任せ”で、〝他人任せ”の姿勢ばかりが目立ったとも伝えている。
 森友にしても、加計にしても、そして桜にしても、不都合は全て部下に押しつけ、自分は関わっていないと言って責任はとらない、
 これでは〝卑怯で汚い上司だ”と言われても仕方がないだろう。
 人間的には”小心”で”我儘”、もう一つ言うなら”幼稚な凡人”と言うところだろうか?
  安倍晋三前首相は、「桜を見る会」前夜祭の費用補填問題で、公職選挙法違反と政治資金規正法違反という2件の違反容疑で告発されていた。
 東京地検特捜部は、不記載に就いて”安倍氏の共謀を裏付ける証拠”を見つけることが出来なかったという「嫌疑不十分」を理由に、不起訴処分とした。
 24日のツイッター上は「安倍晋三の不起訴処分に抗議します」とハッシュタグのついた抗議のツイート
が相次いだ。
 タレントのラサール石井は「国会で軽く謝罪して幕引きかよ!薄汚い幕切れだ」と怒っている。
  芥川賞作家の平野啓一郎氏もツイッターで「もし安倍氏のような主張が罷り通るなら、全部秘書がやったことにすれば政治家はやりたい放題になる。秘書のせいにするのではなく政治家自身が責任を取るべきだ。最低でも議員辞職だろう」と投稿した。
 捜査関係者によると、不記載の総額は、4年間の収支を合わせて3022万2392円に上るという。
「これだけの多額を秘書の一存だけで動かせる筈がない。知らない訳はない」と安倍関与は間違いないと見る人の声も多かった。
「検察は恥ずかしくないのか、情けないぞ!」など検察を叱るツイートも多くみられた。
 東京地検の処分が下された24日は、夜11時の時点で「不起訴処分に抗議する」投稿は21万件を超えていた。
「最低でも議員辞職だな、反省の色もないなんて最低な男だ。クリスマスに国民を更に不愉快にしただけじゃないか」となかなか厳しい。
 朝日新聞によれば、2017年に「桜を見る会」に参加した下関市の70代の女性は「反省すべきはして、もっと頑張って欲しい」と話し、安倍氏の説明を素直に受け止めていたという。
 60代の後援会関係者も「本当に知らなかったのではないか。不起訴という検察の判断がすべてだ」と庇う。
  だが、「説明責任を果たして貰わないと国民の不信は取り除けない」と更なる説明を求める声もあった。
 どう見ても、安倍氏の説明では〝納得する”が拡がったとは言えないようである。
 大坂維新の会の橋元徹氏は「政治資金規正法違反は、秘書が略式起訴になって、政治家本人は不起訴処分になるのが大体の慣例だ。
 国会は国権の最高権威の機関であって、そこで発言するというのは相当確認の上やらなければならない。
 その国会で事実と違う答弁を繰り返していた責任は重い。
 国会でそういうことがまかり通るのであれば、国会議員はみんないい加減な発言をするだろう。
 今回は、議員辞職もやむを得ないのではないか」とテレビ番組で語っている。
 ネットに表れたツイートもほとんどが厳しいものであった・・・
「自分は知らなかったと言い逃れて、〝まるで他人事”じゃないか。説明責任を果たしたとは到底思えない」・・・
「信を問うと言うが安倍さんは信じるに値する人ではない。安倍さんの言葉は国民から見て信じられない部分が多すぎろ」・・・
「出馬して信を問う? 違うだろう! 今まで利益供与してきた選挙民に〝私を当選させて貰うため”信を問うんじゃないの?」・・・
「説明責任を果たせたのではないかだって? 答えはNOですよ。あなたが説明したのは一部のマスコミだけで、国民にではありません」・・・
「現職の総理大臣が国会で虚偽答弁をして、それを自ら認めたのに議員を続けるなんて教育上良くない。
 説明責任を果たせたとも思えない。
 次期衆院選に立候補するのは自由だから勝手にすればいいが、その前に国会議員を辞職すべきだ。
 理由はどうあれ、国会で118回のウソはあり得ない。国会発言のウソは絶対許されることではない」・・・
「山口の皆さん、それでもおらが国の総理を守るなら日本中から笑いものになりますよ。
近代日本は山口が築いたと思っているかも知れないが、さすがこの男だけはダメです。
 皆さんのご先祖が築いたものは全てこの男が破壊しました。この男を二度と政治家にすべきではありません」・・・
「選挙に出たら山口4区は結局、安倍を支持しそうだが,こんなんで世の中いいんだろうか」・・・
 明日から2021年がスタートする、
 1月20日にはバイデン新大統領の就任式があるが、アメリカで共和党政権から民主党政権に変わる年に、日本では自民党政権に崩壊現象が起るという不思議な巡り合わせが、これまでに2度あった。
 1993年にブッシュ(父)政権からクリントン政権に代わった時、日本では政治改革を巡って自民党が分裂し細川政権の誕生に至ったのが1回目だ。
 この時、自民党は初めて野党を経験することになった。
 2度目は2009年で、アメリカはブッシュ政権(息子)からオバマ政権に交代した。
 この年、日本の麻生政権が総選挙で大惨敗を喫して、民主党の鳩山政権が誕生している。
 2021年の日本は必ず総選挙をしなければならない。
 菅政権が続くかどうかは、今のところ不明である。
 コロナ対策、モリカケ、桜、河井元法相の買収事件、吉川前農水相の政治とカネ他・・
 〝2度あることは3度ある”かも知れない。  
 
 


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