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草木塔 №77 [ことだま五七五]

孤寒 2

           俳人  種田山頭火

  身のまはりはほしいままなる草の咲く

  草の青さよはだしでもどる

  草は咲くがままのてふてふ

  藪から鍋へ筍いつぽん

  ならんで竹の子竹になりつつ

  窓にしたしく竹の子竹になる明け暮れ


『草木塔』 青空文庫

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