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雑記帳2020-8-15 [代表・玲子の雑記帳]

2020-8-15
◆薬用植物園は夏の花でにぎわっていました。

我が家から自転車で20分ほどのところにある都立薬用植物園は、これまで春と秋に見学会を企画して多様な植物の生体や禁断のケシの栽培をみてきました。が、流石に夏は暑さをさけて訪れたことはありませんでした。
意を決して出かけてみると、カメラかたての見学者もちらほら、林の中では高齢のご夫婦がベンチで一休みする風景も見られました。
広い敷地は風が通り抜け、真夏でも日陰は意外に筋しいのです。
林の中には小さいながら野外ステージもあります。

夏はやはりシソ科やナス科の植物が元気です。
筆頭はコガネバナ。夏に鮮やかな」あお紫の花をたくさんつけます。
周皮を除いた値が薬用部位で、黄色の染色用にも用いられ、生薬名は黄芩(オウゴン)と紹介されていました。

koganebana.jpg

シソ科の植物は他にカワミドリ、茎葉や根が漢方薬に用いられています。
ハーブのミントの仲間だと言えば憶えやすいでしょうか。

カワミドリ2 のコピー.jpg

タバコがナス科だと知っていましたが。
葉がタバコの原料になるのは承知のことですが、栽培は自由化されています。花が意外にかわいいので、花タバコとして改良されているそうです。

タバコ のコピー.jpg

ナス科はほかにもオオセンナリ。実はホオズキに似ているが有毒なので食べられません。

ムクゲは韓国由来とおもっていましたが、原産地は中国です。鮮やかな大輪の花をつけていました。民間悪として、花を煎じて下痢どめにするそうです。

むくげ のコピー.jpg

そういえばユリの花も夏ですね。
オニユリは梅雨明けから赤橙色にはんてんのある花を咲かせます。
歯の付け根にムカゴをつけて繁殖します。ユリ根と言われる地中の輪形を蒸して乾燥させたものを生薬にするるのだそうです。

オニユり のコピー.jpg

有毒の花も咲いていました。センニンソウです。別名ウマクワズともいわれ、馬や牛は絶対に口にしない。歯や茎は皮膚炎の原因になるともいわれます。キンポウゲ科で、仲間にはクレマチスが観賞用に栽培されています。

センニンソウ のコピー.jpg

秋に実のなるウリの花は夏です。これは赤い実でおなじみのカラスウリの花ですが、ヘビウリの花も同じように白い花びらに糸をつけています。普通、夜に花が咲くのだそうですが、午前中に行って、咲きのこっているのを写真にとりました。

カラスウリ2 のコピー.jpg

近年健康食として人気があり、食用に栽培もされているキクイモと似ているのでつけられた名前のキクイモモドキです。花は丈夫で長持ちするので、花の少ない時期に商法されています。

キクイモモドキ2 のコピー.jpg

トロロアオイの花はオクラに似ているので花オクラとも呼ばれます。
値から抽出されるネリ(糊)と呼ばれる粘液がかまぼこや蕎麦のつなぎ、漢方薬の成型に利用されています。
赤まんまとも称されて私の母も大好きだったイヌタデより、もっと大きいのがオケタデです。虫刺されのとき、これの生場をもんで汁をなすりつけるという民間療法がありました。


トロロアオイ のコピー.jpg
オオケタデ のコピー.jpg

他にもハマナスの実、ノゲイトウ。ロックガーデンエリアには松虫草を見つけました。


マツムシソウ のコピー.jpg

立秋をすぎる頃とあって、キキョウやオミナエシ、ハギなど秋の七草もそろそろと咲きはじめています。

◆猛暑に悲鳴を上げる中、「食とくらし」の会では、この季節にぴったりの簡単レシピを作りました。材料は4人前。

◇豚冷しゃぶフレッシュトマトソース
<材料> 豚しゃぶしゃぶ用280g、 トマト小2個、 玉ねぎ中1/2個、パセリ1/2束、
              酢大さじ1.5、塩小さじ0.5、オリーブ油大さじ1、コショウ少々
<作り方>
①鍋にカップ5の湯を沸かし、豚肉を1枚1枚湯にくぐらせ、皿にとっておく。
②トマト・玉葱・パセリはみじん切りにする。(たまねぎ、トマトは余り細かくすると調味料を合わせたとき水っぽくなるので粗めでよい)
③調味料(酢・塩・オリーブ油・コショウ)を合わせ、②とよく混ぜたわせるとフレッシュトマトソースの出来上がり。
④豚肉にたっぷりのソースをかけていただく。

夏イタリアン2.jpg

◇ナス,トマト、夏野菜のイタリア風

<材料> なす2個、トマト1個、玉ねぎ1/2個、ピーマン1個、ニンジン1/2本、
            ベーコン薄切り50g, ニンニク1かけ、オリーブ油大さじ4、水1/4カップ、 
            粉チーズ大さじ4、塩小さじ1弱、コショウ少々、パセリ1/2束
<作り方>
①なすは皮を縞目にむいて1.5cm幅の輪切りにする。
②トマトは湯引きして種を除き、ざくぎりにする。
③玉ねぎは横半分に切り、それぞれを6~8等分する。
④ニンジンはやや集めの短冊、ピーマンは縦2つに割り種を覗いてそれぞれ4つに切る。⑤ベーコンは補足霧、ニンニクは包丁の腹でつぶす。
⑥オリーブ油でニンニク・玉ねぎを炒め、次ぎにニンジンを入れて炒める。
⑦さらになすを入れて焼くように炒め、トマト、ピーマン、ベーコン、水を加えて塩・こしょうで調味し、中火で20分くらい煮る。
⑧パセリ。粉チーズをふり、蒸らす。

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◇きゅうりと卵のスープ
<材料> きゅうり1本 卵1個 ねぎ1本 しょうが1かけ、塩小さじ1/2
           スープ(豚のゆで汁) カップ4、酒大さじ1
<作り方>
①きゅうりは斜めに薄切りにする。
②卵は割りほぐす。
③スープにねぎ、生姜を入れ、煮立たせながら灰汁を丁寧にとり、酒を入れ塩で味を調える。
④にきゅうりを入れしんなりするまで煮る。
⑤卵を回し入れ、さっとかき混ぜて日を止める。

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◆長かった梅雨があけたと思えばすぐ立秋、猛暑でも暦の上ではもう秋です。GoToトラベルにもかかわらず、ステイホームの東京で、つれづれに一茶の句を拾いました。

   けさ秋ぞ秋ぞと大の男哉      七番日記  化7
   けさ秋と云ばかりでも小淋しき   七番日記  化11(
   立秋もしらぬ童が仏哉       七番日記  化11
  夕やけや人の中より秋が立     七番日記  化11
   秋立といふばかりでも足かろし   文政句帖  政8
  秋来ぬとしらぬ狗が仏かな     文政版     政3
   藪竹の曲った形に秋は来ぬ          発句集続篇
 

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