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祖道傳東Ⅱ №18 [文芸美術の森]

第十八図 心酔雁蕩

     画  傅 益瑤・文  曹洞宗大本山永平寺

18.jpg

《紙本墨画》 九〇×二一五 軸装

 天童山で無際了派(むさいりょうは)和尚の下で修行していた道元禅師は、中国禅林の厳格さに強い驚きと感激を持って一一年ほど修行に励みました。

 ひたすら坐禅して、仏法に説くところの「心」の道理を明らかにする、そのことによって他人に道を開き示すことが出来ることを教えられます。
 道元禅師はその年の秋、了派和尚が入滅(にゅうめつ)したのを機会に、通俗に流れていた天童山を去って諸国巡礼の旅に出ました。
 道元禅師の自力辨道の旅が、正師を探しての諸国遊歴が開始されたのです。
 道元禅師は禅林を遍歴しながら約半年、自然と一体となることを基本として修行を行い、厳しい山岳を歩き回りながら大自然から真の心など多くを学んだと言われています。
『祖道傳東』大本山永平寺

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