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雑記帳2020-5-15 [代表・玲子の雑記帳]

2020-5-15
◆緊急事態宣言で自粛生活もながびきました。出歩けない分、おうちごはんの楽しみがひろがっています。手打ちうどんはいかがですか。

多摩川からとおく、水に恵まれなかった武蔵野台地は米よりも麦の栽培に適していました。地粉を使って家庭で手作りしたうどんは家族の行事食にもなりました。
食べ方は他のうどんとおなじですが、特に肉や野菜をいれたつけ汁で食べる「糧(かて)うどん」はごちそうです。いつしか武蔵野うどんと呼ばれるようになりましたが、亡くなった志村けんさんの出身地、東村山や隣の武蔵村山市には今でも武蔵野うどんの店がたくさんあります。

かって武蔵野の原風景でもあった麦畑は少なくなりました。立川でも肥料用に栽培する農家は多くても、食用に栽培する農家は僅です。収穫しても製粉してくれるところが近くにない。こうして地粉の値段は1キロ600円~650円にもなるのです。これでは消費者は気軽に地粉を買うことができないというのが現状です。

というわけで、たっぷり時間のあるいま、地粉を使った手作りうどんに挑戦。紹介するのは昨年12月に行った、会の講座のレシピです。思ったより時間がかからず、足でふむ手間も要らない簡単な手づくりうどんです。小麦粉ならみな同じとはいうものの、ひいき目に、味はやっぱり地粉に軍配が上がるようです。つけ汁の肉は講座では地産地消をうたって、立川産のブランド肉「やわら豚」を使いました。東京都が開発したブランド豚肉「とうきょうX」ほど高価ではなく、地元にも養豚農家があることが話題になりました。つけ汁には野菜もたっぷりはいって、なかなかの味でおすすめです。

手打ちうどんを作る(材料は4人前)
◇材料  地粉300g 食塩12g 水138cc(食塩+水=150g)
          水は寒い時期は30℃くらいのぬるま湯で
◇作り方
1.食塩がしっかりと水に溶けたら、指を画像のように広げ、食塩と小麦粉を混ぜ合わせ大きな塊にならないようにこねておく。

うどん1.jpg

2.ボールの壁面に粉がとばなくなり、画像のように全体に水がなじむまでしっかりと混ぜ合わせる。粉にしっかり水を含ませる。

うどん2.jpg

3.手のひらを使って力を加え、中へ折り込むようにして、表面がなめらかになるまで7~8分こねる。

うどん3.jpg

4.一つの塊になったら、、やや円盤状にして乾かないようにビニール袋に入れ、常温で20分ねかす。

うどん4.jpg

5.うち粉(小麦粉)をして生地を綿棒で延ばしていく。

うどん5.jpg

※すぐに食さない場合のうち粉は、片栗粉やコーンスターチを使用する。
6.40~45cm四方になるまで延ばしていく。

うどん6.jpg

7.延ばし終えたら、さらにうち粉をたっぷりろつけて7~8cm位の幅に屏風たたみにする。
8.包丁で4mm幅くらいに切り、うち粉をかけ、ほぐしておく。

うどん7.jpg

9.たっぷりのお湯で8~10分ゆでる。ゆであがったら流水でもみ洗いし、さらして出来上がり。

うどん8.jpg

つけ汁を作る(材料は4人前)
◇だしをつくる
  水700cc、削りかつお15g、昆布5cm
1.鍋に水と昆布を入れて10分ほどおく。
2.中火で火をつけ、煮立つ寸前に昆布を取り出す。煮立てると昆布の粘りが出る。
3.沸騰したら削りかつおを入れ、沸騰させないように菜箸で抑え火を止める。
4.5分ほどでだしが出るのでペーパーなどで濾す。

◇材料A  醤油100cc、みりん100cc、砂糖 大さじ1、だし700cc、 
  材料B   豚肉200g、ねぎ1本、きのこ(しいたけ・しめじなど)100g、薬味
1.材料Aの中で、豚肉を1枚ずつしゃぶしゃぶして皿に取っておく。
2.ねぎは白い部分を2.5cmのざく切り、しいたけは厚めにスライス。
    しめじは小房にほぐしておく。
3.きのことねぎを鍋に入れ煮る。
4.煮えたら豚肉をもどして火をとめ、大きめのお椀に盛る。
5.薬味のねぎは青い部分をいれ、うどんを付けながらいただく。

◆緑道散歩を始めてから1か月たちました。

ハナミズキの時をすぎて、いま、エゴノキやトチノキの花が満開になりました。
セイヨウトチノキはマロニエとして親しまれ、日本でも最近街路樹に使うところが増えています。大きい樹なのでどこにでもいいというわけにはいきませんが、栄緑道にもトチの大木が何本もあるのです。雌雄混株(「異株」ではない!)という珍しい性質をもっているのだそうです。

エゴノキ.jpg
エゴノキ
IMG_9136 のコピー.jpg
トチノキ
IMG_9127 のコピー.jpg
子どものブロンズは2体あります。

◆一茶の初夏の句を拾いました。
  草刈のざくり ~ や五月雨          七番日記   化11
    ちよんぼりと鷺も五月雨じたく哉    七番日記   化13
    我門は闇もちいさき五月かな        希杖本  
    草花の仕廻は五月晴にけり          七番日記   化13
    ひろ ~ と麦の咲そふぼたん哉      七番日記   化7
    笋の面かく猫の影法師               八番日記   政4

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