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ミツバチからのメッセージ №25 [ふるさと立川・多摩・武蔵]

 ミツバチからのメッセージ―25 オーストリアー1

      造園家・ミツバチ保護活動家  御園 孝
 
 オーストリアアルプスの最高峰グロースグロックナー(3798m)の麓の町ハイリゲンブルートは、グロースグロックナーを含むオーストリアアルプスと山裾に横たわるパステルツェ氷河を眺められるフランツェ・ヨーゼフス・ヘーエ展望台へ行く山岳バスの始発地でもあり、多くの観光客でにぎわいます。町の中程にあるヴィンツェンツ教会には、昔氷河で行き倒れた人が持っていたキリストの聖血が保管されていて、ハイリゲンブルート(聖なる血の意味)という地名になりました。
 しかし少し町を外れただけで全く観光客の姿はなくなり、静かな場所に代わります。牧草地が広がる中に住宅が点在し、その先に森が広がっています。どこの住宅にも菜園が有り夏野菜が良く育っていました。菜園の横を通りかかったとき、ワーンという羽音が聞こえ目を凝らしてみると、巣箱らしきものが少しだけ見えミツバチが出入りしていました。家には誰もいないようだし畑に入るわけにもいかず、裏の牧草地に回ってみると、色とりどりのミツバチの巣箱が30数基設置されていて、大量のミツバチが乱舞していました。
 道行く人からは全く見えないようにしているので、これに気が付く人は皆無だと思いますから、この巣箱群に出会えたことは奇跡です。日本では絶対見ることのできないハイセンスな色の組み合わせ巣箱にしばらく見入ってしまいました。

25-1.jpg
ヴィンツェンツ教会
25-2.JPG
 色とりどりの巣箱
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 色とりどりの巣箱
25-4.JPG
  グロースグロックナー 
25-5.JPG
パステルツェ氷河


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