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草木塔 №60 [ことだま五七五]

柿の葉11

                俳人  種田山頭火

   千人風呂
 
 裸で話が葉積み増すがない蔓草の枯れてゐる

 米とぐところみぞそばのいつとなく咲いて

 墓場あたたかうしててふてふ

 山ふところの、ことしもここにりんだうの花

 けさは涼しいお粥をいただく

『草木塔』 青空文庫

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