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草木塔 №58 [ことだま五七五]

柿の葉 9

               俳人  種田山頭火

   自責
 
 酔ざめの風のかなしく吹きぬける

 鴉啼いたとて誰も来てはくれない

 山羊はかなしげに草は青く

 つくつくぼうし鳴いてつくつくぼうし

 降れば水音がある草の茂りやう

『草木塔』 青空文庫

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