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ミツバチからのメッセージ №22 [ふるさと立川・多摩・武蔵]

ミツバチからのメッセージ‐22 ドイツ‐1

           造園家・ミツバチ保護活動家  御園 孝

 ニホンミツバチを1群差し上げた兄の友人から「ゾルンホーフェンに行くけれど一緒に行きませんか」と電話が入りました。私はかなり興奮して「行きます!行きたいです!絶対行きます!でも何しに行くのですか」と聞くと「化石を掘るに決まっているでしょ、他に何もないでしょ」と言うのです。私は60年前の小学生の時に、ドイツのゾルンホーフェンで世界で最初に始祖鳥の化石が発見されたと教えられてから、ずっと心に残っていたのですが、その地に行けるチャンスが有ると思っても見ませんでした。
 外国どころか飛行機にもあまり乗ったことも無いのに、始祖鳥の発見された採石場で化石を掘ることが出来るのですから穏やかではいられません。成田からミュンヘンまで飛行機で11時間50分かかりますが、夏は時差が7時間なので日本時間で夜中の12時に到着しても、ドイツでは夕方の5時ですから夕飯がのどを通りません。
 気持ちがかなり高ぶっているのと時差ボケが重なって、朝暗いうちに目が覚めてしまいミュンヘン駅前の公園を散歩しました。あちこちで猫ほどの大きさのものが動いているので、よく目を凝らしてみると野ウサギでした。どうやら人が現れる前に食事をしているようでした。日本の街中で野ウサギがいるような場所はまずありえませんが、それに引き換えドイツではこれほど大きな街中にも、豊かな自然が混在しているのです。
  明るくなると花壇の花には目を見張るほどの沢山の花蜂が乱舞し始めました。普段都内で花に集まる花蜂の写真を撮影しているのですが、あまり蜂を見かけることが無く、かなり苦労をしていました。なのでむさぼるように撮影してしまいました。

34-1.JPG
憧れの始祖鳥の化石
34-2 のコピー.jpg
ミュンヘン駅前の公園には野ウサギがいっぱい
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野ウサギがこんなところに
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訪花する花蜂
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訪花する花蜂



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