祖道傳東Ⅱ №11 [文芸美術の森]
第十一図 初傾禅儀
画 傅 益瑤・文 曹洞宗大本山永平寺
《紙本墨画彩色》 九〇×一二五 軸装
純真な道心を持って、十三歳から十八歳までの六年間、比叡山での修行に励んだ道元禅師ですが、当時の比叡山は道元禅師の求道心をあまり満足させませんでした。
この間、『高僧伝』『続高僧伝』を読破した道元禅師は、「宗家の大事、法門の大綱、本来本法性、天然自性身」など、どうしても修行の疑問が解けず、園城寺の公胤(こういん)和尚にその道を問い掛けます。公胤和尚は、入宋して禅を伝えられたばかりの建仁寺の栄西(えいさい)禅師を訪ねなさいと薦めました。
京都六波羅蜜寺の一角、八坂の三重塔を背景に、建仁寺門前で初めて栄西禅師、明全(みょうぜん)和尚に相見(しょうけん)された、その時の道元禅師の姿が描かれています。「禅」の素晴らしさに初めて出会った道元禅師の喜びの表情が読み取れます。
この間、『高僧伝』『続高僧伝』を読破した道元禅師は、「宗家の大事、法門の大綱、本来本法性、天然自性身」など、どうしても修行の疑問が解けず、園城寺の公胤(こういん)和尚にその道を問い掛けます。公胤和尚は、入宋して禅を伝えられたばかりの建仁寺の栄西(えいさい)禅師を訪ねなさいと薦めました。
京都六波羅蜜寺の一角、八坂の三重塔を背景に、建仁寺門前で初めて栄西禅師、明全(みょうぜん)和尚に相見(しょうけん)された、その時の道元禅師の姿が描かれています。「禅」の素晴らしさに初めて出会った道元禅師の喜びの表情が読み取れます。
『祖道傳東』大本山永平寺
2020-01-29 21:39
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