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草木塔 №51 [ことだま五七五]

柿の葉 2

                俳人  種田山頭火

   宇治平等院 三句
 
 雲のゆききも栄華のあとの水ひかる
 春風の扉ひらけば南無阿弥陀仏
 うららかな鐘を撞かうよ


   伊勢神宮
 
 たふとさはましろなる鶏


   魚眠洞君と共に
 
 けふはここに来て枯葦いちめん
 麦の穂のおもひでがないでもない  


『草木塔』 青空文庫

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