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草木等 №48 [ことだま五七五]

千人風呂 6

               俳人  種田山頭火

 重荷を負うてめくらである

 つくつくぼうしあまりにちかくつくつくぼうし

 柿の木のむかうから月が柿の木のうへ

 寝床へ日がさす柿の葉や萱の穂や

 何か足らないものがある落葉する


『草木塔』 青空文庫


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