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ミツバチからのメッセージ №14 [ふるさと立川・多摩・武蔵]

野生トウヨウミツバチの南限―1

               造園家・ミツバチ保護活動家  御園 孝

 野生トウヨウミツバチの南限のティモール島は、日本の真南で赤道を超えた南半球にあります。オーストラリアの北側に位置し島の西側はインドネシアです。
  東ティモールは16世紀以降ポルトガルに支配されていましたが、19世紀にはいると島の西半分をオランダに編入されました。第二次世界大戦中連合国に侵攻され、それを日本軍が攻撃して終戦まで日本が軍事支配しました。戦後ポルトガルによる植民地支配が続き、東ティモール独立革命戦線(フレテリン)が結成されたのですが、それをつぶすためにアメリカなどの支援の下に、インドネシアが進行し軍事占領しました。
  過酷な占領下の中人々は自由・独立への戦いをあきらめず、1999年国連による住民投票が行われ8割の人が独立に1票を投じました。それを認めたくないインドネシア軍は森や街を燃やし人々を殺害し続けていたのですが、多国籍軍の介入でようやく治安が回復し、2002年5月独立国になり、長い支配から解放されました。しかしどの村にも土着の信仰があったのですが、すべての人がキリスト教を信仰するように洗脳され、村々にはその名残が今も残されていて残念です。
 特定非営利活動法人パルシックは東ティモールで多くの支援活動をしていますが、その中の一つとして有機によるコーヒー栽培を指導し、フェアトレードでの販売を成功させています。そのコーヒーの花に野生ミツバチが頻繁にやってきて蜜を吸っているが、野生ミツバチの飼育は可能なのだろうかと相談されました。なぜならこの地域にはオオミツバチと小型のトウヨウミツバチが混在しているのですが、オオミツバチの巣は樹高30mほどの木にあって、蜂蜜を採取するには決死の覚悟がいるからです。日本でも韓国でも当たり前に行われている野生ミツバチの養蜂ですから簡単にできるでしょうと話したところ、では来てくださいとなりました。

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コーヒーの花に訪花するトウヨウミツバチ
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コーヒーの花に訪花するオオミツバチ
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宗教はすべてキリスト教に代わってしまった
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かろうじて残った信仰の場所



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