祖道傳東Ⅱ №1 [文芸美術の森]
第一図 釈迦誕生
画 傅 益瑤・文 曹洞宗大本山永平寺
《紙本墨画彩色》 90×125cm 軸装
仏教の開祖、釈尊はおよそ世紀前四六三年にインド北部、今のネパール領ルンビニーの花園に誕生されました。
父は釈迦族の一人の王、浄飯王で、母はその妃マーヤー夫人と伝えられています。マーヤー夫人は出産のため里に帰る途中、ルンビニーの花園に立ち寄って憩われ、にわかに産気づいて出産されました。伝説によりますと、生後すぐに独り立ちして七歩歩き、右手を天に向けて指し、左手は地に向けて指され、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と宣言されたといわれます。
生母のマーヤーは釈迦の誕生後まもなく亡くなり、母の妹マハープラジャパティーの手によって育てられたと言われています。
幼少のころから何一つ不自由ない恵まれた環境の中で、あらゆる学問と技術を習得しながら成長し、多くの召使たちにかしずかれながら大事に育てられたといいます。
道元禅師750年遠忌『祖道傳東』大本山永平寺
2019-08-27 17:14
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