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私の中の一期一会 №196 [雑木林の四季]

      野球のU-18W杯・日本代表は“日の丸なしの白ポロシャツ”で韓国入り
    ~泥沼の日韓関係を考慮。“反日感情を刺激したくない”と高野連が忖度か?~

            アナウンサーキャスター  藤田和弘

 30日から韓国の機張(キジャン)で開幕した野球のU-18W杯に参加するため、日本代表チームは28日に韓国入りした。
 選手たちが着用していた白のポロシャツの何処にも“日の丸”と“JAPAN”のロゴはなかった。
 私は、出発の模様を短く伝えるNHKのニュースをテレビで観たが、“日の丸がない”ことなどに触れるコメントは一言もなかった。
 日本代表・侍ジャパンは、この夏の甲子園で活躍した星稜のエース奥川恭伸投手や履正社の4番井上広大選手らに160キロ右腕・大船渡の佐々木朗希投手らを加えたスター軍団で構成されている。
 東京で行われていた国内合宿を27日に切り上げていた。
 日本高野連の竹中雅彦事務局長は27日、日韓関係の悪化を理由に「韓国の国民感情に配慮して、日本を前面に出すのは控えようと思った」と述べ、日の丸やJAPANのロゴが入った代表用のシャツではなく、無地の白シャツを着用することを報道陣に明らかにしていた。
 18歳以下などの日本代表チームが国際大会に出場する際、通常は日の丸のついた“代表用のシャツ”を着用して出入国するのが通例だというのに・・
 今回の高野連の決定は異例の対応だったといっていいだろう。
 確かに日韓関係は、いま泥沼化した状況にあるといえる。
 最も近い隣国同士なのに敵対感情むき出しの感があり、「韓国では反日報道」、「日本では嫌韓報道」が溢れていると指摘されている。
 だが、それは政治の問題であって、スポーツすることとは別なのではないかという声がネット上を賑わす事態になっている。
 登山家の野口健さんは28日、「日の丸を隠さないと日本選手を守れない」というのなら、「そんなところへ行くべきではない」と語り、高野連の対応を厳しく批判した。
 日本代表が国旗の日の丸を隠すことで日韓関係に配慮って・・意味が分からない。
 選ばれて海外試合に臨む代表選手に失礼だと思わないのか?と怒っているのだ。
 野口健さんは、高野連が「日本代表が日の丸をつけていると選手に危害を加えられると考えた」としたら、 
 韓国は“侮辱されている”と捉えるのではないかと危惧している。、
 開催国の韓国ばかりか他の参加国に対しても、リスペクトを欠く無用の過剰反応で、高野連の対応には納得できないと眉を顰めた。
 俳優の梅沢富美男さんはTVの生番組に出演して、ポロシャツの胸から日の丸を外したことに怒りを表わした。
「日の丸をつける、付けないなんていうことを論じること自体、俺はおかしいと言ってる。だってスポーツしに行くんでしょ?」と憤懣やるかたない風情であった。
 ホワイト国からの除外や従軍慰安婦など日韓の間でくすぶる政治問題を念頭に「政治もスポーツも一緒くたにして、“問題をいたずらに拡大する傾向に”警鐘を鳴らした」とネットニュースも伝えている。
 政権批判が多い作家の室井佑月さんも、U-18日本代表が日の丸を外した無地の白シャツ姿で韓国入りしたことについて苦言を呈した。 
 室井さんは、「球児たちだって先輩たちが着たようなシャツを着たかっただろうと思う」としながら、何故こうなったのかについて私見を述べている。

「日韓双方に、一部の支持者から支持を得ようと忖度する傾向があること。それを煽るメディアがあることが問題なのだ」という指摘だ。
 一部の政治家を含む有識者からも次々に批判的なコメントが寄せられて29日のネット上で話題になった。
 日韓議員連盟の河村健夫幹事長などは「高野連は今の政治状況を忖度し過ぎだ」と切り捨て、もっと堂々とやってもらいたいと語った。
「選手は臆することなく日頃の練習の成果を踏まえ、日本代表に相応しいプレーをして欲しい。それが日韓交流に一番大事なことだと思う」とは河村氏の高野連叱責であろう。
 日本代表にメンバーを送り出した強豪校の関係者は「ポロシャツとはいえ、“公式の服装から日の丸を外したことで、逆に韓国側を刺激する形になるのではないか?”と懸念していた。
 日の丸のない無地のシャツの着用を義務付けたことは、“政治とスポーツは関係ない”という考え方に矛盾している・・
 “日本側が韓国を過剰に意識している”と、わざわざアピールするようなもので良いと思えない・・
 日本代表としてW杯に参加するのに、そこまでヘリくだる必要なんてない・・
 代表に選ばれた選手たちが肩身の狭い思いをするとしたら、彼らのモチベーションにも影響が及ぶ・・
 忖度にいいことなど一つも無い・・など非難が集中して、高野連の電話がなかなか繋がらなかったという。
 菅官房長官は28日の記者会見で「高野連の方針や個別の対応について、政府としてコメントすることを控えたい」と述べ静観の構えであった。
 政府としては、「両国関係が困難な状況にあっても、両国の将来のために相互理解となる民間交流やスポーツ交流をこれからもしっかり続けていく考えに変わりない」と語っている。 
 高野連は29日、現地で混乱がないことから方針を変更して、今後は日の丸入りのポロシャツを着用するほか、試合でも日の丸のユニフォームでプレーすることを決めた。
 日韓の政治情勢が、高野連を迷走させたことは否定できない。
 代表チームは、昨日30日に世界ランク26位のスペインと初戦を戦った。
 先発の池田陽佑投手(智弁和歌山)は3回までパーフェクト投球だったが、4回2死1,2塁のピンチを迎えフェルナンデスに右越えの3塁打を打たれ2点の先行を許した。
 打線はスペイン先発の右腕ルナのストレート、カーブ、チェンジアップなど緩急を使ったピッチングに手を焼き、7回まで2安打に押さえれた。
 日本代表は8回にスペインの2番手・エルナンデスに襲い掛かり一挙4点を奪って4-2と逆転に成功した。
 9回は3番手の飯塚修人投手(習志野)が3者凡退に抑えて逆転勝ちを収めた。
 試合後の永田裕治監督が開口一番「苦しかった」と漏らしたが印象に残っっている。
 格下のスペインに「恐怖の冷や汗」をかかされたと台湾の新聞が書いたそうである。
 安倍政権の“異論を許さない姿勢”が続く限り“無用の忖度”を含めて、「忖度」は無くならないのではないかと私は思っている。
 だが、自国の国旗を隠すなんていう“卑屈な忖度”はいただけない。
 “こういう忖度”は、若い選手たちの教育に悪影響を及ぼすのではないだろうか。
 


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