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浜田山通信 №247 [雑木林の四季]

ブラボーれいわ新選組

            ジャーナリスト  野村勝美

 投票律48.8%、参院選挙で2番目に低い投票率。この半分、つまり24.4%をとれば政権はとれる。 これを私はクオーター(4分の1)民主主義といっていた。有権者の3/4の信頼を得ていない。若い人の投票率はさらに低い。どんなに低くても選挙以外に民意を問う方法は見当たらない。すなおに選挙結果を認める以外にない。
 メディアの選挙報道は、極端に少なかった。新聞は消費税値上げを据え置かれることになった故にかほとんど選挙区情報を伝えない。直前にジャニー喜多川社長の死、京都アニメ―ション放火殺人事件、吉本興業の内紛など選挙より人々の関心をひく事件が続いた。 
 野党の共闘ももう一つすっきりしない。どうにか東北を中心に一人区10県で勝利したが、二人区では競闘した。もと民主党系の松下政経塾の、とくに現都知事と組んで新党を作った張本人らは排除すべきだし、いまだ有権者の間にアレルギーの強い党とも共闘すべきでない。
 何といっても後の祭り。すなおに選挙結果を認めるべきだろう。そんな中で私をびっくりさせたのはれいわ新選組だ。山本太郎は小沢一郎と組んだ時から注目はしていたが、新党名が気に入らなかった。年号と新選組とを合わせるアナクロニズムが超オールドタイマーの私にはなんじゃこりゃという思いにさせた。これがアナクロではなく、改革の実行組だったのだ。
 テレビは開票速報の最初かられいわ2人当選、山本太郎は落選と報じた。私は比例代表の特定枠ということを知らなかった。だからどんな人が特定枠に入っているのかも知らなかった。特定枠の2人は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の船後端彦氏(65)と重度障害者の木村英子さん。山本太郎は個人名票が99万2千票だったが3位に食い込めなかった。どんなにかがっくりしたかと思ったが、そんなことは最初から計算済み。れいわが、社会の少数者にどれほど本気にあたたかい手をさしのべているかを知らしめただけで今後の政治行動にどれほど大きな影響を及ぼすことか。山本は当然次の衆院選には社会的弱者や若者たちを結集して自民党に立ち向かう。
 れいわの一撃は旧弊の固まりのようだった国会をいや応なく改革させることになった。議場をはじめ国会全体に車椅子が自由に通れるように階段や段差のバリアフリー化をしなければならず、医療、介護業界も緊張せざるを得なくなる。国会や政府自体がいや応なく社会的弱者、少数者に目くばりをしないわけにはいかない。山本太郎は誰一人考えつかなかったことをやったのだ。いくら賞賛してもしきれないのではないか。
 おりしも7月26日は相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が元職員に殺された事件から3年になる記念日だった。犯人の元職員はいまだに「障害者には生きる価値がない」といっているそうだが、れいわ新選組にも同じことをいうのだろうか。

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