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地球千鳥足 №124 [雑木林の四季]

鳥の声で目覚めパトカーが同乗させてくれた高地の国~キルギス共和国~
 
          グローバル教育者・小川地球村塾塾長  小川彩子


「日本人?どうぞ!」とパトカーが乗せてくれた!

 キルギス共和国の首都、ビシュケクは万年雪を頂いたアラ・トーの山々が見える、高地で美しい街だ。着いた翌日はVictory Dayだった。イヴェントに満ちた楽しいお祭りと聞き、タクシーは外で拾う方が安いと言われてホテル前で立っていたら、通りかかったパトカーが、「日本人?お祭りに行くの?どうぞ乗って!」と親切にも同乗させ、会場へ送って頂けた。手作りのカードをお礼に差し上げたが、幸先が良い旅、得難い体験を感謝した。Victory Day会場では様々なイヴェントがあったが、若い人のバンド演奏が多く、あまりの混雑で早々に引き揚げた。帰路の道端の風景は懐かしさひとしおだった。出店が風船や塗り絵など、筆者の子どもの頃のお祭りの出店と同じものを売っていたのだ!キルギス人の方がカザフスタン人よりも日本人に一層酷似しており、つい、「あら、おばちゃん!」「佳子さん?」などと声をかけてしまったが、言葉は通じなくとも皆さん、優しい笑顔を返してくれた。

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「日本人?どうぞ!」とお祭り会場まで乗せてくれたパトカー

グランドバザールのお店は貨物列車だった
 スーパーを寄せ集めた市場でアメリカのモールに該当しようが、貨物列車に似た箱型の建物が続き、何が何処にあるか判らず狭い路地を歩かされる。異文化ショッピングが好きな人は楽しかろう。値段も安価と思ったら間違いだ。「エイ、ヤッ!」っと、決断して買うしかないが、日本より高価な買い物をしてしまった。食事処を見つけてほっと一休みした。

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Victory Dayのお祭り会場
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お祭り会場近くの道端の出店

天井に寝姿が映る三ツ星ホテル 
 キルギスの商店街のはずれ、不便な場所にあるマイ・ホテルに泊まった。朝食付きで$60、ロシアから1未亡人シニアが10日間滞在予定で宿泊していた。部屋の天井には厚いビニールが張られ、鏡のように客の寝姿が映る。小規模なりに設備は完璧でガウンもある新しいホテルだが、裏側の民家はスレート屋根の継ぎ合わせで、電線、電話線、TVアンテナ、煙突と賑やかな風景、近くの火力発電所の長い煙突から色の異なる煙が吐き出され、ホテルまで届きそうな勢いだ。路地から出てガタガタに壊れた歩道を5分も歩いたらイスラム系の食事処が3軒あり、酒類はないが食事にはありつけた。先ず先ずの味だった。

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天井に写った寝床

アラ・アルチャ自然公園では雪山に向ってハイキング

 キルギスの首都ビシュケクから30㎞のところにある、上高地を大きくしたような自然公園へ行った。公園入口が海抜1300m、車で行けるのは入口から13㎞の場所まで。登山者の拠点で宿泊施設もある。海抜は2000mぐらいか。運転手を待たせて1時間強、夫は雪山を見上げながら渓谷沿いをアラ・アルチャ川とアク・サイ川の出会うところまで登山を楽しんだ。筆者はその半分辺りで、革靴でハイキングをしているアホな夫を待った。素敵な石に腰かけて。夫は戻ってきて、「高度のせいか吐く息がはずんだ!」と。下山時、同族に見える登山客たちに「こんにちは!」と呼びかけてみたが返事は返ってこず、ただ1人だけ返事してくれたのは中国から来た若者だった。ウズベキスタンでは国中で出会う人たちから「こんにちは!」を浴びたものだが。国交史の違い?山で挨拶する風習が無いのかな?

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夫はあの白い山を目指してハイキングへ、筆者はこの石に座って待った!

祖先に遭えた旅だった!
 旧ソ連邦から独立した国を歴訪して10か国目だ。キルギスはスタンの呼び名が付く国の中でもノスタルジアに浸れる国だ。この国の旅で嬉しかったことは、日本人の祖先に遭った?ことだ。「おじいちゃん!」、「おばさま!」とつい呼びたくなるほど日本人によく似た表情の人々に会い、ひとしお親近感を感じたが、彼らのお顔は永遠に懐かしい。

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