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じゃがいもころんだⅡ №11 [文芸美術の森]

ネクタイ事情

             エッセイスト  中村一枝

 最近は経済事情もいいのだろうけど、テレビに出演している男の人のネクタイが年々上等になり、趣味も上昇していて見ていて楽しい。わたしは若い頃からネクタイを買うのが好きだった。好きと行っても、あげる相手は父か夫くらいしか居なかったけれど、一人で銀座の裏通りの男性用の洒落た洋品店をのぞて歩いた。以前はともかく、最近は政治家たちもなにかとみなりにきをくばつているらしく、えっ、と思うようなしやれたネクタイを締めてるのを見ることがある。ネクタイがいくらお洒落でもなかみが全くダサいのも多いから当てにはならない。
 最近は全くひとにネクタイとなどあげたことはないからわからないが、いまは随分たかいのだろうとおもつたりもする。。男性にとつて唯一の見せどころなのだから値を張り込んで当然だろうと思う。事実ネクタイの質感はつけている人間の質感に相当するのだ。最近は全体にラフな格好の人が増えているが、それでも良い男を探す楽しみはまた別である。ネクタイの長さ、結び目の見映え、誰が考えたのだろう。大抵の男に似合う、それもおかしい。クールビズのというのも最初は誰もが身につかず、借り物の感があったが、最近は地方のお役所などでもう当たり前という感じである。みんなが着ているとそれなりに身に沿ってくるから不思議である。
 昨日、安倍さんが訪問したイランの大統領はいっぱい着こんでいたが、あの下の方はどうなっているのか気になった。ステテコ一枚ということもあるのかなと思うとおかしい。あちこちで起きているさまざまの紛争、みんなが下着で戦ったらと思うとおかしい。殺伐な戦いにはならないだろうに。戦いというものか人間が生きている以上必ず起きるものだとしたらなんとか戦いが起きにくいの事を、誰か、考え付かないのか、戦いは下着に限ると。全く人間がどうしてもこうも戦うものなら、戦いにこういう掟を作ったらなどおばあさんはバカな事を考えたりした。戦争は何物も生み出さず、ただお互いに憎しみだけが増幅するものだと分かっているのに。人は分かっていても前に進みたいのだろうか。
 そんな呑気な事を思っている最中に、ホルムズ海峡で日本のタンカーが攻撃を受けた。安倍さんがイラん訪問中を狙ったのかどうか判らないが、いくら遠く離れていても気持ちのいい話ではない。これまでの戦争を見てもまったく偶発的な事件がきっかけで戦争が起きている。世界の指導者の中にはいろいろの考え方もあるのだろうからなんとも言えないが、なんの関わりもない普通の人たちの気持ちを感じ取ってほしいとつくづく思う。無駄な遠吠えと思いたくない。


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