草木塔 №40 [ことだま五七五]
或る若い友 6
俳人 種田山頭火
月がうらへまはつても木かげ
枯れたすすきに日の照れば誰か来さうな
何もかも雑炊としてあたたかく
何もかも雑炊としてあたたかく
蓑虫もしづくする春が来たぞな
病みほほけて信濃より帰庵/
草や木や生きて戻つて茂つてゐる
『草木塔』 青空文庫
2019-05-12 21:52
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