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ミツバチからのメッセージ №6 [ふるさと立川・多摩・武蔵]

対馬のニホンミツバチ

       造園家・ミツバチ保護活動家  御園 孝

 2014年5月に対馬を訪れて、まず最初に驚いたことはニホンミツバチがいないという事でした。対馬養蜂部会の副会長の上野氏にはなしをきいたところ、「数年前からの現象なのですが、元気だったニホンミツバチが、夏以降元気が無くなり大量の幼虫を巣箱の外に引きずり出すようになった。これは農薬を撒いた時に良く起こる現象ですが子出し病と呼ばれています。ウイルスにより幼虫が死んでしまい、ミツバチが巣から引っ張り出し外に捨てるサックブルードという病気もあります。
  下島の白嶽のふもと辺りに広がる水田地帯付近が全滅だ。下島と上島の間の犬吠辺りは元気にしている。ツマアカスズメバチの影響なら下島は元気なはずだ」と声を荒げていました。下島と上島のつなぎ目付近はリアス式海岸と深い照葉樹林が続いていて、畑や田んぼが全くありません。
 農協に確認したところ、そのころ全国で使用されるようになっていたネオニコチノイド系農薬が、斑点米対策として対馬でも夏の出穂時のカメムシ駆除用に撒かれていました。蜂友のキムデリムさんは韓国でトウヨウミツバチ(ニホンミツバチの親戚)を1000群飼っていたのですが、同じ現象であっという間に150群になってしまい、どうにか克服して群れを増やしているところでした。さっそく彼を呼び状況を見てもらい、対策を立ててもらいました。
 しかし翌年にはニホンミツバチは全滅したようだと連絡が入りました。そしてその2年後には森の奥で生き延びていた群れが、少しづつ復活してきたと連絡が入りました。昔の様なニホンミツバチの楽園が復活することを夢見たいと思います。

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照葉樹林は深くリアス式海岸がいりこんでいる。
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いたるところにニホンミツバチの巣箱が置かれている。

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