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草木塔 №39 [ことだま五七五]

或る若い友

                 俳人 種田山頭火

 汽車のひびきも夜明けらしい楢の葉の鳴る

 月がうらへまはつても木かげ

 枯れたすすきに日の照れば誰か来さうな

 何もかも雑炊としてあたたかく

 蓑虫もしづくする春が来たぞな

 病みほほけて信濃より帰庵

【草木塔』青空文庫

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