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草木塔 №37 [ことだま五七五]

或る若い友 3

                 俳人  種田山頭火

 雪へ足跡もがつちりとゆく

 酒をたべてゐる山は枯れてゐる

 しんみり雪ふる小鳥の愛情

 遠山の雪も別れてしまつた人も

 雪のあかるさが家いつぱいのしづけさ

 藪柑子もさびしがりやの実がぽつちり


『草木塔』青空文庫

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