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ミツバチからのメッセージ №2 [ふるさと立川・多摩・武蔵]

やはり農薬だった!

       造園家・ミツバチ保護活動家  御園 孝

 今までもミツバチ大量死は有ったのですが、新農薬ネオニコチノイドの出現により、今までとは比べようのない大量死の被害が広がってしまいました。以前と同じように撒く方法もありますが、新農薬は浸透移行性と言う性質を利用して、種子に農薬をコーティングすることで、農薬が内部に浸透し育った苗の内部が農薬で満たされ、苗をかじった虫が死ぬというものです。もちろん以前のように雨で流れることが無く、効果が持続しつづけることで、撒布回数を減らすことができ減農薬になると、もてはやされています。しかし散布回数が減るだけのことで、毒性は以前より高くなってしまいました。
 アメリカやヨーロッパなど地平線が見えるような平らで広い畑で、種子を機械撒きすると、コーティングされた農薬が粉塵になって空気中を浮遊するのですが、普通の散布とは桁外れに濃度が高いために、通りかかったミツバチが全滅したのです。その後も苗の葉先から朝露(グッティション)がにじみ出るのですが、やはり高濃度の農薬が混じっていて、それを吸ったミツバチがその場で死んでしまうのです。巣箱にはたっぷりとハチミツと生まれたばかりの飛べないミツバチと女王バチだけが残されていた。これは不思議で原因不明な現象CCDと呼び恐れおののきました。ですがミツバチを飼育している人たちは皆解っていたのです。不思議で原因不明の現象ではなく農薬のせいだと。

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岩手県盛岡では、稲の出穂頃に撒くネオニコチノイド系農薬ダントツの影響で、ミツバチが大量死した。



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