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ミツバチからのメッセージ №1 [ふるさと立川・多摩・武蔵]

有機農業を始めました

       造園業・ミツバチ保護活動家  御園 孝

 自分の食べるものは自分で作りたいと思い、自給用に有機農業を始めました。農薬や化学肥料を使わなくても米小麦野菜などが何時も問題なく収穫することができ、いつの間にか30数年が経ちました。20年ほど前私たちの田んぼの横に、友人がミツバチの巣箱を設置しました。自分もやってみたいと言うと、「セイヨウミツバチよりニホンミツバチの方がお世話いらずでおとなしいからニホンミツバチを飼うといいですよ」と教えてくれました。
 私はニホンミツバチを飼い始めると、あっという間におとなしく可愛らしいニホンミツバチの虜になったのですが、ちょうどその頃世界中で、ミツバチがいなくなったとか大量死したなどの情報を耳にするようになりました。確かに蜂友の間でもミツバチが大量死したと頻繁に連絡が入るようになってきたのです。なぜか自然豊かな森や農村地帯などで飼育しているものだけでなく、森に棲みついている野生日本ミツバチも減少してしまいました。なぜそのようなことを言えるのかと言うと、以前なら4~5月頃に森から分封(巣別れ)した群れが空の巣箱に良く入っていたのですが、サッパリはいらなくなったからです。不思議なことに自然のあまり豊かでない都下から都心へ向かうほど、なぜかニホンミツバチが多く生息しているのです。例えば井の頭公園 多磨霊園 北烏山の寺町 阿佐ヶ谷 中野 戸越銀座 芝公園 雑司ケ谷 浅草寺などですが、その理由は多くの蜂友からの情報によりすぐ理解できました。

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多くの観光客が連日来る浅草浅草寺の江戸時代に作った石塔やイチョウのうろの中に、野生のニホンミツバチが6〜8群ほど住みついています。
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岩槻のお稲荷さんに住みついた野生ニホンミツバチ
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戸越銀座のお寺の墓石には毎年新しい野生ニホンミツバチが住みつきます。
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お墓の骨瓶を入れるカロートや社が住み心地良いようです。




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後藤久幸

日本蜜蜂を飼育したくて浅草に行く度に浅草寺の境内を見てました。西洋蜜蜂を趣味で飼育してる事もあり浅草の娘からは分蜂騒ぎ有ったよ。こんなメールが来てました。一群欲しいと常に考えてました!昨年偶然手に入り3回の巣分かれ2群は自然界に一群は子捨てが有り盗蜜にあり一群で越冬しましたが失敗ですが12キロの蜂蜜を残してくれました。希望が叶うならもう一度再飼育したくお便りしました。
里親等はないのでしょうか? 北海道です。
by 後藤久幸 (2019-04-02 07:35) 

chinokigi

浅草寺境内にはニホンミツバチがいて、それをずっと観察していた野崎さんは隅田川沿いのマンションの7階に住んでいますが、ベランダに巣箱を置いていて度々分封群が入ります。
コメントをいただけると思っていなかったので、大変ありがたく思っています。
ニホンミツバチは津軽海峡を渡ることが出来ず北海道に生息していませんが、極東ロシアでは青森より数100キロも北で営巣群を発見しました。冬には零下40度になる地域でも生きることが出来るのですから感激しました。この発見までは北海道は寒すぎてニホンミツバチは飼育できないと言われていました。
後藤様盛岡の藤原養蜂場の日本在来種みつばちの会で情報を仕入れて見てはどうでしょう。

御園

by chinokigi (2019-04-06 16:01) 

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