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雑記帳2019-1-15 [代表・玲子の雑記帳]

2019-1-15

◆都市農業をめぐる環境が、いま、次ぎ次ぎにかわろうとしています。

その中のひとつが農地の流動化です。
都市農地貸借円滑化法により、農地の貸し借りがしやすくなって、新規参入を促しているのです。
あきる野市の取り組みをまなびました。

多摩の西部にあるあきる野市は、都心から40~50km圏に位置しています。
秋川と平井川の二つの川を軸として、秋川丘陵、草花丘陵に囲まれる平たん部と、奥多摩の山々に連なる山間部から形成されています。
八王子、町田、青梅に隣接し、面積は73.47平方キロ、人口80,000人、農地の面積はおよそ7%です。
特産はトウモロコシやノラボウ菜。ノラボウ菜は江戸時代から多摩全域で栽培されるようになりましたが、特にこの地の土地に合っているようで味もいいと評判です。

市では今、新規就農者を3名うけいれています。
市内農家で2年以上の研修などハードルはたかいが、入口を大きくして支援をへらすか、
入口を狭くして支援をてあつくするか、模索はつづいています。
参入は個人だけではなく、法人の参入もあり、現在3法人が就農しています。
また、定年して就農を希望する相談も増えており、新規就農者とは別枠で対応しているということです。

新規参入者2人と法人の生活クラブ生協東京の農地を見学しました。
長屋さんは就農3年目の30代の若い経営者です。
お嫁さんの実家があきる野市にあった縁で当地で就農しました。
就農時の農機具購入は市の補助があり、ネギ、ホウレンソウ、ブロッコリーを栽培しています。
葱は太さと長さがでるように土を上げるなどの工夫をしています。

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長尾さんの畑

工藤さんは就農4年目です。
トウモロコシ、葱を中心にアブラ菜など30品目を栽培していましたが、今は品目をしぼることを検討しているということです。
点在する9反の農地は市内の9軒の農家から借りています。
目指すは反収100万円。反収100万円は農家が農業だけで自立できる数字なのです。

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工藤さんのネギ畑

2軒とも近くの秋川ファーマーズセンターへ納入しています。
秋川ファーマーズセンターは平成5年、多摩で一番早くできた直売所です。当時、多摩が神奈川県から東京都に移管されて100年を記念する様々なイベントがおこなわれていましたが、都下にはまだなかった野菜の直売所は大変な評判になりました。
いまでもトウモロコシの季節には、都内各地からくる車の行列ができます。

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秋川ファーマーズセンター

生活クラブの農地は耕作放棄されていた栗畑の栗の木を伐採、伐根することから始まりました。農家出身ではない小澤農場長の案内で農場を見学しました。
作物の7~8割は固定種だということで、何故手間のかかる固定種を?という質問に、種がとれるから、味に個性があるからという答がかえってきました。
12月の食能セミナーで聞いた「F1は植物的には弱い。だから農薬の力を借りて助けてやることも必要なんだ」という話が思い出されました。すべからく純粋培養されたF1は生命力が弱いということでしょうか。

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長崎生まれの黒田五寸人参は香りが高いのが特徴
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練馬大根の地を引く大倉大根はどこを切っても同じ太さで使いやすい。おでんや煮物に。
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金町こかぶ。そのほか亀戸大根、赤玉器玉(たまねぎ)なども。

◆おせちに飽きたらこれ! 年末の講座用に作ったレシピを紹介します。

中華おこわ2.jpg※中華おこわ
◇材料(4人分)
もち米2合、水(煮汁+戻し汁+水)290cc~300cc(容量の8割)、豚肉100g(醤油大さじ1  酒大さじ1で下味をつける)、干し椎茸2枚、にんじん35g、竹の子30g、干しエビ10g(Ⅿサイズで大さじ1)、ごぼう25g 

煮汁…… 醬油 大さじ1.5  酒 大さじ2  みりん 大さじ1  砂糖 大さじ1  中華顆粒 小さじ1  八角 1 個  ごま油 小さじ1.5

◇下準備 ① もち米は洗ってザルにあげ、水切りしておく。 ② 豚肉は8mmのさいの目に切り、下味をつけておく。 ③ 干し椎茸、エビは水に戻しておく。戻し汁は使うので捨てない。 ④ にんじん、椎茸、ごぼう、竹の子は8mmのさいの目切り、 エビは大きさによって分割する (Ⅿサイズはそのまま)。 ⑤ 煮汁を合せておく。

◇作り方 ① フライパンにごま油をひき、中火で豚肉を炒め、 次に野菜、干しエビを炒め、煮汁を入れて5分ほ ど中火で炒め煮する(この時、鍋の大きさ、火加 減によって煮汁量が変化するので注意!)。 ② 炊飯器にもち米、水と戻し汁、煮汁で290cc の水分量になるように入れ、さっとかき混ぜて から、具材を広げて入れ、普通に炊く。 ③ スイッチが切れたら具材とご飯をまぜて出来上 がり。盛り付けの際に八角を取り出す。

柚子胡椒和え2.jpg※鶏むね肉と野菜の柚子胡椒和え
◇材料(4人分)
鶏むね肉 1枚(250g前後) 
下味……酒 大さじ1 塩 小さじ1/2 こしょう少々 片栗粉大さじ1 和風顆粒だし 小さじ2 柚子胡椒 小さじ1  酒 大さじ1 茹で汁又は水大さじ2
野菜は大根・人参・ねぎ・水菜・白菜など何でも             

◇作り方 ① 鶏むね肉に片栗粉をまぶし、熱湯 の中で少量ずつ茹でる。色が白く 変わって浮き上がってきたら火が 通っているので取り出す。 ② 熱いうちにタレに漬けこむ。 ③ お皿に野菜を添え、鶏むね肉を盛 りつける。残ったタレを野菜にか け、絡めていただく。

さわ煮椀2.jpg※さわ煮椀
◇材料(4人分)
豚肉50g、 大根150g、  人参100g、 生椎茸2枚、 ねぎ1/2本、  油揚げ1/2枚、塩小さじ1、醤油大さじ1、酒大さじ1、水カップ4 

◇下準備 ① 豚肉は5mm~6mm幅で細切り。 ② 大根、にんじん、しいたけは5mm~6mm幅の短冊切り、ネギは繊維に沿って細切り。 ③ 油揚げは2つに切ってから細切り。

◇作り方 ① 鍋に水カップ4・大根・人参を入れ、煮 立ったら椎茸を入れる。 ② 豚肉を入れ色が変わったら油揚げを入 れる。 ③ 調味料を入れて味見して、塩加減を調整 する。良ければねぎを加え、煮立ったら 出来上がり。


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